加工シミュレーションのメーカー8社の特徴|シェアの実態と対応OS・価格の公開状況
機械加工ソフト(加工シミュレーション)の主要メーカー8社がどんな会社なのかを1社ずつ整理した記事。メーカー別シェアを無償公開している公的機関・業界団体は確認できず、国産4社はいずれも非上場です。8製品に共通するGコード検証という設計と、会社ごとにばらつく対応OS・対応制御装置・価格の公開状況を見ていきます。

加工シミュレーションのソフトを調べると、海外の専業メーカーと国産の中小メーカーが並びます。どれも干渉チェックを掲げていますが、読み込むデータも対応する制御装置も会社ごとに違います。
この記事では、主要8社がどんな会社なのかを1社ずつ見ていきます。よく検索されるシェアの実態と、この分野で意外に差が出る対応OSと価格の公開状況を会社単位で整理します。
記載内容は、各社の公式サイトと公式のプレスリリース、法人番号公表サイトの登記情報を、編集部が2026年9月24日に確認したものです。旧ドメインの挙動は同日に実際にアクセスして確かめています。
- 加工シミュレーションのメーカー別シェアを無償で公開している公的機関・業界団体は、編集部が確認した範囲では見つからなかった(2026年9月24日時点)
- 主要8社のうち、公式サイトに価格を掲載しているのは3社
- 対応OSの記載は会社ごとにばらついており、Windows 11に触れていない製品とWindows 10に触れていない製品が混在する
この記事でわかること
加工シミュレーションの主要メーカー8社【早見表】
加工シミュレーションは、NCプログラムを実機にかける前に検証する道具です。海外の専業メーカーが先行してきた分野ですが、国産のメーカーも複数あります。まずは全体像を一覧で押さえます。
- 主要8社のうち4社は日本に本社を置く国産メーカー
- 国産4社はいずれも開発と販売を同じ法人が担っている
- 主要8社のうち、日本語の公式サイトがないのは1社
メーカー | 本社 | 製品 | 資本関係 | 価格の公開 |
|---|---|---|---|---|
CGTech | 米カリフォルニア州アーバイン | VERICUT | Sandvikが2020年に取得 | 記載なし |
Hexagon AB | スウェーデン | NCSIMUL | 独立 | 記載なし |
Predator Software Inc. | 米オレゴン州ビーバートン | Predator Virtual CNC | 公式サイトに記載なし | 5,750米ドルから |
Roboris Srl | イタリア・ピサ県 | EUREKA Virtual Machining | 自社サイトに非公開企業と記載 | 記載なし |
シンプルテック株式会社 | 神奈川県川崎市 | NCVIEW Neo | 公式サイトに記載なし | 記載なし |
アイコクアルファ株式会社 | 愛知県稲沢市 | G-Navi | 公式会社概要に親会社の記載なし | 記載なし |
ソフトキューブ株式会社 | 大阪市中央区 | Virtual NC | 公式会社概要に記載なし | 無償版から245,800円 |
株式会社ゴードーソリューション | 静岡県浜松市 | NAZCA5 SIM Mill | 新明和ソフトテクノロジが株主 | 年42,000円/永続120,000円 |
日本語の情報が公式にない会社
Roboris Srlの公式サイトには日本語ページが存在しません。用意されているのは英語とイタリア語、中国語の3つです。
公式の連絡先ページにも、日本の拠点や日本の代理店の記載が一切ありません。日本での取り扱いを調べる場合、公式サイトからは情報が得られない状態です。
国産4社はいずれも開発と販売が同じ会社
シンプルテック、アイコクアルファ、ソフトキューブ、ゴードーソリューションの4社は、いずれも自社で開発したソフトを自社で販売しています。ゴードーソリューションは、開発から販売、サポートまでを自社で行う総合メーカーと公式に記載しています。
アイコクアルファは1943年8月18日設立、資本金12億円、従業員1,003名の会社です。CAD/CAMシステムの販売とNC関連ソフトの開発はMS事業部が担当しています。
新明和グループに入った会社
ゴードーソリューションは1976年9月22日に浜松合同事務機株式会社として設立されました。1985年に浜松合同株式会社、2007年に現在の社名へ変更しています。
2018年に新明和ソフトテクノロジ株式会社と資本提携し、現在は新明和グループの一員です。資本金は4,052万円、従業員は30人になります。
加工シミュレーションのメーカー別シェアと市場規模
8社が並んだところで、どこが最も使われているのかが気になります。ただし加工シミュレーションには、無償で確認できるメーカー別のシェアがありません。
- 加工シミュレーションのメーカー別シェアを無償公開している公的機関・業界団体は確認できなかった
- 国産4社はいずれも非上場で、製品別の売上が公開されていない
- 買収時に開示された数値があるのは1社だけで、それも2019年時点の数値
シェアの数値は公開されていない
CGTechはSandvik、NCSIMULはHexagonの傘下ですが、どちらも決算で示すのはセグメント単位の数値です。加工シミュレーションだけを切り出した売上は開示されていません。
国産4社はいずれも非上場で、製品別の売上は公開されていません。Predator SoftwareとRoboris Srlも公式サイトに売上の記載がありません。
買収時の数値だけが公開されている
唯一まとまった数値があるのがCGTechです。Sandvikの買収発表時に、2019年の売上高が約4億7,000万スウェーデンクローナ、従業員が約180名と開示されました。
ただしこれは2020年10月19日の発表時点の数値です。買収額は非開示で、それ以降の業績も公開されていません。
加工シミュレーションはGコードを読む点が共通する
この分野の製品は、どれも共通した考え方に立っています。CAMのツールパスではなく、ポスト処理を通した後のGコードそのものを検証するという設計です。
- 8製品ともポスト処理後のNCデータまたはGコードを読み込んで検証する
- Hexagonは「機械とCAMに依存しない」と公式に訴求している
- Roborisは、CAMのシミュレーションが無視しがちなマクロやサブルーチン、サイクルを扱うと明記している
CAMの検証では足りない理由
CAMが持つシミュレーション機能は、CAM内部のツールパスを対象にします。ところが実機が受け取るのは、ポスト処理を経たGコードです。
Roborisは、CAMのシミュレーションが見落としやすいものとしてマクロ、サブルーチン、サイクルを公式に挙げています。この差が、専用ソフトを別に入れる理由になります。
実機と同じ動きを再現する
CGTechは、実際のNCプログラムのデータを使って機械のデジタルツイン上で検証すると公式に説明しています。すべての機械の論理とGコードを検証できるという表現です。
Hexagonも同様に、実際のマシンコードをシミュレートすると明記しています。あらゆるCNC工作機械とCAMソフトに対応し、ベンダーロックインを避けられるとも訴求しています。
CAM中間形式にも対応する会社がある
Predator Virtual CNCは、Gコードに加えてCAMの中間形式も読み込めます。MastercamのNCIとSURFCAMのINCに対応すると公式に記載されています。
同社は150を超えるリバースポストを備え、主要な工作機械メーカーのGコードと対話形式のCNCフォーマットを読めるとしています。
海外発の加工シミュレーションメーカー4社
ここからは会社ごとに見ていきます。まずは海外に本社を置く4社です。
- 4社のうち価格を公式に公開しているのはPredator Software 1社だけ
- 対応する制御装置を公式に列挙しているのはPredator Software 1社だけ
- CGTechの公式サイトには、Sandvik傘下である旨の記載がない
CGTech(VERICUT)
VERICUTは、実機と同じデジタルツイン上でNCプログラムを検証するソフトです。移動経路の全体を調べる衝突チェックを備えると公式に記載されています。
対応OSはWindows 10とWindows 11の両方が明記されています。64ビット版のみで、32ビットのWindows 7に対応したのはVericut 7.3が最後です。最新はVericut Verification 9.7になります。
資本関係には注意が必要です。Sandvikは2020年10月19日に買収を発表し、2020年12月31日に完了を発表しました。買収額は非開示です。
ただしCGTechの公式サイトには、Sandvik傘下である旨の記載が見当たりません。1988年以降を網羅する公式の沿革ページにも買収が出てきません。この点を書くならSandvik側の発表を出典にしてください。
Hexagon AB(NCSIMUL)
NCSIMULは、実際のマシンコードをシミュレートして実行前にエラーを検出するソフトです。機械とCAMに依存しない設計を公式に訴求しています。
モジュールは3つが中心です。検証のNCSimul Machine、切削条件を最適化するNCSimul Optitool、異なる機械へプログラムを適応させるNCSimul 4CAMです。最新は2026.2になります。
対応OSは64ビット版のWindows 10 ProまたはEnterpriseと記載されています。Windows 11の記載は確認できませんでした。
日本の窓口は2025年7月1日に統合されました。NCSIMULを扱っていた旧ヴェロソフトウェアなど4社が、Hexagon Manufacturing Intelligence株式会社に合併しています。
Predator Software Inc.(Predator Virtual CNC)
Predator Virtual CNCは、CNCの検証と妥当性確認を独立して行うソフトです。衝突と削り込みの検出、リアルタイムの材料除去、設計と加工結果の比較を備えます。
この分野で珍しいのは、価格を公式に公開している点です。Predator Virtual CNC 5 Axisは買い切りが5,750米ドルから、年間サブスクリプションが2,500米ドルと記載されています。
ライセンスはPC単位とフローティングの両方に対応します。エディションはExpressと通常版の2つで、Expressから上位への100%下取りプログラムもあります。
対応制御装置も公式に列挙されています。Fagor、Fanuc、Haas、Heidenhain、Mazak、Okuma、Siemensが個別ページとして用意されています。本文では100社以上と記載されています。
Roboris Srl(EUREKA Virtual Machining)
EUREKA Virtual Machiningは、NCファイルを読んで実際に何が起きるかを示すソフトです。工具、ホルダ、主軸の自動衝突検出と、軸のジョイントリミットやオーバートラベルの検出を備えます。
会社は2001年設立で、本社はイタリアのピサ県オスペダレットにあります。当初はCAM向けのポストプロセッサが中心で、2005年に工作機械とロボットのシミュレーションへ特化しました。
無償のEUREKA Viewerが用意されています。作成したシミュレーションファイルを開き、回転や再生、工具とホルダのクリアランス計測ができると公式に記載されています。
調べる際に注意したいのが社名です。カナダ発のRobotmasterはHypertherm Associatesのブランドで、Roborisとは資本関係も製品系譜もまったく別になります。
国産の加工シミュレーションメーカー4社
次は日本に本社を置く4社です。いずれも開発と販売を同じ法人が担い、日本語で直接やり取りできる点が共通します。
- 4社とも自社で開発したソフトを自社で販売している
- 4社のうち対応する制御装置を公式に列挙しているのは3社
- 4社のうち価格を公式に公開しているのは2社
シンプルテック株式会社(NCVIEW Neo)
NCVIEW Neoは、ポスト処理後の実加工用NCデータでシミュレーションするソフトです。同シリーズの中で最も高性能な同時5軸、複合、5面加工対応のソリッドシミュレータと位置づけられています。
対応制御装置が幅広く列挙されています。FANUC、三菱のMELDAS、オークマのOSP、HEIDENHAIN、TOSNUC、SIEMENS、YASNUCです。5軸の先端点制御Gコードや傾斜面Gコードにも対応します。
対応OSはWindows 11とWindows Server 2016、2019、2022です。Windows 10の記載はありません。メモリは16GB以上が推奨されています。
会社は2009年6月22日設立、資本金700万円です。公式サイトに1995年の発売以来という記述がありますが、これは製品の発売年で法人の設立年ではありません。
アイコクアルファ株式会社(G-Navi)
G-Naviは、機械動作シミュレーションと切削加工シミュレーションを統合した統合NC切削加工シミュレーションシステムです。固定サイクルやサブプログラム、カスタムマクロ、四則演算まで忠実に再現すると記載されています。
チェックできる範囲が具体的です。早送りでの削り込み、主軸や回転テーブル、治具、押え金との干渉、工具とホルダーの干渉に加え、切削後の距離や板厚、角度、体積の測定まで行えます。
対応制御装置はFANUC、OSP、MELDAS、TOSNUCが列挙されています。別のページではMAZATROLへの対応も記載され、最大30軸まで扱えます。
同社は公式に、国産初の工作機械干渉チェックソフトを開発したと述べています。ただしこれは自社サイトでの記述で、第三者による裏付けは確認できませんでした。
ソフトキューブ株式会社(Virtual NC)
Virtual NCは、GコードのNCプログラムを実機なしでテスト加工できる3D切削NCシミュレータです。削り込みは赤、削り残しは青で色分け表示されます。
価格が公式に公開されています。Freeは0円で期限なし、Standardは6か月36,300円と1年63,800円です。Professionalは6か月135,300円と1年245,800円になります。
無償版には制限があります。切削加工シミュレーションと工具姿勢評価は1日5回まで、プレリリース中の干渉チェックとマクロプログラムは最初のインストールから1か月間という条件です。
対応制御装置には大きな制約があります。公式のFAQに、現状はFANUCのみに対応し今後OSPやMELDASなど他機種を拡張していく予定と明記されています。
株式会社ゴードーソリューション(NAZCA5 SIM Mill)
NAZCA5 SIM Millは、マシニングとフライス向けのNC加工シミュレーションソフトです。工具の干渉チェックに加えて、文法上のエラー箇所や工具の非回転切削時のエラーも抽出できます。
価格体系が2つに分かれます。年間のサブスクリプションがソフトウェア42,000円で保守込み、永続のパッケージがソフトウェア120,000円に初年度から保守12,000円という構成です。
ライセンス方式はスタンドアロンとフローティングを選べます。後から変更することもできると公式に記載されています。
対応OSはWindows 11のみです。Windows 10の記載はありません。ライセンス認証が年1回あり、その際にインターネット接続が必要になります。
加工シミュレーションは対応OSの記載がメーカーごとに食い違う
この分野を調べていて最も差が出たのが、対応OSの記載です。同じ時期の製品でも、公式に書かれているWindowsのバージョンがまったく揃っていません。
- Windows 10とWindows 11の両方を明記しているのはCGTech 1社だけ
- NCVIEW NeoとNAZCA5 SIM MillはWindows 11のみで、Windows 10の記載がない
- Predator Virtual CNCはWindows 10以前のみで、Windows 11の記載がない
両方を明記している会社
CGTechは、自社のソフトがWindows 10の64ビット版とWindows 11で広範囲にテストされていると公式に記載しています。推奨仕様の表もWindows 11 64ビット Professionalです。
この書き方なら、これから導入する側も既存環境を使う側も判断できます。8社の中では最も親切な記載になっています。
片方しか書いていない会社
NCVIEW NeoはWindows 11とWindows Serverのみ、NAZCA5 SIM MillはWindows 11のみを記載しています。どちらもWindows 10には触れていません。
逆にHexagonのNCSIMULは、64ビット版のWindows 10 ProまたはEnterpriseとだけ書き、Windows 11に触れていません。既存環境がどちらかによって、確認すべき相手が変わります。
更新が止まっている会社
Predator Virtual CNCのダウンロードページは、現行のv12でありながら要件がWindows 10、8、7、Vista、XPと書かれています。Internet Explorerと.NET Framework v3.5も要件に残っています。
サポートが終了した環境が現役の要件として残っている状態です。ページのフッターの著作権表記は2026年なので、要件の記述だけが更新されていないと考えられます。
そもそも記載がない会社
G-Navi、Virtual NC、EUREKA Virtual Machiningの3製品は、対応OSのバージョンが公式に記載されていません。G-NaviはWindowsベースという表現にとどまります。
EUREKAは本体の要件がなく、無償ビューアについてのみWindowsのコンピュータで動作すると書かれています。導入前に必ず確認してください。
加工シミュレーションのメーカーが想定している企業規模
同じ加工シミュレーションでも、想定している導入規模は会社ごとに違います。価格の出し方に、その考え方がはっきり出ています。
- 年間4万2,000円から始められるNAZCA5 SIM Millが、最も小さく始められる
- 価格を公開していない4社は、必要な構成を決めてから見積もりを取る流れになる
- 無償で試せる仕組みがあるのは、Virtual NC、NAZCA5 SIM Mill、NCVIEW Neo、EUREKAの4製品
小さく始めやすい会社
NAZCA5 SIM Millは年間42,000円のサブスクリプションがあり、金額が事前に分かります。永続ライセンスを選んでも120,000円と保守12,000円です。
Virtual NCには0円のFree版があります。1日5回までという回数制限はありますが、まず動きを確かめる用途には足ります。
構成を決めてから見積もる会社
VERICUT、NCSIMUL、NCVIEW Neo、G-Naviはいずれも価格を公開していません。ライセンス形態も公式に明示されていないため、問い合わせが前提になります。
この4社を比べるなら、対応する機械の軸数と制御装置を先に決めてください。条件が固まらないと、見積もりの前提が揃いません。
まず無償で試せる会社
EUREKAには無償のビューアがあります。シミュレーションファイルを開いて再生し、工具とホルダのクリアランスを計測できます。
NCVIEW Neoも無料トライアルの導線があります。ただし期間や機能の制限は公式に明示されていないため、申し込み時に確認が必要です。
加工シミュレーションを調べるときの注意点
最後に、調べる過程で引っかかりやすい点を整理します。この分野は公式サイトの更新が追いついておらず、そのまま引用すると誤りが混ざります。
- 公式サイトに資本関係が書かれておらず、親会社側の発表でしか確認できない製品がある
- 似た名前の別会社の製品があり、開発元を取り違えやすい
- 対応制御装置が1社のみという製品があり、幅広く対応していると誤解しやすい
資本関係が製品サイトに書かれていない
VERICUTの公式サイトには、Sandvik傘下である旨の記載が見当たりません。会社概要にも、1988年以降を網羅する沿革ページにも出てきません。
日本語のニュース記事ではSandvik Coromantを連携先として紹介しており、親会社としての記述にはなっていません。資本関係を書く場合はSandvik側の発表を根拠にしてください。
似た名前の別会社と取り違えやすい
EUREKAの開発元をROBOTMASTERという名前で紹介している資料がありますが、これは誤りです。正しい開発元はイタリアのRoboris Srlになります。
Robotmasterという製品は実在しますが、Hypertherm Associatesのブランドです。同社が2015年7月30日にカナダのJabez Technologiesの資産を取得して獲得したもので、Roborisとは無関係です。
対応制御装置は必ず確認する
Virtual NCは公式のFAQで、現状はFANUCのみに対応していると明記しています。今後OSPやMELDASなどを拡張する予定とも書かれています。
VERICUT、NCSIMUL、EUREKA、NAZCA5 SIM Millは対応制御装置を公式に列挙していません。自社の機械が対象かどうかは、問い合わせで確認する必要があります。
旧ドメインから辿ると別の言語に着く
cgtech.comとcgtech.jpは、それぞれvericut.comとその日本語ページへ正しく転送されます。ただし旧サイトの個別ページのURLは404になります。
Roborisの旧ドメインは、英語圏からアクセスしても一律でイタリア語のトップページに着地します。旧サイトの英語ページに対応する転送は設定されていません。
まとめ|加工シミュレーションメーカーの全体像
加工シミュレーションのメーカー別シェアは、無償で確認できる公的な数値がありません。国産4社はいずれも非上場で、製品別の売上も公開されていません。
8製品に共通するのは、ポスト処理後のGコードを読んで検証する設計です。CAMのシミュレーションが見落としやすいマクロやサブルーチンを扱える点が、専用ソフトを入れる理由になります。
実際に差が出るのは対応制御装置と対応OSです。Virtual NCの対応制御装置はFANUCのみになります。NCVIEW NeoとNAZCA5 SIM MillはWindows 11のみ、NCSIMULはWindows 10のみという記載です。
価格を公開しているのはPredator Software、ソフトキューブ、ゴードーソリューションの3社です。残る5社は、対応させたい機械の軸数と制御装置を決めてから見積もりを取る流れになります。
機械加工ソフト(加工シミュレーション)のおすすめ製品
Predator Virtual CNC
Predator Software
CAM後段の衝突検証を低コストで導入
Virtual NC
ソフトキューブ株式会社
無料版から始められる価格公開の3D切削NCシミュレータ
G-Navi
アイコクアルファ株式会社
航空機部品の5軸加工で鍛えた複合加工機対応のNC検証ソフト
NCVIEW Neo
シンプルテック株式会社
機械構造物との干渉まで見る同時5軸対応の国産ソリッド検証
NAZCA5 SIM Mill
株式会社ゴードーソリューション
年42,000円から使えるマシニング用NC検証ソフト
VERICUT
株式会社CGTech(CGTech)
NC加工シミュレーションのデファクトスタンダード
機械加工ソフト(加工シミュレーション)比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| Predator Virtual CNC | Predator Software | 要見積もり | CAM後段の衝突検証を低コストで導入 | 詳細を見る | |
| Virtual NC | ソフトキューブ株式会社 | サブスクリプション | 無料版から始められる価格公開の3D切削NCシミュレータ | 詳細を見る | |
| G-Navi | アイコクアルファ株式会社 | 要見積もり | 航空機部品の5軸加工で鍛えた複合加工機対応のNC検証ソフト | 詳細を見る | |
| NCVIEW Neo | シンプルテック株式会社 | 要見積もり | 機械構造物との干渉まで見る同時5軸対応の国産ソリッド検証 | 詳細を見る | |
| NAZCA5 SIM Mill | 株式会社ゴードーソリューション | ハイブリッド | 年42,000円から使えるマシニング用NC検証ソフト | 詳細を見る | |
| VERICUT | 株式会社CGTech(CGTech) | 要見積もり | NC加工シミュレーションのデファクトスタンダード | 詳細を見る | |
| EUREKA Virtual Machining | Roboris | 要見積もり | CAMから独立した5軸・複合加工の検証ソフト | 詳細を見る | |
| NCSIMUL | Hexagon AB(Manufacturing Intelligence) | 要見積もり | 機械・工具・治具を含むデジタルツインで加工検証 | 詳細を見る |
よくある質問
Q加工シミュレーションの主要メーカーはどこですか?
海外発が4社で、CGTech(VERICUT)、Hexagon AB(NCSIMUL)、Predator Software Inc.(Predator Virtual CNC)、Roboris Srl(EUREKA Virtual Machining)です。国産も4社あり、シンプルテック株式会社(NCVIEW Neo)、アイコクアルファ株式会社(G-Navi)、ソフトキューブ株式会社(Virtual NC)、株式会社ゴードーソリューション(NAZCA5 SIM Mill)になります。国産4社はいずれも開発と販売を同じ法人が担っています。
Q加工シミュレーションのメーカー別シェアはどこで分かりますか?
編集部が2026年9月24日に確認した範囲では、無償で公開している公的機関・業界団体は見つかりませんでした。CGTechとNCSIMULはそれぞれSandvikとHexagonの傘下ですが、どちらも決算で示すのはセグメント単位の数値です。国産4社はいずれも非上場で製品別の売上が公開されていません。まとまった数値はCGTechの買収時に開示された2019年売上高 約4億7,000万スウェーデンクローナと従業員約180名のみです。
QEUREKA Virtual Machiningの開発元はどこですか?
イタリア・ピサ県オスペダレットのRoboris Srlです。2001年設立で、当初はCAM向けポストプロセッサが中心でしたが2005年に工作機械とロボットのシミュレーションへ特化しました。名前の似たRobotmasterはHypertherm Associatesのブランドで、同社が2015年7月30日にカナダのJabez Technologiesの資産を取得して獲得した別製品です。資本関係も製品系譜もまったく無関係なので混同しないでください。
Q加工シミュレーションはどのWindowsで動きますか?
会社ごとに公式の記載が食い違います。VERICUTはWindows 10と11の両方を明記、NCVIEW NeoとNAZCA5 SIM MillはWindows 11のみ、NCSIMULはWindows 10 Pro/Enterpriseのみを記載しています。Predator Virtual CNCはv12でありながらダウンロードページの要件がWindows 10、8、7、Vista、XPとInternet Explorerのままです。G-Navi、Virtual NC、EUREKAは公式にバージョンの記載がありません。導入前に必ず確認してください。
Q加工シミュレーションの価格は公式に分かりますか?
主要8社のうち3社が公開しています。Predator Virtual CNC 5 Axisは買い切り5,750米ドルから、年間サブスクリプションが2,500米ドルです。Virtual NCはFreeが0円、Standardが1年63,800円、Professionalが1年245,800円になります。NAZCA5 SIM Millは年間サブスクリプションがソフトウェア42,000円、永続パッケージが120,000円と保守12,000円です。VERICUT、NCSIMUL、NCVIEW Neo、G-Naviは価格もライセンス形態も公開していません。
