【2026年】無料で使えるOPCサーバーおすすめ8選|体験版・シミュレータ・OSSの条件と商用利用を解説
無料で使えるOPCサーバーを、体験版・無償のシミュレータ・オープンソースに分けて整理。公式サイトで確認できた8つの選択肢の期間や制限、商用利用の可否と、本番運用が有料になる点、有料版へ切り替える目安を解説します。

OPCサーバーは、メーカーの違うPLCのデータをOPC UAなどの共通規格で上位システムへ渡すソフトです。製品として使い続けられる無償のOPCサーバーは、公式サイトでは確認できませんでした。無料で使えるのは、時間に限りのある体験版、テスト用のシミュレータ、開発者向けのオープンソースの3種類です。
この記事では、公式サイトで確認できた8つの選択肢を、ITトレンド for 製造業編集部が2026年11月6日時点で整理しました。商用利用の可否は、ライセンスや公式ページに記述があるものだけを書いています。
実機のPLCにつないで試したいなら:Kepware Serverは、1回2時間の体験版を再起動で繰り返せ、タグ数の上限もありません。Softing dataFEED OPC Suite Extendedは72時間、たけびし デバイスエクスプローラ OPCサーバーは連続3時間のデモ版です。OPC Routerにも、全機能の入ったデモ版があります。
動作確認だけなら:Matrikon OPC Simulation Serverは、非本番の用途に限り無償です。OPCクライアントの接続テストに使えます。
自作・組み込みで試したいなら:open62541、Eclipse Milo、node-opcuaは、無償のオープンソースです。ただし、完成したOPCサーバーではなく、サーバーを作るための部品です。
継続して使うなら:OPCサーバーの価格・見積もりの記事と比較記事で費用と製品を比べ、OPCサーバーのカテゴリページで製品を探しましょう。
無料になるのは、体験版・テスト用ツール・オープンソースの部品です。本番の運用に使う製品のライセンス、保守、導入作業の費用は、2026年時点でも別にかかります。
この記事でわかること
無料のOPCサーバーの種類
OPCサーバーで「無料」と呼べるものは、大きく4つに分かれます。体験版、テンポラリライセンス、無償のシミュレータ、オープンソースの部品です。ここでは、公式で確認できた範囲を種類ごとに整理します。
種類 | 内容 | 費用 | 例 |
|---|---|---|---|
体験版・デモ版 | 製品の全機能を、時間を区切って試す。実機のPLCにもつなげる | 評価の範囲は無料。本番運用にはライセンスの購入が必要 | |
テンポラリライセンス | デモ版より長い期間、製品版相当の評価ができる仮のライセンス | 評価用。申請にはユーザー情報の入力が必要 | |
無償のシミュレータ・テスト用ツール | 模擬データを出すOPCサーバー。クライアントの接続確認や教育に使う | 無償。商用利用の条件は製品ごとに異なる | Matrikon OPC Simulation Server、Prosys OPC UA Simulation Serverの無償版 |
オープンソースの部品 | OPC UAのサーバーやクライアントを自作するためのライブラリ | ソフトは無償。開発・運用・保守は自己負担 |
体験版は実機につないで評価できる
体験版の利点は、自社のPLCに実際につなぎ、タグの読み書きを確かめられる点です。接続できる機種やドライバの範囲を、購入前に確認できます。
一方で、動かせる時間に上限があります。Kepware Serverは1回2時間、デバイスエクスプローラは連続3時間です。長期間の運用試験には向きません。
シミュレータは機器がなくても試せる
シミュレータは、模擬のデータを出すOPCサーバーです。PLCが手元になくても、SCADAやデータ収集ソフトの接続確認を進められます。
Matrikonは公式ページで、本番のデータを失わずにOPCの接続を試せる環境と説明しています。製品のPLCドライバの評価には使えません。
オープンソースは自作が前提になる
オープンソースのライブラリは、OPC UAの通信部分を提供します。PLCごとの通信ドライバは含まれず、読み書きするデータの定義とプログラムは自社で作ります。
ライセンス料は要りません。その代わり、PLCとの接続、更新、不具合の切り分けは自社の仕事になります。メーカー製のOPCサーバーとは性格が異なります。
OPCサーバーの無料版と有料版の違い
無料の方法と有料の導入では、使える期間・接続先・責任の範囲が変わります。違いを下の表にまとめました。比較の軸は、本番利用、PLCドライバ、期間、サポートの4つです。
観点 | 無料の方法(体験版・シミュレータ・OSS) | 有料の導入(ライセンス購入・契約) |
|---|---|---|
本番利用 | 体験版は評価用。Matrikonは非本番に限る。OSSはライセンス条件に従う | 購入したライセンスの範囲で運用できる |
PLCとの接続 | 体験版は製品のドライバを試せる。シミュレータとOSSには、PLCドライバが含まれない | 製品のドライバで、対応するPLCにつなげる |
期間・時間 | 2時間、3時間、72時間など。テンポラリライセンスは1か月 | 時間の制限なしで稼働できる |
サポート | OSSやProsysの無償版は、公開資料やフォーラムが中心 | 保守契約の範囲で、問い合わせ窓口を使える |
費用 | 体験・テストは0円。OSSの開発と運用の工数は自社負担 | ライセンス料と保守費用がかかる(公開価格のある製品は一部) |
体験版に機能の制限は少ない
Kepware Serverの体験版は、公式ページで「他の制限はない」とされています。チャネル・デバイス・タグの数も無制限です。OPC Routerのデモ版も、全機能を含むと案内されています。
デバイスエクスプローラも、デモ版は連続3時間に限り全機能を評価できます。制限の中心は、機能ではなく動作時間です。
本番では時間制限のない契約が要る
体験版は、動作時間が過ぎると止まります。再起動すれば再び動く製品もありますが、毎日の稼働データを集める本番には使えません。
本番の設備に使う場合は、ライセンスの購入が必要です。台数やタグ数、ドライバの構成によって費用が変わるため、見積もりで確認します。
無料のOPCサーバーを選ぶときのポイント
無料のOPCサーバーを選ぶ際には、何を確かめたいのかを最初に決めることが重要です。接続の確認なのか、製品の評価なのか、自作の開発なのかで、選ぶ手段が変わります。
確かめたい目的から手段を選ぶ
自社のPLCにつながるかを確かめるなら、PLCドライバを持つ製品の体験版が向いています。上位のSCADAやMESの接続だけを確かめるなら、シミュレータで足ります。
OPC UAの機能を自社のソフトに組み込みたい場合は、オープンソースのライブラリが候補です。目的が違えば、見るべき条件も変わってきます。
時間・タグ数・機能の制限を確認する
体験版の制限は、製品ごとに異なります。Kepware Serverは1回2時間ですが、タグ数に上限はありません。Softing dataFEEDは72時間です。
試したい設備のタグ数と、検証にかかる時間を先に見積もりましょう。時間が足りない場合は、テンポラリライセンスの有無を問い合わせます。
商用利用とライセンスの条件を読む
体験版は評価が目的で、本番の運用は購入が前提です。Matrikonのシミュレータは、非本番の用途に限り無償と明記されています。
オープンソースは、ライセンスごとに条件が違います。node-opcuaはMITです。open62541はMPL 2.0、Eclipse MiloはEPL-2.0です。配布を伴う場合は、特に条件を確認しましょう。
サポートと自作の工数を見込む
体験版は、メーカーや販売店に問い合わせながら評価を進められます。オープンソースは公開資料やコミュニティが中心で、不具合の対応は自社の役割です。
open62541とnode-opcuaには、有償のサポートを案内する運営元があります。導入後の保守を誰が担うかも、選ぶ前に決めておきましょう。
【比較表】無料で使えるOPCサーバー8選
公式サイトで確認できた8つの選択肢を、無料の範囲と条件で比べます。順番は、製品ページがあるものが先で、続いてシミュレータ、オープンソースの順です。
製品 | 無料の種類 | 期間・制限 | 商用利用 | 入手の条件 |
|---|---|---|---|---|
体験版 | 1回2時間。再起動で繰り返し可。タグ数は無制限 | 評価用。本番の可否はページに記載なし | 申請後、メールでリンクが届く | |
ランタイムのデモ | 72時間 | 評価用。本番は購入 | アカウントでのログインが必要 | |
デモ版 | 全機能。ライセンスなしは2時間のデモモード | 評価用。本番はライセンスが必要 | 公式サイトからダウンロード | |
デモ版、テンポラリライセンス | デモ版は連続3時間。テンポラリは1か月 | 評価用。本番は購入 | テンポラリはユーザー情報を入力して申請 | |
無償のシミュレータ | 機能の制限なし。期限の記載なし | 非本番の用途に限り無償 | ダウンロードページから入手 | |
オープンソース(MPL 2.0) | 期限なし | 独自のソフトと組み合わせて配布できると明記 | GitHubで公開 | |
オープンソース(EPL-2.0) | 期限なし。Java 17以降 | READMEに記載なし。EPL-2.0に従う | GitHubで公開 | |
オープンソース(MIT) | 期限なし。Node.js 22.13以降 | 商用アプリでも自由に使えると明記 | GitHubで公開 |
【無料版】OPCサーバーおすすめ8選
ここでは、無料の範囲・商用利用・制限・有料版との差を、製品ごとに説明します。各社の公式URLは、本文の「公式ページ」のリンクから確認できます。順番は、製品ページがあるメーカーが先です。
Kepware Server
- 無料の種類:体験版(1回2時間、再起動で繰り返し可)
- 商用利用:体験版の本番利用は、ページに記載なし
- 向いている企業:複数メーカーのPLCのデータを1台にまとめたい企業
- 注意点:Windows向け。価格は公式サイトに掲載なし
公式ページに、「1回2時間」「チャネル・デバイス・タグの数は無制限」「他の制限はない」とあります。アプリを止めて再起動すると、再び2時間の利用が可能です。
申請すると、ダウンロードリンクの作成後にメールで連絡が届きます。本番に移す際は、ライセンスの見積もりが必要です。
編集部コメント:Linuxのコンテナで動かす場合は、別製品のKepware Edgeです。他のKepware製品の体験は、問い合わせが案内されています。公式ページも参照してください。
Softing dataFEED OPC Suite Extended
- 無料の種類:72時間のランタイムデモ
- 商用利用:デモは評価用。本番はランタイムライセンスを購入
- 向いている企業:OPC UAとOPC Classic、MQTT、データベース連携を1本で試したい企業
- 注意点:ダウンロードにアカウントでのログインが必要
公式ブログに、ログインすると72時間のランタイムデモを使えるとあります。ダウンロードは製品ページから行います。
ライセンスは、1台ごとのランタイムライセンスです。公式サイトに価格の掲載はなく、国内の販売店は株式会社シェルパです。
編集部コメント:72時間あれば、連続稼働でのデータの取りこぼしも確かめやすくなります。試用の前に、接続先と送信先を決めておきましょう。公式ページも参照してください。
OPC Router
- 無料の種類:デモ版(全機能を含む)
- 商用利用:デモは評価用。本番はライセンスが必要
- 向いている企業:OPC UA、MQTT、データベース、SAPをつないで試したい企業
- 注意点:ライセンスなしでは2時間のデモモード
公式のFAQに、全機能を備えた無料のデモ版があると書かれています。公式サイトからダウンロードでき、Dockerコンテナへのインストールも可能です。
ライセンスがない間は、2時間のデモモードで動きます。ライセンスは、買い切りとサブスクリプションの2種類です。価格は掲載がありません。
編集部コメント:フロー画面でデータの流れを組む製品です。デモ版で、変換や送信の処理を組んでから見積もりを依頼できます。公式ページも参照してください。
たけびし デバイスエクスプローラ OPCサーバー
- 無料の種類:デモ版(連続3時間)、1か月のテンポラリライセンス
- 商用利用:製品版相当の評価用。本番は購入
- 向いている企業:国内外の多数の制御機器につないで評価したい企業
- 注意点:64ビット版のデモは、一部の通信機能が使えない
公式のダウンロードページに、デモ版は連続3時間のみ全機能を評価できるとのことです。
デモ版をインストールした後に、テンポラリライセンスを申請できます。ユーザー情報を入力すると、1か月間の評価用ライセンスが、登録したメールアドレスに届きます。
編集部コメント:Wonderware環境向けのDAサーバーのデモ版は、連続1時間です。DxpSERVER V7の買い切りは、シングルが税別90,000円です。公式ページも参照してください。
Matrikon OPC Simulation Server
- 無料の種類:無償のシミュレータ(OPCクライアントのテスト用)
- 商用利用:非本番の用途に限り無償。本番利用は対象外
- 向いている企業:OPCクライアントの接続を、機器なしで確かめたい企業
- 注意点:PLCのドライバは含まれない
公式のダウンロードページに、非本番の用途に限り無償で、自由に配布できると書かれています。機能の制限はなく、完全な機能で動くとのことです。
ダウンロードすると、OPCクライアントのMatrikonOPC Explorerも付属します。本番のデータを失わずに、接続のテストを進められます。
編集部コメント:期限や登録の要否は、確認したページからは読み取れませんでした。配布前に、公式の条件を確認しましょう。公式ページも参照してください。
open62541
- 無料の種類:オープンソース(Mozilla Public License 2.0)
- 商用利用:独自のソフトと組み合わせて配布できると明記
- 向いている企業:C言語で、組み込み機器にOPC UAを載せたい企業
- 注意点:ライブラリ自体を変更した場合は、MPL 2.0で公開する
C言語で書かれた、OPC UAの実装です。サーバーとクライアントを作れ、既存のアプリにOPC UA通信を加える用途にも使えます。
コアの開発者が所属するo6 Automation GmbHが、有償のサポートを提供しています。
編集部コメント:v1.4で作ったサンプルのサーバーが、認証を受けたとのことです。対象は、OPC FoundationのStandard Server 2017 Profileです。公式ページも参照してください。
Eclipse Milo
- 無料の種類:オープンソース(EPL-2.0)
- 商用利用:READMEに記載なし。EPL-2.0の条件に従う
- 向いている企業:Javaでサーバーやクライアントを作りたい企業
- 注意点:Java 17以降が必要
OPC UA(1.05を対象)のオープンソース実装です。通信のスタックに加えて、その上に作られたクライアントとサーバーのSDKを含みます。
READMEは、Java 17でのビルドを勧めています。JDK 21やJDK 24でも動くとの記載です。リリース一覧は、確認した時点で空でした。
編集部コメント:Java資産のある企業が、自社システムにOPC UAサーバーを組み込めます。ライセンス全文は、リポジトリのLICENSE.mdで確認できます。公式ページも参照してください。
node-opcua
- 無料の種類:オープンソース(MIT)
- 商用利用:商用アプリでも自由に使えると明記
- 向いている企業:Node.jsやTypeScriptで、OPC UAの連携を作りたい企業
- 注意点:著作権表示を、コピーのすべてに含める
Node.jsとブラウザ向けの、OPC UAスタックです。クライアント、サーバー、ディスカバリー、アグリゲーションを1つのツールキットで扱えます。
運営元のSterfiveは、有償のサポートとメンバーシップを案内しています。Node.js 22.13以降が必要で、保証は付きません。
編集部コメント:Windows、Linux、macOSで動き、暗号化通信や証明書の管理も含みます。試作と社内ツールに取り入れやすい部品です。公式ページも参照してください。
その他:補足で押さえたい無償の選択肢
次の3つも、公式で確認できた無償の選択肢です。
名称 | 無料の範囲 | 条件・制限 |
|---|---|---|
無償版あり。Windows、Linux、macOS | サポートはフォーラム。商用利用の可否は、ページに記載なし | |
Python 3.10以降。サーバーとクライアント | LGPL-3.0。一部の機能は未実装 | |
OPC Foundation公式の.NET向け参照実装 | OPC Foundation MIT Licenseで公開 |
無料で使えるOPCサーバーのメリットとデメリット・注意点
無料の方法は、導入前の判断材料を増やせる手段です。一方で、そのまま本番に使えるとは限りません。メリットと注意点を整理します。
メリットは導入前に接続と性能を確かめられること
体験版を使うと、自社のPLCにつながるか、必要なタグを読み書きできるかを確かめられます。上位のSCADAやMESとの接続も、本番の前に試すことが可能です。
見積もりの前に条件を絞れるため、ドライバの不足による手戻りを減らせます。シミュレータなら、機器の手配前に接続の手順を固めることが可能です。
評価用のものを本番で使うと契約違反になるおそれ
体験版は評価が目的です。Matrikonのシミュレータは、非本番の用途に限り無償と明記されています。本番の設備につなぐ使い方は、対象外です。
評価用のまま本番の設備につなぐと、契約違反になるおそれがあります。本番へ移す時期と条件を、申し込みの際に聞いておきましょう。
時間制限で長期の試験ができない
Kepware Serverは1回2時間、デバイスエクスプローラは連続3時間です。OPC Routerのデモモードは2時間です。数日にわたる連続稼働の試験は、そのままではできません。
長めの評価が必要なら、Softing dataFEEDの72時間を検討します。デバイスエクスプローラの1か月のテンポラリライセンスも、選択肢です。
オープンソースは部品であり保守は自社にある
オープンソースのライブラリは、完成したOPCサーバーではありません。PLCとの接続、タグの定義、監視、更新の仕組みは、自社で用意します。
ライセンスには無保証の旨が書かれ、node-opcuaも保証が付かないと明記しています。配布を伴う場合は、ライセンスの要件も確認しましょう。
セキュリティ設定は自社で責任を持つ
OPC UAは暗号化や認証の仕組みを持ちますが、証明書の管理や接続先の制限は運用側で設定します。無料で試す環境でも、社内ネットワークの設定は欠かせません。
シミュレータや試作のサーバーを、生産ネットワークに無断でつなぐのは避けましょう。情報システム部門や設備の管理者と、事前に調整します。
無料のOPCサーバーから有料版に切り替える目安
無料の範囲で足りるのは、検証や学習の段階までです。本番の設備に使うかどうかで、判断が分かれます。次の表で整理しました。
無料の方法で足りるケース | 購入や契約を検討するケース |
|---|---|
PLCにつながるかの確認や、社内学習が目的 | 毎日の稼働データの収集に使う |
1台の設備での短時間の試験 | 複数の設備や拠点へ広げる |
担当者がオープンソースの保守を続けられる | 止められない設備で、保守の窓口が必要 |
データが欠けても、現場の業務に影響しない | データの欠落が、品質管理や保全の判断に影響する |
切り替えのサイン
- 試作を、本番の設備につなぎたくなった
- 体験版の時間制限で、連続稼働の試験ができない
- つなぐPLCのメーカーや台数が増えた
- 自作した担当者が異動し、保守が続かなくなった
- 冗長化や上位システムへの転送など、製品の機能が必要になった
有料版の価格帯
2026年時点で、公式に価格を確認できたのは一部の製品です。例えば、たけびしのDxpSERVER V7は、買い切りのシングルが90,000円(税別)です。サブスクリプション(1年)は、シングルが44,000円(税別)から用意されています。
Kepware ServerやSoftingなど、価格の掲載がない製品も多くあります。無償と明記された製品はありませんでした。詳しくはOPCサーバーの価格・見積もりの記事をご覧ください。
次に読む記事
仕組みの基本は基礎知識の記事、選び方は選び方の記事が参考になります。製品の比較は比較記事、メーカーの特徴はメーカーの記事で確認できます。製品の一覧はOPCサーバーのカテゴリページをご覧ください。
無料のOPCサーバーに関するよくある質問
OPCサーバーに無料で使える製品はありますか。
本番の運用に使い続けられる無償の製品は、公式サイトでは確認できませんでした。無料なのは、体験版、非本番用のシミュレータ、オープンソースの部品です。体験版は、Kepware ServerやSofting dataFEEDなどが案内しています。
体験版にはどのような制限がありますか。
制限の中心は動作時間です。Kepware Serverは1回2時間で、再起動すると繰り返せます。デバイスエクスプローラは連続3時間、Softing dataFEEDは72時間です。Kepware Serverは、タグ数の上限がないと案内されています。
オープンソースのOPC UAを業務で使えますか。
ライセンスの条件に従えば使えます。node-opcuaはMITで、商用アプリでも自由に使えると明記されています。open62541はMPL 2.0で、独自のソフトとの組み合わせも可能です。Eclipse MiloはEPL-2.0で、READMEには商用利用の記載がありません。
無料で試した構成は、そのまま本番に使えますか。
そのまま使えない場合が多くあります。体験版は評価用で、時間の制限があります。Matrikonのシミュレータは、非本番の用途に限り無償です。台数やタグ数、保守の範囲は、見積もりで確認しましょう。
まとめ
OPCサーバーで継続して使える無償の製品は、公式では確認できませんでした。無料になるのは、体験版、非本番用のシミュレータ、オープンソースの部品です。目的によって、選ぶ手段は変わります。PLCにつながるかを確かめるなら体験版です。機器なしで接続を確かめるならシミュレータ、自社のソフトに組み込むならオープンソースが向いています。体験版は、時間の制限と評価用という条件を、申し込みの際に確かめておきましょう。本番の運用には、ライセンスと保守の契約が要ります。費用はOPCサーバーの価格・見積もりの記事で、製品の比較は比較記事で確認できます。一覧はOPCサーバーのカテゴリページをご覧ください。
OPCサーバーのおすすめ製品
たけびし デバイスエクスプローラ OPCサーバー
株式会社たけびし
100メーカーの制御機器に対応
Litmus Edge
リトマス・オートメーション・ジャパン株式会社
約146種のドライバで設備データを集めるエッジのデータ基盤
Kepware Server
Velotic
多数のPLCドライバをOPC UA・MQTTへ束ねる通信サーバー
ロボティクスウェア FA-Server6
株式会社ロボティクスウェア
約100機種のPLCに対応する国産OPCサーバー
Softing dataFEED OPC Suite Extended
Softing Industrial Automation GmbH - 日本取扱い 株式会社シェルパ
OPC UA・MQTT連携のOPCミドルウェア
デンソーウェーブ IoT Data Share
株式会社デンソーウェーブ
270以上の接続先からデータを集めるソフト
OPCサーバー比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| たけびし デバイスエクスプローラ OPCサーバー | 株式会社たけびし | オンプレミス | 100メーカーの制御機器に対応 | 詳細を見る | |
| Litmus Edge | リトマス・オートメーション・ジャパン株式会社 | 要見積もり | 約146種のドライバで設備データを集めるエッジのデータ基盤 | 詳細を見る | |
| Kepware Server | Velotic | 要見積もり | 多数のPLCドライバをOPC UA・MQTTへ束ねる通信サーバー | 詳細を見る | |
| ロボティクスウェア FA-Server6 | 株式会社ロボティクスウェア | オンプレミス | 約100機種のPLCに対応する国産OPCサーバー | 詳細を見る | |
| Softing dataFEED OPC Suite Extended | Softing Industrial Automation GmbH - 日本取扱い 株式会社シェルパ | 要見積もり | OPC UA・MQTT連携のOPCミドルウェア | 詳細を見る | |
| デンソーウェーブ IoT Data Share | 株式会社デンソーウェーブ | 要見積もり | 270以上の接続先からデータを集めるソフト | 詳細を見る | |
| AVEVA Communication Drivers | AVEVA Group Limited(Schneider Electric傘下) | 要見積もり | OPC UA・MQTTに対応した通信ドライバ基盤 | 詳細を見る | |
| 三菱電機 MELSEC iQ-R OPC UAサーバユニット RD81OPC96 | 三菱電機株式会社 | オンプレミス | PCなしでOPC UA | 詳細を見る | |
| OPC Router | inray Industriesoftware GmbH - 日本取扱い 株式会社関東エルエンジニアリング | 要見積もり | OPC UA・MQTT・SAPをフロー画面でつなぐデータ連携ミドルウェア | 詳細を見る | |
| FactoryTalk Linx Gateway | ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社 | 要見積もり | Logix 5000のデータを外部のOPCクライアントへ | 詳細を見る | |
| Moxa MX-AOPC UA Suite | Moxa Japan合同会社 | 要見積もり | Modbus機器とMoxaのI/OのデータをOPC UAへ集める | 詳細を見る | |
| Softing uaGateシリーズ | Softing Industrial Automation GmbH - 日本取扱い 株式会社シェルパ | 要見積もり | PLCの横に置きOPC UAとMQTTを足す小型ゲートウェイ | 詳細を見る | |
| Kepware Edge | Velotic | 要見積もり | 設備の近くでOPC UAサーバーを立てられる通信サーバー | 詳細を見る | |
| Beckhoff TwinCAT 3 OPC UA | ベッコフオートメーション株式会社 | 要見積もり | TwinCATのPLC変数をOPC UAで公開する3点セット | 詳細を見る | |
| たけびし OPC Spider | 株式会社たけびし | オンプレミス | 設備データをノーコードで基幹システムへつなぐ | 詳細を見る | |
| 横河電機 Exaopc | 横河電機株式会社 | 要見積もり | CENTUMのデータを外部へ渡す二重化対応のDCS用OPCサーバー | 詳細を見る | |
| たけびし DAサーバー | 株式会社たけびし | オンプレミス | Wonderware環境向けにMELSECなどとつなぐ通信ドライバ | 詳細を見る | |
| 三菱電機 MELSEC iQ-F OPC UAユニット FX5-OPC | 三菱電機株式会社 | オンプレミス | FX5Uに増設しOPC UAで公開 | 詳細を見る | |
| Siemens SIMATIC NET PC Software | シーメンス株式会社 | 要見積もり | S7のデータをOPC UAサーバーで上位へ | 詳細を見る | |
| マイクロネット mnOPC UA | 株式会社マイクロネット | 要見積もり | INtimeやINplcのデータをOPC UAで公開するサーバー | 詳細を見る |
よくある質問
QOPCサーバーに無料で使える製品はありますか。
本番の運用に使い続けられる無償の製品は、公式サイトでは確認できませんでした。無料なのは、体験版、非本番用のシミュレータ、オープンソースの部品です。体験版は、Kepware ServerやSofting dataFEEDなどが案内しています。
Q体験版にはどのような制限がありますか。
制限の中心は動作時間です。Kepware Serverは1回2時間で、再起動すると繰り返せます。デバイスエクスプローラは連続3時間、Softing dataFEEDは72時間です。Kepware Serverは、タグ数の上限がないと案内されています。
QオープンソースのOPC UAを業務で使えますか。
ライセンスの条件に従えば使えます。node-opcuaはMITで、商用アプリでも自由に使えると明記されています。open62541はMPL 2.0で、独自のソフトとの組み合わせも可能です。Eclipse MiloはEPL-2.0で、READMEには商用利用の記載がありません。
Q無料で試した構成は、そのまま本番に使えますか。
そのまま使えない場合が多くあります。体験版は評価用で、時間の制限があります。Matrikonのシミュレータは、非本番の用途に限り無償です。台数やタグ数、保守の範囲は、見積もりで確認しましょう。
