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比較#機械加工シミュレーション#無料#フリーソフト

【2026年】無料で使える機械加工シミュレーションおすすめ5選|商用利用の可否・有料版との違いも紹介

Gコードを実機にかける前に確認できる、無料の機械加工シミュレーション5製品を比較します。フリー版、無料トライアル、オープンソースの3種類について、商用利用の可否、回数や期間の制限、対応軸数、有料版の価格目安の観点で整理します。

製造業のシステム選定担当者ITトレンド編集部
【2026年】無料で使える機械加工シミュレーションおすすめ5選|商用利用の可否・有料版との違いも紹介

NCプログラム(Gコード)を実機にかける前に確認するシミュレーションには、無料で使えるフリーソフトや無料版があります。ただし、無料の範囲は製品ごとに異なります。回数制限のある無料版もあれば、評価用のトライアルもあります。この記事では、機械加工シミュレーション5製品の無料の範囲と制限を、ITトレンド for 製造業編集部が整理しました。業務で使う前に、商用利用の可否を必ず確認しましょう。

業務で商用利用するなら:フリーソフトのCAMotics(GPLv2+)が候補になります。ただし、確認できるのは3軸のGコードに限られます

個人・学習で使うなら:CAMotics、またはLinuxCNCのシミュレーター構成で、Gコードの動きを確かめられます

有料版を試したいなら:Virtual NCのフリー版、NAZCA5 SIM MillとNCVIEW Neoの無料トライアル

継続して使うなら:機械加工シミュレーションの選び方や費用の記事と、機械加工シミュレーションのカテゴリページで検討

無料の機械加工シミュレーションは、対応する軸数と制御装置、回数や期間の制限が、使える範囲を左右します。5軸加工の検証が必要な場合は、有料版との比較もあわせて行いましょう。


この記事でわかること

01

無料の機械加工シミュレーションの種類

無料のものは、オープンソース、機能制限付きのフリー版、無料トライアルの3種類です。どれも、NCプログラムを実機に流す前の確認が目的です。業務で使う場合は、商用利用の可否と、制限の中身を先に確認しましょう。

種類

内容

商用利用

例

オープンソース(フリーソフト)

ソースコードが公開され、GPLなどのライセンスで配布される

ライセンス条件に従って利用する

CAMotics、LinuxCNC

機能制限付きのフリー版

期限はないが、実行回数や利用期間に制限がある

公式ページに記載がない製品がある。評価用の位置づけ

Virtual NCのフリー版

無料トライアル

有料版の機能を、申込みのうえで試せる

評価用が前提

NAZCA5 SIM Mill、NCVIEW Neo

オンライン・訪問デモ

メーカーの担当者が、画面を見せながら説明する

製品の購入前の確認用

NCVIEW Neo

加工シミュレーション全体の定義は加工シミュレーション・NC検証とはをご覧ください。

オープンソースのフリーソフトの特長

CAMotics(GPLv2+)は、3軸の切削シミュレーションに特化したフリーソフトです。Windows、Linux、macOSで動き、切削後の形状をSTLファイルへ書き出せます。公式サイトで、導入前に機能の範囲を確認できます。

一方で、ツールパスを作るCAMの機能はなく、5軸や旋盤のシミュレーションにも対応していません。LinuxCNC(GPLv2)は工作機械の制御ソフトです。実機なしで動かせるシミュレーター構成が用意されています。

フリー版とトライアルの位置づけ

Virtual NCのフリー版は、期限なく使える版です。ただし、1か月後から切削シミュレーションが1日5回までに制限されます。公式では、自社の業務に使えるかを試すための版と説明されています。

NAZCA5 SIM MillとNCVIEW Neoのトライアルは、申込み制です。有料版の機能を試すための提供で、評価用の位置づけになります。本番の検証にそのまま使うものではありません。


02

機械加工シミュレーションの無料版と有料版の違い

無料版と有料版の違いは、機能の多さだけではありません。検証の責任、対応する機械の範囲、サポートの有無が主な差です。次の表で全体像を確認してください。

観点

無料版(フリーソフト・フリー版)

有料版

商用利用

製品による。フリー版とトライアルは評価用

許諾された範囲で利用できる

検証・精度の責任

結果の検証は利用者が負う

メーカーや販売店に、機械モデルの設定を相談できる

GUI・前処理

製品により簡素。設定や準備は自社で行う

機械・工具・治具の登録を支援する製品がある

計算規模・対応範囲

3軸中心。5軸・旋盤は対象外の製品がある

5軸や複合加工機に対応する製品がある

干渉チェック

ない、または一部の機能に限られる

工具・ホルダ・治具・機械構造物の干渉を見る製品がある

サポート

公式の問い合わせ窓口は限られ、ドキュメント中心

メーカーや販売店の窓口に問い合わせられる

価格

0円。ただし検証の手間は自社が負担する

年額数万円の製品から、個別見積もりの製品まで幅がある

検証・精度の責任は利用者が負う

シミュレーターは、画面上の動きを見せるソフトです。実機の動きと一致する保証は、フリーソフトにはありません。機械の原点や工具長の設定を誤ると、結果もずれます。

有料版でも、結果の最終判断は利用者の責任です。ただし、機械モデルの作り込みや設定は、メーカーや販売店に相談できます。初めの数本は、実機との照合を続けましょう。

干渉チェックと機械モデルの違い

NCVIEW Neoは、ワークや治具に加えて、機械構造物との干渉まで確認できる製品です。同時5軸機の突っ込み事故を、実機に流す前に見つける用途に向きます。

CAMoticsは、切削したワークの形状を確認するソフトで、機械構造物の干渉は対象外です。工具の突っ込みや治具との衝突を見たい場合は、有料版の機能を比べましょう。

価格差の目安

2026年時点の公式価格では、Virtual NCのStandardが年58,000円(税抜)です。Professionalは年223,000円(税抜)です。NAZCA5 SIM Millは、年42,000円(税抜)のサブスクリプションがあります。

永続ライセンスは120,000円(税抜)で、保守は年12,000円(税抜)です。VERICUTやNCVIEW Neoなどは個別見積もりで、公開価格がありません。費用の詳細は機械加工ソフトの費用で整理しています。


03

無料の機械加工シミュレーションを選ぶときのポイント

画面の見やすさよりも、自社の工作機械の検証に使えるかを先に確認します。確認する項目は、商用利用、対応する軸数と制御装置、データ連携、計算環境、サポートの5つです。選び方の全体像は機械加工シミュレーションの選び方も参考になります。

商用利用できるか

最初に確認するのは、会社の業務で使ってよいかどうかです。フリー版やトライアルは、評価を目的とした提供が多く、日常の検証に使い続けてよいとは限りません。

Virtual NCのフリー版のように、商用利用の可否が公式ページに書かれていない製品もあります。使用許諾や規約を読み、不明な点は提供元に書面で確認しましょう。

対応する軸数と制御装置

CAMoticsは3軸のみで、5軸と旋盤のシミュレーションには対応していません。Virtual NCは、公式のFAQで現状はFANUCのみの対応と案内されています。

自社の機械が5軸機や複合加工機の場合は、無料で足りる範囲が狭くなります。制御装置のメーカーとあわせて、先に整理しておきましょう。

入力データとCAMとの連携

シミュレーターが読み込むのは、CAMが出力したNCプログラムか、CAM内部のCLデータです。Virtual NCは、ポスト処理後のNCプログラムを走らせるシミュレーターと説明されています。

CAMoticsもGコードを読み込みますが、ツールパスは作れません。ツールパスの作成は、CAMの役割です。ポストプロセッサの出力とあわせて、検証できる範囲を確認しましょう。

計算環境とPCの条件

3D表示の切削シミュレーションは、PCの性能に左右されます。NCVIEW Neoは、推奨環境にメモリ16GB以上とNVIDIA製グラフィックスが示されています。

事務用のPCでは動かない場合があるため、検証用の端末を用意できるか確認しましょう。無料版を試す段階でも、動作環境の確認は欠かせません。

サポート・日本語対応・更新頻度

フリーソフトは、公式の問い合わせ窓口が限られ、ドキュメントとコミュニティが頼りです。日本語の情報が少ない製品は、習得に時間がかかる傾向があります。

Virtual NCやNAZCA5 SIM Millは国内メーカーの製品で、公式ページも日本語です。更新が止まっていないか、新しいOSに対応しているかも、公式サイトで確認しておきましょう。


04

【比較表】無料で使える機械加工シミュレーション5選

無料の範囲、商用利用、制限、対応範囲、有料版の価格目安を、5製品で並べました。上の3製品は、サイトに製品ページがある有料ソフトの無料版・トライアルです。下の2製品は、オープンソースのフリーソフトです。条件は2026年時点の公開情報に基づきます。

製品名

無料の種類

商用利用

主な制限

対応範囲

有料版の価格目安

Virtual NC

フリー版(期限なし)

公式ページに記載なし。業務に使えるかを試す版と説明

インストールから1か月は全機能。以降は切削シミュレーション1日5回まで

現状はFANUCのみ

Standard 年58,000円〜(税抜)

NAZCA5 SIM Mill

無料トライアル(申込み制)

公式ページに記載なし。評価用が前提

期間は公式ページに記載なし。申込み後に案内

3D・線画で表示。軸数は公式に記載なし

年42,000円(税抜)または永続120,000円(税抜)

NCVIEW Neo

無料トライアル、オンライン・訪問デモ

公式ページに記載なし。評価用が前提

条件は公式の製品ページに記載なし

同時5軸・複合・5面加工

個別見積もり

CAMotics

オープンソース(GPLv2+)

ライセンス条件に従う

ツールパスは作れない。5軸・旋盤は非対応

3軸。Windows・Linux・macOS

有料版なし

LinuxCNC

オープンソース(GPLv2)

ライセンス条件に従う

工作機械の制御ソフト。実機なしで動くシミュレーター構成あり

Linuxで動作

有料版なし

各製品の無料範囲や条件は、導入前に公式サイトで最新の情報を確認してください。条件は、提供元の都合で変更されることがあります。


05

【無料版】機械加工シミュレーションおすすめ5選

ここでは、製品ページがある3製品を先に紹介し、続いてオープンソースの2製品を紹介します。各製品の冒頭に、無料の種類、商用利用、向いている企業、注意点をまとめました。業務で使えるかどうかを判断する材料にしてください。

Virtual NC

  • 無料の種類:フリー版(期限なし。マシニング用と旋盤用がある)
  • 商用利用:公式ページに記載なし。自社業務で使えるかを試す版と説明
  • 向いている企業:FANUC制御の機械で、NCプログラムの確認を試したい企業
  • 注意点:1か月後から切削シミュレーションが1日5回まで。現状はFANUCのみ対応

Virtual NCは、ソフトキューブ株式会社のNCシミュレーターです。フリー版では、Standard版の全機能に加え、上位版の一部の機能を使えます。最初の1か月は全機能を使え、以降は切削シミュレーションが1日5回までに制限されます。

有料版のStandardは年58,000円(税抜)です。Professionalは年223,000円(税抜)になります。干渉チェックとマクロは、Professional版以上の機能です。制限を超えそうなら、有料版への移行を検討しましょう。

編集部コメント:フリー版の位置づけは、公式で「自社の業務に使えるか試す版」と説明されています。日常の業務で使い続けてよいかは、公式ページに記載がありません。使用許諾の内容とあわせて、事前にメーカーへ確認しておくと安心です。

NAZCA5 SIM Mill

  • 無料の種類:無料トライアル(申込み制。正規品の全機能を試せる)
  • 商用利用:公式ページに記載なし。評価用が前提
  • 向いている企業:手打ちのGコードを、低コストで確認したい企業
  • 注意点:トライアルの期間は公式ページに記載なし。軸数の記載もない

NAZCA5 SIM Millは、株式会社ゴードーソリューションのマシニング用シミュレーションです。立体と線画を切り替えながら、NCプログラムの軌跡を確認できる製品です。トライアルでは、利用期限内なら何度でも正規品の全機能を試せます。

サブスクリプションは年42,000円(税抜)で、保守サービス込みの価格です。永続ライセンスは120,000円(税抜)で、保守は年12,000円(税抜)が別途かかります。申込み時に、トライアルの期間と条件を確認しておきましょう。

編集部コメント:価格を公開しているため、トライアルの後に費用を見通しやすい製品です。ただし、公式ページには対応軸数の記載がありません。5軸機や複合加工機の検証が目的の場合は、トライアルの前に対応範囲を問い合わせてください。

NCVIEW Neo

  • 無料の種類:無料トライアル、オンライン・訪問デモ
  • 商用利用:公式ページに記載なし。評価用が前提
  • 向いている企業:同時5軸機や複合加工機の検証を、導入前に試したい企業
  • 注意点:トライアルの条件は製品ページに記載なし。推奨PC環境の確認が必要

NCVIEW Neoは、シンプルテック株式会社の切削検証ソフトです。同時5軸・複合・5面加工に対応します。公式サイトに「無料トライアル」の申込みがあり、オンラインと訪問のデモも受け付けています。

価格は公式サイトに表示がなく、個別見積もりです。干渉チェックなどが、オプションとして用意されています。トライアルで使える機能の範囲は、申込み前に確認しましょう。推奨PC環境の確認も欠かせません。

編集部コメント:5軸向けの製品を無料で試せる点は貴重ですが、条件が申込み後にしか分からない点には注意が必要です。試す目的を、機械構造物との干渉確認など具体的な項目に絞ると、短い期間でも判断しやすくなります。

CAMotics

  • 無料の種類:オープンソース(GPLv2+)
  • 商用利用:ライセンス条件に従って利用する
  • 向いている企業:3軸のGコードを、手軽に確認したい企業・個人
  • 注意点:ツールパスは作れない。5軸と旋盤のシミュレーションは非対応

CAMoticsは、3軸の切削シミュレーションに特化したフリーソフトです。Gコードを読み込み、工具が素材を削る様子を3Dで確認できる点が特徴です。円筒、円錐、ボールノーズなどの工具形状に対応し、切削後の形状をSTLへ書き出せます。

ソースコードはGPLv2+で公開され、WindowsとLinux、macOSで動きます。ツールパスを作るCAMの機能はないため、他のCAMで作ったGコードの確認が中心です。導入費用は0円で、有料版もありません。

編集部コメント:3軸の小さな現場なら、費用をかけずに削り残しや過削りを確認できます。一方で、機械構造物との干渉や5軸の検証は範囲外です。商用で使う場合は、GPLの条件を社内で確認したうえで導入してください。

LinuxCNC

  • 無料の種類:オープンソース(GPLv2)
  • 商用利用:ライセンス条件に従って利用する
  • 向いている企業:Linuxに慣れた技術者がいる企業・個人
  • 注意点:工作機械の制御ソフトで、切削形状の確認ソフトではない

LinuxCNCは、フライス盤や旋盤などのCNC機械を制御するオープンソースのソフトです。DebianやUbuntuへのインストールが基本です。公式の説明では、サンプル構成のsimは、実機なしでどのPCでも動かせます。

Gコードを実行して、画面上で動きを確かめる用途に使えます。ただし、公式ページで確認できたのは、シミュレーター構成が用意されている点までです。削り残しや衝突の検出を目的にする場合は、他のソフトと併用しましょう。

編集部コメント:LinuxCNCは、シミュレーション専用のソフトではありません。導入には、Linuxの知識が前提になります。Gコードの動きの学習や、自作機の制御の検討には役立つでしょう。現場の検証には、他のソフトを併用します。


06

無料で使える機械加工シミュレーションのメリットとデメリット・注意点

無料の機械加工シミュレーションは、導入前の確認や学習に役立ちます。一方で、制限や責任の所在を知らずに使うと、実機でのトラブルにつながるおそれがあります。ここでは、メリットとデメリット、注意点を整理しましょう。

費用をかけずに操作や検証の流れを試せる

無料版やトライアルがあれば、見積もりを取る前に、画面の操作や表示の見え方を確認できます。社内の担当者が数人で触り、必要な機能を洗い出す使い方がよいでしょう。

フリーソフトのCAMoticsは、3軸のGコードの確認を0円で始められます。有料版の導入を判断する前の下調べとして、使い始めやすい選択肢です。

回数・期間・対応範囲に制限がある

Virtual NCのフリー版は、1か月後から切削シミュレーションが1日5回までに制限されます。CAMoticsは3軸のみで、5軸と旋盤には対応していません。

トライアルは期間が限られます。期間内に確かめたい項目を、先に順番を付けて整理しておきましょう。

結果の検証は利用者の責任になる

シミュレーションで問題がなくても、実機で同じ結果になるとは限りません。工具長や原点の設定、機械固有の動作は、画面に反映されない場合があります。

フリーソフトは保証がなく、結果の責任は利用者が負います。初めて使う機械やプログラムでは、実機での確認と併用しましょう。

導入・運用の技術的なハードルがある

オープンソースのソフトは、設定や使い方を自分で調べる必要があります。LinuxCNCのように、Linuxの知識が前提のソフトもある点に注意しましょう。

担当者が異動すると、運用が止まるおそれがあります。手順書を残し、複数人で使える状態にしておくと、属人化を防げます。

非商用・評価用の版を業務で使うライセンス違反のリスク

非商用・個人向けの無償版は、業務では使えません。体験版やトライアルは、評価用の提供です。評価の目的を超えて日常の検証に使うと、ライセンス違反になるおそれがあります。

商用利用の可否が書かれていない場合は、提供元に確認しましょう。記載がないときは、確認した内容をメールなどに残しておくと安心です。

編集部コメント:無料の機械加工シミュレーションは、費用の面では始めやすい手段です。ただし、業務の検証に使うには、商用利用の可否と、結果の責任の所在を先に押さえる必要があります。まずは小さなNCプログラムで試し、実機の結果と照らし合わせてから範囲を広げましょう。


07

無料の機械加工シミュレーションから有料版に切り替える目安

無料版で足りるかどうかは、使う機械の軸数と、検証の頻度で変わります。次の表で、無料版で足りるケースと、有料版を検討すべきケースを整理しました。目安として使ってください。

観点

無料版で足りるケース

有料版を検討すべきケース

機械

3軸のマシニングセンタが中心

5軸機・複合加工機・旋盤を使う

検証の目的

Gコードの削り残しと過削りの確認

治具・ホルダ・機械構造物との干渉の確認

頻度

週に数本のプログラムの確認

日常的に多くのプログラムを検証する

責任

学習や下調べが目的

取引先の部品加工で、事故を防ぎたい

サポート

自分で調べて解決できる

メーカーや販売店の支援がほしい

切り替えのサイン

  • フリー版の回数制限や、トライアルの期間に達した
  • 5軸機や複合加工機など、無料版が対応しない機械を使い始めた
  • 機械構造物や治具との干渉を、実機の前に確認したくなった
  • 検証の結果に、メーカーのサポートや保証がほしくなった
  • 複数の担当者で、同じ設定を共有して使いたくなった

有料版の価格帯

2026年時点の公式価格では、Virtual NCのStandardが年58,000円(税抜)です。NAZCA5 SIM Millは年42,000円(税抜)で、年額数万円から始められる製品があります。

VERICUTやNCSIMUL、NCVIEW Neoなどは個別見積もりです。5軸や複合加工機に対応する製品は、構成によって価格が変わります。比較は機械加工ソフトの費用を参考にしてください。

次に読む記事

有料版の候補を絞るときは、機械加工シミュレーションの選び方が役立つ記事です。メーカーごとの特徴は加工シミュレーションのメーカー8社の特徴で確認できます。

製品を横並びで見たい場合は、カテゴリページから各製品のページへ進めるので、あわせて活用しましょう。


08

無料の機械加工シミュレーションに関してよくある質問

フリーソフトで業務レベルの精度は出せますか。

3軸のGコードの削り残しや過削りの確認なら、CAMoticsのようなフリーソフトで試せます。ただし、機械構造物との干渉や5軸の検証は、範囲外です。結果の検証は利用者の責任なので、実機との照合を続けましょう。

無料版で作ったデータは、有料版に引き継げますか。

入力はNCプログラムが中心ですが、機械や工具の設定は製品ごとに異なる可能性があります。公式ページで引き継ぎの可否を確認できた製品はありません。移行の前に、各社へ確認しましょう。試用の段階から、機械と工具の設定を記録しておくと安心です。

無料で5軸加工のシミュレーションはできますか。

CAMoticsは5軸に対応していません。5軸の検証は、NCVIEW Neoの無料トライアルのように、有料製品の試用で確認する方法があります。トライアルで使える機能の範囲は、申込み前に確認しましょう。

トライアルやフリー版を、日常の業務で使い続けてよいですか。

トライアルは評価用の提供で、日常の業務に使い続ける前提ではありません。Virtual NCのフリー版は期限がありませんが、商用利用の可否が公式ページに書かれていません。提供元に確認したうえで判断してください。


09

まとめ

無料で使える機械加工シミュレーションには、複数の種類があります。オープンソースの製品は、CAMoticsとLinuxCNCです。機能制限付きのVirtual NCのフリー版もあります。NAZCA5 SIM MillとNCVIEW Neoは、無料トライアルです。業務で使う場合は、商用利用の可否、対応する軸数と制御装置、回数や期間の制限を確認します。5軸機や干渉チェックが必要になったら、有料版への切り替えを検討しましょう。有料版の候補は、選び方や費用の記事、カテゴリページで比べられます。

機械加工ソフト(加工シミュレーション)比較表

ロゴ製品名ベンダー価格モデル特徴
Virtual NC ロゴ
Virtual NCソフトキューブ株式会社サブスクリプション無料版から始められる価格公開の3D切削NCシミュレータ詳細を見る
Predator Virtual CNC ロゴ
Predator Virtual CNCPredator Software要見積もりCAM後段の衝突検証を低コストで導入詳細を見る
NCVIEW Neo ロゴ
NCVIEW Neoシンプルテック株式会社要見積もり機械構造物との干渉まで見る同時5軸対応の国産ソリッド検証詳細を見る
G-Navi ロゴ
G-Naviアイコクアルファ株式会社要見積もり航空機部品の5軸加工で鍛えた複合加工機対応のNC検証ソフト詳細を見る
NAZCA5 SIM Mill ロゴ
NAZCA5 SIM Mill株式会社ゴードーソリューションハイブリッド年42,000円から使えるマシニング用NC検証ソフト詳細を見る
NCSIMUL ロゴ
NCSIMULHexagon AB(Manufacturing Intelligence)要見積もり機械・工具・治具を含むデジタルツインで加工検証詳細を見る
EUREKA Virtual Machining ロゴ
EUREKA Virtual MachiningRoboris要見積もりCAMから独立した5軸・複合加工の検証ソフト詳細を見る
VERICUT ロゴ
VERICUT株式会社CGTech(CGTech)要見積もりNC加工シミュレーションのデファクトスタンダード詳細を見る

よくある質問

Qフリーソフトで業務レベルの精度は出せますか。
A

3軸のGコードの削り残しや過削りの確認なら、CAMoticsのようなフリーソフトで試せます。ただし、機械構造物との干渉や5軸の検証は、範囲外です。結果の検証は利用者の責任なので、実機との照合を続けましょう。

Q無料版で作ったデータは、有料版に引き継げますか。
A

入力はNCプログラムが中心ですが、機械や工具の設定は製品ごとに異なる可能性があります。公式ページで引き継ぎの可否を確認できた製品はありません。移行の前に、各社へ確認しましょう。試用の段階から、機械と工具の設定を記録しておくと安心です。

Q無料で5軸加工のシミュレーションはできますか。
A

CAMoticsは5軸に対応していません。5軸の検証は、NCVIEW Neoの無料トライアルのように、有料製品の試用で確認する方法があります。トライアルで使える機能の範囲は、申込み前に確認しましょう。

Qトライアルやフリー版を、日常の業務で使い続けてよいですか。
A

トライアルは評価用の提供で、日常の業務に使い続ける前提ではありません。Virtual NCのフリー版は期限がありませんが、商用利用の可否が公式ページに書かれていません。提供元に確認したうえで判断してください。

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