【2026年】IoTゲートウェイを無料で試す方法|評価機の貸出・体験ライセンス・オープンソースを解説
IoTゲートウェイを無料で試す方法を、評価機の貸出、体験ライセンス、無償トライアル、オープンソースに分けて整理。公式サイトで確認できた8つの選択肢の条件と、本体が有料である点、有料へ切り替える目安を解説します。

IoTゲートウェイは、工場の設備やセンサーのデータを集め、クラウドや上位システムへ送る中継装置です。ハード本体は有料ですが、無料で試せる入口は複数あります。メーカーの評価機の貸出、体験用のライセンス、無償のオープンソースソフトの3つです。
この記事では、公式サイトで確認できた8つの選択肢を、ITトレンド for 製造業編集部が2026年11月6日時点で整理しました。商用利用の可否は、ライセンスや公式ページに記述があるものだけを書いています。
実機を現場で試したいなら:KES IoT Logic、ぷらっとホーム OpenBlocks IoTシリーズ、コンテック CONPROSYS M2M Gatewayで、評価機やテスト機の無料貸出が公式に案内されています。期間の記載があるのは、KES IoT Logicとぷらっとホームの2週間です。
ソフトだけ試したいなら:たけびし デバイスゲートウェイのソフトウェア版(on Docker)は、ライセンスなしでもデモモードで動き、1か月のテンポラリライセンスも申請できます。
自作で学びたいなら:Node-RED、Eclipse Kura、ThingsBoard IoT Gatewayは、無償のオープンソースです。
遠隔管理を試したいなら:アットマークテクノ Armadillo-IoTゲートウェイの遠隔管理サービスArmadillo Twinには、3か月の無償トライアルがあります。対象は、Armadillo Base OS対応製品を持つユーザーです。
継続して使うなら:IoTゲートウェイの価格・見積もりの記事と比較記事で費用と製品を比べ、IoTゲートウェイのカテゴリページで製品を探しましょう。
無料になるのは、貸出・体験ライセンス・オープンソースソフトです。ゲートウェイの本体と設置、保守の費用は、2026年時点でも別にかかります。
この記事でわかること
無料のIoTゲートウェイの種類
IoTゲートウェイで「無料」と呼べるものは、本体そのものではありません。貸出、体験ライセンス、無償トライアル、オープンソースの4つに分かれます。ここでは、公式で確認できた範囲を種類ごとに整理します。
種類 | 内容 | 費用 | 例 |
|---|---|---|---|
評価機・テスト機の無料貸出 | メーカーが実機を一定期間貸し出す。自社の設備につないで通信を確認できる | 貸出は無料(送料は公式ページに記載なし) | |
体験ライセンス・デモモード | ソフトウェア版を、機能や時間を限って試す | 評価の範囲は無料。製品として使うには購入 | |
遠隔管理サービスの無償トライアル | 遠隔の監視や更新を、期間と台数を限って試す | トライアル中は無料。継続は有料プラン | アットマークテクノ Armadillo-IoTゲートウェイのArmadillo Twin、HMS Ewon FlexyシリーズのTalk2m Free |
オープンソースのソフト | ゲートウェイ上で動かすソフトを、自分で組み込む | ソフトは無償。機器・運用・保守は自己負担 | Node-RED、Eclipse Kura、ThingsBoard IoT Gateway、Siemens SIMATIC IOT2050のBSP |
無償の設定・収集ソフト | 機器の設定やデータの保存に使うPC用ソフト | 無償。ダウンロードに会員登録が必要なものもある | コンテック CONPROSYS M2M GatewayのData Collection Software |
貸出で試すと自社の設備につなげる
評価機の貸出は、実機で試せる点が特長です。PLCやセンサーの通信が成立するか、クラウドへ送れるかを、自社の現場で確認できます。
貸出の条件はメーカーごとに異なります。ぷらっとホームは、検証後のアンケート回答が無償の条件です。コンテックは、myCONTECの会員登録が要ります。
ソフトの体験は機能と時間に限りがある
たけびしのソフトウェア版は、ライセンスがないとデモモードで動きます。接続できるデータソースは1台、タグは32点まで、連続で使える時間は1時間です。
1か月のテンポラリライセンスを申請すると、全機能を評価できます。いずれも評価用で、製品として使うにはライセンスの購入が必要です。
オープンソースは自作が前提になる
オープンソースのソフトは、ライセンス料が要りません。一方で、動かす機器の用意、設定、更新、不具合の切り分けは自社の仕事になります。
メーカー製のようなサポート窓口は、公式に案内されていません。試作や社内学習に向く手段です。
IoTゲートウェイの無料版と有料版の違い
無料の方法と有料の導入では、使える期間・機能・責任の範囲が変わります。違いを下の表にまとめました。比較の軸は、本体の有無、期間、サポート、商用利用の4つです。
観点 | 無料の方法(貸出・体験・OSS) | 有料の導入(購入・契約) |
|---|---|---|
本体 | 貸出機は返却が必要。OSSは機器を自分で用意する | 購入して自社の資産にする |
期間・範囲 | 貸出は2週間など。デモモードは32点・1時間など制限あり | 期限や制限なしで運用できる |
サポート | 貸出中の問い合わせは各社の案内による。OSSは公開資料が中心 | 保守契約や保証の範囲で窓口を使える |
商用利用 | 評価用が中心。OSSはライセンスの条件に従う | 購入契約の範囲で本番運用できる |
費用 | 貸出・体験は0円。OSSのソフトは0円 | 本体や周辺機器、遠隔管理、通信回線の費用がかかる |
貸出・体験は評価用に限られる
貸出機や体験ライセンスは、購入前の評価が目的です。たけびしのデモモードのように、製品として使うにはライセンス購入が必要と案内するものがあります。
評価で動いた構成が、そのまま本番に使えるとは限りません。台数や回線、設置環境は、見積もりの段階で改めて確認します。
オープンソースは機器と運用を自社で持つ
オープンソースのソフトに費用はかかりません。ただし、機器、電源、通信回線は別に必要です。
例えば、A9E LANモデルの開発セットは、希望小売価格が税込45,100円です。費用の詳細はIoTゲートウェイの価格・見積もりの記事にまとめています。
無料のIoTゲートウェイを選ぶときのポイント
無料の方法は、試したい目的で選ぶものが変わります。実機で通信を確認したいのか、ソフトの仕組みを学びたいのかを先に決めましょう。ここでは5つの観点を整理します。
試したい目的が実機かソフトか
自社のPLCにつないで通信を確認したいなら、評価機の貸出が向きます。KES IoT Logicの対応先は、三菱電機・オムロン・キーエンスのPLCとModbus機器です。
ゲートウェイの仕組みを学びたいなら、オープンソースが適しています。まず小さな機器で動かすと、製品選びの条件を整理しやすくなります。
つなぐ機器のプロトコル
貸出機を借りる前に、自社の設備が使う通信方式を確認しましょう。KES IoT Logicの対応は、MCプロトコル・FINS・上位リンク・Modbusです。
オープンソースは、ソフトごとに対応が異なる点に注意が必要です。ThingsBoard IoT Gatewayは、ModbusやOPC-UAに対応します。Node-REDは、必要な通信をノードの追加で補えます。
商用利用とライセンスの条件
オープンソースは、ライセンスごとに条件が異なります。Node-REDのライセンスは、Apache License 2.0です。ThingsBoard IoT Gatewayも同じ条件で公開されています。Eclipse KuraはEPL-2.0、SiemensのBSPはMITです。
貸出機や体験ライセンスは、購入前の評価が想定されています。本番で使う場合は、購入やライセンス契約が必要かどうかを、申し込み時に確認しましょう。
貸出の条件と手続き
貸出は、無料でも条件があります。ぷらっとホームは、貸出依頼書への記入と捺印、検証後のアンケート提出が流れに含まれます。
コンテックは、myCONTECの会員登録が必要です。貸出期間は、申し込み時に希望を入力します。送料の負担は、確認した公式ページに記載がありませんでした。
サポートと日本語の情報
メーカー製の貸出は、国内の窓口に問い合わせられます。オープンソースは、公開されたドキュメントとコミュニティが中心です。
現場で止められない設備に使うなら、保守の窓口を持てるかが判断材料になります。選び方の全体像は選び方の記事も参考にしてください。
【比較表】無料で試せるIoTゲートウェイ8選
製品ページがあるメーカーを先に、オープンソースを後に並べました。条件は2026年11月6日時点で、公式サイトで確認できた範囲です。確認できなかった項目は、その旨を書いています。
名称 | 無料の種類 | 期間・範囲 | 商用利用 | 主な条件・制限 |
|---|---|---|---|---|
テスト機の貸出 | 無料で2週間 | 貸出の利用条件は記載なし | 詳細は問い合わせ。送料の記載なし | |
評価機の無償貸出 | 基本は2週間 | 評価用。本番は購入 | 検証後のアンケート回答が条件 | |
評価機の貸出 | 期間は申込時に指定 | 評価用。本番は購入 | myCONTEC会員登録が必要 | |
デモモード、1か月のテンポラリライセンス | デモは1台・32点・連続1時間。評価は1か月 | 製品利用にはライセンス購入が必要 | 対象はDeviceGateway on Docker | |
遠隔管理サービスの無償トライアル | 3か月、5台まで | 評価用。継続は有料プラン | Armadillo Base OS対応製品の所有者が対象 | |
オープンソース(Apache License 2.0) | 期限なし | ライセンス条件に従う | 運用と保守は自社 | |
オープンソース(EPL-2.0) | 期限なし | ライセンス条件に従う | 配布時はソース提供などの要件あり | |
オープンソース(Apache License 2.0) | 期限なし | ライセンス条件に従う | 送信先はThingsBoardが前提 |
【無料版】IoTゲートウェイおすすめ8選
ここでは、無料の範囲・商用利用・制限・有料版との差を、製品ごとに説明します。各社の公式URLは、見出しのリンクと本文の出典から確認できます。順番は、製品ページがあるメーカーが先です。
KES IoT Logic
- 無料の種類:テスト機の貸出(無料で2週間)
- 商用利用:貸出機の利用条件は記載なし。本番は購入が別に必要
- 向いている企業:国内メーカーのPLCのデータを集めたい企業
- 注意点:本体価格と貸出の詳細条件は、製品ページに記載なし
製品ページに「無料で2週間お貸出し」とあり、「デモ機」の貸出も案内されています。詳細は問い合わせです。
三菱電機・オムロン・キーエンスのPLCとModbus機器のデータを、ブラウザの設定で集められます。携帯回線のSIMは、回線契約が別に必要です。
編集部コメント:貸出機で、自社のPLCの通信を実機で確かめられます。リモート接続機能はオプションで、購入時に別途申し込みます。公式ページも参照してください。
ぷらっとホーム OpenBlocks IoTシリーズ
- 無料の種類:評価機の無償貸出(OpenBlocks IoTシリーズ全機種)
- 商用利用:貸出は検証用。本番は購入
- 向いている企業:センサーやModbus機器とクラウドをつなぎたい企業
- 注意点:無償の条件は、検証後のアンケート回答
2025年10月17日の公式ブログで、無償貸出が案内されています。期間は基本的に2週間で、OpenBlocks IoTシリーズは全機種が対象です。
依頼は問い合わせフォームか販売店から行い、貸出依頼書に記入と捺印をして返送します。送料は、ブログに記載がありませんでした。
編集部コメント:FX1の製品ページにも、評価機貸出要望のリンクがあります。価格はオープン価格のため、購入時は見積もりを取りましょう。公式ページも参照してください。
コンテック CONPROSYS M2M Gateway・CONPROSYS M2Mコントローラ
- 無料の種類:評価機貸出サービス、無償のData Collection Software
- 商用利用:貸出は購入前の仕様確認や評価用
- 向いている企業:複数メーカーのPLCのデータを1台で集めたい企業
- 注意点:myCONTECの会員登録が必要。期間は申込時に指定
評価機貸出サービスは、「コンテックの製品を無料でお貸し出し」と案内された制度です。M2M GatewayとM2Mコントローラの価格ページに、貸出のリンクが載っています。
データの保存と監視に使う、無償のWindows用ソフトもあります。ただし、対応OSはWindows 7から10などで、古い世代の記載です。
編集部コメント:貸出の型式は、申し込み時に希望を入力します。CPS-MG341-ADSC1-111の価格は、103,180円(本体価格93,800円)です。公式ページも参照してください。
たけびし デバイスゲートウェイ
- 無料の種類:デモモード、1か月のテンポラリライセンス
- 商用利用:製品として使うにはライセンス購入が必要
- 向いている企業:ソフトウェア版を手持ちの機器で評価したい企業
- 注意点:対象はDeviceGateway on Docker。ハード版の評価版の記載は確認できず
ライセンスがないと、デモモードで動きます。データソースは1台、タグは32点まで、連続して使えるのは1時間です。
デモ版の「ライセンス申請」から申し込むと、メールでテンポラリライセンスが届きます。1か月間、全機能を評価できます。
編集部コメント:Dockerが動く機器で試せるのが特長です。標準価格は、ベーシックが税別39,000円です。詳細はIoTゲートウェイの価格・見積もりの記事をご覧ください。公式ページも参照してください。
アットマークテクノ Armadillo-IoTゲートウェイ
- 無料の種類:Armadillo Twinの無償トライアル(3か月、5台まで)
- 商用利用:トライアルは試用。継続は有料プラン
- 向いている企業:遠隔の監視やOTA更新を導入前に試したい企業
- 注意点:対象はArmadillo Base OS対応製品の所有者。ハードは有料
遠隔の稼働監視やソフトウェア更新を行うサービスです。ベーシックプランの全機能を、3か月間、最大5台まで試せます。
設定データは本契約後も使えます。本契約のアカウント基本料金は月額10,000円(税抜)、ベーシックは1台月額300円(税抜)です。
編集部コメント:ABOS Webは、オープンソースと案内されています。A9E LANモデルの開発セット(税込45,100円)などを購入して試します。公式ページも参照してください。
Node-RED
- 無料の種類:オープンソース(Apache License 2.0)
- 商用利用:第2条は、無償・ロイヤリティ不要の複製と再頒布を許諾
- 向いている企業:データの流れを画面で組んで試したい企業
- 注意点:動かす機器と運用は自社で用意
ブラウザ上でフローを組む、ローコードの開発ツールです。2013年9月にオープンソース化され、現在はOpenJS Foundationのプロジェクトです。
公式は、Raspberry Piなどの低コストな機器で、エッジでも動くと説明しています。SiemensのIOT2050向けBSPの例にも含まれます。
編集部コメント:集めたデータを加工して送る処理を、試作しやすい道具です。止まると現場に影響するため、本番では監視と保守の体制が必要です。公式ページも参照してください。
Eclipse Kura
- 無料の種類:オープンソース(EPL-2.0)
- 商用利用:ロイヤリティ不要。配布時はソースコードの提供が条件
- 向いている企業:Javaでゲートウェイの機能を拡張したい企業
- 注意点:Java 21に対応。機器と運用は自社で用意
エッジ機器の機能を高める、ソフトウェアフレームワークです。Webインターフェースで、機器の接続、データの収集と処理、クラウド送信を設定できます。
小型の機器から高性能なコンピュータまで動かせる設計です。ビジュアルエディタのKura Wiresや、コンテナ管理の機能もあります。
編集部コメント:多数の機器の管理には、互換性のあるEclipse Kapuaが案内されています。まず1台で、設定とデータ送信の流れを確認しましょう。公式ページも参照してください。
ThingsBoard IoT Gateway
- 無料の種類:オープンソース(Apache License 2.0)
- 商用利用:Apache License 2.0に従う
- 向いている企業:ThingsBoardにデータを集めたい企業
- 注意点:送信先はThingsBoard。プラットフォーム側の費用は未確認
外部の機器のデータを統一した形式で、ThingsBoardへ送るPython製のゲートウェイです。READMEには、ModbusやOPC-UA、S7、MQTTなどが挙がっています。
通信が途切れたときのデータ保持や、自動再接続も備えます。Pythonで独自のコネクターを作ることも可能です。
編集部コメント:ThingsBoard側の料金体系は、今回確認していません。導入前に、公式の案内で利用条件を確認してください。公式ページも参照してください。
その他:無償枠やBSPで試せるもの
次の2製品は、本体の無償提供ではありません。遠隔接続の無償枠と、オープンソースのBSPです。
製品 | 無料の範囲 | 条件・制限 |
|---|---|---|
Talk2m Freeは、新規登録のEwonごとに登録日から12か月。同時VPN接続は1、VPNトラフィックは月3GBまで | 期間が過ぎるとアカウントは停止される。有料プランはTalk2m lightとpro | |
GitHubのmeta-iot2050はMITライセンス。例のイメージにデモとNode-REDが含まれる | ビルドして使う。IOT2050の本体は有料(価格は公式ページに記載なし) |
Red LionのCrimson 3.2は、HMSの公式ページで配布されています。ただし、無償かどうかの記載を確認できず、含めていません。
無料で使えるIoTゲートウェイのメリットとデメリット・注意点
無料の方法は、導入前の判断材料を増やせる手段です。一方で、本番に使えるとは限りません。メリットと注意点を整理します。
メリットは導入前に通信と運用を確かめられること
貸出機を使うと、自社の設備でPLCの通信が成立するかを確かめられます。クラウドへの送信や、ブラウザでの設定のしやすさも、実機で確認可能です。
見積もりの前に条件を絞れるため、仕様の食い違いによるやり直しを減らせます。遠隔管理の操作感は、無償トライアルで確認可能です。
評価用のものを本番に使う契約上のリスク
貸出機や体験ライセンスは、評価が目的です。たけびしのデモモードは、製品として使うにはライセンス購入が必要と案内されています。
評価用のまま本番の設備につなぐと、契約違反になるおそれがあります。本番へ移す時期と条件を、申し込み時に聞いておきましょう。
ハードと回線の費用は別にかかる
無料になるのは、貸出やソフトの利用です。ゲートウェイ本体、電源、アンテナ、通信回線の契約は、購入後に別途かかります。
KES IoT Logicで携帯回線を使う場合は、SIMの回線契約が必要です。回線の料金は、確認した公式ページに記載がありませんでした。
オープンソースは責任と保守が自社にある
不具合の原因の切り分けや更新は、自社で行います。ライセンスには、損害の責任を負わない旨の免責が含まれる場合があります。
配布を伴う場合は、ライセンスの要件を確認しましょう。EPL-2.0では、配布時にソースコードを入手可能にする必要があります。
貸出は台数と期間に限りがある
貸出機の台数や在庫は、公式ページに載っていません。ぷらっとホームのブログには、貸出可否の連絡を受ける手順があります。
繁忙期は貸出まで時間がかかる場合があります。検証の予定は、余裕を持って決めましょう。
無料のIoTゲートウェイから有料版に切り替える目安
無料の範囲で足りるのは、検証や学習の段階までです。本番の設備に使うかどうかで、判断が分かれます。次の表で整理しました。
無料の方法で足りるケース | 購入や契約を検討するケース |
|---|---|
通信が成立するかの確認や、社内学習が目的 | 毎日の稼働データの収集に使う |
1台の設備での試験 | 複数の設備や拠点へ広げる |
担当者がオープンソースの保守を続けられる | 止められない設備で、保守の窓口が必要 |
データが欠けても、現場の業務に影響しない | データの欠落が、品質管理や保全の判断に影響する |
切り替えのサイン
- 試作を、本番の設備につなぎたくなった
- つなぐ設備の台数や拠点が増えた
- 自作した担当者が異動し、保守が続かなくなった
- 遠隔での更新や一括管理が必要になった
- 貸出期間内に、通信の確認が終わった
有料版の価格帯
2026年時点で、公式に価格を確認できたのは一部の製品です。例えば、Armadillo A9E LANモデルの開発セットは税込45,100円です。
たけびしのDGW-C10は税別210,000円で、税区分は各社で異なります。KES IoT Logicなどは価格の記載がありません。詳しくはIoTゲートウェイの価格・見積もりの記事をご覧ください。
次に読む記事
仕組みの基本は基礎知識の記事、選び方は選び方の記事が参考になります。製品の比較は比較記事、メーカーの特徴はメーカーの記事で確認できます。製品の一覧はIoTゲートウェイのカテゴリページをご覧ください。
無料のIoTゲートウェイに関するよくある質問
IoTゲートウェイは無料で試せますか。
ゲートウェイ本体は無料になりません。無料で試せるのは、評価機の貸出、体験ライセンス、無償トライアル、オープンソースのソフトです。貸出は、KES IoT Logic、ぷらっとホーム、コンテックが案内しています。
評価機の貸出に、費用や条件はありますか。
貸出自体は無料と案内されています。ぷらっとホームは、検証後のアンケート回答が条件です。コンテックは、myCONTECの会員登録が必要です。送料の負担は、公式ページに記載がありませんでした。
オープンソースのソフトを業務で使えますか。
ライセンスの条件に従えば使えます。Node-REDは、Apache License 2.0で公開されています。ThingsBoard IoT Gatewayも同じです。Eclipse KuraはEPL-2.0です。機器の用意、運用、保守は自社の責任になります。
無料で試した構成は、そのまま本番に使えますか。
評価用の貸出や体験ライセンスは、そのまま本番に使えない場合があります。たけびしのデモモードは、製品として使うにはライセンス購入が必要です。台数や回線、保守の範囲は、見積もりで確認しましょう。
まとめ
IoTゲートウェイの本体と設置、保守は有料です。無料になるのは、評価機の貸出、体験ライセンス、遠隔管理の無償トライアル、オープンソースのソフトです。実機で通信を確かめるなら貸出、仕組みを学ぶならオープンソースと、目的で使い分けましょう。貸出の条件と期間は、申し込み時に確認します。業務で使う場合は、ライセンスの確認と保守の体制が欠かせません。費用はIoTゲートウェイの価格・見積もりの記事で、製品の比較は比較記事で確認できます。一覧はIoTゲートウェイのカテゴリページをご覧ください。
IoTゲートウェイのおすすめ製品
コンテック CONPROSYS M2M Gateway
株式会社コンテック
PLC・CNCの稼働データを集めて中継
HMS Ewon Flexyシリーズ
HMSインダストリアルネットワークス株式会社
リモートアクセスとデータ収集を1台で
Advantech ECU-150 V2
アドバンテック株式会社
PLCドライバーを持つゲートウェイ
たけびし デバイスゲートウェイ
株式会社たけびし
320機種の機器をOPC UA・MQTTで連携
金沢エンジニアリングシステムズ KES IoT Logic
株式会社金沢エンジニアリングシステムズ
PLCから設定でクラウドへ
コンテック CONPROSYS M2Mコントローラ
株式会社コンテック
計測データをクラウドへ上げる
IoTゲートウェイ比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| コンテック CONPROSYS M2M Gateway | 株式会社コンテック | オンプレミス | PLC・CNCの稼働データを集めて中継 | 詳細を見る | |
| HMS Ewon Flexyシリーズ | HMSインダストリアルネットワークス株式会社 | 要見積もり | リモートアクセスとデータ収集を1台で | 詳細を見る | |
| Advantech ECU-150 V2 | アドバンテック株式会社 | 要見積もり | PLCドライバーを持つゲートウェイ | 詳細を見る | |
| たけびし デバイスゲートウェイ | 株式会社たけびし | オンプレミス | 320機種の機器をOPC UA・MQTTで連携 | 詳細を見る | |
| 金沢エンジニアリングシステムズ KES IoT Logic | 株式会社金沢エンジニアリングシステムズ | 要見積もり | PLCから設定でクラウドへ | 詳細を見る | |
| コンテック CONPROSYS M2Mコントローラ | 株式会社コンテック | オンプレミス | 計測データをクラウドへ上げる | 詳細を見る | |
| Pro-face マルチ・データボックス | シュナイダーエレクトリックホールディングス株式会社 | 要見積もり | 新旧設備のデータをプログラムレスで収集 | 詳細を見る | |
| ぷらっとホーム OpenBlocks IoTシリーズ | ぷらっとホーム株式会社 | 要見積もり | 国産IoTゲートウェイ | 詳細を見る | |
| アットマークテクノ Armadillo-IoTゲートウェイ | 株式会社アットマークテクノ | オンプレミス | 組込み型ゲートウェイ | 詳細を見る | |
| Red Lion FlexEdgeシリーズ | HMSインダストリアルネットワークス株式会社 | 要見積もり | 300超のドライバーで機器をつなぐ | 詳細を見る | |
| サイレックス・テクノロジー FBR-100シリーズ | サイレックス・テクノロジー株式会社 | 要見積もり | CNCの稼働データをMTConnect化 | 詳細を見る | |
| Moxa AIG-302シリーズ | Moxa Japan合同会社 | 要見積もり | Modbus機器のデータをAzure・AWSへ送るゲートウェイ | 詳細を見る | |
| Hilscher netFIELD Edgeシリーズ | ヒルシャー・ジャパン株式会社 | 要見積もり | コンテナで変換アプリを載せるエッジ | 詳細を見る | |
| Advantech ECU-1270 | アドバンテック株式会社 | 要見積もり | 入出力を増やせる拡張型IoTゲートウェイ | 詳細を見る | |
| Siemens SIMATIC IOT2050 | シーメンス株式会社 | 要見積もり | 既存設備へ後付けするゲートウェイ | 詳細を見る | |
| Moxa MGate 5105-MB-EIPシリーズ | Moxa Japan合同会社 | 要見積もり | プロトコルゲートウェイ | 詳細を見る | |
| センチュリー・システムズ FutureNet MA-X300シリーズ | センチュリー・システムズ株式会社 | 要見積もり | LTE搭載ゲートウェイ | 詳細を見る | |
| サン電子 Rooster NSX7000 | サン電子株式会社 | 要見積もり | LTE対応のLinuxゲートウェイ | 詳細を見る | |
| サン電子 Rooster LBX8110 | サン電子株式会社 | 要見積もり | デュアルSIMのIoTエッジコンピュータ | 詳細を見る | |
| Digi IX15 | ディジ インターナショナル株式会社 | 要見積もり | LTEでクラウドへつなぐゲートウェイ | 詳細を見る |
よくある質問
QIoTゲートウェイは無料で試せますか。
ゲートウェイ本体は無料になりません。無料で試せるのは、評価機の貸出、体験ライセンス、無償トライアル、オープンソースのソフトです。貸出は、KES IoT Logic、ぷらっとホーム、コンテックが案内しています。
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貸出自体は無料と案内されています。ぷらっとホームは、検証後のアンケート回答が条件です。コンテックは、myCONTECの会員登録が必要です。送料の負担は、公式ページに記載がありませんでした。
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