モーションコントローラの最適な選び方を徹底解説!おすすめの製品も紹介
モーションコントローラの選び方を、目的別・部門別・企業規模別の3つの切り口から解説。4つの種類の違い、軸数と周期、サーボとモーションネットワーク、機能、開発体制の見方と、よくある4つの失敗を整理します。

モーションコントローラは、サーボモーターなどを使って複数の軸の位置・速度・トルクを同期させ、高い精度で制御する装置です。組立機、加工機、搬送装置、ロボットなどで使われます。形態、制御軸数、対応するモーションネットワーク、プログラミング環境と比べる軸が多く、カタログを並べても自社に合うかは見えにくい製品です。この記事では、種類の違いと、目的・部門・企業規模という3つの切り口から選び方を整理しました。製品名を比べる前に、まず制御する軸数とサーボの機種を書き出しましょう。
- 形態と軸数:PLCユニット型、単体型、ソフトウェア型のどれにするか、何軸を制御するかを決める
- サーボと通信:使うサーボと、EtherCATやMECHATROLINKなどの通信規格が合うかを確認する
- 機能と開発環境:同期、補間、電子カム、ロボット制御と、プログラミングの方式を確認する
- サポートと費用:国内の問い合わせ窓口と、価格の確認方法を確かめる
軸数とサーボの機種を先に整理すると、候補となる形態を絞り込みやすくなります。残りの条件まで確認すると、導入後の手戻りを抑えられます。
この記事でわかること
モーションコントローラの基礎知識
選び方に入る前に、モーションコントローラが何をする装置なのかを押さえます。役割が曖昧なままだと、PLCやサーボとの切り分けが見えず、過剰な構成を選びかねません。基本的な用語は、モーションコントローラとはの記事でも整理しています。
モーションコントローラが担う役割
モーションコントローラは、複数のサーボモーターに指令を出す装置です。軸の位置・速度・トルクを同期させて制御します。直線や円弧の補間、電子カムによる機械カムの置き換えなども担います。
組立機や包装機の多軸同期、加工機の位置決め、搬送装置やロボットの軌道制御が代表的な用途です。検査装置のステージ制御にも使われます。最初に確認したいのは、制御する軸の数です。
PLCやサーボとの関係
モーションコントローラには、3つの形態があります。PLCに組み込むユニット型、単体のコントローラー型、PC上で動くソフトウェア型です。シーケンス制御をPLCが担い、軸の動きをモーションコントローラが担う分担もあります。
サーボモーターやドライバーの単体は、本記事の対象外です。ただしコントローラーとサーボは通信規格でつながるため、組み合わせの確認が欠かせません。
選定でつまずきやすい理由
モーションコントローラは、比較する軸が多い装置です。形態、制御軸数、機能、通信規格、開発環境が重なります。1つの軸だけでは、製品の違いを判断できません。
当サイトの20製品のうち、金額を公式ページで確認できたのは5製品です。2026年時点の対象は、三菱電機の2製品、キーエンス、コンテック、プライムモーションの各1製品です。ほかは問い合わせや見積もりが前提であり、総額が見えにくい点も判断を難しくしています。
編集部コメント:軸数、サーボの機種、開発の体制の3点は、問い合わせ前に整理すると便利です。各社の提案を比べやすくなるほか、相談内容も具体的に伝えられます。
モーションコントローラの種類
モーションコントローラは、形態によって大きく4つに分けられます。どの型を選ぶかで、組み合わせるPLCやサーボ、開発の進め方が変わります。まず全体像をつかみましょう。
- PLC増設ユニット型
- 単体コントローラー型
- PC上で動くソフトウェア型
- PCに装着するボード型
PLC増設ユニット型
PLCのCPUに増設して使うユニットです。PLCのプログラムやユニットと同じ環境で、軸制御を扱えます。単体では動かず、対応するPLCが前提になります。
三菱電機 MELSEC iQ-R RD78Gシリーズは、iQ-R用の増設ユニットです。ラインアップの最大は256軸です。FX5-SSC-Gシリーズは、小型のiQ-Fに4軸・8軸を増設します。キーエンス KV-XHシリーズは、MECHATROLINK-Ⅲで最大16軸を扱えます。
単体コントローラー型
コントローラーを単体で動かす型です。パナソニック GM5シリーズは、EtherCAT 2系統で最大128軸を同期制御します。安川電機 MPX1000シリーズは、MECHATROLINK-4/Ⅲの2回線で最大128軸です。
山洋電気 SANMOTION C S300は、1ms周期で最大32軸を制御します。オムロン CK3M/CK5MシリーズとElmo Maestroシリーズも、この型です。ctrlX MOTIONは、ctrlX COREで動かすアプリです。
PC上で動くソフトウェア型
市販のPCや産業用PCに、モーション制御のソフトウェアを入れて使う型です。専用のコントローラーを置かずに済む点が特徴です。複数メーカーのサーボを選べる製品もあるでしょう。
モベンシス WMXは、ソフトウェアのみで最大128軸を制御します。三菱電機 SWM-Gには、最大64軸の無料体験版が用意されています。TwinCAT 3 MotionとAutomation1-iSMCも、この型です。
PCに装着するボード型
PCのPCI Expressスロットに装着して使う型です。ネットワーク型とパルス列型があり、アプリケーションは自社で開発します。
ADLINK PCIe-833xシリーズはEtherCATに対応します。PXRP-3216CNはRTEX用です。SMC-8DL-PEとHPCIe-CPDシリーズはパルス列出力です。InterMotionシリーズは、3方式の機種をそろえます。
【目的別】モーションコントローラの選び方
同じモーションコントローラでも、何を実現したいかで優先すべき条件は変わります。装置でよくある3つの目的を取り上げました。目的が複数ある場合は、最も条件の厳しいものに合わせます。
多軸の同期や電子カムで機械カムを置き換えたい
組立機や包装機では、同期の方式とカムの扱いやすさが条件です。電子カムの分解能や、クラッチ機能の有無を仕様で確かめましょう。
KV-XHは、ダイレクト・すべり・追従から選べるクラッチ付きの同期制御を備えます。FX5-SSC-Gでは、カムの曲線をドラッグ&ドロップで編集できます。SWM-Gは、最大64組の同期グループと8系統の電子カムが特徴です。
加工機や検査ステージの位置決め・補間をしたい
加工機や検査装置では、補間の種類と、軌跡の精度が条件です。直線だけでなく、円弧やヘリカルの補間が要るかどうかも確かめましょう。
PXRP-3216CNは、直線・円弧・ヘリカル・3次元の補間とガントリ制御に対応します。HPCIe-CPDには、等ピッチのトリガ出力があります。Automation1-iSMCは、先読み加減速で輪郭動作の追従誤差を抑えるのが特徴です。
搬送装置やロボットの軌道を制御したい
ロボットを動かす装置では、対応するロボットの形状と、同時に制御できる台数が条件です。直交やスカラ、パラレルリンクなど、使う機構に対応しているかを確かめましょう。
S300は、直交・スカラ・パラレルリンクの制御を備えます。S500は、7軸多関節を含む15種類のロボット形状に対応します。ctrlX MOTIONは、15種類以上のキネマティクスを扱える点が特徴です。
【部門別】モーションコントローラの選び方
モーションコントローラは、設計する人、立ち上げる人、保守する人が異なります。導入に関わる3つの部門で整理しました。複数部門で共有するときは、条件の厳しい部門に合わせます。
機械設計・制御設計部門
プログラムを組む部門では、開発言語と開発環境が条件です。ラダー中心の体制か、C言語やAPIでも開発できる体制かによって、候補は大きく変わるでしょう。
RD78Gは、PLCopenのFBでモーションプログラムを標準化できます。GM5は、CODESYSベースの環境でIEC 61131-3の6言語を使えます。CK3M/CK5Mは、G-codeやANSI Cで記述する製品です。
生産技術部門
装置を立ち上げる部門では、事前の検証のしやすさが条件です。実機がなくても動作を確かめられると、立ち上げの期間を短くしやすくなります。
TwinCAT 3 Motionは、実軸とシミュレーション軸を切り替えられます。Elmo Maestroは、MATLAB/Simulinkのモデルを自動で変換できる点が特徴です。WMXの評価版と、SWM-Gの無料体験版も、事前の検証に使えます。
保全・設備管理部門
不具合を追う部門では、動作データの記録と、通信の診断が条件です。既存の装置から更新する場合は、プログラム資産を引き継げるかも確認しましょう。
RD78Gは、ロギングしたデータをGX LogViewerで解析できます。S300は、稼働映像とサーボの動作データを連動して記録します。MPX1000は、MP2000/MP3000のユーザーアプリケーションを使える点が特徴です。
【企業規模別】モーションコントローラの選び方
企業規模そのものより、規模から来る制約が判断を分けます。制御設計の専任担当の有無、装置の台数、予算の通し方の3点です。自社の体制に近いところから読み進めるとよいでしょう。
中小企業
専任の制御設計者が少ない前提で選びます。軸数が少ない装置なら、小さく始められる製品が候補です。
FX5-SSC-Gは、小型シーケンサに4軸・8軸を増設できます。SMC-8DL-PEは、8軸のボードです。公式サイトに、128,150円(本体価格116,500円)と掲載されています。評価版のある製品は、購入前に試せます。
中堅企業
複数の装置やラインで、軸数が増える段階です。メーカーとシリーズを絞ると、操作や保守の窓口をそろえやすい点がメリットです。
S300は、小型の本体で最大32軸を制御します。パナソニック GM1シリーズは、実軸32軸と仮想軸20軸を扱えます。1台で複数の機能をまとめられるため、機種の種類を抑えやすい点も利点です。
大企業
複数の拠点や機種を抱え、装置の標準を決める段階です。大規模な同期装置に対応できるか、長期にわたって保守を受けられるかが条件になります。
MPX1000とGM5は、最大128軸を扱えます。RD78Gシリーズのラインアップは最大256軸です。メーカーごとの特徴は、モーションコントローラのメーカーの記事で整理しています。
自社に合ったモーションコントローラの選定ポイント
目的・部門・規模で方向が見えたら、具体的な仕様に落とし込みます。確認の順番が大切です。上から順に見ていくと、手戻りを減らせるでしょう。
- 制御軸数と制御周期を整理する
- サーボとモーションネットワークを確認する
- 必要な機能を確認する
- プログラミング環境と開発体制を確認する
- サポートと費用を確認する
制御軸数と制御周期を整理する
最初に決めるのは、制御する軸の数と、必要な制御周期です。上限を超えると、他の条件が合っても使えません。将来の増設も見込んで、軸数を書き出します。
例えばFX5-SSC-Gは、1ユニットで最大8軸です。KV-XHは、仮想軸を含めて16軸までです。WMXは128軸を1ms、16軸を62.5μsで同期制御します。軸数と周期は、組み合わせで決まる点に注意が必要です。
サーボとモーションネットワークを確認する
コントローラーとサーボは、モーションネットワークでつながります。使うサーボが対応する規格を、先に確かめましょう。規格が合わないと、サーボごと入れ替える可能性があります。
EtherCATは、IEC 61158に含まれる規格です。MECHATROLINK-4は、MECHATROLINK-Ⅲとの互換を保つ後継規格です。CC-Link IE TSNは、制御通信と情報通信を同じネットワークで扱えます。
必要な機能を確認する
同期、補間、電子カム、ロボット制御のうち、装置に要る機能を洗い出しましょう。機能は、製品によって対応範囲が異なります。名称が同じでも、できることは異なる場合があります。
例えばSMC-8DL-PEは多軸間の直線補間に対応し、円弧補間は公式ページに記載がありません。PCIe-833xは、電子カムやロボットの機能が主な特長として挙げられていません。仕様表で一つずつ確かめましょう。
プログラミング環境と開発体制を確認する
プログラムの書き方は、製品ごとに大きく異なります。ラダーやFBで組める製品もあれば、C言語やAPIでの開発が前提の製品もあります。自社の人員で保守できるかを確かめましょう。
SWM-GはVisual StudioでのC/C++・.NETの開発が前提です。CK3M/CK5MはG-codeやANSI Cで記述します。ラダー中心の体制では、習得の負担を見込む必要があります。
サポートと費用を確認する
国内の問い合わせ窓口と、費用の確認方法を確かめます。当サイトの20製品のうち、金額を公式ページで確認できたのは5製品です。残りの15製品は、問い合わせや見積もりが前提です。
海外メーカーの製品では、日本の窓口を代理店が担う場合があります。Automation1-iSMCの日本窓口は、公式サイトでアルテック株式会社と案内されています。費用の考え方は、モーションコントローラの費用の記事も参考にしてください。
【比較表】モーションコントローラの主要製品
製品データとして数値化できる4項目を、評価スコアで横並びにしました。工程管理・生産管理・現場での使いやすさ・中小適合の4つを5段階で評価しています。並びは中小適合の高い順です。同点の場合は残りの項目の順に、最後は製品名で並べました。価格は2026年時点の公式ページの記載で、公開されていない場合はその旨を記しました。製品ごとの詳しい比較は、モーションコントローラの比較記事で扱います。
順位 | 製品 | 提供元 | 工程管理 | 生産管理 | 現場での使いやすさ | 中小適合 | 価格の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 株式会社コンテック | 3 | 2 | 3 | 5 | 公式サイトに128,150円(本体価格116,500円)と掲載。コンテックのe-shopで購入できる | |
2 | モベンシス株式会社 | 5 | 4 | 3 | 4 | 公式サイトに価格表示なし(問い合わせ)。WMX評価版のダウンロード窓口あり | |
3 | 山洋電気株式会社 | 4 | 4 | 4 | 4 | 公式製品ページに価格表示なし(問い合わせ)。型番はSMC300-A/SMC300-B。カタログ日付は2025年12月 | |
4 | 三菱電機株式会社 | 4 | 3 | 4 | 4 | 標準価格はFX5-40SSC-Gが149,000円、FX5-80SSC-Gが198,000円(三菱電機FAの仕様ページ、税の表記なし) | |
5 | 株式会社コスモテックス | 4 | 2 | 3 | 4 | 公式製品ページに価格表示なし(見積り依頼・テスト貸出依頼の窓口あり) | |
6 | 株式会社ハイバーテック | 3 | 2 | 3 | 4 | 公式製品ページに価格の掲載なし | |
7 | パナソニック インダストリー株式会社 | 5 | 4 | 4 | 3 | 公式製品ページ・ニュースリリースに価格表示なし(在庫・納期・価格は問い合わせ)。2026年10月6日受注・販売開始 | |
8 | ベッコフオートメーション株式会社 | 5 | 4 | 3 | 3 | 公式サイトに価格表示なし。ライセンスはCPU性能に応じたプラットフォームレベル別。対応OSはWindows 10/11、Windows CE、TwinCAT/BSD、Beckhoff RT Linux(TF5000) | |
9 | 三菱電機株式会社 | 5 | 4 | 3 | 3 | 公式製品ページに価格表示なし。ライセンスはUSBキーで16・32・64・128軸(SWM-G-N1も同様)。最大64軸の無料体験版SWM-G-Wあり | |
10 | 山洋電気株式会社 | 5 | 4 | 3 | 3 | 公式製品ページに価格表示なし(問い合わせ)。型番はSMC505/SMC507/SMC520。マニュアル類のダウンロードはフォーム送信が必要 | |
11 | 株式会社安川電機 | 5 | 3 | 4 | 3 | 公式ニュースリリースで販売価格はオープン(非公開) | |
12 | パナソニック インダストリー株式会社 | 4 | 4 | 4 | 3 | 公式製品ページに価格表示なし(新規購入の相談・見積は問い合わせ) | |
13 | 株式会社キーエンス | 4 | 3 | 4 | 3 | 価格表(税抜)にKV-XH04MLが198,000円、KV-XH16MLが290,000円と掲載 | |
14 | ADLINKジャパン株式会社(ADLINK Technology) | 4 | 3 | 3 | 3 | 公式製品ページに価格表示なし。PCI Expressスロットを持つPCに装着して使う | |
15 | 株式会社プライムモーション | 4 | 2 | 3 | 3 | パルス列出力の4機種が税抜89,900〜228,000円(公式サイト) | |
16 | ボッシュ・レックスロス株式会社 | 5 | 4 | 4 | 2 | 公式サイトに価格表示なし。ctrlX CORE(単体コントローラ、ctrlX DRIVE統合型、PC上のエミュレーション)で動かすアプリとして提供 | |
17 | 三菱電機株式会社 | 5 | 4 | 4 | 2 | 標準価格はRD78G4が187,000円、RD78G64が715,000円(三菱電機FAの仕様ページ、税の表記なし)。RD78GHV・RD78GHWはオープン価格 | |
18 | オムロン株式会社 | 5 | 4 | 2 | 2 | 製品ページに価格の掲載なし。標準価格は公式の在庫・価格照会で確認 | |
19 | Aerotech, Inc.(エアロテック) | 5 | 3 | 3 | 2 | 公式サイトに価格表示なし。日本の販売窓口は公式サイト上でアルテック株式会社(ALTECH Co.,Ltd.)と案内 | |
20 | Elmo Motion Control Ltd.(エルモ・モーション・コントロール) | 5 | 3 | 3 | 2 | 公式サイトに価格表示なし。日本の問い合わせ窓口は公式サイト上でボッシュ・レックスロス株式会社(大阪市)と案内 |
モーションコントローラの選び方で失敗しないための注意点
導入でつまずく例には、共通した型があります。事前に知っておけば、仕様確認の段階で対策を取れるでしょう。よくある4つを、回避策とあわせて挙げます。
軸数や同期の上限を確認せずに選ぶ
軸数だけを見て選ぶと、同期できる範囲で足りなくなる場合があります。InterMotionのEtherCAT対応機種は最大32軸ですが、同期できるのは8軸までです。
回避策:制御する軸数に加え、同期させる軸数と接続台数の上限も書き出します。KV-XHのように、最大接続台数に上限がある製品もあります。
サーボとの組み合わせを後から確認する
サーボの規格が合わないと、接続できません。PXRP-3216CNはRTEX専用です。EtherCATやMECHATROLINKのサーボは接続できません。
回避策:既設のサーボの型式と通信規格を先に整理します。RD78Gのように、サーボの世代で別機種になる製品もあるため、型式まで確認しましょう。
開発の体制を考えずに選ぶ
高機能でも、開発言語が自社の体制に合わないと使いこなせません。WMXはAPIとリアルタイムエンジンを使った開発が前提で、ラダー中心の体制では負担が大きくなります。
回避策:開発を担当する人が使える言語を確認し、評価版や体験版で試します。教育や外注の費用も、見積もりに含めましょう。
新製品や情報の少ない製品を確認せずに選ぶ
GM5は、2026年10月に販売が始まった新しいシリーズです。公開されている導入事例や技術資料はまだ少なく、価格も公開されていません。
回避策:候補の段階で、資料の有無、価格の確認方法、国内の保守体制を確かめます。見積もりでは、構成と納期まで書面で確認しましょう。
まとめ
選定は、制御する軸数と、組み合わせるサーボの機種を書き出すことから始まります。種類は、PLC増設ユニット型、単体コントローラー型、ソフトウェア型、ボード型の4つです。目的・部門・規模のどこから見ても、最初に確認するのは、軸数とモーションネットワークの組み合わせです。
方向が定まったら、5つの条件を順に確認します。軸数と周期、サーボとネットワーク、必要な機能、開発体制、サポートと費用です。費用や開発体制は、見積もりと評価版で確かめるとよいでしょう。製品の一覧は、モーションコントローラのカテゴリページから確認できます。
モーションコントローラのおすすめ製品
パナソニック GM5シリーズ
パナソニック インダストリー株式会社
最大128軸を同期制御するコントローラ
モベンシス WMX
モベンシス株式会社
Windows PCで最大128軸を制御
山洋電気 SANMOTION C S300
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最大32軸の小型コントローラ
山洋電気 SANMOTION C S500
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最大64軸の上位コントローラ
ボッシュ・レックスロス ctrlX MOTION
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軸・ロボット・CNCを扱うアプリ
三菱電機 MELSEC iQ-R RD78Gシリーズ
三菱電機株式会社
最大256軸のモーションユニット
モーションコントローラ比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| パナソニック GM5シリーズ | パナソニック インダストリー株式会社 | 要見積もり | 最大128軸を同期制御するコントローラ | 詳細を見る | |
| モベンシス WMX | モベンシス株式会社 | 要見積もり | Windows PCで最大128軸を制御 | 詳細を見る | |
| 山洋電気 SANMOTION C S300 | 山洋電気株式会社 | 要見積もり | 最大32軸の小型コントローラ | 詳細を見る | |
| 山洋電気 SANMOTION C S500 | 山洋電気株式会社 | 要見積もり | 最大64軸の上位コントローラ | 詳細を見る | |
| ボッシュ・レックスロス ctrlX MOTION | ボッシュ・レックスロス株式会社 | 要見積もり | 軸・ロボット・CNCを扱うアプリ | 詳細を見る | |
| 三菱電機 MELSEC iQ-R RD78Gシリーズ | 三菱電機株式会社 | 要見積もり | 最大256軸のモーションユニット | 詳細を見る | |
| パナソニック GM1シリーズ | パナソニック インダストリー株式会社 | 要見積もり | PLCとモーションを一体化したコントローラ | 詳細を見る | |
| Beckhoff TwinCAT 3 Motion | ベッコフオートメーション株式会社 | 要見積もり | PTPからCNCまでのソフトモーション | 詳細を見る | |
| 三菱電機 SWM-G | 三菱電機株式会社 | 要見積もり | PCで最大128軸を動かすモーションソフト | 詳細を見る | |
| 三菱電機 MELSEC iQ-F FX5-SSC-Gシリーズ | 三菱電機株式会社 | 要見積もり | モーションユニット | 詳細を見る | |
| 安川電機 MPX1000シリーズ | 株式会社安川電機 | 要見積もり | 最大128軸のマシンコントローラ | 詳細を見る | |
| キーエンス KV-XHシリーズ | 株式会社キーエンス | 要見積もり | 最大16軸のモーションユニット | 詳細を見る | |
| オムロン CK3M/CK5Mシリーズ | オムロン株式会社 | 要見積もり | プログラマブル多軸コントローラ | 詳細を見る | |
| コスモテックス PXRP-3216CN | 株式会社コスモテックス | 要見積もり | 36軸のPCI Expressモーションボード | 詳細を見る | |
| Aerotech Automation1-iSMC | Aerotech, Inc.(エアロテック) | 要見積もり | ソフトウェアベースのコントローラ | 詳細を見る | |
| Elmo Maestroシリーズ | Elmo Motion Control Ltd.(エルモ・モーション・コントロール) | 要見積もり | EtherCAT 16軸の多軸コントローラ | 詳細を見る | |
| ADLINK PCIe-833xシリーズ | ADLINKジャパン株式会社(ADLINK Technology) | 要見積もり | EtherCATモーションボード | 詳細を見る | |
| コンテック SMC-8DL-PE | 株式会社コンテック | オンプレミス | 最大8軸のモーションボード | 詳細を見る | |
| プライムモーション InterMotionシリーズ | 株式会社プライムモーション | 要見積もり | PCでも単体でも動くコントローラ | 詳細を見る | |
| ハイバーテック HPCIe-CPDシリーズ | 株式会社ハイバーテック | 要見積もり | パルス列モーションボード | 詳細を見る |
よくある質問
Qモーションコントローラは何から決めればよいですか?
最初に、制御する軸の数と、組み合わせるサーボの機種を書き出します。あわせて、必要な制御周期、同期や補間などの機能、開発を担当する人が使える言語を整理すると、形態や通信規格の候補を絞り込みやすくなり、メーカーへの問い合わせも具体的になります。
QPLCユニット型・単体型・ソフトウェア型はどう使い分けますか?
既存のPLCに軸制御を足すならユニット型が候補です。PLCとは別にモーションを専用のコントローラーで扱うなら単体型、市販のPCで柔軟に組むならソフトウェア型が候補になります。サーボの通信規格と、開発に使う言語が合うかを先に確認しましょう。
QEtherCATやMECHATROLINKなどの通信規格はどう選びますか?
コントローラーとサーボは同じ規格でつなぐ必要があるため、使うサーボが対応する規格から選びます。例えばキーエンスのKV-XHはMECHATROLINK-Ⅲ、パナソニックのGM5はEtherCATポートを2系統備えます。既設のサーボがある場合は、型式まで確認してください。
Q価格はどう確認すればよいですか?
当サイトの20製品のうち、金額を公式ページで確認できたのは、2026年時点で5製品です。三菱電機のRD78GとFX5-SSC-G、キーエンスのKV-XH、コンテックのSMC-8DL-PE、プライムモーションのInterMotionです。ほかは問い合わせや見積もりが前提のため、構成を固めてから比較します。
