IoTゲートウェイの最適な選び方を徹底解説!おすすめの製品も紹介
IoTゲートウェイの選び方を、目的別・部門別・企業規模別の3つの切り口から解説。4つの種類の違い、対応プロトコル、送信先と通信回線、エッジ処理、遠隔管理、設置環境と総額の見方と、よくある4つの失敗を整理します。

IoTゲートウェイは、工場の設備やセンサーのデータを集め、通信方式を変換して上位システムやクラウドへ送る中継装置です。ただし、対応プロトコル、通信回線、現場での処理能力、設置環境の違いが大きく、カタログを並べても自社に合うかは見えにくい製品です。つなぐ設備の通信方式を確認しないまま選ぶと、導入後にデータが取れない事態になりかねません。この記事では、種類の違いと、目的・部門・企業規模という3つの切り口から選び方を整理しました。
- 接続する設備:PLCや計器のメーカー、型式、通信方式が、ゲートウェイの対応に含まれるかを確認する
- 送信先と回線:クラウドや上位システムの種類と、有線LAN・LTEなどの回線を確認する
- エッジの処理:設定だけで使うか、アプリを開発して載せるかを決める
- 保守と環境:遠隔管理、セキュリティ機能、動作温度、総額を確認する
接続する設備と送信先を先に整理すると、候補となるゲートウェイのタイプを絞り込みやすくなります。残りの条件まで確認すると、導入後の手戻りを抑えられます。
この記事でわかること
IoTゲートウェイの基礎知識
選び方に入る前に、IoTゲートウェイが何をする機器なのかを押さえます。役割が曖昧なままだと、使わない機能に費用を払うことになりかねません。基本的な用語は、IoTゲートウェイとはの記事でも整理しています。
IoTゲートウェイが担う役割
IoTゲートウェイは、設備、PLC、センサーのデータを集め、クラウドや上位システムへ送る機器です。あわせて、通信方式を変換する役割も担っています。変換の対象は、古い設備のシリアル通信やPLC独自のプロトコルです。変換先は、MQTTやOPC UAなどの標準的な形式です。
データの前処理を現場で行う機種もあります。この処理は、エッジコンピューティングと呼ばれます。送るデータ量を減らしたいときや、異常の判定を現場で済ませたいときに有効です。
データの出入口になる代表的な規格
ゲートウェイの出入口には、代表的な規格が3つあります。Modbusは、RS-232やRS-485のシリアル回線とTCP/IPの上で使えるプロトコルです。仕様はModbus Organizationが公開しています。
MQTTは、OASISが標準化した公開・購読型の軽量な通信規格です。OPC UAは、OPC Foundationが定めた規格です。メーカーの異なる機器の間で、データを安全にやり取りするために使います。
選定でつまずきやすい理由
IoTゲートウェイは、比較する軸が多い製品です。確認事項は、対応プロトコル、通信回線、エッジの処理能力、遠隔管理、設置環境などです。それぞれが互いに影響します。
同じ「PLCのデータを集める」製品でも、機種によって使い方が違います。設定だけで済む機種もあれば、Linux上でアプリを開発する前提の機種もあるためです。価格を公開しない製品も多く、総額はカタログだけでは見積もりにくい状況です。
編集部コメント:つなぐ設備のメーカー、型式、通信方式は、問い合わせの前に一覧にまとめましょう。各社の提案を比べやすくなるほか、必要な機種を早く伝えられます。
IoTゲートウェイの種類
IoTゲートウェイは、データを集める方法と、現場で担う処理の広がりで、大きく4つに分けられます。どの型を選ぶかで、設定の手間も、後から足せる機能も変わります。まず全体像をつかみましょう。
- PLC対応・データ収集型
- プロトコル変換型
- センサー・汎用機器向けの設定中心型
- Linux・エッジ処理の開発型
PLC対応・データ収集型
PLCや工作機械のデータを、通信ドライバを選ぶ設定で集める型です。KES IoT Logicは、三菱電機のMCプロトコル、オムロンのFINSに対応します。キーエンスの上位リンクとModbusも対象です。
たけびし デバイスゲートウェイは、PLCや加工機など320機種の機器にアクセスできます。OPC UAやMQTTで上位へ渡せる点が特徴です。Advantech ECU-150 V2は、200以上のPLCドライバを備えるとしています。
プロトコル変換型
通信方式の異なる機器同士をつなぐ型です。Moxa MGate 5105-MB-EIPは、ModbusとEtherNet/IPを変換します。MQTTやAzure IoT Hubへもデータを送れます。
この機種では、他のPLCネットワークの変換はできません。サイレックス FBR-100は、CNC装置の稼働情報をMTConnectへ変換します。ファナックなどが対象で、1台で集められるのは最大3台です。
センサー・汎用機器向けの設定中心型
Modbus機器やセンサーのデータを、プログラムを書かずにクラウドへ送る型です。ぷらっとホーム OpenBlocks IoTは、Webブラウザで設定する機種です。センサーとクラウドを、ノーコードでつなぐとしています。
Moxa AIG-302は、Modbus機器を最大3,000タグまで扱える機種です。内蔵のデータ前処理は、コーディング不要だとしています。コンテック CONPROSYS M2Mコントローラは、センサーやI/Oの計測が中心になります。
Linux・エッジ処理の開発型
収集や前処理のアプリを、自社で作り込んで載せる型です。サン電子 Rooster NSX7000は、C言語、Java、Pythonのアプリを載せられます。ヒルシャー netFIELDは、コンテナでアプリを配信する構成です。
シーメンス SIMATIC IOT2050は、Linuxベースのオープンな構成です。自由度が高い反面、設定だけでPLCのデータを集めたい用途には、作り込みの手間がかかります。
【目的別】IoTゲートウェイの選び方
同じIoTゲートウェイでも、何を実現したいかで優先すべき条件は変わります。製造現場でよくある3つの目的を取り上げました。目的が複数ある場合は、最も条件の厳しいものに合わせます。
古い設備やPLCの稼働データを集めたい
既設設備のデータ収集では、設備側の通信方式への対応が条件です。PLCなのか、シリアル接続の計器なのか、CNCなのかで、向く型が分かれます。
PLCなら、コンテック CONPROSYS M2M Gatewayのようなデータ収集型が候補です。CNC装置なら、サイレックス FBR-100が稼働情報を集めます。通信機能のない古い機械は、デジタル入力や信号灯の情報で稼働状態を取る方法があります。
工場のデータをクラウドへ送りたい
クラウドへ送る目的では、送信先への対応が条件です。製品ごとに、送信先の対応は異なります。専用の連携機能を持つ製品もあれば、汎用のMQTTやHTTPだけの製品もある、という違いです。
KES IoT Logicの送信先は、Azure、AWS、SORACOMなどです。汎用MQTTや汎用HTTPも送信先にできます。Moxa AIG-302は、AWS IoT CoreとAzure IoTにも対応します。汎用MQTTも送信先の選択肢です。
離れた拠点の設備を遠隔で監視・保守したい
無人の拠点や出荷した装置では、通信回線と遠隔での保守手段が条件です。有線LANのない場所では、LTEを備える機種が候補になります。
HMS Ewon Flexyは、VPNによるPLCの遠隔保守と、データ収集を1台で行う機種です。Wi-Fiや4Gは、別売の拡張カードで追加する構成になります。Moxa AIG-302は、LTE Cat.4のモデルとデュアルSIMを用意しています。
【部門別】IoTゲートウェイの選び方
IoTゲートウェイは、設備につなぐ人、データを受け取る人、現場で保守する人が異なります。導入に関わる3つの部門で整理しました。複数部門で共有するときは、条件の厳しい部門に合わせます。
生産技術・製造部門
稼働実績やラインの状態を知りたい部門では、混在した設備を一括で集められるかが重要です。メーカーの異なるPLCが並ぶラインでは、対応ドライバの幅が影響します。
Advantech ECU-150 V2は、200以上のPLCドライバを備えるとしています。たけびし デバイスゲートウェイは、320機種の機器にアクセスできる点が特徴です。コンテック M2M Gatewayは、PLCとModbus機器の両方を対象にします。
情報システム部門
データを受け取る側の部門では、上位システムとの接続方式とセキュリティが重要です。OPC UAやMQTT、SQLなど、受け取る形式に合うかを確認しましょう。
たけびし デバイスゲートウェイは、OPC UAサーバーの機能を持ちます。MQTTとSQLのクライアント機能もあります。Moxa AIG-302は、TPM 2.0とセキュアブートを備えた機種です。OpenVPNクライアントも使えます。
保全・設備管理部門
設置後の保守を担う部門では、遠隔での更新と復旧の手段が重要です。台数が増えるほど、現地へ出向かずに保守できる仕組みの有無が、負担を左右します。
アットマークテクノ Armadillo-IoTゲートウェイは、OSとアプリを遠隔で更新できます。Moxa MGate 5105-MB-EIPは、通信が切れた間のデータを保存する機種です。microSDへのバッファは最大2GBまでです。
【企業規模別】IoTゲートウェイの選び方
企業規模そのものより、規模から来る制約が判断を分けます。設定やアプリを担当する人の有無、拠点と設備の台数、予算の通し方の3点です。自社の体制に近いところから読み進めるとよいでしょう。
中小企業
専任の担当者が少ない前提で、設定中心の機種と、価格が公開されている機種を選びます。見積もりや稟議の手間を減らせるうえ、少数台の試験から始めやすい点が利点です。
Armadillo-IoTゲートウェイのA9E LANモデルは、開発セットの価格を公開しています。希望小売価格は税込45,100円です(2026年時点)。KES IoT Logicは、テスト機を2週間無料で借りられます。
中堅企業
複数のラインや拠点で、ゲートウェイの台数が増える段階です。メーカーと機種を絞ると、設定の手順や保守の窓口をそろえやすくなる点が利点です。
たけびし デバイスゲートウェイは、標準価格を公式サイトに掲載しています。ハードウェア版のDGW-C10は210,000円(税別、2026年時点)です。ソフトウェア版のベーシックは39,000円(税別)です。ソフトウェア版は、利用者が選んだ機器の上で動かします。
大企業
拠点や工場ごとに、ゲートウェイがまちまちになりがちです。全社で標準を決めるなら、遠隔管理の仕組みと、セキュリティ要件への適合が重要な条件になります。
ヒルシャー netFIELDは、クラウドから多数のデバイスとコンテナを遠隔で展開・更新できます。価格を非公開とする製品が多いため、構成を固めてから見積もりを比べましょう。Moxa AIG-302のように、5年保証を設ける機種もあります。長期の設置では、保証期間も比べる材料になります。
自社に合ったIoTゲートウェイの選定ポイント
目的・部門・規模で方向が見えたら、具体的な仕様に落とし込みます。確認の順番が大切です。上から順に見ていくと、手戻りを減らせるでしょう。
- 接続する設備とプロトコルを確認する
- 送信先と通信回線を確認する
- エッジで処理する範囲を決める
- 遠隔管理とセキュリティを確認する
- 設置環境と総額を確認する
接続する設備とプロトコルを確認する
最初に確認するのは、つなぐ設備のメーカー、型式、通信方式です。対応していなければ、他の条件が合っても使えません。PLCは、メーカーごとの対応一覧で型式まで照合します。
対応の範囲は、製品によって異なります。KES IoT Logicは、三菱電機、オムロン、キーエンスのPLCとModbus機器が対象です。MGate 5105-MB-EIPは、変換がModbusとEtherNet/IPに限られます。
送信先と通信回線を確認する
次に、データの送信先と、そこへ届ける回線を決めます。クラウドの種類によって、使える機種が変わる場合があります。有線LANのない場所では、LTEの有無も条件です。
コンテック CONPROSYS M2M GatewayでLTEを使えるのは、G5モデルに限られます。HMS Ewon Flexyは、Wi-Fiや4Gを別売の拡張カードで追加する構成です。
エッジで処理する範囲を決める
設定だけで使うか、アプリを開発して載せるかを決めます。設定中心の機種は、導入が早い反面、対応外の処理を足しにくい場合があります。開発型は自由度が高い一方で、作り込みの人手が必要です。
ぷらっとホーム OpenBlocks IoTは、現場側の加工もできる機種です。Node-REDやLuaスクリプトを使います。サン電子 Rooster NSX7000は、収集アプリの開発が前提です。
遠隔管理とセキュリティを確認する
設置後の更新と、不正なアクセスへの備えを確認します。台数が多いほど、遠隔で更新できるかが運用の負担を左右します。IPAのJC-STARの適合ラベルも、確認する材料の一つです。
Armadillo-IoTゲートウェイのA9Eは、JC-STAR★1の適合ラベルを取得済みです。Moxa AIG-302は、OTA更新に対応するとしています。
設置環境と総額を確認する
設置場所の動作温度と、電源の条件を確認します。Moxa MGate 5105-MB-EIPの動作温度は、標準モデルが0〜60℃です。-Tモデルは-40〜75℃です。同じシリーズでも、型式によって範囲が違います。
費用は、本体に加えて、ライセンス、拡張カード、回線の契約を含めた総額で比べます。2026年時点では、価格を公開しない製品が多いのが実情です。税区分の異なる価格は、足し合わせずに確認しましょう。
【比較表】IoTゲートウェイの主要製品
製品データとして数値化できる4項目を、評価スコアで横並びにしました。生産管理・設備保全・多拠点対応・中小適合の4つを5段階で評価しています。並びは中小適合の高い順で、同点の場合は残りの項目と製品名で並べました。価格は2026年時点の公式ページの記載で、税区分は元の表記のままです。公開されていない場合は、その旨を記しました。製品ごとの詳しい比較は、IoTゲートウェイの比較記事で扱います。
順位 | 製品 | 提供元 | 生産管理 | 設備保全 | 多拠点対応 | 中小適合 | 価格の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 株式会社コンテック | 5 | 4 | 4 | 4 | CPS-MG341-ADSC1-111(PLCデータロガー+マルチI/O)が公式価格ページで¥103,180(本体価格 ¥93,800)。OPC UA対応・LTE対応・スタックタイプの他4型番はオープン価格 | |
2 | 株式会社金沢エンジニアリングシステムズ | 4 | 3 | 4 | 4 | 製品ページに本体価格の記載なし(問い合わせ・問い合わせ)。携帯回線を使う場合はSIMの回線契約が必要(SIMは自前で調達するか、金沢エンジニアリングシステムズから提供を受ける)。テスト機の無料貸し出し(2週間)あり | |
3 | 株式会社コンテック | 3 | 4 | 4 | 4 | CPS-MC341-DS1-111(DI 8点・DO 8点・RS-485)が公式価格ページで¥60,280(本体価格 ¥54,800)。マルチI/OのCPS-MC341-ADSC1-111は¥74,580、スタックタイプCPU CPS-MCS341-DS1-111は¥68,750。OPC UA搭載モデル・LTEモデルはオープン価格 | |
4 | 株式会社アットマークテクノ | 3 | 3 | 4 | 4 | A9E LANモデル 開発セット(AG9100-C00D0。本体・ACアダプタ・USB Type-Cケーブル)のメーカー希望小売価格 税込45,100円(税抜41,000円)。G4 LANモデル 開発セット(AGX4500-C00D0)は税込69,300円(税抜63,000円)。量産用モデルはOPEN | |
5 | ぷらっとホーム株式会社 | 3 | 3 | 4 | 4 | FX1・DX1はニュースリリースでオープン価格と案内。注文・見積もりは自社通販「ぷらっとオンライン」または問い合わせフォームで受け付けている | |
6 | アドバンテック株式会社 | 5 | 3 | 4 | 3 | 公式製品ページに価格の記載なし(サービスリクエストフォームから見積もり依頼)。LTE・Wi-Fiモジュール、CAN FD拡張モジュールは別売 | |
7 | 株式会社たけびし | 5 | 3 | 4 | 3 | 標準価格(税別)。ハードウェア版はDGW-C10が210,000円、DGW-L30が220,000円、DGW-W710が240,000円、DGW-R40が280,000円、高性能コンパクトモデルDGW-C40はオープン価格。ソフトウェア版(on Docker)はベーシック39,000円・標準150,000円・ハイスペック220,000円で、10本のまとめ買い価格もある | |
8 | シュナイダーエレクトリックホールディングス株式会社 | 5 | 3 | 3 | 3 | 公式製品ページに価格の記載なし(Pro-faceの販売代理店・オンライン販売パートナーで購入)。設定にはGP-Pro EXまたはBLUEなどの画面作成ソフトウェアが必要 | |
9 | HMSインダストリアルネットワークス株式会社 | 4 | 5 | 4 | 3 | 公式製品ページに価格の記載なし(販売代理店・HMSへの問い合わせ)。Wi-Fi・3G/4G・USBなどの拡張カードは別売 | |
10 | HMSインダストリアルネットワークス株式会社 | 4 | 3 | 4 | 3 | 公式製品ページに価格の記載なし。日本ではHMSインダストリアルネットワークス株式会社が窓口(日本語ページのお問い合わせ) | |
11 | サイレックス・テクノロジー株式会社 | 4 | 3 | 3 | 3 | FBR-100AN・FBR-100とも標準価格はオープン価格(公式製品ページ)。ACアダプタ、ブラザー工業・村田機械・芝浦機械向けの接続機能やOPC UA通信を有効にするアクティベーションライセンスは別売(オープン価格) | |
12 | Moxa Japan合同会社 | 3 | 3 | 4 | 3 | 公式製品ページに価格の記載なし。日本ではMoxa Japan合同会社・販売代理店が窓口 | |
13 | Moxa Japan合同会社 | 3 | 3 | 3 | 3 | 公式製品ページに価格の記載なし。日本ではMoxa Japan合同会社・販売代理店が窓口 | |
14 | シーメンス株式会社 | 3 | 3 | 3 | 3 | 公式製品ページに価格の記載なし。日本ではシーメンス株式会社が窓口(日本語ページのContact us) | |
15 | センチュリー・システムズ株式会社 | 2 | 3 | 4 | 3 | 全機種オープンプライス(公式製品ページ)。販売代理店・製品取扱店経由で購入 | |
16 | アドバンテック株式会社 | 3 | 3 | 4 | 2 | 公式製品ページに価格の記載なし(価格・お見積りページから問い合わせ)。LTE・Wi-Fiモジュール、CAN FD・シリアル・デジタルI/Oのアドオンモジュールは別売 | |
17 | ヒルシャー・ジャパン株式会社 | 3 | 3 | 4 | 2 | 公式製品ページに価格の記載なし。日本ではヒルシャー・ジャパン株式会社(東京都新宿区)が窓口 | |
18 | ディジ インターナショナル株式会社 | 2 | 3 | 4 | 2 | 公式製品ページに価格の記載なし。日本ではディジ インターナショナル株式会社(東京都渋谷区)が窓口。日本を対応地域に含むのはXBee 3搭載モデルIX15-00G4-XB2 | |
19 | サン電子株式会社 | 2 | 3 | 4 | 2 | 標準価格はオープンプライス(公式製品ページ)。拡張ボード・ACアダプタなどは別売のオプション | |
20 | サン電子株式会社 | 2 | 3 | 4 | 2 | 標準価格はオープンプライス(公式製品ページ)。ACアダプタ・外部アンテナ・通信ケーブルなどは別売のオプション |
IoTゲートウェイの選び方で失敗しないための注意点
導入でつまずく例には、共通した型があります。事前に知っておけば、仕様確認の段階で対策を取れるでしょう。よくある4つを、回避策とあわせて挙げます。
本体価格だけで比べてしまう
本体が安くても、別売の部品や契約が要ると、総額が想定を上回ります。サイレックス FBR-100では、ブラザー工業向けの接続機能に別売のライセンスが要ります。OPC UA通信も同様です。KES IoT Logicで携帯回線を使う場合は、SIMの回線契約が必要です。
回避策:使う機能を先に書き出し、ライセンス、拡張部品、回線を含めて見積もりを取ります。費用の考え方は、IoTゲートウェイの費用の記事で整理します。
設定だけで集められると思い込む
製品の紹介に「PLCのデータを集められる」とあっても、対応するメーカーの範囲は異なります。Moxa AIG-302は、PLCメーカー独自のプロトコルが製品ページにありません。FutureNet MA-X300も、収集機能が標準として記載されていません。Linux上での開発が前提です。
回避策:設備のメーカー、型式、通信方式の一覧を作り、対応表で照合します。記載がない場合は、メーカーへの問い合わせで裏づけを取りましょう。
回線と設置環境を見落とす
設置後に、通信できない、温度が合わないという問題が出る例があります。コンテック CONPROSYS M2M Gatewayは、LTEを使えるのがG5モデルのみです。OpenBlocks IoTのFX1は、ACアダプタ受電時の動作温度が-20〜40℃です。
回避策:設置場所の温度、電源、電波の状況を先に確認します。電波は、テスト機やデモ機を借りて現地で試すと確かめられます。
導入後の保守体制を決めていない
台数が増えてから、更新や設定変更の手間に気づく例があります。現地へ出向く運用は、拠点が離れるほど負担が大きい運用です。Armadillo-IoTゲートウェイのように、リモート更新の仕組みを備えた機種もあります。事前の確認が大切です。
回避策:更新の頻度と担当者を、導入前に決めておきます。遠隔管理の機能と、その利用に別の契約が要るかを確認しましょう。
まとめ
IoTゲートウェイの選定は、つなぐ設備のメーカー、型式、通信方式の書き出しから始まります。種類は、データ収集型、プロトコル変換型、設定中心型、Linux・エッジ処理の開発型の4つです。
方向が定まったら、5つの条件を順に確認します。接続する設備、送信先と回線、エッジの処理、遠隔管理、設置環境と総額です。失敗の型は、本体価格だけの比較、対応範囲の思い込み、回線と環境の見落とし、保守体制の未整備です。
製品の一覧はIoTゲートウェイのカテゴリページで確認できます。製品ごとの比較は比較記事で、提供元の違いはメーカーの記事で整理します。
IoTゲートウェイのおすすめ製品
コンテック CONPROSYS M2M Gateway
株式会社コンテック
PLC・CNCの稼働データを集めて中継
HMS Ewon Flexyシリーズ
HMSインダストリアルネットワークス株式会社
リモートアクセスとデータ収集を1台で
Advantech ECU-150 V2
アドバンテック株式会社
PLCドライバーを持つゲートウェイ
たけびし デバイスゲートウェイ
株式会社たけびし
320機種の機器をOPC UA・MQTTで連携
金沢エンジニアリングシステムズ KES IoT Logic
株式会社金沢エンジニアリングシステムズ
PLCから設定でクラウドへ
コンテック CONPROSYS M2Mコントローラ
株式会社コンテック
計測データをクラウドへ上げる
IoTゲートウェイ比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| コンテック CONPROSYS M2M Gateway | 株式会社コンテック | オンプレミス | PLC・CNCの稼働データを集めて中継 | 詳細を見る | |
| HMS Ewon Flexyシリーズ | HMSインダストリアルネットワークス株式会社 | 要見積もり | リモートアクセスとデータ収集を1台で | 詳細を見る | |
| Advantech ECU-150 V2 | アドバンテック株式会社 | 要見積もり | PLCドライバーを持つゲートウェイ | 詳細を見る | |
| たけびし デバイスゲートウェイ | 株式会社たけびし | オンプレミス | 320機種の機器をOPC UA・MQTTで連携 | 詳細を見る | |
| 金沢エンジニアリングシステムズ KES IoT Logic | 株式会社金沢エンジニアリングシステムズ | 要見積もり | PLCから設定でクラウドへ | 詳細を見る | |
| コンテック CONPROSYS M2Mコントローラ | 株式会社コンテック | オンプレミス | 計測データをクラウドへ上げる | 詳細を見る | |
| Pro-face マルチ・データボックス | シュナイダーエレクトリックホールディングス株式会社 | 要見積もり | 新旧設備のデータをプログラムレスで収集 | 詳細を見る | |
| Red Lion FlexEdgeシリーズ | HMSインダストリアルネットワークス株式会社 | 要見積もり | 300超のドライバーで機器をつなぐ | 詳細を見る | |
| ぷらっとホーム OpenBlocks IoTシリーズ | ぷらっとホーム株式会社 | 要見積もり | 国産IoTゲートウェイ | 詳細を見る | |
| アットマークテクノ Armadillo-IoTゲートウェイ | 株式会社アットマークテクノ | オンプレミス | 組込み型ゲートウェイ | 詳細を見る | |
| サイレックス・テクノロジー FBR-100シリーズ | サイレックス・テクノロジー株式会社 | 要見積もり | CNCの稼働データをMTConnect化 | 詳細を見る | |
| Moxa AIG-302シリーズ | Moxa Japan合同会社 | 要見積もり | コードなしでクラウドへ送るゲートウェイ | 詳細を見る | |
| Hilscher netFIELD Edgeシリーズ | ヒルシャー・ジャパン株式会社 | 要見積もり | コンテナで変換アプリを載せるエッジ | 詳細を見る | |
| Advantech ECU-1270 | アドバンテック株式会社 | 要見積もり | 入出力を増やせる拡張型IoTゲートウェイ | 詳細を見る | |
| Moxa MGate 5105-MB-EIPシリーズ | Moxa Japan合同会社 | 要見積もり | プロトコルゲートウェイ | 詳細を見る | |
| Siemens SIMATIC IOT2050 | シーメンス株式会社 | 要見積もり | 既存設備へ後付けするゲートウェイ | 詳細を見る | |
| センチュリー・システムズ FutureNet MA-X300シリーズ | センチュリー・システムズ株式会社 | 要見積もり | LTE搭載ゲートウェイ | 詳細を見る | |
| サン電子 Rooster NSX7000 | サン電子株式会社 | 要見積もり | LTE対応のLinuxゲートウェイ | 詳細を見る | |
| Digi IX15 | ディジ インターナショナル株式会社 | 要見積もり | LTEでクラウドへつなぐゲートウェイ | 詳細を見る | |
| サン電子 Rooster LBX8110 | サン電子株式会社 | 要見積もり | デュアルSIMのIoTエッジコンピュータ | 詳細を見る |
よくある質問
QIoTゲートウェイは何から決めればよいですか?
最初に、つなぐ設備のメーカー、型式、通信方式を書き出します。あわせて、データの送信先と、有線LANやLTEなどの回線も整理します。この整理があれば、候補となるゲートウェイを絞り込みやすくなり、メーカーへの問い合わせも具体的になります。
QPLCのデータはプログラムなしで集められますか?
製品によって異なります。例えばKES IoT Logicは、ブラウザでの設定で三菱電機、オムロン、キーエンスのPLCなどからデータを集められます。一方、Linux上でアプリを開発する前提の製品もあります。対応表で、設定だけで済むかを確認しましょう。
Qクラウドへ送るときに確認することは何ですか?
送信先のクラウドに、製品が対応しているかを確認します。AzureやAWSなどへ専用の連携機能を持つ製品もあれば、汎用のMQTTやHTTPで送る製品もあります。LTEで送る場合は、対応モデルとSIMの契約もあわせて確認してください。
Q価格はどう確認すればよいですか?
本体に加えて、ライセンス、拡張カード、回線の契約を含めた総額で比べます。標準価格を公開する製品もありますが、非公開で見積もりが必要な製品も多くあります。価格は2026年時点の公式ページで、税区分とあわせて確認しましょう。
