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比較#HILS#無料#Virtual HIL

【2026年】HILSを無料で試す方法おすすめ6選|装置は別費用・使えるツールと条件を解説

HILS(ハードウェアインザループシミュレーション)を無料で試す入口を6件で整理。Typhoon HILのVirtual HILとTyphoonSim、Simulink Real-Timeの無料評価版、OpenModelicaなどの条件と、装置は別費用という注意点を比較します。

製造業のシステム選定担当者ITトレンド編集部
【2026年】HILSを無料で試す方法おすすめ6選|装置は別費用・使えるツールと条件を解説

HILS(ハードウェアインザループシミュレーション)の装置の多くは、公式サイトに価格の掲載がなく、問い合わせで見積もりを取る製品です。そのため「無料で使いたい」と考えても、装置そのものが無料になることは、確認できた範囲ではありませんでした。一方で、入口には無料で使えるソフトや評価の窓口があります。

この記事では、2026年11月6日時点で公式に確認できた無料の入口6件を、ITトレンド for 製造業編集部が整理しました。無料になるのはソフト、体験デモ、評価の申し込み、学生向けの提供です。装置本体と保守は、別に費用がかかります。

実機なしで操作を試すなら:Typhoon HILのVirtual HILが候補です。無償のライセンスで、HIL装置なしにHIL用のソフトを非リアルタイムで動かせます。

電力変換器やモータの設計を先に進めるなら:TyphoonSimが候補です。学術機関は無償で、企業は無料トライアルを申し込めます。

リアルタイム試験ソフトを評価するなら:Simulink Real-Timeの無料評価版を申し込めます。申し込みはフォームで受け付けています。

モデルを自社で作るなら:フリーのオープンソースのOpenModelicaが候補です。HILの実行環境ではなく、モデルを作る側のツールです。

実機の導入を考えるなら:HILSのカテゴリページで、装置の仕様と見積もり方法を確認してください。

無料の入口は、実機の導入前に動作と条件を確かめる手段です。実機のリアルタイム試験は、装置の費用を前提に計画しましょう。


この記事でわかること

01

無料のHILSの種類

HILSで無料になるのは、装置ではなく、ソフトと入口です。公式で確認できた範囲では、無料の入口は6つに整理できます。種類は、次の表のとおりです。

種類

内容

費用

例

無償のソフトエミュレータ

HIL装置なしで、HIL用のソフトとモデルを非リアルタイムで動かす

Virtual HILのライセンスは無償

Typhoon HILのVirtual HIL

オフラインのシミュレータ

PC上で電力変換器やモータのモデルを動かし、同じモデルを実機のHILへ移せる

学術機関は無償。企業は無料トライアルのあと購入

TyphoonSim

評価版の申し込み

リアルタイム試験ソフトを評価するため、フォームから申し込む

無料評価版。期間と条件は申込ページに記載なし

Simulink Real-Time

オンラインデモ

サンプル構成を使い、試験ソフトの機能を確かめる

ページに料金の記載なし

Vector CANoeのオンラインデモ

オープンソース

モデリングとシミュレーションの環境を、ソースコードごと公開している

フリーソフトとして配布

OpenModelica

学生向けの提供

非営利の学生チームに、車両シミュレーションのライセンスを提供する

無償(1年間)

IPG AutomotiveのFormula CarMaker

無料になるのはソフトと入口だけ

Typhoon HILは、HIL用のソフトをフリーミアムとして配布しています。Virtual HILのライセンスは無償で、登録するとメールで有効化キーが届きます。

一方で、実機のHIL装置は有料の製品です。ソフトが無料でも、装置を使ったリアルタイム試験の費用は別に必要になります。

リアルタイム実行には装置が要る

HILSの特徴は、実際の制御装置をつないで、リアルタイムに試験できることです。Typhoon HILの公式ページでは、リアルタイムの実行にHIL装置が必要と案内されています。

無料のソフトエミュレータは、非リアルタイムで動作を確かめる用途です。ECUなどの実物をつないだ試験は、装置を導入してから行います。

対象者が限られる無料もある

TyphoonSimの無償ライセンスは、教授、学生、研究機関が対象です。企業は、無料トライアルを申し込む形になります。

Formula CarMakerは、非営利の学生レーシングチームだけが登録できます。企業の業務では使えないため、対象を先に確認しましょう。


02

HILSの無料版と有料版の違い

無料の入口と有料の装置は、役割が違います。無料の入口はモデルとテストの準備に使い、有料の装置は実機をつないだ試験に使います。次の表で、観点ごとに違いを確認してください。

観点

無料の入口

有料のHILS装置・ソフト

実行方式

Virtual HILは非リアルタイムで実行する

装置がリアルタイムでモデルを実行する

実機との接続

HIL装置なしで使う。実機の入出力は扱わない

ECUや制御基板などの入出力を、装置につないで試験する

費用

Virtual HILのライセンスは無償。評価版や学生向けは条件付き

多くの装置が、公式に価格の掲載なし(問い合わせ)

モデルの扱い

Virtual HILでは、実機向けに作ったモデルを修正せずに動かせる

モデルの規模や入出力の数は、装置の構成に依存する

サポート

評価の申し込み後は、提供元の担当者から連絡が入る場合がある

保守や校正のサービスが、別にある製品もある

商用利用

公式ページで確認できたものだけが対象。多くは確認できなかった

購入した製品として、契約に従って業務に使う

モデルの準備は無料の入口で進められる

Virtual HILでは、実機向けのモデルを非リアルタイムで動かせます。装置の導入前に、動作確認を進められる点が利点です。

TyphoonSimでは、同じモデルを実機のHILへ移せると案内されています。モデルを作り直す手間が減るため、装置の導入後の立ち上げを早められます。

費用と保守は装置側にかかる

実機のHILS装置は、公式サイトに価格の掲載がない製品が多くあります。構成は要件に合わせて組むため、見積もりが必要です。

導入後は、保守や校正の費用もかかる点に注意が必要です。内訳は、HILSの価格・見積もりの記事で整理しています。


03

無料のHILSを選ぶときのポイント

無料のHILSの入口は、目的に合うものを選ぶことが大切です。確認する項目は、目的、商用利用と対象者、実機へのつなぎやすさ、申し込みの条件の4つです。

試したい目的を決める

目的は、モデルの作成、非リアルタイムでの動作確認、リアルタイム試験ソフトの評価の3つに分けられます。作成にはOpenModelicaとTyphoonSim、確認にはVirtual HILが候補です。

リアルタイム環境の評価には、Simulink Real-Timeの無料評価版のような窓口を使います。目的が決まると、申し込む先が絞り込みやすくなります。

商用利用と対象者を確認する

TyphoonSimの無償ライセンスは学術機関向けで、企業は無料トライアルになります。Formula CarMakerは、非営利の学生チームだけが対象です。

Virtual HILの公式ページには、商用利用の記載を確認できませんでした。業務で使う前に、ライセンスの条件を提供元に確認しましょう。

実機へつなぎやすいかを見る

将来、実機のHILを導入するなら、同じモデルを移せるかが重要です。TyphoonSimは、実機のテストへ同じモデルを移せると案内されています。

OMSimulatorはFMIに対応した環境です。使う装置が対応する形式も、先に確認してください。

申し込みで求められる情報を知る

Virtual HILは、登録後にメールで有効化キーが届く形です。Simulink Real-Timeの評価版では、勤務先や部署などの入力が求められます。

入力した連絡先には、担当者から連絡が入ることを想定しましょう。MathWorksのページは、通常1営業日以内の連絡と案内しています。社内の情報管理のルールを確認してから申し込みましょう。


04

【比較表】無料で使えるHILSの入口6選

無料の種類、対象と条件、商用利用、主な制限、装置の価格を6件で並べました。上の4件は製品ページがある製品に関わるもので、下の2件は製品ページがないツールです。条件は2026年11月6日時点の公式情報に基づきます。

製品名

無料の種類

対象・条件

商用利用

主な制限

HIL装置の価格

Simulink Real-Time

無料評価版

申し込みフォームから。期間と条件は申込ページに記載なし

確認できなかった

リアルタイム実行にはSpeedgoatなどのハードが別に必要(製品マスタ)

公式の価格ページに単体価格の表示なし

Typhoon HILのVirtual HIL(Typhoon HIL HIL404・HIL506・HIL606の実機とあわせて検討)

無償ライセンス

登録するとメールで有効化キーが届く

確認できなかった

非リアルタイムのみ。リアルタイムにはHIL装置が必要

公式サイトに価格の掲載なし

TyphoonSim(Typhoon HIL)

学術機関は無償。企業は無料トライアル

大学のメールアドレスで申し込む(学術)。企業はフォームで申し込む

トライアルは購入前の評価として案内

企業のトライアル期間は記載なし

公式サイトに価格の掲載なし

Vector CANoeのオンラインデモ(Vector VT Systemと組み合わせて使う)

オンラインデモ

サンプル構成でCANoeの機能を確かめる

確認できなかった

ダウンロード版の無償提供は確認できなかった

公式サイトに価格の掲載なし

IPG AutomotiveのFormula CarMaker(IPG Automotive Xpack Real-time Systemの開発元)

無償(1年間)

非営利の学生レーシングチームのみ

非営利のチーム活動に限る

1台のPCのみ。第三者への提供は不可

公式サイトに価格の掲載なし

OpenModelica

オープンソース

公式サイトからダウンロードする

商用・非商用の利用を公式が案内

HILのリアルタイム実行は確認できなかった

なし(フリーソフト)


05

【無料版】HILSの無料の入口おすすめ6選

ここでは、製品ページがある製品に関わる入口を先に紹介します。最後に、製品ページがないオープンソースを紹介します。各項目の冒頭に、無料の種類、商用利用、向いている企業、注意点、公式URLをまとめました。

Simulink Real-Time

  • 無料の種類:無料評価版(申し込みフォームから)
  • 商用利用:確認できなかった(申込ページに期間・条件の記載なし)
  • 向いている企業:MATLABとSimulinkのモデルを、リアルタイムで動かして評価したい企業
  • 注意点:評価に必要なハードは、担当者へ確認する
  • 公式URL:https://jp.mathworks.com/products/simulink-real-time.html

マスワークス合同会社の公式ページには、「無料評価版を申し込む」のボタンがあります。申込ページには、職場のメールアドレスや会社名などの入力欄がありました。

評価版の期間と条件は、申込ページに記載がありませんでした。Speedgoatのシステムは、このソフト向けに設計されたと案内されています。連絡は、通常1営業日以内に担当者から入る形です。

編集部コメント:評価の申し込みは、実機を買う前にリアルタイム試験の流れを確かめる手段です。評価に何が含まれるかは、連絡の際に確認しましょう。

Typhoon HIL Virtual HIL

  • 無料の種類:Virtual HILの無償ライセンス(Control Centerを含むフリーミアムのソフト)
  • 商用利用:確認できなかった(ダウンロードページとVirtual HILのページに記載なし)
  • 向いている企業:HIL装置の導入前に、モデルとテストの準備を進めたい企業
  • 注意点:非リアルタイムのみ。リアルタイム実行にはHIL装置が必要
  • 公式URL:https://www.typhoon-hil.com/products/virtual-hil-device/

Typhoon HILは、HIL用のソフトをフリーミアムとして配布しています。Virtual HILのライセンスは無償です。登録すると、メールで有効化キーが届きます。

実機向けに作ったモデルを、修正せずに非リアルタイムで動かせると案内されています。実機は、Typhoon HIL HIL404、HIL506、HIL606をご覧ください。

編集部コメント:装置なしでHILのソフトを試せる点が特徴です。Virtual HILの利用条件の全文は、ダウンロード前に提供元で確認しましょう。

TyphoonSim(Typhoon HIL)

  • 無料の種類:学術機関は無償ライセンス。企業は無料トライアル
  • 商用利用:企業は購入前の評価として案内されている。トライアル期間は記載なし
  • 向いている企業:電力変換器やモータ駆動の制御設計を、PC上で先に進めたい企業
  • 注意点:企業の無料トライアルは、購入前の評価として案内されている
  • 公式URL:https://www.typhoon-hil.com/products/software/typhoonsim/

TyphoonSimは、標準的なPC上でオフラインで動くシミュレータです。電力変換器やモータ駆動に向けた可変ステップの計算を持つ点が特徴です。Pythonによるテストの自動化にも対応します。

教授、学生、研究機関には、機能が制限されない無償ライセンスが案内されています。企業は申込フォームから連絡し、ライセンスキーを受け取る流れです。

編集部コメント:一つのモデルを、オフラインから実機のHILテストまで引き継げる点が利点です。企業は、トライアル期間を申し込み時に確認しましょう。

Vector CANoeのオンラインデモ

  • 無料の種類:オンラインデモ(サンプル構成を確認できる)。CANoe.SOVD評価パッケージは別の用途
  • 商用利用:確認できなかった
  • 向いている企業:Vector VT Systemを使ったECU試験の自動化を、導入前に調べたい企業
  • 注意点:ダウンロード版の無償提供は確認できなかった。デモはHIL装置を動かすものではない
  • 公式URL:https://www.vector.com/jp/ja/products/products-a-z/software/canoe/

ベクター・ジャパン株式会社のCANoeのページには、「CANoeを体験する」の項目があります。サンプル構成を使って、CANoeの機能と活用方法を確認できると案内されています。

VT Systemは、CANoeと組み合わせて使うHILテストシステムです。同ページには、SOVDを無償でテストできる評価パッケージもあります。ただし、HILの試験とは目的が異なります。

編集部コメント:装置を買わずに、試験ソフトの画面と機能を確かめられる点が特徴です。実機の動作確認は、問い合わせで条件を確認しましょう。

IPG AutomotiveのFormula CarMaker

  • 無料の種類:Formula CarMakerプログラム(学生レーシングチーム向けの無償ライセンス)
  • 商用利用:不可。非営利の学生レーシングチームだけが登録できる
  • 向いている企業:企業には向かない。学生チームの車両シミュレーションの学習に使う
  • 注意点:ライセンスは1年間。1台のPCのみで、第三者への提供は不可
  • 公式URL:https://www.ipg-automotive.com/jp/company/our-partners/investing-in-education/formula-carmaker-programm

非営利の学生レーシングチームには、CarMakerのライセンスが無償で提供されます。技術サポートも含まれる点が特徴です。対象製品には、CarMaker Officeなどがあります。

ライセンスは1年間です。期間後は、ソフトを起動できなくなります。ソフトは商用製品で、シェアウェアでもフリーウェアでもないと明記されています。

編集部コメント:車両シミュレーションを無償で学べる制度です。Xpack Real-time Systemは、この制度の説明に含まれていません。

OpenModelica

  • 無料の種類:オープンソースのモデリング・シミュレーション環境(フリーソフト)
  • 商用利用:公式のコンソーシアムのページは、商用・非商用の利用が可能と案内している
  • 向いている企業:制御対象のモデルを、自社で作り込みたい企業
  • 注意点:HILの実行環境ではない。リアルタイム実行の記載は確認できなかった
  • 公式URL:https://openmodelica.org/

OpenModelicaは、産業と学術の用途を想定した、Modelicaベースのモデリング環境です。開発は、非営利団体のOpen Source Modelica Consortiumが支えています。

入手形式は、Windows、Linux、Mac、Docker、仮想マシンです。OMSimulatorは、FMIとSSPに対応した連成シミュレーションの環境と説明されています。

編集部コメント:費用をかけずにモデルの検討を始められる点が特徴です。ライセンス名はページ内で表記が揺れているため、全文を確認してから使いましょう。

公式ページで無料の入口を確認できなかった製品

dSPACE SCALEXIOの製品ページに、評価やデモの記載はありませんでした。OPAL-RT RT-LABの製品ページも同様です。NI VeriStandは、NIの購入ページにも、評価版や無料トライアルの記載がありませんでした。

記載が確認できなかったことは、提供がないことを意味しません。評価機の貸出などは、問い合わせで確認しましょう。


06

無料で使えるHILSの入口のメリットとデメリット・注意点

無料の入口には、装置を買う前に動作や条件を確かめられるメリットがあります。一方で、リアルタイム試験ができない点や、対象者の制限には注意が必要です。製造業の実務に即して整理します。

装置の導入前にモデルとテストを準備できる

装置が手元にない段階でも、Virtual HILやTyphoonSimでモデルを検討できます。実機の納期や設置場所の調整と、作業を並行できる点が利点です。

モデルが先に整っていれば、装置の導入後の立ち上げが早くなります。試験条件の検討にも、時間を使えます。

候補の装置を比べる材料になる

無料の評価やデモで、ソフトの画面や操作の流れを確かめられます。見積もりの前に、自社の試験項目を整理する機会にもなる点が利点です。

評価版でできる範囲は、製品ごとに異なります。申し込みの際に、確認したい項目を担当者へ伝えましょう。

デメリット:装置は別費用で、リアルタイム試験はできない

Virtual HILは非リアルタイムの実行で、ECUなどの実物をつないだ試験はできません。実機の試験は、装置の導入後に行う形です。

装置は、公式に価格の掲載がない製品が多くあります。無料で始めても、最終的な予算は見積もりで決まる点を押さえましょう。

対象者と商用利用の条件を守る

Formula CarMakerは、非営利の学生チームだけが対象です。TyphoonSimの無償ライセンスは、学術機関向けです。企業が業務で使うと、条件に反するおそれがあります。

Virtual HILと評価版は、商用利用の可否を確認できませんでした。使用許諾を読み、不明な点は提供元に確認しましょう。

編集部コメント:HILSの無料は、実機の前段階を支えるものです。まず目的を決め、モデルの準備に使うのか、ソフトの評価に使うのかを分けて選びましょう。


07

無料のHILSの入口から実機の導入に切り替える目安

無料の入口は、モデルの準備や機能の確認には十分な場面があります。実物の制御装置をつなぐ試験や、繰り返しの自動試験が必要になった段階で、実機の導入を検討します。次の表で目安を確認しましょう。

観点

無料の入口で足りるケース

実機の導入を検討するケース

試験の内容

モデルの作成と、非リアルタイムでの動作確認

ECUなどの実物をつないだ、リアルタイムの試験

入出力

実機の入出力を扱わない

アナログやデジタルの入出力、車載の通信を実機で模擬する

試験の回数

手作業で数パターンを確認する

条件を変えた試験を、繰り返し自動で実行する

体制

担当者が数人で、モデルの検討が中心

設計と試験の部門で、試験環境を共有して使う

期間

学習や評価の段階

開発の工程に、試験の実施日が決まっている

切り替えのサイン

  • モデルの動作は確認できたが、実物の制御基板で試したくなった
  • 故障や異常の条件を、実機に近い形で再現する必要が出てきた
  • 試験を繰り返し自動で実行し、結果を記録したくなった
  • 企業での継続利用に、評価版の期間や学生向けの条件が合わなくなった
  • リアルタイムで動かすモデルの規模が、装置の性能の課題になった

実機の価格の公開状況

HILS装置は、公式サイトに価格の掲載がなく、要問い合わせの製品が多くあります。2026年時点では、金額を比べられる製品は限られます。

見積もりの際は、入出力のチャネル数、扱うモデルの規模、通信の種類を伝えるとよいでしょう。費用の内訳は、HILSの価格・見積もりの記事で整理しています。

次に読む記事

HILSの仕組みはHILSとは何かを解説した記事、製品の比較はHILSを比較した記事で確認できます。選び方はHILSの選び方の記事、メーカーの違いはHILSのメーカーを整理した記事が参考になります。

装置の一覧はHILSのカテゴリページです。実機の候補には、dSPACE MicroLabBox IIなどがあります。無料の入口で絞った条件をもとに、見積もりを依頼しましょう。


08

無料のHILSに関してよくある質問

HILSは無料で使えますか?

装置本体は有料です。無料になるのは、Virtual HILなどのソフトと、評価版の申し込みです。オンラインデモや、学術機関・学生向けの提供もあります。

公式サイトに価格を載せている装置は、確認できた範囲ではほとんどありません。実機の費用は、問い合わせで確認します。

HIL装置がなくても試せますか?

Typhoon HILのVirtual HILは、HIL装置なしで使えると案内されています。実機向けに作ったモデルを、修正せずに非リアルタイムで動かせます。

TyphoonSimもPC上で動くシミュレータです。ただし、リアルタイムの試験や実物の制御装置をつなぐ試験には、HIL装置が必要です。

無料のツールは業務で使ってよいですか?

ツールごとに条件が異なります。Formula CarMakerは、非営利の学生チームだけが対象です。TyphoonSimの無償ライセンスは、学術機関向けです。企業は、無料トライアルで試すことになります。

Virtual HILと評価版は、商用利用の記載を確認できませんでした。業務で使う前に、提供元へ確認してください。

OpenModelicaでHILSはできますか?

OpenModelicaは、モデリングとシミュレーションの環境です。公式のトップ、ダウンロード、GitHubのページを確認しました。HILやリアルタイム実行の記載はありませんでした。

HILSの実行環境としてではなく、制御対象のモデルを作る側のツールとして検討しましょう。実機のHILとつなぐ方法は、使う装置の仕様で確認が必要です。


09

まとめ

HILSの無料は、装置ではなく、ソフトと入口の無料です。2026年11月6日時点で、公式に確認できた入口は6件でした。Typhoon HILのVirtual HILは無償で、HIL装置なしに非リアルタイムで動かせます。TyphoonSimは学術機関が無償で、企業は無料トライアルです。Simulink Real-Timeには無料評価版の申し込みがあります。OpenModelicaは、モデル作成に使えます。ただし、実物をつないだリアルタイム試験は装置が必要で、価格は問い合わせです。対象者の条件を確認し、HILSのカテゴリページで装置を比べましょう。

HILS(ハードウェアインザループシミュレーション)比較表

ロゴ製品名ベンダー価格モデル特徴
Simulink Real-Time ロゴ
Simulink Real-Timeマスワークス合同会社要見積もりSimulinkモデルを実機で動かすHIL用ソフト詳細を見る
エー・アンド・デイ モータHILS ロゴ
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NI VeriStand日本ナショナルインスツルメンツ株式会社オンプレミスHILを動かすNIのリアルタイム試験ソフト詳細を見る
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Typhoon HIL HIL404タイフーンヒル・ジャパン合同会社要見積もりモーター・EV向けの4コアHILシミュレータ詳細を見る
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OPAL-RT RT-LABOPAL-RT TECHNOLOGIES, Inc要見積もりSimulinkモデルを実時間で動かす実行ソフト詳細を見る
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Concurrent SIMulation Workbenchコンカレント日本株式会社要見積もりHIL・DIL向けの実時間基盤詳細を見る
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エー・アンド・デイ HELIOS株式会社エー・アンド・デイ要見積もり複数筐体へ広げられる国産HILS詳細を見る
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Typhoon HIL HIL506タイフーンヒル・ジャパン合同会社要見積もり最大6コアの中位パワエレHILシミュレータ詳細を見る
dSPACE SCALEXIO ロゴ
dSPACE SCALEXIOdSPACE Japan株式会社要見積もり信号からパワーまで広げられるモジュール型HIL詳細を見る
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Typhoon HIL HIL606タイフーンヒル・ジャパン合同会社要見積もり最大8コアの最上位パワエレHILシミュレータ詳細を見る
エー・アンド・デイ AD-PROCYON ロゴ
エー・アンド・デイ AD-PROCYON株式会社エー・アンド・デイ要見積もりSimulinkモデルを並列実行する実時間機詳細を見る
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OPAL-RT OP4610XG2OPAL-RT TECHNOLOGIES, Inc要見積もりFPGA搭載の中規模リアルタイムシミュレータ詳細を見る
IPG Automotive Xpack Real-time System ロゴ
IPG Automotive Xpack Real-time SystemIPG Automotive株式会社要見積もりCarMaker用の車両HIL実時間機詳細を見る
RTDS NovaCor 2.0 ロゴ
RTDS NovaCor 2.0RTDS Technologies Inc.要見積もり電力系統用リアルタイムシミュレータ詳細を見る
OPAL-RT OP5707XG2 ロゴ
OPAL-RT OP5707XG2OPAL-RT TECHNOLOGIES, Inc要見積もりFPGA一体の高性能HIL向けリアルタイムシミュレータ詳細を見る
鷺宮製作所 ステアリングHILS CRH440 ロゴ
鷺宮製作所 ステアリングHILS CRH440株式会社鷺宮製作所要見積もり車両なしでステアリングを評価詳細を見る
dSPACE MicroLabBox II ロゴ
dSPACE MicroLabBox IIdSPACE Japan株式会社要見積もり大容量FPGA搭載のコンパクトHIL機詳細を見る
AVL Inverter TS ロゴ
AVL Inverter TSエイヴィエルジャパン株式会社要見積もりインバーターを単体で試すパワーHIL試験システム詳細を見る
dSPACE SCALEXIO Power HIL ロゴ
dSPACE SCALEXIO Power HILdSPACE Japan株式会社要見積もり最大1,250VのパワーHILテストベンチ詳細を見る

よくある質問

QHILSは無料で使えますか?
A

装置本体は有料です。無料になるのは、Typhoon HILのVirtual HILなどのソフトと、Simulink Real-Timeの無料評価版の申し込みです。オンラインデモや、学術機関・学生向けの提供もあります。公式サイトに価格を載せている装置は、確認できた範囲ではほとんどなく、実機の費用は問い合わせで確認します。

QHIL装置がなくても試せますか?
A

Typhoon HILのVirtual HILは、HIL装置なしで使えると案内されています。実機向けに作ったモデルを、修正せずに非リアルタイムで動かせます。TyphoonSimもPC上で動くシミュレータです。ただし、リアルタイムの試験や実物の制御装置をつなぐ試験には、HIL装置が必要です。

Q無料のツールは業務で使ってよいですか?
A

ツールごとに条件が異なります。Formula CarMakerは非営利の学生チームだけが対象で、TyphoonSimの無償ライセンスは学術機関向けです。企業は無料トライアルで試すことになります。Virtual HILと評価版は商用利用の記載を確認できなかったため、業務で使う前に提供元へ確認してください。

QOpenModelicaでHILSはできますか?
A

OpenModelicaはモデリングとシミュレーションの環境です。公式のトップ、ダウンロード、GitHubのページを確認しましたが、HILやリアルタイム実行の記載はありませんでした。HILSの実行環境ではなく、制御対象のモデルを作る側のツールとして検討し、実機とつなぐ方法は使う装置の仕様で確認してください。

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