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比較#PLC(シーケンサー)#無料#体験版

【2026年】PLC(シーケンサー)を無料で試す方法|体験版・無償ソフト・OSS 7選と本体は別費用の注意点

PLC(シーケンサー)を無料で試す方法を整理。三菱電機・IDEC・キーエンスの体験版、PLCnext Engineer、CODESYS、OpenPLCなど公式で確認できた7種を、期間・商用利用・本体は別費用という点から比較します。

製造業のシステム選定担当者ITトレンド編集部
【2026年】PLC(シーケンサー)を無料で試す方法|体験版・無償ソフト・OSS 7選と本体は別費用の注意点

PLC(シーケンサー)の本体は有料の制御機器ですが、プログラムを作るソフトには、無料で試せる入口があります。三菱電機・IDEC・キーエンスは期間限定の体験版を公開し、フエニックス・コンタクトは開発ツールの基本版を無償で配っています。ソフトPLCの開発環境や、オープンソースのOpenPLCも候補になります。

ただし、無料になるのはソフトや選定ツールだけで、実機で動かすCPUやI/Oユニットは別費用です。この記事では、公式で確認できた無料の入口7種を、ITトレンド for 製造業編集部が整理しました。

メーカー製PLCのソフトを試すなら:三菱電機 MELSEC iQ-Rシリーズ・三菱電機 MELSEC iQ-FシリーズのGX Works3体験版、IDEC FC6A形 MICROSmartのWindLDR体験版、キーエンス KV-XシリーズのKV STUDIO体験版

無償の開発ソフトから始めるなら:フエニックス・コンタクト PLCnext ControlのPLCnext Engineer基本版、CODESYS Development System

費用をかけずに仕組みを学ぶなら:ソフトPLCのCODESYS Control Win SL(2時間のデモ)、オープンソースのOpenPLC

機種を選ぶ段階なら:Siemens SIMATIC S7-1500・Siemens SIMATIC S7-1200 G2の構成に使える無料のTIA Selection Tool

本体の費用:どの入口でも別にかかります。2026年時点の価格は、PLCの価格・見積もりの記事で整理しています。

体験版には使用期間があり、無償ソフトにも本体の購入後に使う前提のものがあります。業務で使う前に、使用許諾と期間を確認しましょう。


この記事でわかること

01

無料のPLCの種類

PLCで無料になるのは、本体ではなく、ソフトとツールです。無料の入口は、体験版、無償の開発ソフト、ソフトPLCとオープンソース、選定用の無料ツールの4つです。デモ機の貸出は、今回確認した公式ページでは見つかりませんでした。

種類

内容

費用

例

メーカーの体験版

製品版のプログラミングソフトを、期間を区切って試す

期間限定。公式ページに費用の記載がないものが多い

三菱電機 MELSEC iQ-Rシリーズと三菱電機 MELSEC iQ-FシリーズのGX Works3、IDEC FC6A形 MICROSmartのWindLDR、キーエンス KV-XシリーズのKV STUDIO

無償の開発ソフト

基本機能を無償で使える。追加機能は有償

基本版は無償。追加機能は有償

フエニックス・コンタクト PLCnext ControlのPLCnext Engineer、CODESYS Development System

ソフトPLC・オープンソース

パソコンや小型ボードをPLCとして動かす

開発環境は無償。ライセンス条件は製品ごとに異なる

CODESYS Control Win SL(2時間のデモ)、OpenPLC

選定用の無料ツール

機種やユニットの構成を組み立てる

無料

Siemens SIMATIC S7-1500・Siemens SIMATIC S7-1200 G2で使うTIA Selection Tool

体験版は期間が決まっている

三菱電機のGX Works3は、インストール後30日間、製品版と同じ機能を体験できます。IDECのWindLDRも、インストール後30日間のみ使えます。

期間が過ぎると起動できなくなるため、評価の予定を決めてからインストールしましょう。

無償ソフトは基本機能に限られる場合がある

PLCnext Engineerは、基本版が無償です。追加機能は有償のライセンスを購入します。CODESYS Development Systemは、0,00 €(付加価値税別)です。ライセンスは不要です。

どちらも、本体を買わなくてもプログラムを書き始められます。実機で動かすには、対応するCPUが必要になります。

ソフトPLCとオープンソースは自社で動かす

OpenPLCは、プログラムを実行するランタイムと編集用のエディタを公開しているオープンソースです。パソコンや小型ボードで動かせるため、PLCの仕組みを学ぶ用途に向いています。

メーカー製PLCのような保守窓口はありません。止められない設備に使う場合は、別途の検討が必要です。


02

PLCの無料版と有料版の違い

PLCの費用は、ソフトよりも、CPUやI/Oユニットなどの本体が大きな割合を占めます。無料の入口を使っても、実機の導入費用は変わりません。次の表で、無料の入口と有料の本体・ソフトの違いを確認してください。

観点

無料の入口

有料の本体・製品版ソフト

費用

ソフトの体験や基本版は無料。本体は別途購入

CPUは数万円台から。構成により上がる

使える期間

体験版は30日間など。基本版や0 €の開発ソフトは期限の記載なし

期限なしで使える

機能

体験版は製品版と同じ機能と案内するものがある。基本版は追加機能が有償

製品版のライセンスに含まれる機能

実機の運用

対応するCPUの購入後に書き込める

保守契約と長期供給の窓口がある

サポート

窓口の有無は製品ごとに異なる。OSSは公式の保守窓口がない

メーカーや販売店の窓口が付く

価格の例

三菱電機 R00CPUは¥55,000(税込・税抜の表記なし)、IDEC FC6A-C16R1AE(16点All-in-One)は67,500円

キーエンス KV-X500は350,000円(税抜)。KV STUDIO Ver.12は182,000円(税抜)

費用の中心は本体とユニット

MELSEC iQ-Rは、R00CPUが¥55,000(税込・税抜の表記なし)です。電源・ベース・I/Oユニットは別売になります。パナソニックのFP7も、電源とI/Oユニットは別売です。

ソフトを無料で試しても、実機を動かす費用の見積もりは別に必要です。内訳はPLCの価格・見積もりの記事で確認できます。

ソフトは有償と無償が混在する

キーエンスのKV STUDIO Ver.12は、182,000円(税抜)の有償ソフトです。PLCnext Engineerの基本版は無償です。同じPLCでも、開発ツールの費用は製品ごとに大きく異なります。

体験版で操作性を確認してから、製品版の費用を見積もると、比較の条件をそろえやすくなります。


03

無料のPLCソフトを選ぶときのポイント

無料のPLCソフトは、使いたいPLC本体との組み合わせで選びます。確認する項目は、使用期間、対応機種、使用許諾、入手の手続き、実機で動かす条件の5つです。

使用期間と機能制限

体験版は、期間が過ぎると使えなくなります。GX Works3とWindLDRは、どちらも30日間です。評価する内容と日程を先に決めておくと、期間を使い切れます。

WindLDRは、期間以外の機能制限はないと案内されています。KV STUDIOの体験版は、期間と機能制限が公式ページに書かれていません。

対応する機種

GX Works3体験版の対象は、MELSEC MXコントローラ、iQ-R、iQ-Fです。WindLDRの対象は、MICROSmartのFC4A・FC5A・FC6A形などです。

他社のPLCのプログラムは作れません。導入を検討している機種のソフトかどうかを、先に確認しましょう。

使用許諾と商用利用

GX Works3は、ダウンロード前にソフトウェア使用契約書への同意が必要です。体験版は評価が目的のため、本番の設備の運用に使えるかは契約書で確認してください。

オープンソースは、ライセンスの条件に従います。OpenPLC Runtime v4は、GPLv3か商用ライセンスのデュアルライセンスです。

入手に必要な手続き

三菱電機は、ダウンロード前の契約書への同意が必要です。CODESYSは、CODESYS Storeから入手する形です。

KV STUDIOの体験版は容量が大きく、分割ファイルを結合して使います。ダウンロードの時間と、社内PCの空き容量も事前に確認しましょう。

実機で動かす条件

無料のソフトだけでは、設備は動きません。CPU、電源、I/Oユニットが別に必要です。ソフトを試した結果をもとに、本体の見積もりを依頼する流れになります。

公式ページで体験版や無償ツールの記載を確認できなかった製品もあります。確認できなかった製品に、体験版がないという意味ではありません。メーカーや販売店への問い合わせが必要です。


04

【比較表】無料で使えるPLCソフト・ツール7選

無料の種類、期間、商用利用、主な制限、本体の価格を7つで並べました。上の5つは、製品ページがあるPLCの開発ソフトや関連ツールです。条件は2026年時点の公開情報に基づきます。

名称

無料の種類

期間・費用

商用利用

主な制限

本体の価格

GX Works3(MELSEC iQ-R・iQ-F)

体験版

インストール後30日間。費用の記載なし

使用契約書で確認

30日で起動不可。製品版からの更新は行われない

iQ-R R00CPU ¥55,000(税込・税抜の表記なし)。iQ-F FX5S-30MR/ES ¥49,500(税の表記なし)

WindLDR(IDEC FC6A形)

体験版

インストール後30日間。費用の記載なし

確認できなかった

同じPCへのインストールは1回のみ

FC6A-C16R1AE(16点All-in-One)67,500円(公式オンラインストアの標準価格)

KV STUDIO(キーエンス KV-X)

体験版

期間・費用の記載なし

確認できなかった

容量が大きく、分割ファイルを結合する

KV-X500 350,000円(税抜)。KV STUDIO Ver.12は182,000円(税抜)

PLCnext Engineer(PLCnext Control)

無償の基本版

期限の記載なし。基本機能は無償

確認できなかった

追加機能は有償

販売店へ問い合わせ

TIA Selection Tool(SIMATIC S7-1500・S7-1200 G2)

選定用の無料ツール

無料

確認できなかった

プログラミングソフトではない

日本語ページに価格表示なし

CODESYS Development System

無償の開発ソフト

0,00 €(付加価値税別)。ライセンス不要

許諾書で確認

技術サポートは別売。Control Win SLは2時間のデモ

対応するPLCやランタイムは別途

OpenPLC

オープンソース

開発環境・ランタイムは無償

GPLv3か商用ライセンス

公式の保守窓口なし。v3は開発終了

Raspberry Piなどの機器は別途


05

【無料版】PLCソフト・ツールおすすめ7選

製品ページがあるPLCのソフトを先に、続けてソフトPLCとオープンソースを紹介します。無料の範囲、商用利用、制限、有料版との差を、公式ページの記載で整理しました。

三菱電機 MELSEC iQ-Rシリーズ・三菱電機 MELSEC iQ-FシリーズのGX Works3体験版

  • 無料の種類:体験版(日本語版・英語版)。無償の明記は確認できなかった
  • 商用利用:ソフトウェア使用契約書で確認する
  • 向いている企業:MELSEC iQ-RやiQ-Fの導入を検討し、操作性を確かめたい企業
  • 注意点:30日を過ぎると起動できない。製品版へのバージョンアップは行われない

公式ダウンロードページは、インストール後30日間、製品版と同じ機能を体験できると案内しています。対象は、MELSEC MXコントローラ、iQ-R、iQ-Fです。

ダウンロード前に、使用契約書への同意が必要です。製品版が入っているPCでは、先に製品版をアンインストールします。体験版の後に製品版を入れるなら、体験版を先に削除してください。

編集部コメント:iQ-RとiQ-Fは、共通のGX Works3を使います。両方を比べたい場合に、1つの体験版で確認しやすい構成です。

IDEC FC6A形 MICROSmartのWindLDR体験版

  • 無料の種類:体験版(Automation Organizerに含まれるWindLDR)
  • 商用利用:確認できなかった
  • 向いている企業:小型PLCのFC6A形などを、まず小規模な装置で使いたい企業
  • 注意点:同じPCにインストールできるのは1回のみ

IDECのWindLDRは、インストール後30日間のみ使える体験版が公開されています。期間以外の機能制限はないと案内されています。対象は、MICROSmartのFC4A・FC5A・FC6A形などです。

期間後も使うには、製品版のシリアル番号とキーコードが必要です。体験版で作ったプロジェクトファイルは、製品版で編集できます。FC6A-C16R1AE(16点All-in-One)は、公式オンラインストアで67,500円です。

編集部コメント:体験版で作った資産を製品版へ引き継げる点が、評価の手間を減らします。ダウンロードリンクの先の条件は、実際の画面で確認しましょう。

キーエンス KV-XシリーズのKV STUDIO体験版

  • 無料の種類:体験版(日本語版・Global版)
  • 商用利用:確認できなかった
  • 向いている企業:KV-Xシリーズなど、EtherCAT対応のPLCを比較している企業
  • 注意点:期間と機能制限は公式ページに記載がない

キーエンスの公式ページから、KV STUDIOの体験版をダウンロードできます。容量が大きいため、分割ファイルをすべて取得し、結合して使います。

KV STUDIO Ver.12は、182,000円(税抜)の有償ソフトです。KV-X500は350,000円(税抜)で、ソフトは別に購入します。体験版の使用期間と、シミュレータの扱いは、公式ページに記載がありません。

編集部コメント:有償ソフトの価格が公開されているため、体験版の評価と見積もりを並べて検討できます。期間と制限は、導入前に問い合わせましょう。

フエニックス・コンタクト PLCnext ControlのPLCnext Engineer(基本版)

  • 無料の種類:無償の基本版。追加機能は有償
  • 商用利用:確認できなかった
  • 向いている企業:オープンな開発環境で、PLCの導入前から設計を始めたい企業
  • 注意点:ライセンスはPCまたはUSBドングルに紐づく。コントローラの価格は販売店へ問い合わせ

PLCnext Engineerの基本版は、無償でダウンロードできます。公式ヘルプは、基本機能を制限なく使え、無償のままと説明しています。

追加機能は有償で、後から購入できる仕組みです。購入後48時間以内に、チケットIDがメールで届きます。有効化には、このIDとActivation Wizardが必要です。

編集部コメント:無償の基本版で設計を進め、必要な機能だけを後から足せる構成です。有償の追加機能の範囲は、公式のライセンス設定ツールで確認しましょう。

CODESYS Development System

  • 無料の種類:無償の開発ソフト(CODESYS Storeで0,00 €、付加価値税別)
  • 商用利用:許諾書(EULA)の全文は確認できなかった
  • 向いている企業:IEC 61131-3のプログラムを、メーカーを問わず学びたい企業
  • 注意点:技術サポートは含まれず、サポートチケットを別に購入する

CODESYS Development Systemは、IEC 61131-3の開発ツールです。LD、FBD、IL、ST、SFCのエディタを備えます。CODESYS Storeには、ライセンス不要と記載されています。対象OSはWindows 10と11です。

インストールには、ソフトPLCのCODESYS Control Win SLのデモが含まれます。データシートによると、ライセンスなしで2時間動作し、その後は手動の再起動が必要です。

国内では、日立産機システム HXシリーズがCODESYS系の開発環境を採用しています。WAGO PFC300は、CODESYS V3のPLCです。

編集部コメント:パソコン上でプログラムを動かせるため、実機がない段階の学習に使えます。実機のPLCで使うには、機種ごとの対応を確認しましょう。

OpenPLC

  • 無料の種類:オープンソース(GPLv3。商用ライセンスも選べる)
  • 商用利用:GPLv3か商用ライセンス。GPLの義務を避けたい場合は商用ライセンスが必要
  • 向いている企業:PLCの仕組みを学びたい教育・研究部門や、試作の段階の開発部門
  • 注意点:v3は開発が終了している。v4は安定版の記載を確認できなかった

v3のGitHubは、保守が終了してアーカイブされ、v4へ移行するよう案内しています。v4は、IEC 61131-3のプログラムを動かすヘッドレスのランタイムです。OpenPLC Editor v4から制御し、x86_64とARMのCPUに対応します。

ライセンスは、GPLv3と商用ライセンスのデュアルライセンスです。開発元のAutonomy Logicは、機器ごとのライセンス料はないと案内しています。エンタープライズ向けのサポートは、有償の別サービスです。

編集部コメント:費用をかけずに学べる点が利点です。公式の窓口は、無償の範囲に含まれません。設備に組み込む場合は、保守の体制を先に決めましょう。

TIA Selection Tool(Siemens SIMATIC S7-1500・Siemens SIMATIC S7-1200 G2)

  • 無料の種類:選定用の無料ツール
  • 商用利用:確認できなかった
  • 向いている企業:SIMATICの構成を、実機の購入前に組み立てたい企業
  • 注意点:プログラミングソフトではない。TIA Portalの試用の可否は確認できなかった

シーメンスの日本語ページは、無料のTIA Selection Toolを紹介しています。スマートコンフィギュレーターと選択アシスタントを備えた構成ツールです。専門知識がなくても、ハードウェアを誤りなく構成できると案内しています。

TIA Portalの体験版は、今回確認したシーメンスの公式ページでは見つかりませんでした。S7-1500とS7-1200 G2は、日本語の公式製品ページに価格表示がありません。

編集部コメント:機種を選ぶ段階で役立つ無料ツールです。プログラムの試用が必要な場合は、シーメンスの窓口に確認しましょう。

PLC本体の比較はPLC(シーケンサー)のカテゴリページやPLCの比較記事もご覧ください。


06

無料で使えるPLCソフトのメリットとデメリット・注意点

無料の入口には、導入前に操作性や仕組みを確かめられる利点があります。一方で、本体の費用、使用期間、ライセンス条件には注意が必要です。製造現場の運用に即して整理します。

導入前に操作性を確かめられる

プログラミングソフトの使いやすさは、カタログでは判断しにくい項目です。体験版を使うと、画面の構成やラダーの入力方法を、購入前に確認できます。

複数のメーカーを比べるときも、同じ課題のプログラムを作ると、担当者の使い勝手を比較できます。

デメリット:本体は別費用で、無料なのはソフトだけ

無料の入口は、PLC本体の費用を下げません。CPUに加えて、電源、ベース、I/Oユニットが必要な機種もあります。

ソフトの費用だけでなく、実機の構成の総額を見積もりましょう。見積もりの考え方はPLCの価格・見積もりの記事で説明しています。

体験版は期限とインストールの制約がある

GX Works3とWindLDRの体験版は、30日で使えなくなります。WindLDRは、同じPCへのインストールが1回のみです。GX Works3は、製品版が入っているPCでは先に製品版をアンインストールします。

評価に使うPCを決め、期間内に確認する項目を絞っておきましょう。本番の開発用PCに入れる場合は、特に注意が必要です。

オープンソースは保守と商用ライセンスを自社で判断する

OpenPLCには、メーカー製PLCのような保守窓口がありません。v3は開発が終了しているため、新しく使うならv4の状況を確認する必要があります。

商用で組み込む場合は、GPLv3の義務を確認し、必要に応じて商用ライセンスを検討します。止められない設備での利用は、慎重に判断しましょう。


07

無料のPLCソフトから有料版に切り替える目安

無料の体験版や基本版は、評価と学習には十分な場面が多くあります。実機を動かす段階や、複数の機種を比べる段階になったら、本体と製品版ソフトの検討に移ります。次の表で目安を確認しましょう。

観点

無料の入口で足りるケース

有料の本体・製品版を検討するケース

目的

操作性の確認、プログラミングの学習

実機の制御や、設備への組み込み

期間

30日以内に評価が終わる

体験版の期限を超えて開発を続ける

機能

基本機能で足りる

追加機能やシミュレーションなど、有償の機能が必要

体制

担当者が個人で試す

社内で共有し、サポート窓口と保守部品が必要

切り替えのサイン

  • 体験版の30日を超えて、同じプログラムの開発を続けたくなった
  • 評価したソフトの機種で、実機の見積もりを取りたくなった
  • 設備に組み込み、長期供給と保守の窓口が必要になった
  • 複数の機種を同じ条件で比べ、候補を絞りたくなった
  • オープンソースの保守に、社内の人員を割けなくなった

次に読む記事と製品ページ

本体の費用の内訳は、PLCの価格・見積もりの記事で確認できます。製品の比較はPLCの比較記事、選び方はPLCの選び方の記事にまとめました。

基本の用語はPLCとは何かを解説した記事をご覧ください。メーカーごとの違いはPLCメーカーの特徴をまとめた記事にまとめました。

体験版や無償ツールを確認した製品は、各製品ページで仕様を比べられます。

全体はPLC(シーケンサー)のカテゴリページをご覧ください。


08

無料のPLCに関してよくある質問

無料のPLCについて、導入前によく寄せられる疑問をまとめました。体験版の期間、商用利用、実機の要否を中心に確認できます。

PLC(シーケンサー)は無料で使えますか?

PLC本体は有料の制御機器です。無料になるのは、プログラミングソフトの体験版や無償の基本版、オープンソースなどです。

三菱電機とIDECの体験版は30日間、PLCnext Engineerの基本版は無償で使えます。実機で動かすCPUやユニットは別費用になります。

PLCのプログラミングソフトは無料で試せますか?

メーカーによって異なります。体験版があるのは、三菱電機、IDEC、キーエンスの各ソフトです。

期間は、三菱電機とIDECが30日間です。キーエンスは、公式ページに期間の記載がありません。

体験版や無償ソフトは業務で使ってよいですか?

使用許諾によって異なります。体験版は評価が目的で、期間も限られます。

GX Works3は、ダウンロード前に使用契約書への同意が必要です。商用利用の可否は各社の許諾書で確認し、不明な点はメーカーや販売店に問い合わせてください。

実機がなくても、PLCのプログラムを試せますか?

製品によっては試せます。CODESYS Development Systemには、ソフトPLCのデモが付属します。

2時間は、ライセンスなしで動作する仕様です。OpenPLCは、パソコンや小型ボードでも動かせます。実機に書き込むには、対応するCPUが必要になります。


09

まとめ

PLCの無料は、本体ではなく、ソフトとツールの無料です。三菱電機とIDECは30日間の体験版を公開し、フエニックス・コンタクトは基本版を無償で配っています。CODESYSの開発ソフトは0,00 €で、OpenPLCは費用をかけずに学べます。ただし、CPUやI/Oユニットは別費用です。体験版には期間があり、商用利用の条件はメーカーごとに異なります。最初に確認したいのは、使いたい本体に対応するソフトがあるかどうかです。評価のあとは、本体の費用を確認しましょう。詳しくはPLCの価格・見積もりの記事とPLC(シーケンサー)のカテゴリページをご覧ください。

PLC(シーケンサー)比較表

ロゴ製品名ベンダー価格モデル特徴
IDEC FC6A形 MICROSmart ロゴ
IDEC FC6A形 MICROSmartIDEC株式会社オンプレミスPush-in端子の小型PLC詳細を見る
キーエンス KV-Xシリーズ ロゴ
キーエンス KV-Xシリーズ株式会社キーエンスオンプレミスEtherCAT・モーション内蔵の新世代PLC詳細を見る
パナソニック FP7シリーズ ロゴ
パナソニック FP7シリーズパナソニック インダストリー株式会社オンプレミス通信とロギングを強化したモジュール型PLC詳細を見る
三菱電機 MELSEC iQ-Fシリーズ ロゴ
三菱電機 MELSEC iQ-Fシリーズ三菱電機株式会社オンプレミスEthernet・位置決め内蔵の小型PLC詳細を見る
富士電機 MICREX-SXシリーズ ロゴ
富士電機 MICREX-SXシリーズ富士電機株式会社要見積もり最大8CPU・二重化まで組める国産PLC詳細を見る
三菱電機 MELSEC iQ-Rシリーズ ロゴ
三菱電機 MELSEC iQ-Rシリーズ三菱電機株式会社オンプレミスプロセス・安全CPUもそろうPLC詳細を見る
オムロン NX502シリーズ ロゴ
オムロン NX502シリーズオムロン株式会社要見積もり制御・安全・データ収集を1台に統合する上位CPU詳細を見る
Siemens SIMATIC S7-1500 ロゴ
Siemens SIMATIC S7-1500シーメンス株式会社要見積もりTIA Portalで設計から診断まで扱うコントローラ詳細を見る
Siemens SIMATIC S7-1200 G2 ロゴ
Siemens SIMATIC S7-1200 G2シーメンス株式会社要見積もり性能と安全機能を高めたベーシックコントローラ詳細を見る
オムロン NX1Pシリーズ ロゴ
オムロン NX1Pシリーズオムロン株式会社要見積もりI/Oとモーション制御内蔵の一体型CPU詳細を見る
横河電機 FA-M3Vシリーズ ロゴ
横河電機 FA-M3Vシリーズ横河電機株式会社要見積もりラダー100Kステップを1msで処理する高速PLC詳細を見る
フエニックス・コンタクト PLCnext Control ロゴ
フエニックス・コンタクト PLCnext Controlフエニックス・コンタクト株式会社要見積もり高級言語も動くIEC 62443認証PLC詳細を見る
シュナイダーエレクトリック Modicon M262 ロゴ
シュナイダーエレクトリック Modicon M262シュナイダーエレクトリック株式会社要見積もりクラウド直結のIIoTコントローラ詳細を見る
日立産機システム HXシリーズ ロゴ
日立産機システム HXシリーズ株式会社日立産機システム要見積もりIEC 5言語とC言語を動かすモジュールPLC詳細を見る
ジェイテクト TOYOPUC-Nano 10GX ロゴ
ジェイテクト TOYOPUC-Nano 10GX株式会社ジェイテクト要見積もりEtherCAT・OPC UA対応のTOYOPUC詳細を見る
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WAGO PFC300ワゴジャパン株式会社要見積もり64ビットCPUと2GB RAM、Linux・Dockerで動くCODESYS V3のPLC詳細を見る
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Allen-Bradley ControlLogix 5590ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社要見積もりSIL 2の安全機能を全機種に持つ新製品詳細を見る
東芝 ユニファイドコントローラ nvシリーズ ロゴ
東芝 ユニファイドコントローラ nvシリーズ株式会社東芝要見積もり計装と電気制御を統合詳細を見る
デルタ電子 ASシリーズ ロゴ
デルタ電子 ASシリーズデルタ電子株式会社要見積もり40kステップ/msのコンパクト・モジュラー型PLC詳細を見る
B&R X20システム ロゴ
B&R X20システムB&R Industrial Automation GmbH要見積もりスライス型I/OとCPUを一体で構成するPLC詳細を見る

よくある質問

QPLC(シーケンサー)は無料で使えますか?
A

PLC本体は有料の制御機器です。無料になるのは、プログラミングソフトの体験版や無償の基本版、オープンソースなどです。三菱電機とIDECの体験版は30日間、PLCnext Engineerの基本版は無償で使えます。実機で動かすCPUやユニットは別費用になります。

QPLCのプログラミングソフトは無料で試せますか?
A

メーカーによって異なります。体験版があるのは、三菱電機、IDEC、キーエンスの各ソフトです。期間は、三菱電機とIDECが30日間です。キーエンスは、公式ページに期間の記載がありません。

Q体験版や無償ソフトは業務で使ってよいですか?
A

使用許諾によって異なります。体験版は評価が目的で、期間も限られます。GX Works3は、ダウンロード前に使用契約書への同意が必要です。商用利用の可否は各社の許諾書で確認し、不明な点はメーカーや販売店に問い合わせてください。

Q実機がなくても、PLCのプログラムを試せますか?
A

製品によっては試せます。CODESYS Development Systemには、ソフトPLCのデモが付属します。2時間は、ライセンスなしで動作する仕様です。OpenPLCは、パソコンや小型ボードでも動かせます。実機に書き込むには、対応するCPUが必要になります。

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