産業用スイッチングハブのメーカー13社の特徴|シェアの実態と母体事業の違い
産業用スイッチングハブの主要メーカー13社を1社ずつ整理した記事。メーカー別シェアの公的データは確認できませんでした。母体の事業、日本法人の形、価格の公開状況、各社が想定する企業規模を公式情報で見ていきます。

産業用スイッチングハブのメーカーを調べると、制御機器やネットワーク機器の会社が並びます。PC周辺機器の会社も含まれます。母体の事業も、日本での窓口も、価格の公開の仕方も、会社ごとに大きく違います。
この記事では、製品ページのある主要13社がどんな会社なのかを1社ずつ見ていきます。よく検索されるシェアの実態、母体の違い、各社が想定する企業規模までを会社単位で整理します。製品の仕様は産業用スイッチングハブのカテゴリページで確認できます。用語の整理は産業用スイッチングハブとはの記事にあります。
記載内容は、各社の公式サイトと日本電気計測器工業会の統計ページが対象です。編集部が2026年11月5日に確認しました。製品の型式や価格は変わることがあるため、検討時には最新の情報を確認してください。製品の比較表は比較記事にあります。選定の軸は選び方の記事、費用の見方は費用の記事にまとめています。
- 産業用スイッチングハブのメーカー別シェアを示す公的・業界団体のデータは、編集部が確認した範囲では見つからなかった(2026年11月5日時点)
- 主要13社のうち、価格を公式ページに載せているのは、三菱電機システムサービス・大電・サンワサプライの3社で、コンテックはオープン価格と案内している(2026年時点)
- 母体の事業は、国内の4社、海外のオートメーション関連4社、海外のネットワーク・通信・接続部品の5社に分かれる
この記事でわかること
産業用スイッチングハブの主要メーカー13社【早見表】
産業用スイッチングハブの会社には、国内の制御・周辺機器の会社もあります。海外のオートメーション大手やネットワーク機器の会社も並びます。まずは、13社の全体像を一覧で押さえましょう。
- 主要13社のうち、日本に本社を置くのは、コンテック・三菱電機システムサービス・大電・サンワサプライの4社
- 残る9社は、海外グループの日本法人として公式ページに載る会社
- 価格を公式ページに載せているのは、三菱電機システムサービス・大電・サンワサプライの3社
メーカー | 本社/国内の窓口 | 母体となる事業 | 主な製品 | 価格の公開 |
|---|---|---|---|---|
大阪市西淀川区(本社) | 産業用コンピュータ、ICT機器・部品など | オープン価格(e-shopで購入) | ||
東京都品川区(本社) | ファシリティ、FAソリューションなど3事業 | 標準価格を公開 | ||
福岡県久留米市(本社) | 電線・ケーブル、電力用機器、ネットワーク機器など | 本体価格(税抜)を公開 | ||
岡山県岡山市北区(本社) | PC・モバイル周辺機器、サプライ製品など | 標準価格を公開 | ||
東京都品川区(日本法人) | オートメーションとソフトウェア | 非公開 | ||
公式ページを取得できず | 公式ページを取得できず | 非公開 | ||
横浜市中区(日本法人) | PCベースの制御技術 | 非公開 | ||
東京本社(所在地は未確認) | 電気接続技術、自動化技術、インターフェース電子技術 | 非公開 | ||
東京都港区(日本法人) | 産業用コンピューティング、ネットワークインフラ、エッジコネクティビティ機器 | 非公開 | ||
公式ページで確認できず | 産業用の通信製品(HMS Networksグループ) | 非公開 | ||
公式ページで確認できず | IoTインテリジェントシステム、組込みプラットフォーム | 非公開 | ||
東京都港区(東京本社) | ネットワークシステム・ソリューションの販売 | 非公開 | ||
横浜市港北区(本社) | 産業用コネクタ、イーサネットスイッチなど | 非公開 |
表から読み取れる会社の違い
日本に本社を置く会社は、コンテック、三菱電機システムサービス、大電、サンワサプライの4社です。母体の事業は、産業用コンピュータ、FAソリューション、電線・ケーブル、PC周辺機器と分かれます。
残る9社は、海外グループの日本法人です。ロックウェル、HMS、アドバンテックは、公式ページから所在地を確認できませんでした。
価格を公式ページに載せている会社は3社
価格を載せているのは、三菱電機システムサービス、大電、サンワサプライの3社です。コンテックは公式の価格表でオープン価格と案内し、購入はe-shopに誘導しています。
残る9社は、見積りや販売代理店への問い合わせが入口です。税の表記は各社で異なるため、金額を比べるときは税区分をそろえて確認する必要があります。
産業用スイッチングハブのメーカー別シェアと市場規模
産業用スイッチングハブのメーカー別シェアは、確認できませんでした(2026年11月5日時点)。公的機関や業界団体の統計を調べた範囲では、この製品の区分もメーカー別の内訳もありませんでした。そのため、この記事は順位を付けず、一次情報で確認できる会社の情報だけで整理しています。
公的・業界団体の統計で確認できたこと
日本電気計測器工業会の統計ページに掲載されているのは、経済産業省の生産動態統計の月別表です。スイッチングハブやネットワーク機器の区分は、ページ上にありません(2026年11月5日確認)。
ただし、月別PDFの表の中身までは確認していません。各社の公式ページにも、産業用スイッチングハブ単独の売上高や出荷台数は載っていませんでした。
民間調査会社の数字を使わない理由
産業用イーサネットスイッチの市場規模をうたうレポートは、販売ページで見つかります。多くは世界市場を対象にしていて、産業用に何を含めるかも調査ごとに違います。
国内のスイッチ市場の調査も見つかりました。ただし通信事業者向けと企業向けを含み、産業用に限っていません。出典、調査年、調査範囲、数えたものの4点がそろわない数字は、本記事では使っていません。
シェア表記の根拠を確かめる
資料に「シェアNo.1」といった表記があれば、4つの点を確認します。調査機関の名前、調査年、対象範囲、何を数えた数字かです。1つでも欠ける表記は、順位として扱わないほうがよいでしょう。
大電のネットワーク機器の専用サイトは、「メディアコンバータ国内シェアNo.1」と掲げています。対象はメディアコンバータで、調査会社名や調査年は読み取れませんでした。スイッチングハブのシェア表記は確認できていません。
産業用スイッチングハブのメーカーは母体の事業で分かれる
産業用スイッチングハブは、制御機器やネットワーク機器、PC周辺機器の会社が手がけています。母体の事業が違うと、対応する産業用プロトコルや日本での窓口の形も異なります。この記事では、13社を母体の事業で3つのグループに分けて見ていきましょう。
国内の会社は母体が4通りに分かれる
コンテック、三菱電機システムサービス、大電、サンワサプライは、日本に本社を置く会社です。産業用コンピュータ、FAソリューション、電線・ケーブル、PC周辺機器と、4社とも違うのが特徴です。
4社のうち3社は、価格を公式ページに載せています。製品マスタの記述では、CC-Link IEへの対応を載せる会社が3社あります。
海外のオートメーション関連の会社
シーメンス、ロックウェル、ベッコフ、WAGOは、制御機器や接続技術が事業の中心です。スイッチは、自社の制御機器やエンジニアリング環境と並べて提供されます。
シーメンスとロックウェルには、自社のエンジニアリングツールと組み合わせる前提の製品があります。
海外のネットワーク・通信・接続部品の会社
Moxa、HMS、アドバンテック、シスコ、ハーティングは、通信や接続の機器が事業の軸です。リング冗長化やセキュリティ認証を、製品の特徴に挙げる会社が目立ちます。
ハーティングは、公式ページの製品分野にコネクタが並ぶ会社です。スイッチはアンマネージドを提供しています。
この先はグループごとに見る
次章からは、国内、海外のオートメーション関連、海外のネットワーク・通信・接続部品の順に見ます。会社の数は、順に4社、4社、5社です。グループ内の並びは、順位ではありません。
国内に本社を置くメーカー4社
コンテック、三菱電機システムサービス、大電、サンワサプライは、日本に本社を置く会社です。ここでは、会社の素性と、製品の限定条件を見ていきます。
- 4社のうち、価格を公式ページに載せているのは、三菱電機システムサービス・大電・サンワサプライの3社
- コンテックは、オープン価格と案内しており、延長保証は最長6年(日本国内のみ)
- コンテック・三菱電機システムサービス・大電の3社は、製品マスタの記述で、CC-Link IEへの対応を載せている
株式会社コンテック
コンテックは1975年4月1日の設立で、本社は大阪市西淀川区姫里にあります。資本金は4億5,000万円です。従業員数は関係会社を含めて521名で、時点の記載はありません。
SH-9210シリーズは、F・AT-POE・TSNの3機種です。いずれもCC-Link IE TSN Class Aの認証を取得しています。TSNの使用周囲温度は-10〜65℃で、他の2機種より狭くなります。価格はオープン価格で、標準保証は1年です。
三菱電機システムサービス株式会社
三菱電機システムサービスは1962年4月1日の設立で、本社は東京都品川区にあります。資本金は6億円、従業員数は2,106人です(2026年3月31日現在)。2026年3月期の売上高は873億400万円です。
DT135TXAは、5ポートのギガビット機です。CC-Link IE TSN Class AとCC-Link IEフィールドに対応します。標準価格は47,100円(税込51,810円)です。時刻同期は使えず、Class Bが必要な構成には向きません。
大電株式会社
大電の創業は1951年4月21日で、本社は福岡県久留米市南にあります。資本金は4億1,290万円、従業員数は480名です(公式の会社概要、時点の記載なし)。電線・ケーブルや電力用機器、ネットワーク機器などを製造しています。
DN5410Eは、CC-Link IE Fieldに対応する8ポートのギガビット機です。筐体タイプは本体価格46,800円、基板タイプは38,000円で、いずれも税抜です。VLANやリング冗長化は使えません。
サンワサプライ株式会社
サンワサプライは昭和26年の設立で、本社は岡山県岡山市北区田町にあります。資本金は3,000万円、従業員数は312名です(2026年6月時点)。PC・モバイル周辺機器やデジタル家電の企画・製造・販売を手がけています。
LAN-GIGAFA505は5ポートのギガビット機です。税込30,800円(税抜28,000円)で、-40〜75℃で動作します。LAN-GIGAPOEFA84は最大90WのPoEに対応しますが、動作時は-10〜60℃です。
制御機器・オートメーション関連が母体の海外発メーカー4社
シーメンス、ロックウェル、ベッコフ、WAGOは、制御機器や接続技術が事業の中心です。ここでは、日本での提供元の素性と、製品の限定条件を見ていきます。
- 4社とも、価格は公式ページに載っていない(2026年時点)
- ベッコフのCU2208はアンマネージドで、ロックウェルのStratix 5200とWAGOのリーンマネージドスイッチはマネージド
- シーメンスは、アンマネージドのSCALANCE X-000とマネージドのX-200の両方を提供している
シーメンス株式会社
シーメンスは、1887年に東京・築地へ日本で最初の事務所を開きました。日本法人のシーメンス株式会社は、東京都品川区大崎のゲートシティ大崎ウエストタワーにあります。グループ全体の2025年度の売上高は789億ユーロです。従業員数は約31万8,000人です(2025年9月30日)。
SCALANCE X-200はマネージド機です。PROFINETとEtherNet/IPの診断ができます。動作温度と復旧時間は型式で異なります。X-000はアンマネージドです。
ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社
ロックウェル オートメーション ジャパンは、米国のロックウェル・オートメーションの日本法人です。公式の会社概要ページは、編集部の確認時に取得できませんでした。そのため、所在地・設立・従業員数は書いていません。
Stratix 5200は、Studio 5000と連携するマネージド機です。DLR・PRP・NAT・CIP Syncは型式で選びます。動作温度の上限は60℃で、保護等級はIP30です。PROFINET中心のラインには向きません。
ベッコフオートメーション株式会社
ベッコフのグループは、1953年のElektro Beckhoffが起点です。中核会社はドイツ・Verlにあります。グループの従業員数は5,450人、2025年の売上高は12億4,000万ユーロです。日本法人は、横浜市中区桜木町の日石横浜ビル18階にあります。
CU2208は、高さ30mmのフラット筐体に、8ポートのギガビットを収めたアンマネージド機です。動作温度は0〜55℃で、電源入力は24VDCの1系統です。氷点下や高温の現場には向きません。
ワゴジャパン株式会社
WAGOは、1951年にドイツ・ミンデンで創業した家族経営の会社です。従業員数は世界で7,500人以上で、時点の記載はありません。電気接続技術、自動化技術、インターフェース電子技術を手がけます。日本法人のワゴジャパンは、1990年に設立されました。
リーンマネージドスイッチは、RSTPとERPSに対応するマネージド機です。ERPSは1台あたり最大2リングまでです。PROFINETとEtherNet/IPへの対応は、日本向けの製品ページに記載がありません。
ネットワーク・通信・接続部品が母体の海外発メーカー5社
Moxa、HMS、アドバンテック、シスコ、ハーティングは、通信や接続の機器が事業の軸です。ここでは、日本での提供元の素性と、製品の限定条件を見ていきます。
- 5社とも、価格は公式ページに載っていない(2026年時点)
- MoxaのEDS-4000/G4000は、IEC 62443-4-2のセキュリティレベル2の認証を取得している
- シスコのIE3500は、Cisco Cyber Visionを組み込んでいる
Moxa Japan合同会社
Moxa Japanは、2020年1月に設立された合同会社です。本社は東京都港区新橋のVORT新橋Ⅲビル8階です。産業用コンピューティング機器やネットワークインフラ機器などを製造・販売しています。資本金と従業員数は、公式ページに記載がありません。
EDS-4000/G4000は、マネージド機です。IEC 62443-4-2のセキュリティレベル2を取得しています。-40〜75℃は-Tモデルに限ります。EDS-2000はアンマネージドで、SDS-3008は幅20mmの小型機です。
HMSインダストリアルネットワークス株式会社
HMS Networksは、1988年にスウェーデンのハルムスタッドで設立されました。本社も同地にあります。従業員数は1,100人、2025年の売上高は35億7,700万スウェーデン・クローナです。日本法人の所在地や設立年は、公式ページで確認できませんでした。
NT5000は-40〜85℃で動作し、約30msで復旧するNリングを持ちます。Nリングは独自方式で、MRPへの対応は日本語ページに記載がありません。NT100は10/100Mbpsのアンマネージド機です。
アドバンテック株式会社
アドバンテックは、公式サイトでIoTインテリジェントシステムの会社と紹介されています。組込みプラットフォームの分野も手がけます。日本法人の設立年、資本金、所在地は、編集部が確認できた公式ページに記載がありませんでした。
EKI-7000は、20ms未満で復旧するX-Ring Proを持つマネージド機です。PROFINETとEtherNet/IPの記載は確認できません。EKI-2000は、10/100Mbpsの小型アンマネージド機です。
シスコシステムズ合同会社
シスコシステムズ合同会社は1992年5月22日の設立で、資本金4億5,000万円です。東京本社は港区赤坂のミッドタウン・タワー21階にあります。従業員数は1,408名です(2025年2月現在)。出資者は、シスコシステムズネザーランドホールディングスビーヴィー(100%)です。
Catalyst IE3100は、IOS XEで動作し、REPやMRPに対応します。Catalyst Centerでの管理には、別に期間制のライセンスが必要です。IE3500は、拡張モジュールで最大27ポートまで増やせます。
ハーティング株式会社
ハーティング株式会社は1985年12月4日の設立で、資本金は1億円です。本社は横浜市港北区新横浜の友泉新横浜一丁目ビル2階です。ハーティング テクノロジー グループの日本法人と案内されています。公式ページの製品分野には、産業用コネクタが並びます。
Ha-VIS eConは、アンマネージド機です。RJ45・M12・光ファイバなど、200種類以上から選べます。モデルが多いため、型式の選定に手間がかかります。VLANやリング冗長化は使えません。
産業用スイッチングハブメーカーの資本関係と技術提供
13社のうち、資本関係や技術提供が製品の見え方に関わる会社があります。公式ページで確認できた範囲を、会社ごとに整理します。
コンテックは2022年に上場を廃止した
コンテックの沿革ページには、2022年の上場廃止が載っています。東京証券取引所スタンダード市場の上場を廃止し、大福の完全子会社になりました。
一方、会社概要ページは、大福を関係会社として載せています。製品の提供元は、引き続き株式会社コンテックです。本記事では、コンテックを1社として扱います。
ロックウェルのStratixはシスコの技術を組み込む
製品マスタでは、Stratix 5200はマネージド機です。シスコの技術を組み込んだIOS XEを搭載します。提供元はロックウェルで、シスコの製品ではありません。
シスコ自身の産業用スイッチは、Catalyst IE3100とIE3500です。同じ技術系統でも、提供元と窓口が違う点に注意が必要です。
日本法人の形は会社ごとに違う
Moxa Japanとシスコは合同会社で、ほかの会社は株式会社です。シスコの出資者は100%、シスコシステムズネザーランドホールディングスビーヴィーです。
ベッコフは、家族で保有するBeckhoff Family Groupの一員として案内されています。WAGOも、家族経営の会社として紹介されています。
産業用スイッチングハブメーカーが想定している企業規模
各社が想定する企業規模は、製品マスタの設定から読み取れます。想定する規模と評価は、編集部が公開情報をもとに、2026年10月時点で製品ごとに付けたものです。
小さく始めやすい会社
中堅・中小との相性の評価が5の製品は、次の6つです。
いずれもアンマネージドで、設定なしで使えます。ただし、通信の監視やリング冗長化は使えません。
大手向けの会社
想定規模が大規模だけなのは、シスコのIE3500です。評価は1で、拡張モジュールやライセンスの管理が前提になります。
中堅から大規模を想定するのは、次の5製品です。いずれもマネージド機です。
差が小さい点
現場での使いやすさの評価は、20製品すべてが3から5です。3は大電のDN5410Eとベッコフのフラット型スイッチだけで、規模を分ける材料にはなっていません。
評価は編集部が公開情報から付けたもので、実際の使いやすさを保証するものではありません。会社をまたいだ順位づけにも使えないため、自社の設備の規模と見比べる目安にとどめてください。
産業用スイッチングハブメーカーを調べるときの注意点
産業用スイッチングハブのメーカーは、ブランド名と法人名が一致しないことがあります。価格の表記や、温度・保護等級の数字にも、会社ごと、型式ごとの差があります。
ブランド名と提供元の法人名は一致しない
ブランド名から会社が分かりにくい例があります。SCALANCEはシーメンス、Stratixはロックウェルのブランドです。N-TronはHMS、Ha-VIS eConはハーティング、CU2208はベッコフの製品です。
問い合わせや見積りでは、製品名と型式、提供元の法人名をそろえて伝えると、食い違いを避けられます。
価格の表記は会社ごとに違う
価格の表記は、標準価格、本体価格(税抜)、オープン価格と会社ごとに違います。三菱電機システムサービスは標準価格を税抜で示し、税込を併記しています。大電は税抜だけです。
サンワサプライのLAN-GIGAPOEFA84は、税込143,000円(税抜130,000円)です。ただし、同じ製品ページの比較表には、定価120,000円とあります。購入前に最新の価格を確認してください。
温度や保護等級は型式で変わる
MoxaのEDS-4000/G4000は-Tモデルだけが-40〜75℃です。サンワサプライでは、LAN-GIGAFA505が-40〜75℃で動作します。LAN-GIGAFA804は-10〜60℃です。
シスコのIE3100とIE3500は、盤の条件によって温度の上限が変わります。HMSのNT5000は、型式により上限が異なります。カタログの最大値だけで判断しないでください。
まとめ|産業用スイッチングハブメーカーの全体像
産業用スイッチングハブの主要13社は、国内4社と海外9社に分かれます。国内は、産業用コンピュータ、FAソリューション、電線・ケーブル、PC周辺機器と母体が違います。海外は、オートメーション関連の4社と、ネットワーク・通信・接続部品の5社です。メーカー別のシェアは、確認できた範囲では公表されていません(2026年11月5日時点)。価格を公式ページに載せるのは3社だけで、ほかは見積りや問い合わせが前提です。ブランド名と法人名が異なる例や、型式ごとに温度が変わる例があります。提供元と型式は、公式で確かめましょう。
産業用スイッチングハブのおすすめ製品
Moxa EDS-4000/G4000シリーズ
Moxa Japan合同会社
IEC 62443認証のマネージドスイッチ
アドバンテック EKI-7000シリーズ
アドバンテック株式会社
IEC 62443認証のマネージドスイッチ
HMS N-Tron NT5000シリーズ
HMSインダストリアルネットワークス株式会社
Nリングを持つマネージドスイッチ
シスコ Catalyst IE3100シリーズ
シスコシステムズ合同会社
全ポートギガビットの小型スイッチ
Moxa SDS-3008シリーズ
Moxa Japan合同会社
幅20mmの8ポートスマートスイッチ
コンテック SH-9210シリーズ
株式会社コンテック
TSN対応の国産マネージドスイッチ
産業用スイッチングハブ比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| Moxa EDS-4000/G4000シリーズ | Moxa Japan合同会社 | 要見積もり | IEC 62443認証のマネージドスイッチ | 詳細を見る | |
| アドバンテック EKI-7000シリーズ | アドバンテック株式会社 | 要見積もり | IEC 62443認証のマネージドスイッチ | 詳細を見る | |
| HMS N-Tron NT5000シリーズ | HMSインダストリアルネットワークス株式会社 | 要見積もり | Nリングを持つマネージドスイッチ | 詳細を見る | |
| シスコ Catalyst IE3100シリーズ | シスコシステムズ合同会社 | 要見積もり | 全ポートギガビットの小型スイッチ | 詳細を見る | |
| Moxa SDS-3008シリーズ | Moxa Japan合同会社 | 要見積もり | 幅20mmの8ポートスマートスイッチ | 詳細を見る | |
| コンテック SH-9210シリーズ | 株式会社コンテック | 要見積もり | TSN対応の国産マネージドスイッチ | 詳細を見る | |
| WAGO リーンマネージドスイッチ | ワゴジャパン株式会社 | 要見積もり | 低コストのマネージドスイッチ | 詳細を見る | |
| シーメンス SCALANCE X-200 | シーメンス株式会社 | 要見積もり | PROFINET診断ができるマネージドスイッチ | 詳細を見る | |
| ロックウェル オートメーション Stratix 5200 | ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社 | 要見積もり | Studio 5000連携のスイッチ | 詳細を見る | |
| シスコ IE3500シリーズ | シスコシステムズ合同会社 | 要見積もり | Cyber Vision内蔵のモジュラー型スイッチ | 詳細を見る | |
| コンテック SH-9008FT・SH-9005FT | 株式会社コンテック | 要見積もり | 国産アンマネージドスイッチ | 詳細を見る | |
| Moxa EDS-2000シリーズ | Moxa Japan合同会社 | 要見積もり | 小型アンマネージドスイッチ | 詳細を見る | |
| サンワサプライ LAN-GIGAFA・LAN-GIGAPOEFAシリーズ | サンワサプライ株式会社 | オンプレミス | 産業用スイッチングハブ | 詳細を見る | |
| HMS N-Tron NT100シリーズ | HMSインダストリアルネットワークス株式会社 | 要見積もり | 光ポート付きアンマネージドスイッチ | 詳細を見る | |
| 三菱電機システムサービス DT135TXA・DT125TXA | 三菱電機システムサービス株式会社 | オンプレミス | 産業用スイッチングハブ | 詳細を見る | |
| シーメンス SCALANCE X-000 | シーメンス株式会社 | 要見積もり | エントリー向けアンマネージドスイッチ | 詳細を見る | |
| アドバンテック EKI-2000シリーズ | アドバンテック株式会社 | 要見積もり | 小型アンマネージドスイッチ | 詳細を見る | |
| 大電 DN5410Eシリーズ | 大電株式会社 | オンプレミス | CC-Link IE Field対応の国産スイッチ | 詳細を見る | |
| ハーティング Ha-VIS eConシリーズ | ハーティング株式会社 | 要見積もり | 200種類以上から選べるスイッチ | 詳細を見る | |
| ベッコフ CU2208 | ベッコフオートメーション株式会社 | 要見積もり | 8ポートギガビットスイッチ | 詳細を見る |
よくある質問
Q産業用スイッチングハブの主要メーカーはどこですか?
本記事では13社を取り上げています。国内は、コンテック・三菱電機システムサービス・大電・サンワサプライです。海外のオートメーション関連は、シーメンス・ロックウェル・ベッコフ・WAGOです。ネットワーク・通信・接続部品の会社は、Moxa・HMS・アドバンテック・シスコ・ハーティングです。
Q産業用スイッチングハブのメーカー別シェアはどこで分かりますか?
メーカー別シェアを示す公的・業界団体のデータは、編集部が確認した範囲では見つかりませんでした(2026年11月5日時点)。日本電気計測器工業会の統計ページにも、スイッチングハブの区分はありません。民間のレポートは世界市場が中心で、産業用に限らない国内調査もあり、本記事では数字を使っていません。
Q産業用スイッチングハブの価格を公式サイトで公開しているメーカーはありますか?
価格を公式ページに載せているのは、三菱電機システムサービス・大電・サンワサプライの3社です(2026年時点)。コンテックはオープン価格で、e-shopで購入できます。ほかの9社は見積りや問い合わせが前提です。税の表記は会社ごとに違い、大電は税抜のみです。
Q提供元の会社や関係が分かりにくい産業用スイッチングハブはありますか?
ロックウェルのStratix 5200は、シスコの技術を組み込んだIOS XEを搭載しますが、提供元はロックウェルです。コンテックは2022年に上場を廃止し、大福の完全子会社になりました。Moxa Japanは2020年1月に設立された合同会社です。提供元の法人名は公式ページで確かめます。
Q産業用スイッチングハブのメーカーを調べるときに取り違えやすい点は何ですか?
ブランド名と法人名が一致しない点です。SCALANCEはシーメンス、N-TronはHMS、Ha-VIS eConはハーティング、CU2208はベッコフの製品です。また、動作温度は型式で変わります。Moxaは-Tモデルだけが-40〜75℃で、サンワサプライはLAN-GIGAFA804が-10〜60℃です。
