SCADAの費用|ライセンス公開価格と5年間の総保有コストの積み方
SCADAの費用をソフトウェアライセンス・エンジニアリング・インフラ・保守の4つに分けて整理した記事。公式直販で公開されているタグ数別のライセンス価格(75タグ67,100円〜5,000タグ463,100円)に加え、Web監視クライアント157,300円や保守更新8,800円など本体の後に積み上がる費用を並べ、5年間の総保有コストの積み方と見積もりの取り方までまとめる。

SCADAの費用を調べると、まずライセンス価格が出てきます。国内で円建ての定価を公開している製品もあり、75タグで67,100円という水準です。これなら小さく始められそうに見えます。
ところが見積もりを取ると、金額が何倍にもなって返ってきます。ソフトウェアのライセンスは総額の一部でしかなく、画面を作る費用、設備とつなぐ配線、端末を増やすライセンス、そして毎年の保守が積み上がるためです。
この記事では、公開されている価格を起点に、その後ろに何がいくら積まれるのかを整理します。製品ごとのライセンス価格の比較は別の記事で扱っているため、ここでは総額の組み立て方に絞ります。
- 公開価格では、サーバーライセンスが75タグ67,100円から5,000タグ463,100円まで
- Web監視クライアントを1つ足すと157,300円。本体の2倍を超えることがある
- エンジニアリング費用は導入コストの30〜50%を占めるとされ、ここが総額を左右する
この記事でわかること
SCADAの費用はライセンスだけでは決まらない
まず全体の構造を押さえます。ここを分けて考えないと、公開価格と見積額の差に説明がつきません。
- 費用はソフトウェアライセンス・エンジニアリング・インフラ・保守の4つに分かれる
- 公開されているのはソフトウェアライセンスだけで、残りは案件ごとの見積もり
- タグ数が同じでも、画面数と接続する設備の種類で総額が変わる
費用は4つに分かれる
SCADAの導入費用は、ソフトウェアライセンス、エンジニアリング費用、インフラ費用、保守費用の4つで構成されます。カタログや通販ページに出ているのは1つ目だけです。
エンジニアリング費用は画面の設計と作成、設備との通信設定、アラームやトレンドの定義といった作業にかかる費用です。インフラはサーバーやクライアントPC、ネットワーク配線を指します。
ライセンスは総額の一部
SIerが公開している情報では、エンジニアリング費用がSCADA導入コストの30〜50%を占めるとされています。編集部が確認した情報で、案件の規模や画面数によって変わります。
この比率が正しければ、ライセンスが67,100円でも総額はその数倍になります。ライセンス価格だけで予算を組むと、見積もりの段階で計画が崩れます。
同じタグ数でも総額は変わる
タグ数はライセンスの区分を決めますが、総額を決めるのはそれだけではありません。同じ500タグでも、画面が5枚か50枚かで設計と作成の工数が変わります。
接続する設備の種類も効きます。同じメーカーのPLCで揃っていれば通信設定は単純ですが、複数メーカーの機器や古い設備が混在すると、通信の確認と調整に時間がかかります。SCADAの選定の進め方はSCADAの選び方の記事で整理しています。
SCADAのライセンスはタグ数の段階課金で決まる
ライセンス費用の基礎になるのがタグ(監視点)数です。国内で円建ての定価を公開している製品があるので、その公開価格を基準線として見ます。
- 三菱電機GENESISは公式直販で税込価格を公開。75タグ67,100円から
- 500タグ148,500円、1,500タグ269,500円、5,000タグ463,100円と段階的に上がる
- タグ数に比例せず、段が上がるところで金額が跳ねる
タグ数 | 価格(税込) | 1タグあたり |
|---|---|---|
75タグ | 67,100円 | 約895円 |
150タグ | 96,800円 | 約645円 |
500タグ | 148,500円 | 約297円 |
1,500タグ | 269,500円 | 約180円 |
5,000タグ | 463,100円 | 約93円 |
三菱電機のFA Web Shopで公開されている開発サーバライセンス(保守サービスとのセット品・ダウンロード版)の価格です。2026年9月時点、各社公式サイト調べ。価格は改定されることがあるため、実際の検討では最新の価格を確認してください。
1タグあたりは大きく下がる
75タグでは1タグあたり約895円ですが、5,000タグでは約93円です。約10分の1になります。
規模が大きいほど1点あたりの単価は下がる構造です。逆に言えば、小規模構成は1点あたりでは割高になります。
公開価格は例外的
円建ての定価が公開されているのは限られた製品だけで、多くは要問い合わせです。国内で扱われる主要製品の多くが、代理店経由の見積もりになります。
そのため公開価格のある製品を基準線に置き、他社の見積もりが妥当かを判断する使い方が現実的です。金額そのものより、タグ数の段でどれくらい動くのかという感覚をつかむために使えます。
購入手続きにも条件がある
公式直販で価格が出ている製品でも、そのまま買えるとは限りません。三菱電機のGENESISは、購入に事前申請が必要と明記されています。
申請書を送付したうえでの購入になり、標準の出荷日数も設定されています。価格が見えることと、すぐ手に入ることは別だと考えてください。
SCADAのライセンス本体の後に積み上がる費用
公開価格で見えるのはサーバーライセンスだけです。実際の構成では、その後ろにいくつも足りないものが出てきます。同じ公式直販の価格表から拾います。
- Web監視クライアントは1つ157,300円。本体67,100円の2倍を超える
- 保守更新は年8,800円。メジャーバージョンアップは別で14,300円
- BACnetなど他プロトコルへの接続はオプションライセンスで78,100円
項目 | 価格(税込) | 性質 |
|---|---|---|
サーバーライセンス(75タグ) | 67,100円 | 初期 |
Web/モバイル監視 1クライアント | 157,300円 | 初期 |
Web/モバイル監視 5クライアント | 511,500円 | 初期 |
BACnet Connector | 78,100円 | 初期・オプション |
タグ点数拡張(5,000タグ) | 402,600円 | 追加時 |
保守サービス更新(75タグ版) | 8,800円 | 継続 |
メジャーバージョンアップ(75タグ版) | 14,300円 | 更新時 |
三菱電機のFA Web Shopで公開されている価格です。2026年9月時点、各社公式サイト調べ。保守更新とバージョンアップの金額はタグ数の区分ごとに設定されているため、上表は75タグ版のものです。
クライアントが本体より高い
現場や事務所から画面を見たい、という要件はほぼ必ず出てきます。ところがWeb/モバイル監視のライセンスは1クライアントで157,300円です。サーバー本体の67,100円より高くなります。
5クライアントでは511,500円で、1クライアントあたりに直すと約102,300円です。まとめると単価は下がりますが、絶対額では本体の何倍にもなります。誰が何台から見るのかを先に決めてください。
保守は毎年かかる
保守サービスの更新は年8,800円です。単体では小さく見えますが、5年で44,000円になります。
これとは別に、メジャーバージョンアップのライセンスが14,300円で用意されています。OSのサポート終了に合わせて上げる必要が出るため、数年に一度は見込んでおくものです。
接続するものが増えると足りなくなる
SCADAは既存のPLCとつなぐのが基本ですが、空調や照明といった建物設備までまとめて見たい場合、BACnetなど別のプロトコルが必要になります。この接続はオプションライセンスで、78,100円です。
あとから対象を広げると、その都度ライセンスが増えます。最初に「将来どこまで見るか」を決めておくと、構成の見直しを減らせます。
SCADAの段階課金は実点数ぴったりでは買えない
タグ数の段階課金には、実務上のクセがあります。必要な点数の直上の段を買うことになるため、余りが出ます。
- 信号点数の区分は75・150・500・1,500・5,000点などの段階になっている
- メーカーの公式構成例でも、実信号289点に対して500点ライセンスを充てている
- 段の境界を1点超えると、次の段まで金額が跳ねる
公式の構成例が示すもの
富士電機が国内で扱うAVEVA Plant SCADA(旧Citect SCADA)は、公式サイトでライセンス体系を公開しています。信号点数は75点以下から無制限まで8段階です。
同社が示す単体構成の例では、入出力装置2台で合計289点の実信号に対し、500点のフルライセンスを充てています。実点数と買う点数は一致しません。
境界をまたぐと跳ねる
公開価格のある製品で見ると、500タグが148,500円、1,500タグが269,500円です。501点になった瞬間に約12万円上がります。
設備を1台追加しただけで段が上がることがあります。見積もりの段階で、いま何点で、どの段のどのあたりに位置しているかを把握しておいてください。境界ぎりぎりなら、最初から上の段を選ぶ判断もあり得ます。
点数は多めに見積もる
運用が始まると、見たい項目は必ず増えます。最初はアラームだけだったものに、温度や電流値、稼働時間が足されていきます。
導入後に点数を追加できる製品もあり、富士電機も追加可能と明記しています。ただし追加には費用がかかります。公開価格のある製品では5,000タグの拡張ライセンスが402,600円です。最初から余裕を持たせるか、追加費用を織り込むかを決めておくほうが安全です。
SCADAで見落とされるエンジニアリング費用と工事
ここまではソフトウェアの話です。実際の見積もりで金額の中心になるのは、画面を作る費用と、設備までつなぐ工事です。
- エンジニアリング費用は導入コストの30〜50%を占めるとされる
- 新規の配線工事は1フロアあたり30〜100万円以上という目安がある
- サーバー・クライアントPC、OTセキュリティ対策も別に必要になる
画面を作る費用
エンジニアリング費用は、画面の設計と作成、設備との通信設定、アラームやトレンドの定義、テストと立ち上げにかかる費用です。SIerが公開している情報では、SCADA導入コストの30〜50%を占めるとされています。編集部が確認した情報で、案件によって幅があります。
画面数と、設備の種類の多さで工数が変わります。同じメーカーのPLCで揃っていれば通信設定は単純ですが、複数メーカーや旧型の設備が混ざると、実際につながるかの確認から必要になります。
つなぐための工事
SCADAは設備からデータを取れて初めて動きます。工場内にネットワークが通っていない場合、光ケーブルや産業用LANの敷設工事が発生します。1フロアあたり30〜100万円以上という目安が示されています。
既存のネットワークが使えるか、新設が要るかで総額が変わります。この判断は現地を見ないとつかないため、見積もり前の現地調査が要ります。
PCとセキュリティ
サーバーとして動かすPC、現場で見るクライアント端末も必要です。24時間動かす前提なら、一般的な事務用PCではなく産業用PCを選ぶことになり、その分の費用が乗ります。
加えて、制御ネットワークを社内LANとつなぐ以上、OTセキュリティの対策が要ります。ネットワークの分離、アクセス制御、ログの取得といった要件は、あとから追加すると設計のやり直しになります。SCADAの選定でセキュリティ要件を先に確認すべき理由はSCADAの選び方の記事で扱っています。
SCADAの5年間の総保有コストを積む
初期費用だけで比べると、あとから発生する費用を見落とします。最小構成で5年分を積んでみます。
- 最小構成でも、ソフトウェアだけで5年27万円強になる
- 金額の中心はライセンスではなくクライアントと保守
- ここにエンジニアリング費用と工事が乗るため、総額はさらに数倍になる
ソフトウェアの5年分を積む
75タグのサーバーライセンスに、Web監視クライアントを1つ付けた最小構成で考えます。初年度はライセンス67,100円とクライアント157,300円で224,400円です。
2年目以降は保守更新が年8,800円かかります。4年分で35,200円。5年の途中でメジャーバージョンアップを1回入れると14,300円。合計は273,900円になります。
クライアントを増やすと跳ねる
現場と事務所の2箇所から見たい、という要件になった場合を考えます。5クライアントのライセンスは511,500円なので、初年度は578,600円です。
5年で保守とバージョンアップを足すと628,100円。1クライアント構成の273,900円と比べると2.3倍です。見たい人が何人いるかが、タグ数より総額に効く場合があります。
ソフトウェアは総額の一部
ここまではソフトウェアだけの積み上げです。エンジニアリング費用が導入コストの30〜50%を占めるという目安が正しければ、総額はこの数倍になります。
つまり5年で見たとき、ソフトウェアライセンスは総額の一部にすぎません。製品ごとのライセンス価格を比べるだけでは、どちらが安いかは決まらないということです。製品別の価格はSCADAの比較記事にまとめています。
SCADAの見積もりの取り方
構成で総額が変わるため、条件を揃えずに依頼すると各社バラバラの金額が返ってきます。先に決めておく項目があります。
- 監視点数・クライアント台数・冗長化の要否・ヒストリアンの有無を明示する
- ライセンス・エンジニアリング・インフラ・保守を分けて出してもらう
- 5年分の総額で並べる。初期費用だけでは比較にならない
依頼前に決める4条件
監視点数、クライアント台数、冗長化の要否、ヒストリアン込みかどうか。この4つが決まっていないと、各社が異なる前提で試算します。
監視点数は現状の実測値ではなく、増える前提で見積もってください。クライアント台数は、常時監視する端末と、たまに見る端末を分けて示すと、ライセンスの種別を提案してもらえます。
内訳を分けて出してもらう
見積書は、ソフトウェアライセンス、エンジニアリング費用、インフラ費用、保守費用の4つに分けて出してもらってください。一式でまとめられると、どこを削れるか判断できません。
特にエンジニアリング費用は、画面数や設備の種類で動く部分です。分けて出してもらえば、初期は画面を絞って後から追加する、といった調整ができます。
5年分で並べる
初期費用だけで比べると、保守が毎年かかる製品と、ライセンス体系が違う製品を正しく比較できません。5年分の総額で出してもらってください。
そのとき、保守の金額が固定か、ライセンス費用に対する比率かも確認します。あわせて、点数を追加したときの単価と、クライアントを追加したときの単価も聞いておくと、あとから広げるときの見通しが立ちます。
SCADA主要製品と費用面での位置づけ
10製品中9製品が要問い合わせのため、金額だけでは横並びにできません。編集部では各製品を製造業適合性スコア(工程管理適合性・保全管理適合性・多拠点運用適合性・現場利用しやすさ・中堅/中小製造業との相性を5段階で評価)で採点しています。費用の観点では中小相性が手がかりになります。
- 三菱電機GENESISとAdvantech WebAccessが中小相性5で最上位
- 横河電機FAST/TOOLSは中小相性1。大規模プラント向けで小規模には過剰
- 中小相性が低い製品は、能力ではなく構成規模と体制の前提が違う
製品 | 中堅/中小との相性 | 工程管理適合性 | 多拠点運用適合性 |
|---|---|---|---|
三菱電機 GENESIS(旧GENESIS64) | 5 | 4 | 4 |
Advantech WebAccess/SCADA | 5 | 3 | 3 |
Ignition | 4 | 4 | 5 |
EcoStruxure Machine SCADA Expert | 4 | 4 | 3 |
AVEVA Plant SCADA(旧Citect SCADA) | 3 | 4 | 4 |
SIMATIC WinCC Unified | 2 | 5 | 4 |
AVEVA System Platform(旧Wonderware) | 2 | 5 | 5 |
横河電機 FAST/TOOLS | 1 | 4 | 5 |
公開価格があると稟議が通しやすい
三菱電機GENESISは中小相性5で最上位です。スコアの理由のひとつが、国内で円建ての定価を公開していることにあります。金額が事前にわかると、社内で予算を確保してから動けます。
要問い合わせの製品では、まず商談を経ないと金額がわかりません。小規模な検討では、この手間そのものが負担になります。
中小相性が低い製品は前提が違う
横河電機FAST/TOOLSは中小相性1です。ただし多拠点運用適合性は5で、サーバーあたり1,600万点規模を扱えます。プラントや社会インフラの広域監視が対象で、1工場の1ラインを見る用途には設計思想が合いません。
SIMATIC WinCC UnifiedとAVEVA System Platformも中小相性2ですが、工程管理適合性は5です。製品が劣るのではなく、能力を活かす規模と社内の技術体制が前提になります。
スコアと総額の関係
スコアが高い製品が安いとは限りません。ただし中小相性が高い製品は、簡易な構成で成立しやすく、エンジニアリング費用を抑えられる傾向があります。
総額の3〜5割がエンジニアリング費用だとすれば、ここが小さく収まるかどうかは効きます。各製品のスコアと評価理由はSCADA(設備監視制御システム)のカテゴリページで確認できます。
まとめ|SCADAの費用の見極め方
SCADAの費用は、ソフトウェアライセンス・エンジニアリング・インフラ・保守の4つに分かれます。公開されているのは1つ目だけで、残りは案件ごとの見積もりです。ライセンス価格で予算を組むと、見積もりとの差に説明がつかなくなります。
ライセンス本体の後にも積み上がります。公開価格で見ると、サーバー75タグが67,100円なのに対し、Web監視クライアントは1つ157,300円です。本体の2倍を超えます。保守更新は年8,800円、メジャーバージョンアップは14,300円。最小構成でもソフトウェアだけで5年27万円強、クライアントを5に増やすと628,100円になります。
そのうえで、エンジニアリング費用が導入コストの30〜50%を占めるとされているため、総額はソフトウェアの数倍になります。見積もりは監視点数・クライアント台数・冗長化・ヒストリアンの4条件を明示し、4つの内訳に分けて、5年分の総額で並べてください。監視点数の数え方から進めたい場合はSCADAの選び方の記事を、そもそもSCADAが必要かを判断したい場合はSCADAの解説記事をご覧ください。
SCADA(設備監視制御システム)のおすすめ製品
三菱電機 GENESIS(旧GENESIS64)
三菱電機株式会社
75タグ約6.7万円から、円建て定価が公開された国内最短経路
AVEVA System Platform(旧Wonderware)
AVEVA Group Limited(Schneider Electric傘下)
SCADA・MES・IIoTを1基盤に統合する定番プラットフォーム
Ignition
Inductive Automation, LLC
サーバー1本でタグ数・クライアント数が無制限
SIMATIC WinCC Unified
シーメンス株式会社
TIA PortalでPLCから画面まで統合開発、Webクライアント無制限
FactoryTalk View SE
ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社
Allen-Bradley PLCと垂直統合された全社規模SCADA
iFIX(Proficy HMI/SCADA)
Velotic
提供元がVeloticへ移行、大規模実績を持つ老舗SCADA
SCADA(設備監視制御システム)比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 三菱電機 GENESIS(旧GENESIS64) | 三菱電機株式会社 | オンプレミス | 75タグ約6.7万円から、円建て定価が公開された国内最短経路 | 詳細を見る | |
| AVEVA System Platform(旧Wonderware) | AVEVA Group Limited(Schneider Electric傘下) | サブスクリプション | SCADA・MES・IIoTを1基盤に統合する定番プラットフォーム | 詳細を見る | |
| Ignition | Inductive Automation, LLC | オンプレミス | サーバー1本でタグ数・クライアント数が無制限 | 詳細を見る | |
| SIMATIC WinCC Unified | シーメンス株式会社 | 要見積もり | TIA PortalでPLCから画面まで統合開発、Webクライアント無制限 | 詳細を見る | |
| FactoryTalk View SE | ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社 | 要見積もり | Allen-Bradley PLCと垂直統合された全社規模SCADA | 詳細を見る | |
| iFIX(Proficy HMI/SCADA) | Velotic | 要見積もり | 提供元がVeloticへ移行、大規模実績を持つ老舗SCADA | 詳細を見る | |
| EcoStruxure Machine SCADA Expert | シュナイダーエレクトリック株式会社 | 要見積もり | 500タグから、機械・ライン単位の軽量SCADA | 詳細を見る | |
| Advantech WebAccess/SCADA | アドバンテック株式会社 | オンプレミス | 無償75タグから試せる100%ブラウザベースSCADA | 詳細を見る | |
| AVEVA Plant SCADA(旧Citect SCADA) | AVEVA Group Limited(Schneider Electric傘下) | 要見積もり | 信号点数の段階ライセンスが国内で公開されている単体SCADA | 詳細を見る | |
| 横河電機 FAST/TOOLS | 横河電機株式会社 | 要見積もり | 1サーバー1,600万点、広域分散プラントの統合監視 | 詳細を見る |
よくある質問
QSCADAの導入費用はいくらくらいですか?
ソフトウェアライセンスだけなら、公式直販で価格を公開している製品でサーバー75タグが67,100円、500タグが148,500円、5,000タグが463,100円です(税込)。ただしこれは総額の一部です。Web監視クライアントは1つ157,300円で本体より高く、保守更新は年8,800円かかります。さらにSIerが公開している情報では、画面作成や通信設定にかかるエンジニアリング費用が導入コストの30〜50%を占めるとされています。ライセンス価格で予算を組むと実際の見積もりと大きくずれます。
QSCADAの費用はどうやって決まりますか?
基礎になるのはタグ(監視点)数の段階課金です。信号点数の区分は75・150・500・1,500・5,000点などの段階になっており、必要な点数の直上の段を買うことになります。メーカーの公式構成例でも、実信号289点に対して500点ライセンスを充てています。段の境界を1点超えると次の段まで金額が跳ねるため、いま何点で、どの段のどのあたりにいるかを把握しておいてください。あわせてクライアント台数、冗長化の要否、ヒストリアンの有無で構成が変わります。
Qライセンス以外にどんな費用がかかりますか?
エンジニアリング費用、インフラ費用、保守費用の3つです。エンジニアリング費用は画面の設計と作成、設備との通信設定、アラームやトレンドの定義にかかるもので、導入コストの30〜50%を占めるとされています。インフラはサーバーとクライアントPC、ネットワーク配線で、工場内に新規で配線工事が必要な場合は1フロアあたり30〜100万円以上という目安があります。制御ネットワークを社内LANとつなぐためのOTセキュリティ対策も必要です。
Q監視点数はどれくらいで見積もればよいですか?
現状の実測値ではなく、増える前提で見積もってください。運用が始まると見たい項目は必ず増え、最初はアラームだけだったものに温度や電流値、稼働時間が足されていきます。導入後に点数を追加できる製品もありますが追加には費用がかかり、公開価格のある製品では5,000タグの拡張ライセンスが402,600円です。段の境界ぎりぎりであれば、最初から上の段を選ぶ判断もあり得ます。
Q見積もりを依頼するとき、何を伝えればよいですか?
監視点数、クライアント台数、冗長化の要否、ヒストリアン込みかどうかの4条件です。この4つが決まっていないと各社が異なる前提で試算するため、金額を並べて比べられません。見積書はソフトウェアライセンス、エンジニアリング費用、インフラ費用、保守費用の4つに分けて出してもらい、5年分の総額で並べてください。あわせて保守が固定額か比率か、点数やクライアントを追加したときの単価も確認しておくと、後から広げるときの見通しが立ちます。
