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選び方・ノウハウ#FEMS#工場エネルギー管理システム#選び方

FEMSの最適な選び方を徹底解説!おすすめの製品も紹介

FEMS(工場エネルギー管理システム)の選び方を、目的別・部門別・企業規模別の3つの切り口から解説。4つの種類の違い、計測対象、計器との接続、制御の範囲、提供形態、費用の見方と、よくある4つの失敗を整理します。

製造業のシステム選定担当者ITトレンド編集部
FEMSの最適な選び方を徹底解説!おすすめの製品も紹介

FEMS(工場エネルギー管理システム)は、電力・ガス・蒸気・圧縮空気などの使用量を設備やラインごとに計測し、省エネや電力のピーク抑制につなげるシステムです。ただし、計測できるエネルギーの種類、デマンド制御の有無、既存の計器との接続など、比較する軸は多くあります。この記事では、種類の違いと、目的・部門・企業規模という3つの切り口から選び方を整理しました。製品を比べる前に、何を測り、何に使うのかを書き出しましょう。

  • 測るエネルギーの種類と点数:電力だけか、ガス・蒸気・圧縮空気も含めるかで、候補の型が変わります。
  • 見える化か、制御まで行うか:デマンド監視と設備の自動制御が必要かを先に決めます。
  • 生産データとの結び付け:原単位の管理には、生産量や設備の稼働情報が欠かせません。
  • 既存の計器との接続と提供形態:計器を入れ替えずに済むか、クラウドかオンプレミスかを確認します。

FEMSは、目的と測定対象を決めてから型を選ぶと整理しやすくなります。2026年時点では、当サイトの17製品のうち、公式で金額を確認できた製品は3製品です。ほかは見積もりを前提に比較することになります。


この記事でわかること

01

FEMSの基礎知識

選び方に入る前に、FEMSが何をするシステムなのかを押さえます。役割が曖昧だと、必要以上に大きな構成を選んだり、必要な機能が足りなかったりしがちです。基本的な用語は、FEMSとはの記事でも整理しています。

FEMSが担う役割

FEMSは、電力計やセンサーからデータを集め、設備やラインごとの使用量を見える化します。結果を分析して、省エネの対策や電力のピーク抑制に生かすシステムです。

主な機能は、次の4つです。データの収集と、使用量の見える化・分析があります。デマンド監視と設備の自動制御、省エネ法の定期報告に使うデータの集計も、機能の一つです。生産量あたりの原単位の管理にも使えます。

省エネ法の定期報告との関係

省エネ法の特定事業者かどうかは、事業者全体のエネルギー使用量で判断します。年1,500キロリットル(原油換算)以上が、該当の基準です。特定事業者は、毎年度7月末日までに定期報告書を提出します。

以上は農林水産省の案内で、2026年11月に確認しました。中長期計画書は該当する事業者が提出し、作成には電子報告システムのEEGSを使うのが原則です。FEMSは集計を助けますが、報告に使えるかは製品ごとに確認が必要です。

似たシステムとの違い

CO2排出量の算定・開示が中心のシステムは、CO2排出量管理システムとして別に扱います。FEMSは、その元になるエネルギー使用量を、設備やライン単位で計測する側が中心です。

設備の稼働や生産実績を管理するMESとも、役割が異なります。FEMSは、エネルギーという切り口で工場を見るシステムです。生産データとの連携の深さは、製品ごとに違います。

編集部コメント:FEMSには、計測の仕組みから整える製品と、分析を担う製品があります。自社の計測環境の状況を先に確認すると、選びやすくなるでしょう。


02

FEMSの種類

FEMSは、計測の仕組みをどこまで含むかで、大きく4つに分けられます。分析や制御をどこまで行うかも、分類の軸です。どの型を選ぶかで、必要な機器も費用の構成も変わります。

  • センサー後付け・クラウド型
  • データ収集サーバー・パッケージ型
  • 生産連携・原単位分析型
  • 設備監視・統合EMS型

センサー後付け・クラウド型

既存の設備にセンサーやエッジデバイスを取り付け、データをクラウドで見る型です。SIRC SIRCクラウドは、工事や設備停止なしで取り付けられるIoT電力センサを使います。THK OMNIedge GXソリューションは、分電盤にセンサを数珠つなぎで後付けする方式です。

太平洋工業 エネグラフは、既存のメーターや測定器にエッジデバイスを付けます。電気・ガス・エアをクラウドで見える化できます。渡辺電機工業 見分録クラウドは、計測データを1分周期から集計し、帳票にまとめる製品です。

データ収集サーバー・パッケージ型

工場内に収集用の機器やソフトを置き、ネットワーク内で完結させる型です。三菱電機 EcoServerⅢは、収集・蓄積・見える化・監視を1台で行います。デマンド監視機能付品も選べます。

富士電機 FiTSAΣ B5-EMSは、データ収集コントローラにEMSの画面と帳票を載せた1台です。渡辺電機工業 EcoRiALは、比較グラフ、監視、デマンド、帳票を1本にまとめた製品です。

生産連携・原単位分析型

エネルギーのデータを、生産量やロットと結び付けて分析する型です。横河電機 Enerize E3は、ロット・品種別の原単位まで自動で演算します。日立プラントサービス Enewatcherは、コスト・製造数量・原単位を重ねて表示する製品です。

TMEIC エネルギー管理 解析支援ツールは、原単位と月締め帳票を作ります。Siemens SIMATIC Energy Managerも、この型に近い製品です。Rockwell FactoryTalk Energy Managerも同じ型です。

設備監視・統合EMS型

受変電設備やユーティリティ設備の監視から、多拠点の統合管理まで広く扱う型です。日立産機システム SANFEMS neoは、配電・受変電・クラウドの3つの監視を組み合わせます。アズビル EneSCOPEは、コンプレッサや冷凍機などの効率まで見られます。

富士電機 EMSソリューションは、監視から需給制御までを段階的に組み合わせる構成です。日立 EMiliaは、多拠点の統合管理を、3つの形態から選べるサービスです。


03

【目的別】FEMSの選び方

同じFEMSでも、何を実現したいかで優先する条件は変わります。工場でよくある3つの目的を取り上げました。目的が複数あるときは、条件がもっとも厳しいものに合わせて検討します。

まず使用量を見える化したい

計測と表示が目的なら、設備や分電盤ごとの使用量を手早く見られる製品が候補です。計器の入れ替えが必要かどうかが、費用と工期を左右します。

エネグラフは、既存のメーターや測定器の出力を使えます。SIRCクラウドは、工事なしで取り付けられるセンサが特徴です。EcoServerⅢは、プログラミングなしで、収集から表示まで設定できます。

電力のピークを抑えたい

契約電力を超えないようにするには、警報だけでなく、設備を自動で制御できるかが条件です。デマンド監視の機能と、制御の対象を確認しましょう。

EcoServerⅢは、デマンド監視機能付品を選ぶと、空調・照明の自動負荷制御までまかなえます。OMNIedge GXは、分電盤単位の電力とデマンドを、クラウドで見える化する製品です。

原単位を管理し、改善点を探したい

生産量あたりのエネルギーを管理するには、エネルギーと生産のデータを結び付ける機能が要ります。ロットや品種、ラインのどの単位で出したいかを、決めておきましょう。

Enerize E3は、ロット・品種別の原単位を出せます。TMEICの解析支援ツールは、バッチや製造列ごとの原単位が得意です。ただし後者は、計測やデマンド監視を扱いません。


04

【部門別】FEMSの選び方

FEMSは、使用量を管理する人、設備を保全する人、報告をまとめる人で、見たい情報が異なります。導入に関わる3つの部門で整理しました。複数部門で共有するときは、使う頻度の高い部門に合わせます。

生産技術・製造部門

ラインや設備の単位で、エネルギーのムダを探す部門です。生産データと並べて見られるか、現場で画面を扱いやすいかが条件になります。

Enewatcherは、既存システムのデータを多様な方法で取り込めます。BACnet、FTP、PLC、MES、OPC UA、APIが対応方法です。EneSCOPEは、ユーティリティ設備の効率まで見られる製品です。

設備保全・施設管理部門

受変電設備や空調、コンプレッサなどを維持する部門です。エネルギーの変化から、劣化や異常を捉えられるかが条件です。

SANFEMS neoは、絶縁監視で漏れ電流を計測します。エネルギー管理と予防保全を、同じ仕組みで進められる点が特徴です。EneSCOPEは、台数制御の見直しや劣化の早期発見につなげられます。

環境・エネルギー管理部門

省エネ法の定期報告や、全社の目標管理を担う部門です。帳票の作成と、複数拠点の数値を同じ基準で集計できるかが条件です。

見分録クラウドは、日報・月報・年報を作成できます。SIMATIC Energy Managerは、ISO 50001に沿った運用を想定した製品です。ただし、日本の定期報告への対応は、製品ページに明記がありません。


05

【企業規模別】FEMSの選び方

企業規模そのものより、規模から来る制約が判断を分けます。システムを運用する専任担当の有無、工場の数、予算の通し方の3点です。自社の体制に近いところから読み進めてください。

中小企業

専任担当が少なく、まず小さく試したい段階です。計測点が少なくても始められ、配線工事や社内ネットワークの変更が少ない製品が候補になります。

SIRCクラウドには、センサ4台とクラウド1年分をセットにした定額パッケージがあります。ゲートウェイまたはデータロガー1台の貸出も含まれる内容です。FiTSAΣ B5-EMSは、別のサーバーを用意せずに始められる製品です。

中堅企業

対象の設備が増え、工場全体や複数の棟で管理する段階です。計測の仕組みに加えて、分析や帳票まで一続きで扱える製品が候補になります。

EcoAdviserには、機能限定版とAI診断版があります。見える化から分析へ、段階的に広げられる点が特徴です。EcoRiALは、比較グラフ、デマンド、帳票をそろえたオンプレミスのパッケージです。

大企業

複数の工場や拠点を抱え、全社で指標をそろえる段階です。拠点をまたいで同じ物差しで比べられるか、既存のMESやSCADAと連携できるかが条件になります。

FactoryTalk Energy Managerは、工場からライン・機械までの階層で集計します。EMiliaは、多拠点の統合管理を前提にしたサービスです。メーカーごとの特徴は、FEMSのメーカーの記事で整理しています。


06

自社に合ったFEMSの選定ポイント

目的・部門・規模で方向が見えたら、具体的な仕様に落とし込みます。確認の順番が大切です。上から順に見ていくと、手戻りを減らせるでしょう。

  • 測るエネルギーと計測点数を整理する
  • 既存の計器との接続方法を確認する
  • 見える化・分析・制御の範囲を決める
  • 提供形態と複数工場の管理を確認する
  • 費用と活用できる制度を確認する

測るエネルギーと計測点数を整理する

最初に、電力だけを測るのか、ガス・蒸気・圧縮空気・水も含めるのかを決めます。あわせて、計測点がおおよそ何点になるかを書き出しましょう。

エネグラフのエッジデバイスは、組み合わせにより最大5点まで接続できます。公式サイトで、2026年11月に確認しました。OMNIedge GXは、蒸気と圧縮空気の計測を、製品ページで扱っていません。

既存の計器との接続方法を確認する

手持ちのメーターや計測器が使えるかで、追加する機器と工事の量が変わります。出力の方式と通信の規格を、計器ごとに確認しましょう。

エネグラフが接続できるのは、アナログ、パルス、ON/OFFの出力を持つ計器です。Enewatcherは、多様な方法で既存システムのデータを取り込みます。EneSCOPEは、接続できる機器の記載が製品ページにありません。

見える化・分析・制御の範囲を決める

表示だけで足りるのか、原単位の分析や設備の自動制御まで必要なのかを決めます。範囲を広げるほど、機器の構成も担当者の負担も増えます。

EcoServerⅢは見える化と監視が中心です。ロスの自動抽出は、EcoAdviserとの組み合わせが前提になります。SIMATIC Energy Managerは、デマンドの自動制御が製品ページに記載されていません。

提供形態と複数工場の管理を確認する

クラウドかオンプレミスかで、運用の担当者とデータの置き場所が変わります。複数工場を同じ画面で管理したいかも、早めに決めておきましょう。

EcoRiALはオンプレミスのパッケージで、複数工場の集約には別の仕組みが必要です。Enerize E3はサブスクリプションで提供され、クラウド環境は利用者側で用意します。EMiliaは、3つの形態から選べます。

費用と活用できる制度を確認する

2026年時点で、当サイトの17製品のうち、公式で金額を確認できた製品は3製品です。三菱電機の2製品と、エネグラフが該当します。ほかは、構成を固めてから問い合わせましょう。詳しくは、FEMSの費用の記事をご覧ください。

国の制度として、SIIの令和7年度補正「省エネ・非化石転換補助金」があります。エネルギー需要最適化型の区分は、EMSの導入に関する案内です。5次公募は11月上旬の予定でした(2026年11月5日確認)。補助率や上限額は、公募要領で確認してください。


07

【比較表】FEMSの主要製品

製品データとして数値化できる4項目を、評価スコアで横並びにしました。原価管理・設備保全・多拠点対応・中小適合の4つを5段階で評価しています。並びは中小適合の高い順です。同点の場合は残りの3項目の順に、最後は製品名で並べました。価格は2026年時点の公式ページの記載で、公開されていない場合はその旨を記しました。製品ごとの詳しい比較は、FEMSの比較記事で扱います。

順位

製品

提供元

原価管理

設備保全

多拠点対応

中小適合

価格の目安

1

太平洋工業 エネグラフ

太平洋工業株式会社

4

3

4

5

エッジデバイスは1台20,000円(公式LP。税込・税別の記載なし)。クラウド利用料は掲載なし(要問い合わせ)

2

SIRC SIRCクラウド

株式会社SIRC

4

3

3

5

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)。IoTセンサ4台・ゲートウェイまたはデータロガー1台の貸出とクラウド1年分をセットにした定額パッケージがある

3

渡辺電機工業 見分録クラウド

渡辺電機工業株式会社

4

3

4

4

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)

4

三菱電機 EcoServerⅢ

三菱電機株式会社

4

3

2

4

標準価格(税別):MES3-255B/MES3-255Cは564,000円、MES3-255B-DM/MES3-255C-DMは624,000円(公式カタログ)。EcoServerⅢを使った省エネ診断サービスも別に用意されている

5

富士電機 FiTSAΣ B5-EMS

富士電機株式会社

4

2

2

4

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)

6

横河電機 Enerize E3

横河電機株式会社

5

3

4

3

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)。サブスクリプションで提供され、クラウド環境は利用者側で用意する

7

三菱電機 EcoAdviser

三菱電機株式会社

5

3

3

3

標準価格(税別):MES3-EAP1-DAは148,000円、MES3-EAP1-AIは296,000円(公式カタログ)。AI診断版の試用版(MES3-EAP1-AI)を公式サイトからダウンロードできる

8

TMEIC エネルギー管理 解析支援ツール

株式会社TMEIC

5

2

2

3

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)

9

THK OMNIedge GXソリューション

THK株式会社

4

2

2

3

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)

10

渡辺電機工業 EcoRiAL

渡辺電機工業株式会社

3

2

2

3

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)

11

富士電機 EMSソリューション

富士電機株式会社

5

4

4

2

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)

12

日立プラントサービス Enewatcher

株式会社日立プラントサービス

5

3

4

2

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)

13

Siemens SIMATIC Energy Manager

シーメンス株式会社

5

2

5

2

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)。フォームから申し込むと無料の試用環境(デモサーバー)を使える

14

日立産機システム SANFEMS neo

株式会社日立産機システム

4

5

4

2

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)

15

日立 EMilia

株式会社日立製作所

4

4

5

2

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)

16

アズビル EneSCOPE

アズビル株式会社

4

4

4

2

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)

17

Rockwell Automation FactoryTalk Energy Manager

ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社

4

2

5

2

公式サイトに価格の掲載なし(要問い合わせ)。サブスクリプションを含む購入方法は営業担当または販売代理店に相談する形


08

FEMSの選び方で失敗しないための注意点

導入でつまずく例には、共通した型があります。事前に知っておけば、仕様確認の段階で対策を取れるでしょう。よくある4つを、回避策とあわせて挙げます。

計測の仕組みがないまま分析製品を選ぶ

分析や診断を担う製品でも、別の機器やソフトでデータを集める前提の製品もある点に、注意が必要です。EcoAdviserを使うには、収集の仕組みが必要です。持たない工場は、EcoServerⅢなどを合わせて用意しなければなりません。

回避策:計器の有無と、データを集める経路を先に棚卸しします。収集から分析までを1社で扱うか、複数の製品を組み合わせるかも決めましょう。

測りたいエネルギーが対象外だった

電力を中心にした製品では、蒸気や圧縮空気を測れない場合があります。SIRCクラウドは電力が計測の中心です。OMNIedge GXは、蒸気と圧縮空気を製品ページで扱っていません。

回避策:測りたいエネルギーの種類を一覧にして、製品ページの対応範囲と突き合わせます。複数の種類を扱う製品には、エネグラフなどがあります。

省エネ法の報告に使えるかを確認しない

海外製の製品では、規制対応の説明が海外の制度を中心にしている場合があります。SIMATIC Energy Managerは、定期報告への対応を製品ページで確認できません。

回避策:特定事業者に該当するかを確認し、報告に必要なデータの出力形式を問い合わせます。制度の内容は、経済産業省や資源エネルギー庁の公式ページで、最新の状態を確かめてください。

導入後の運用負担を見落とす

計測点が増えると、機器の台数や設定の手間が増える点に注意が必要です。エネグラフは、エッジデバイス1台で接続できるのが最大5点のため、計測点が多いと台数がかさみます。

回避策:将来の増設を含めて計測点数を見積もります。運用する担当者も決めておきましょう。Enerize E3は、クラウド環境を利用者側で用意します。その運用まで計画に入れましょう。


09

まとめ

FEMSの選定は、測りたいエネルギーの種類と、使いたい目的を書き出すことから始まります。種類は4つです。センサー後付け・クラウド型と、データ収集サーバー・パッケージ型があります。生産連携・原単位分析型と、設備監視・統合EMS型もあります。目的・部門・規模のどこから見ても、先に確認したいのは、測る対象と既存の計器との関係です。

方向が定まったら、5つの条件を順に確認します。測る対象と点数、計器との接続、見える化から制御までの範囲、提供形態、費用と制度です。製品の一覧は、FEMS(工場エネルギー管理システム)のカテゴリページから確認できます。

FEMS(工場エネルギー管理システム)比較表

ロゴ製品名ベンダー価格モデル特徴
太平洋工業 エネグラフ ロゴ
太平洋工業 エネグラフ太平洋工業株式会社要見積もり既存メーターに後付けして見える化詳細を見る
渡辺電機工業 見分録クラウド ロゴ
渡辺電機工業 見分録クラウド渡辺電機工業株式会社要見積もり計測データを集計・帳票化するクラウド詳細を見る
SIRC SIRCクラウド ロゴ
SIRC SIRCクラウド株式会社SIRC要見積もり工事不要の電力センサでロス分析までクラウドで行う詳細を見る
横河電機 Enerize E3 ロゴ
横河電機 Enerize E3横河電機株式会社要見積もり工程・ロット別の原単位まで示すサブスク型FEMS詳細を見る
日立産機システム SANFEMS neo ロゴ
日立産機システム SANFEMS neo株式会社日立産機システム要見積もり配電・受変電・クラウド監視を組む工場FEMS詳細を見る
日立 EMilia ロゴ
日立 EMilia株式会社日立製作所要見積もり多拠点のエネルギーと設備を統合管理するサービス詳細を見る
富士電機 EMSソリューション ロゴ
富士電機 EMSソリューション富士電機株式会社要見積もり監視・分析・需給制御のEMSパッケージ詳細を見る
日立プラントサービス Enewatcher ロゴ
日立プラントサービス Enewatcher株式会社日立プラントサービス要見積もり原単位の改善・悪化を示す可視化システム詳細を見る
三菱電機 EcoAdviser ロゴ
三菱電機 EcoAdviser三菱電機株式会社要見積もりエネルギーロスを自動抽出する省エネ支援アプリ詳細を見る
Siemens SIMATIC Energy Manager ロゴ
Siemens SIMATIC Energy Managerシーメンス株式会社要見積もり生産と結ぶエネルギーKPI管理詳細を見る
アズビル EneSCOPE ロゴ
アズビル EneSCOPEアズビル株式会社要見積もり設備と生産ラインの効率を見える化するFEMS詳細を見る
三菱電機 EcoServerⅢ ロゴ
三菱電機 EcoServerⅢ三菱電機株式会社要見積もりプログラミング不要の省エネデータ収集サーバ詳細を見る
Rockwell Automation FactoryTalk Energy Manager ロゴ
Rockwell Automation FactoryTalk Energy Managerロックウェル オートメーション ジャパン株式会社要見積もりエネルギー監視詳細を見る
富士電機 FiTSAΣ B5-EMS ロゴ
富士電機 FiTSAΣ B5-EMS富士電機株式会社要見積もり電力計をつなぐだけで見える化できるEMS詳細を見る
TMEIC エネルギー管理 解析支援ツール ロゴ
TMEIC エネルギー管理 解析支援ツール株式会社TMEIC要見積もり設備ごとの原単位を出すツール詳細を見る
THK OMNIedge GXソリューション ロゴ
THK OMNIedge GXソリューションTHK株式会社要見積もり電力センサ後付けでライン別に見える化詳細を見る
渡辺電機工業 EcoRiAL ロゴ
渡辺電機工業 EcoRiAL渡辺電機工業株式会社要見積もり分析・監視・デマンド・帳票のエネルギー管理ソフト詳細を見る

よくある質問

QFEMSは何から決めればよいですか?
A

最初に、測りたいエネルギーの種類と、使う目的を決めます。電力だけか、ガス・蒸気・圧縮空気も含めるかで候補の型が変わります。あわせて、既存の計器の有無と計測点数を書き出すと、製品への問い合わせも具体的になります。

QFEMSで省エネ法の定期報告に対応できますか?
A

省エネ法では、事業者全体のエネルギー使用量が年1,500キロリットル(原油換算)以上の特定事業者が、毎年度7月末日までに定期報告書を提出します。FEMSは報告に使うデータの集計を助けますが、対応の範囲は製品ごとに異なるため、製品ページや各社に確認してください。

Q計測器がない工場でもFEMSを導入できますか?
A

導入できます。ただし、計測の仕組みを含む製品と、収集済みのデータを分析する製品があります。例えばEcoAdviserはデータ収集を別の機器やソフトで行う前提のため、計測器がない工場はEcoServerⅢなどを合わせて用意する必要があります。

Q価格はどう確認すればよいですか?
A

2026年時点で、当サイトの17製品のうち、公式で金額を確認できた製品は、EcoServerⅢ(標準価格564,000円から、税別)、EcoAdviser(同148,000円から、税別)、エネグラフ(エッジデバイス1台20,000円、税込・税別の記載なし)の3製品です。ほかは構成を固めてから各社へ問い合わせて比較します。国の補助制度はSIIの公式ページで公募の状況を確認してください。

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