【2026年】無料で使えるROMライターソフトおすすめ7選|書込み器は別費用・商用利用の可否も解説
無料で使えるROMライターの書込みソフトを7種で整理。ルネサスのRenesas Flash ProgrammerとPEmicroの無償ソフト、OpenOCD・pyOCD・flashrom・avrdude・esptoolのオープンソースを、無料の範囲、商用利用、書込み器は別費用という点から比較します。

ROMライター本体は有料の装置ですが、書込みに使うソフトには無償のものがあります。ルネサスは書込みソフトのRenesas Flash Programmerを無償で公開しています。フリーのオープンソースにも、flashromやOpenOCDなどがあります。ただし、無料になるのはソフトだけです。デバイスと基板をつなぐ書込み器やプローブ、量産用の書込み機は別に購入します。公式で無償の提供を確認できた書込みソフトとツール7種を、ITトレンド for 製造業編集部が整理しました。
メーカー純正の無償ソフトを使うなら:ルネサスのRenesas Flash Programmer(書込み器のルネサス PG-FP6と比べて選ぶ)、PEmicroの無償ソフト(書込み器のPEmicro Cycloneシリーズと組み合わせる)
フリーのオープンソースを使うなら:OpenOCD、pyOCD、flashrom、avrdude、esptool
量産で使うなら:無償ソフトで足りるのは開発や少量の書込みまでです。ROMライターのカテゴリページで書込み機を比べられます
費用の見方:無料になるのはソフトのみです。書込み器やROMライター本体は別費用です
無償ソフトは、対応するデバイスと接続する書込み器が決まっています。デバイスの種類を先に決めてから、使えるソフトを選びましょう。
この記事でわかること
無料のROMライターソフトの種類
ROMライターで無料になるのは、ハードではなく、ソフトとサービスです。種類は、メーカーの書込みソフト、書込み器メーカーの無償ソフト、オープンソースの3つです。本体は有料で、価格は製品ごとに大きく異なります。
種類 | 内容 | 費用 | 例 |
|---|---|---|---|
マイコンメーカーの無償書込みソフト | 自社のマイコンへ、PCから書き込むソフト。書込み器やシリアル接続と組み合わせて使う | ソフトは無償。書込み器は別費用 | Renesas Flash Programmer |
書込み器メーカーの無償ソフト・サービス | デバッガ連携のサーバーやSDK、クラウドのログ保存など | 公式に無償と書かれたものに限る。書込み器は別費用 | PEmicroのGDB Server、UNITACMP、PEcloud |
オープンソースの書込みツール | コマンドで書込み、消去、検証を行う。対応デバイスと接続方法はツールごとに異なる | ソフトは無償。ライセンスに従う | OpenOCD、pyOCD、flashrom、avrdude、esptool |
メーカー純正のソフトは、自社のマイコンに絞られる
マイコンメーカーの書込みソフトは、対象が自社のマイコンに絞られます。対応するファミリは、公式ページの一覧で確認可能です。書込み器は、メーカーのエミュレータやプログラマ、シリアル接続などを使います。
オープンソースは、接続と運用を自社で組み立てる
オープンソースのツールは、ソフトに費用がかかりません。一方で、書込み器の選定、ドライバの導入、ファイルの管理は自社で行います。量産の記録を残す場合は、ログの取り方も自分で決めます。
ROMライターソフトの無料版と有料版の違い
ROMライターの費用の中心は、ソフトではなく書込み器と書込み機にあります。無料のソフトでできるのは、主に開発や試作での書込みです。量産で必要な同時書込みや記録、自動機との連携は、有料の書込み機が担います。
観点 | 無料のソフト・ツール | 有料の書込み器・書込み機 |
|---|---|---|
書込み | 1台のPCから、1つのターゲットへ書く使い方が中心 | 複数のデバイスや基板へ同時に書ける機種がある |
対応デバイス | ツールごとに限られる(例:avrdudeはAVR、esptoolはEspressif) | ユニバーサル型は多数のメーカーに対応する機種がある |
記録・管理 | ログや書込み回数の管理は運用で補う | セッションログ、シリアル番号の割り当て、書込み回数の制限を備える機種がある |
サポート | オープンソースは自己解決が中心。Renesas Flash Programmerは購入前の技術サポートが利用不可 | 保証期間やソフトウェア更新が付く機種がある |
費用の大半は書込み器と書込み機にかかる
エルネック・ジャパンのBeeProg4は、公式ページの価格が199,000円です。保証3年と無償のソフトウェア更新が付きます。アイフォーコム京栄のI.S.P-310は、税込99,000円(タイプA)からです。タイプBは108,900円です。このように価格を公開する機種もあります。ただ、多くの機種は価格が掲載されておらず、見積になります。
無料のソフトは、書込みと検証が中心
無料のソフトが担うのは、ファイルをデバイスへ書き、結果を確かめる作業です。量産で求められる書込み結果の記録、書込み回数の制限、自動機との連携は、書込み器側の機能で実現します。必要な機能を洗い出してから、無料のソフトで足りるかを判断しましょう。
無料のROMライターソフトを選ぶときのポイント
書き込むデバイスの種類
最初に、書き込むデバイスを決めます。ルネサス製マイコンならRenesas Flash Programmerが候補です。AVRならavrdude、Espressif製ならesptoolになります。SPIフラッシュなどのメモリはflashromが候補です。
接続する書込み器
接続できる書込み器は、ソフトごとに別です。Renesas Flash Programmerは、E2やJ-Linkなどの書込み器につなげます。シリアルとUSBブートにも対応します。使う書込み器の有無を、先に確認しましょう。
ライセンスと商用利用
業務で使う場合は、ライセンスを確認します。オープンソースのツールは、GPLやApacheなどのライセンスが基準です。メーカーのソフトは、使用許諾に従います。確認できなかった項目は、この記事で「確認できなかった」と書きました。
対応OSと更新
Windows向けが中心のソフトと、Linux・macOSでも動くツールがあります。更新の頻度もツールごとに違います。新しいマイコンへの対応は、公式のリリース情報で確かめましょう。
サポートの有無
無償のソフトは、サポートが限られます。Renesas Flash Programmerの技術サポートは、ライセンス購入後から使えます。オープンソースは、公式の文書とコミュニティが頼りです。
【比較表】無料で使えるROMライターソフト7選
ソフト・ツール | 提供元 | 主な対象 | ライセンス・無料の範囲 | 書込み器 |
|---|---|---|---|---|
Renesas Flash Programmer | ルネサス エレクトロニクス | RA、RL78、RX、RH850などのルネサス製マイコン | 評価版として無償ダウンロード。技術サポートはライセンス購入後 | E2、E2 Lite、E20、J-Link、シリアル、USBブート |
PEmicroの無償ソフト | P&E Microcomputer Systems | Arm搭載マイコンのデバッグ・自動化 | GDB Server、UNITACMPは無償ダウンロード。PEcloudは現在無料 | PEmicroの書込み器 |
OpenOCD | OpenOCDプロジェクト | 各社のマイコンの内蔵フラッシュなど | GPL-2.0-or-later | CMSIS-DAP、ST-LINKなど |
pyOCD | pyOCDプロジェクト | Arm Cortex-Mマイコン | Apache 2.0 | CMSIS-DAP、J-Link、ST-Link、PEmicroなど |
flashrom | flashromプロジェクト | SPI・パラレルなどのフラッシュチップ | GPL-2.0(GitHubの表記) | 対応するプログラマ |
avrdude | AVRDUDEプロジェクト | MicrochipのAVRマイコン | GPL-2.0 | 各種プログラマ |
esptool | Espressif Systems | Espressif製のSoC | GPL-2.0以降 | シリアル |
各ツールの無料の範囲や条件は、導入前に公式サイトで最新の情報を確認してください。
【無料版】ROMライターソフトおすすめ7選
ここでは、書込み機の製品ページがあるメーカーの無償ソフトを先に紹介します。続いて、オープンソースの5製品を紹介します。書込み器は別に購入が必要で、各製品の冒頭に無料の範囲や商用利用などをまとめました。
Renesas Flash Programmer(ルネサス エレクトロニクス)
- 無料の範囲:評価版として無償でダウンロード公開(最新はV3.25.00、2026年10月20日リリース)
- 商用利用:公式の比較表で、機能と性能に購入前後の違いはなく、製品開発から最終製品への書込みまで適用可とされている
- 向いている企業:ルネサス製マイコンを、エミュレータやシリアル経由で書き込みたい開発・製造部門
- 注意点:技術サポートはライセンス購入前は利用不可。ライセンスはPC1台につき1つ
ルネサスは、Renesas Flash Programmerを評価版として無償で公開しています。対象は、RA、RL78、RX、RH850などのファミリです。接続先は、E2、E2 Lite、E20の各エミュレータとJ-Linkです。シリアル(RS232C)と、USBブート対応マイコンのUSBも使えます。E1エミュレータの生産終了も、公式ページで告知済みです。
機能や性能は、購入前後で違わないと公式ページにあります。違いがあるのは技術サポートで、購入後が対象です。同じマイコンを基板上で書く専用機は、ルネサス PG-FP6です。公式ページには、2つの書込みツールを比べる動画も載っています。
編集部コメント:ソフトの機能は購入前後で同じと案内されているため、まず無償版で書込みを試せます。サポートが必要になった時点で、ライセンスの購入を検討しましょう。
PEmicroの無償ソフト(P&E Microcomputer Systems)
- 無料の範囲:GDB Server for ARM Devices、UNITACMP Library SDK for ARM Cortex-Mは無償でダウンロードできる。PEcloudは、クラウド接続イメージの利用に現在費用がかからない
- 商用利用:確認できなかった
- 向いている企業:PEmicroの書込み器を使い、デバッグや書込みの自動化を自社で組みたい開発部門
- 注意点:書込み器本体は有料。評価版や体験版の記載は公式ページになかった
PEmicroは、Arm向けのGDB ServerとUNITACMPを無償で公開しています。クラウドのPEcloudも、2026年時点で費用がかかりません。対象はクラウド接続イメージの利用です。
書込み器のPEmicro Cycloneシリーズには、制御用のソフトが付属します。Image Creation UtilityやCyclone Control Suiteなどです。公式ページは単独価格を示していません。多数の基板へ同時に書く場合は、PEmicro Cyclone MultiChannelが候補です。ソフト更新は、購入から1年間は無償で受けられます。
編集部コメント:無償なのは周辺のソフトとクラウドです。書込みの中心となる機能は、書込み器に付属します。書込み器の購入費とあわせて検討しましょう。
OpenOCD(オープンソース)
- 無料の範囲:ソースコードを含めて無償。GPL-2.0-or-laterのライセンス
- 商用利用:ライセンス本文(GPL)の条件に従う
- 向いている企業:デバッグプローブ経由でマイコンの内蔵フラッシュへ書き込みたい開発部門
- 注意点:公式サイトに告知された最新リリースは0.12.0(2023年3月)
OpenOCDは、Open On-Chip Debuggerの略称です。デバッグプローブを通して、マイコンへ接続するツールです。公式サイトには、CMSIS-DAPやST-LINKなどのアダプタが載っています。設定ファイルは、ESP32やRP2040などが対象です。フラッシュの書込みは、STM32、Kinetis、nRF52などのドライバが担います。
書込みの手順は、設定ファイルとコマンドで自社で組む作業です。量産ラインに組み込む場合は、書込み結果の記録も自社で組みます。
編集部コメント:対応するターゲットが幅広い反面、設定は自分で組みます。使うマイコンの設定ファイルがあるかを、先に確かめましょう。
pyOCD(オープンソース)
- 無料の範囲:Apache 2.0ライセンスのオープンソース
- 商用利用:Apache 2.0の条件に従う
- 向いている企業:PythonでArm Cortex-Mマイコンの書込みを自動化したい開発・検査部門
- 注意点:対象はArm Cortex-M。Python 3.9以降とlibusbが必要
pyOCDは、Arm Cortex-Mマイコンの書込みとデバッグ用のPythonライブラリです。コマンドラインのツールも備えます。loadでフラッシュやRAMへ書き込み、eraseで全体または一部を消去します。対応プローブは、CMSIS-DAPとSEGGER J-Linkです。STLinkV2・V3、PE Micro CycloneとMultilinkも使えます。
公式の対応プローブには、PEmicro Cycloneシリーズも載っています。対応OSは、macOS、Linux、Windows 7以降、FreeBSDです。
編集部コメント:Pythonで書込み手順を組めるため、検査工程に合わせた自動化がしやすくなります。使う書込み器が対応プローブの一覧にあるかを確認しましょう。
flashrom(オープンソース)
- 無料の範囲:GPL-2.0のオープンソース(GitHubの表記)
- 商用利用:GPLの条件に従う
- 向いている企業:SPIフラッシュなどのメモリの内容を、書込み・読出し・検証したい企業
- 注意点:Windowsは一部の対応にとどまり、内蔵プログラマは使えない。ノートPCでの使用は公式が注意している
flashromは、フラッシュチップの識別、読出し、書込み、検証、消去を行うツールです。公式サイトは、SPI、パラレル、LPC、FWHの各インタフェースに対応するとしています。対応するのは627以上のフラッシュチップと、パラレルポートやシリアルポートのプログラマです。
対応OSは、Linux、BSD系、macOSなどです。Windowsの対応は一部にとどまります。公式サイトは、BIOSやEFIなどのファームウェアの更新にも使えると案内しています。
編集部コメント:対象はフラッシュチップで、マイコンの書込みを主にしたツールではありません。扱うデバイスがチップかマイコンかを先に見分けましょう。
avrdude(オープンソース)
- 無料の範囲:GPL-2.0のオープンソース
- 商用利用:GPLの条件に従う
- 向いている企業:MicrochipのAVRマイコンを書き込む開発部門
- 注意点:対象はAVRマイコン。必要な書込み器とオプションは、公式文書で確認する
avrdudeは、MicrochipのAVRマイコンのメモリを読み書きするユーティリティです。フラッシュとEEPROMを書け、方式が対応していればヒューズビットとロックビットも扱えます。
対応OSは、Windows、Linux、macOSです。Linuxはパッケージ管理ツールで導入できます。macOSはMacPortsやHomebrewを使います。
編集部コメント:対象をAVRに絞ったツールです。他のマイコンも書くなら、別のツールと併用します。
esptool(オープンソース)
- 無料の範囲:GPL-2.0以降のオープンソース(Espressif Systemsが保守)
- 商用利用:GPLの条件に従う
- 向いている企業:Espressif製のSoCを搭載した製品に、ファームウェアを書き込みたい企業
- 注意点:対象はEspressif製のSoCのみ。接続はシリアル
esptoolは、PythonによるEspressif製SoC向けのシリアルユーティリティです。フラッシュへの書込みと、デバイスの設定を行います。公式のリポジトリには、プラットフォームに依存しないツールと書かれています。対応チップは、公式文書を確認してください。
編集部コメント:対象はEspressif製のSoCに絞られます。接続はシリアルなので、接続の構成を先に決めておきましょう。
無料で使えるROMライターソフトのメリットとデメリット・注意点
ソフトの費用をかけずに、書込みを試せる
Renesas Flash Programmerのような無償ソフトは、開発時の費用がかかりません。書込みをすぐ始められます。オープンソースのツールは、手順をスクリプトに書いて、検査工程に合わせて自動化できます。
デメリット:書込み器は別費用で、無料なのはソフトだけ
ソフトが無料でも、書込み器やプローブは買う必要があります。本体の価格は、BeeProg4が199,000円です。I.S.P-310は税込99,000円(タイプA)からです。多くのメーカーは価格を公開せず、見積となります。
ライセンスの条件を確認せずに業務へ使うリスク
オープンソースのライセンスは、GPLやApacheなどです。書込み用ではありませんが、SEGGERの無償ユーティリティには参考になる例があります。公式ページは、個人用と非商用の利用に限るとしています。無償であっても、業務で使えるとは限らないため、ダウンロード前に使用許諾を読みましょう。
書込み結果の記録は自分で用意する
量産では、どのデバイスにどのデータを書いたかの記録が必要です。無料のツールは、記録の仕組みを備えない場合があります。有料の書込み機には、セッションログやシリアル番号の割り当てを持つ機種があります。記録が必要な工程では、ツールの出力をどう残すかを決めてから導入しましょう。
対応OSや更新の終了に注意する
flashromはWindowsの対応が一部にとどまります。ルネサスの公式ページに、Windowsドライバーの方針変更の注意があります。社内のPCで動くかを、導入前に確かめましょう。
評価機の貸出やデモは確認できなかった
これは今回確認した範囲の結果です。DTSインサイトのNETIMPRESS avantのページには、無償の評価や体験の記載がありません。ミナト・アドバンスト・テクノロジーズのトップページにも、デモ機の記載がありません。エルネック・ジャパンのトップページも同じです。評価機の貸出の有無は、各社に問い合わせて確かめましょう。
無料のROMライターソフトから有料の書込み機に切り替える目安
無料のソフトは、開発や少量の書込みに向いています。台数や記録の要件が増えると、有料の書込み器や書込み機が検討対象になります。次の表で目安を確認しましょう。
観点 | 無料のソフトで足りるケース | 有料の書込み機を検討すべきケース |
|---|---|---|
書込み数 | 試作や保守で、1台ずつ書く | 多数のデバイスや基板に、同時に書く |
記録 | 書込みの成否だけを確かめる | ログ、シリアル番号、書込み回数の管理が必要 |
設備との連携 | 手作業で書込みを実行する | 検査治具やPLC、自動機から書込みを制御したい |
委託 | 自社の工場だけで書く | 外部の生産委託先で、書込み回数やデータの流出を管理したい |
切り替えのサイン
- 手作業の書込みが、生産のタクトを妨げ始めた
- 書込み結果を、ロットや個体ごとに記録する必要が出てきた
- 外部の生産委託先へ、書込みのデータを渡すことになった
- 複数のメーカーのマイコンを、1台で書き込みたい
- オープンソースの設定と保守に、社内の人員を割けなくなった
有料の書込み器・書込み機の例
基板上のマイコンを書くオンボード型には、ルネサス PG-FP6があります。PEmicro Cycloneシリーズとアイフォーコム京栄 I.S.Pシリーズも同じ型です。実装前のデバイスを書く機種には、Elnec BeeProg4(199,000円)があります。4サイトのElnec BeeHive404は720,000円です。価格は2026年時点のエルネック・ジャパンの公式ページの掲載で、税込・税抜の表記はありません。
多面取り基板へ同時に書くなら、PEmicro Cyclone MultiChannelが候補です。価格が公開されていない製品は、見積で比べます。
次に読む記事
書込み機を比べるときは、比較記事と選び方の記事が役立ちます。費用は価格・見積もりの記事で確認できます。製品を一覧で見るには、ROMライターのカテゴリページが便利です。
無料のROMライターに関してよくある質問
ROMライターは無料で使えますか?
ROMライター本体は有料です。無料になるのは書込みソフトです。ルネサスのRenesas Flash Programmerは、評価版として無償で公開されています。オープンソースのOpenOCD、flashrom、avrdudeなども無償で使えます。ただし、書込み器やプローブは別に購入が必要です。
無料の書込みソフトは、業務や量産で使ってよいですか?
ソフトごとに異なります。Renesas Flash Programmerは、最終製品への書込みにも使えるとされています。オープンソースは、GPLやApacheなどのライセンスの条件が基準です。SEGGERの無償ユーティリティのように、非商用に限るものもあります。使用許諾を確認してから使いましょう。
書込み器を持っていなくても、ソフトだけ試せますか?
ソフトの入手はできますが、書込みには書込み器か接続の手段が必要です。Renesas Flash Programmerの接続には、シリアルやUSBブートも含まれます。esptoolはシリアル接続で使います。評価機の貸出は、今回の確認では見つかりませんでした。
無料の書込みソフトで、量産ラインは回せますか?
少量の書込みなら可能です。量産では、同時に書く数、書込み結果の記録、自動機との連携が必要になります。これらは有料の書込み機が担う機能です。必要な機能と書込み数を整理してから、無料のソフトで足りるかを判断しましょう。
まとめ
ROMライターの無料は、ハードではなく、書込みソフトの無料です。ルネサスのRenesas Flash Programmerは、評価版として無償で公開されています。PEmicroは、GDB ServerやUNITACMPを無償で提供しています。OpenOCDやpyOCDなど5種は、フリーのオープンソースです。ただし、書込み器や書込み機の費用は別で、評価機の貸出やデモは今回の確認では見つかりませんでした。量産で同時書込みや記録が必要になったら、有料の書込み機を検討します。ライセンスと対応デバイスを確かめたうえで、ROMライターのカテゴリページで書込み機を比較しましょう。
ROMライターのおすすめ製品
Data I/O PSV7000
Data I/O Corporation - 日本取扱い ミカサ商事株式会社
最大112ソケット・毎時2,000個
DTSインサイト NETIMPRESS acorde
株式会社DTSインサイト
最大18個のマイコンへ一括で書き込む
PEmicro Cyclone MultiChannel
P&E Microcomputer Systems, Inc. - 日本取扱い ポジティブワン株式会社
基板上の最大16デバイスを同時に書き込む
SEGGER Flasher Hub-12
SEGGER Microcontroller GmbH - 日本取扱い 株式会社エンビテック
Flasher Compactを最大12台束ねて書き込むハブ
ミナト FH-Mシリーズ
ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社
最大96個に同時に書き込む自動プログラミングシステム
ミナト PAL-2V
ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社
ROM書込み・レーザー捺印・外観検査を1台で済ませる自動機
ROMライター比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| Data I/O PSV7000 | Data I/O Corporation - 日本取扱い ミカサ商事株式会社 | 要見積もり | 最大112ソケット・毎時2,000個 | 詳細を見る | |
| DTSインサイト NETIMPRESS acorde | 株式会社DTSインサイト | 要見積もり | 最大18個のマイコンへ一括で書き込む | 詳細を見る | |
| PEmicro Cyclone MultiChannel | P&E Microcomputer Systems, Inc. - 日本取扱い ポジティブワン株式会社 | 要見積もり | 基板上の最大16デバイスを同時に書き込む | 詳細を見る | |
| SEGGER Flasher Hub-12 | SEGGER Microcontroller GmbH - 日本取扱い 株式会社エンビテック | 要見積もり | Flasher Compactを最大12台束ねて書き込むハブ | 詳細を見る | |
| ミナト FH-Mシリーズ | ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社 | 要見積もり | 最大96個に同時に書き込む自動プログラミングシステム | 詳細を見る | |
| ミナト PAL-2V | ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社 | 要見積もり | ROM書込み・レーザー捺印・外観検査を1台で済ませる自動機 | 詳細を見る | |
| Elnec BeeHive404 | エルネック・ジャパン株式会社 | オンプレミス | 4サイト独立動作のプロダクション・プログラマ | 詳細を見る | |
| ルネサス PG-FP6 | ルネサス エレクトロニクス株式会社 | 要見積もり | ルネサス製マイコンを基板上で書き込む純正プログラマ | 詳細を見る | |
| DTSインサイト NETIMPRESS avant | 株式会社DTSインサイト | 要見積もり | 手帳サイズのオンボードプログラマ | 詳細を見る | |
| PEmicro Cycloneシリーズ | P&E Microcomputer Systems, Inc. - 日本取扱い ポジティブワン株式会社 | 要見積もり | 暗号化メモリに200以上のイメージを保存できる | 詳細を見る | |
| SEGGER Flasher PRO | SEGGER Microcontroller GmbH - 日本取扱い 株式会社エンビテック | 要見積もり | RX・RL78・STM8にも書けるPC不要の量産用プログラマ | 詳細を見る | |
| ファルコン電子 ALL-300G2 | ファルコン電子株式会社 | 要見積もり | PC1台で最大128個を同時に書くギャングプログラマ | 詳細を見る | |
| ファルコン電子 AT3-310A4 | ファルコン電子株式会社 | 要見積もり | 4ノズルで搬送し最大2500UPHの自動書込み装置 | 詳細を見る | |
| アイフォーコム京栄 I.S.Pシリーズ | アイフォーコム京栄株式会社 | オンプレミス | 乾電池でも動く国産マイコンライター | 詳細を見る | |
| ミナト MODEL500シリーズ | ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社 | 要見積もり | 最大16個を同時に書き込む国産ギャングプログラマ | 詳細を見る | |
| DTSインサイト APX1000 | 株式会社DTSインサイト | 要見積もり | マイコンとSPIフラッシュを1時間1000個処理する | 詳細を見る | |
| Data I/O LumenX-M8 | Data I/O Corporation - 日本取扱い ミカサ商事株式会社 | 要見積もり | UFS・eMMCを最大160MB/s超で書くデスクトッププログラマ | 詳細を見る | |
| Data I/O PSV5000 | Data I/O Corporation - 日本取扱い ミカサ商事株式会社 | 要見積もり | 省スペースで最大1,300個/時間を処理する自動機 | 詳細を見る | |
| Elnec BeeProg4 | エルネック・ジャパン株式会社 | オンプレミス | 14万以上のデバイスを書く汎用ユニバーサル・プログラマ | 詳細を見る | |
| コンピューテックス FP-40 | 株式会社コンピューテックス | 要見積もり | ボタン1つで書き込める約50gのプログラマ | 詳細を見る |
よくある質問
QROMライターは無料で使えますか?
ROMライター本体は有料です。無料になるのは書込みソフトです。ルネサスのRenesas Flash Programmerは、評価版として無償で公開されています。オープンソースのOpenOCD、flashrom、avrdudeなども無償で使えます。ただし、書込み器やプローブは別に購入が必要です。
Q無料の書込みソフトは、業務や量産で使ってよいですか?
ソフトごとに異なります。Renesas Flash Programmerは、最終製品への書込みにも使えるとされています。オープンソースは、GPLやApacheなどのライセンスの条件が基準です。SEGGERの無償ユーティリティのように、非商用に限るものもあります。使用許諾を確認してから使いましょう。
Q書込み器を持っていなくても、ソフトだけ試せますか?
ソフトの入手はできますが、書込みには書込み器か接続の手段が必要です。Renesas Flash Programmerの接続には、シリアルやUSBブートも含まれます。esptoolはシリアル接続で使います。評価機の貸出は、今回の確認では見つかりませんでした。
Q無料の書込みソフトで、量産ラインは回せますか?
少量の書込みなら可能です。量産では、同時に書く数、書込み結果の記録、自動機との連携が必要になります。これらは有料の書込み機が担う機能です。必要な機能と書込み数を整理してから、無料のソフトで足りるかを判断しましょう。
