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メーカー・シェア#産業用タブレット#メーカー#シェア

産業用タブレットのメーカー11社の特徴|シェアの実態と母体となる事業の違い

産業用タブレットの主要メーカー11社を1社ずつ整理した記事。メーカー別シェアを示す公的データは見つからず、母体の事業、価格の公開状況、Honeywellの事業売却を含む提供元の変更、想定する企業規模を公式情報で見ていきます。

製造業のシステム選定担当者ITトレンド編集部
産業用タブレットのメーカー11社の特徴|シェアの実態と母体となる事業の違い

産業用タブレットのメーカーを調べると、法人向けのPCや情報端末の会社、バーコードなどの業務用モバイル端末の会社、産業用コンピュータや防爆機器の会社が並びます。母体の事業が違うため、OSの選択肢や、現場に合わせた拡張のしかたも会社ごとに変わります。

この記事では、主要11社がどんな会社なのかを1社ずつ見ていきます。よく検索されるシェアの実態、母体となる事業、提供元の変更までを会社単位で整理します。製品の仕様は産業用タブレットのカテゴリページで確認できます。産業用タブレットの基礎は解説記事にあります。製品どうしの違いは比較記事、選び方は選び方の記事、費用は費用の記事が扱っています。

記載内容は、各社の公式サイトと電子情報技術産業協会(JEITA)の公開資料を、編集部が2026年11月5日に確認したものです。販売状況や提供元は変わるため、検討時には最新の情報を確認してください。

  • 産業用タブレットのメーカー別シェアを示す公的・業界団体のデータは、編集部が確認した範囲では見つからなかった(2026年11月5日時点)
  • JEITAにはタブレット端末の国内出荷実績があるが、産業用の区分はなく、参加会社は7社にとどまる
  • Honeywellは、モバイルコンピュータを含むProductivity Solutions and Services事業のBrady Corporationへの売却を、2026年8月3日に完了したと公表している

この記事でわかること

01

産業用タブレットの主要メーカー11社【早見表】

法人向けPCや防爆機器など、母体の事業が異なる会社が提供しています。まず11社の全体像を一覧で押さえます。

  • 主要11社のうち、国内に本社を置くのはパナソニック コネクト、アイメックス、宮木電機製作所の3社
  • 残る8社は、海外発の会社の日本法人または日本の拠点が提供元になっている
  • 本体の価格を公式に公開しているのは、Dell Technologiesの日本法人であるデル・テクノロジーズの1社

メーカー

本社・国内の窓口

母体となる事業

主な製品

価格の公開

パナソニック コネクト株式会社

東京都中央区銀座(本社)

法人向けの機器・ソフトウェア・サービス

TOUGHBOOK FZ-G2

オープン価格(掲載なし)

デル・テクノロジーズ株式会社

東京都千代田区大手町(日本法人)

PC・サーバー・ストレージ

Pro Rugged 10/Pro Rugged 12

公開(公式ストアに掲載)

サムスン電子ジャパン株式会社

東京都千代田区富士見(日本法人)

家電・モバイル端末・デバイス

Galaxy Tab Active5 Pro

掲載なし

アイメックス株式会社

東京都大田区東矢口(本社)

光学電子機器・産業用電子機器

RTC-M82/M102-JP/RTC-I81/I101-JP/RTC-I116-JP

掲載なし(要見積もり)

ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社

東京都千代田区内幸町(日本法人)

業務用モバイル端末・バーコード機器

ET401/ET6x/ET8x

掲載なし

ユニテック・ジャパン株式会社

東京都中央区日本橋箱崎町(日本法人)

バーコードなど自動認識機器

RT112/RT112 Windows/TB170 Plus

掲載なし

日本ハネウェル合同会社

東京都港区(日本法人)

産業オートメーション・業務用モバイル端末

RT10A

掲載なし

株式会社宮木電機製作所

京都府亀岡市(本社)

電気機械器具・防爆電気機器

LANEX-Tablet

掲載なし

アドバンテック株式会社

東京都台東区台東(日本法人)

産業用コンピュータ

AIM-68S/AIM-76S

掲載なし

AAEON Technology株式会社

神奈川県横浜市港北区(日本法人)

産業用・組込み向けコンピュータ

RTC-1030/RTC-1020

掲載なし

Pepperl+Fuchs K.K.

神奈川県横浜市西区花咲町(日本拠点)

防爆機器・センサ

ecom Pad-Ex 01 P12

掲載なし

表から読み取れる会社の違い

表の11社は、母体の事業で3つに分かれます。法人向けのPCや情報端末が母体の3社と、業務用モバイル端末や自動認識機器が母体の4社があります。残る4社は、産業用コンピュータや防爆機器、電気機械器具が母体です。

このグループ分けは編集部の整理で、順位や優劣を示すものではありません。OSの提供範囲も会社ごとに違います。Windowsだけの会社も、Androidだけの会社も、両方の会社もあります。

価格の公開は1社にとどまる

20製品のうち、公式ストアなどの公式ページに販売価格が掲載されているのは2製品です。どちらもDellのPro Ruggedシリーズです。数える基準は、公式ページに金額(または無償の明記)が確認できた製品としています。

TOUGHBOOK FZ-G2はオープン価格で、希望小売価格の設定がありません。残る17製品は、公式ページに金額の掲載が確認できず、販売店や問い合わせで確認します。

02

産業用タブレットのメーカー別シェアと市場規模

編集部が確認した範囲では、産業用タブレットのメーカー別シェアを示す公的データは見つかりませんでした。業界団体のデータも同様です(2026年11月5日時点)。産業用に限った出荷台数や出荷金額の統計も、確認できていません。

JEITAのタブレット統計は産業用を区別しない

電子情報技術産業協会(JEITA)は、タブレット端末国内出荷実績を公開しています。単位は千台で、集計は自主統計に参加した7社が対象です。2025年度(4〜3月)の年度計は856千台でした。

参加会社には、パナソニック コネクトやレノボ・ジャパンなどが入ります。公開ページに、法人向けや堅牢、産業用といった区分の記載はありません。会社別の内訳もなく、本記事の11社のうち参加はパナソニック コネクトだけです。この数字は、産業用タブレットの市場規模として使えません。

民間調査会社のレポートを見るときの注意

堅牢タブレットの市場規模をうたう民間調査会社のレポートは、再販サイトの販売ページで見つかります。世界市場を対象にした予測が中心で、会社によって推計値に大きな差があります。

本記事では、出典、調査年、調査範囲、数えたものの4点がそろわない数字を使っていません。有料部分の数字も扱っていません。国内のタブレット全体の出荷台数を示す調査もありますが、産業用の区分がないため同じ扱いにしました。

シェア表記の根拠を確かめる

資料に「シェアNo.1」「市場のリーダー」といった表記があれば、出典を確認する必要があります。見るべき点は、調査機関の名前、調査年、対象範囲、何を数えた数字かの4つです。1つでも欠ける表記は、順位として扱わないほうがよいでしょう。

Zebraの公式サイト(英語版)は、自社を“market leader in rugged mobile computing”と説明しています。調査機関名や調査年、範囲は同じページから読み取れません。本記事では、この表記を順位として使っておらず、順位表も作っていません。

03

産業用タブレットのメーカーは母体の事業で分かれる

産業用タブレットは、母体の事業によって、強いOSや後から足せる機能、問い合わせの窓口が変わります。この記事では、母体の事業をもとに11社を3つのグループに分けて見ていきます。

法人向けPC・情報端末が母体の会社

この3社は、PCやモバイル端末を母体に持ちます。堅牢タブレットも、PCやスマートフォンと同じ流れで提供されています。

業務用モバイル端末・自動認識機器が母体の会社

この4社は、バーコードやハンディターミナルなど、現場の読み取り機器を母体に持ちます。タブレットにも、読み取りやRFIDの機能を組み合わせる製品があります。

産業用コンピュータ・防爆機器が母体の会社

この4社は、産業用コンピュータや防爆電気機器を母体に持ちます。長期運用向けのOSや、危険場所で使える防爆の認証が特徴になります。

この先はグループごとに見る

次章からは、情報端末、業務用モバイル端末、産業機器の順に見ていきます。会社の数は、順に3社、4社、4社です。グループ内の並びは国内、海外の順で、順位ではありません。

04

法人向けPC・情報端末が母体のメーカー3社

PCやモバイル端末を母体に持つ3社は、堅牢タブレットも同じ流れで提供しています。ここでは、会社の素性と、価格や限定条件の違いを見ていきます。

  • 3社のうち、価格を公式に公開しているのはデル・テクノロジーズだけ
  • パナソニック コネクトのTOUGHBOOK FZ-G2は、希望小売価格を設けないオープン価格である
  • サムスン電子ジャパンのGalaxy Tab Active5 Proは、Android専用である

パナソニック コネクト株式会社

パナソニック コネクト株式会社は2022年4月に設立され、本社は東京都中央区銀座にあります。グループの従業員数は約29,100名(2026年4月1日現在)です。売上高は1兆3,803億円(2025年度)と記載されています。

TOUGHBOOK FZ-G2シリーズは、10.1型のWindowsタブレットで、IP65準拠です。背面の拡張エリアに、バーコードリーダーなどを後から取り付けられます。Androidのモデルはありません。

デル・テクノロジーズ株式会社

デル・テクノロジーズ株式会社は、東京都千代田区大手町のOtemachi One タワー17階に本社を置きます。2020年8月1日に、デル株式会社とEMCジャパン株式会社が合併して、現在の社名になりました。

Dell Pro Rugged 10は最小1.04kgで、Pro Rugged 12は最小1.31kgです。公式オンラインストアに販売価格が掲載されています。金額は構成やキャンペーンで変わるため、ここでは書きません。危険場所の認定は北米の規格で、国内防爆検定の記載はありません。

サムスン電子ジャパン株式会社

サムスン電子ジャパン株式会社の本社は、東京都千代田区富士見の飯田橋グラン・ブルームです。公式の企業情報ページには、設立年や資本金の記載がなく、本記事でも書いていません。

Galaxy Tab Active5 Proは、IP68の10.1インチ機です。2つのバッテリーを、電源を切らずに交換できます。1.5mの落下耐性は、同梱カバーを付けた状態の社内試験の結果です。価格は製品ページにありません。

05

業務用モバイル端末・自動認識機器が母体のメーカー4社

読み取り機器を母体に持つ4社は、堅牢タブレットも提供しています。ここでは、会社の素性と、公式に確認できた製品の限定条件を見ていきます。

  • 4社のうち、タブレットの価格を公式ページに載せている会社はない
  • アイメックスは、Android版とWindows版を合わせて3製品を提供し、デモ機の無料貸出がある
  • ハネウェルは、米Honeywellがモバイルコンピュータ事業をBradyへ売却している

アイメックス株式会社

アイメックス株式会社は1974年7月1日に設立され、資本金は5,000万円です。本社は東京都大田区東矢口にあります。光学電子機器と産業用電子機器の開発、設計、製造、販売を事業としています。

RTC-M82/M102-JPはAndroid機です。Windows機はRTC-I81/I101-JPとRTC-I116-JPです。M82/M102の輝度は700nitsで、価格は掲載がなく要見積もりとされています。

ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社

ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社は、東京都千代田区内幸町にある日本法人です。米国のZebra Technologiesは、1969年にData Specialties Inc.として設立されました。1986年に現社名へ変更しています。

ET401はAndroid専用で、動作温度は-20〜50℃です。ET6xはAndroidとWindowsから選べますが、冷凍庫対応はAndroid版だけです。ET8xは、約1.3kgの12インチ機で、キーボードを取り外せます。

ユニテック・ジャパン株式会社

ユニテック・ジャパン株式会社は2001年8月1日の設立で、資本金は7,000万円です。本社は東京都中央区日本橋箱崎町にあります。事業は、自動認識機器の輸入販売とOEM/ODM製品の供給などです。

RT112は690gのAndroid機です。RT112 WindowsはArm版Windowsなので、x86向けのアプリは動作確認が要ります。TB170 Plusは端子が豊富です。

日本ハネウェル合同会社

日本ハネウェル合同会社は、米Honeywellの製品を日本で提供する会社です。米Honeywellは、Productivity Solutions and Services(PSS)事業の売却を発表しました。売却先はBrady Corporationで、完了は2026年8月3日に公表されました。

RT10Aは10.1型のAndroid機で、バーコードを10.7m先まで読めるイメージャーを備えます。RT10Aが売却の対象かは、公式ページから読み取れません。価格の掲載もありません。

06

産業用コンピュータ・防爆機器が母体のメーカー4社

産業用コンピュータや防爆電気機器を母体に持つ4社は、産業機器の1つとしてタブレットを提供しています。ここでは、会社の素性と、日本語の公式ページで確認できる範囲を見ていきます。

  • 4社のうち、タブレットの価格を公式に公開している会社はない
  • 宮木電機製作所とPepperl+Fuchsの製品は、どちらもZone 2向けで、Zone 1では使えない
  • AAEONとPepperl+Fuchsは、公式の会社概要を編集部の確認時に取得できなかった

株式会社宮木電機製作所

株式会社宮木電機製作所は、1918年5月1日に創業した電気機械器具の会社です。本社は京都府亀岡市にあります。資本金は9,900万円(1978年5月の増資後の額)で、従業員数は153名と記載されています。1986年以降は防爆製品の開発を進めてきました。

LANEX-Tabletは、iPad miniを防爆ケースに収めたZone 2向けの製品です。国内の検定に合格しています。保護等級はIP54で、動作時の環境温度は0〜35℃です。価格は公式サイトにありません。

アドバンテック株式会社

アドバンテック株式会社は、台湾発の産業用コンピュータの会社の日本法人です。所在地は東京都台東区台東です。日本語の公式ページには、設立年や資本金の記載を見つけられず、本記事では書いていません。

AIM-68Sは、Windows 11 IoT Enterpriseを載せた10.1インチ機です。動作温度は-10〜50℃です。AIM-76Sは5G対応のAndroid機ですが、バーコードスキャナの記載は製品ページにありません。

AAEON Technology株式会社

AAEON Technology株式会社は、台湾のAAEON Technology Inc.の日本法人です。拠点は神奈川県横浜市港北区にあります。公式サイトの会社概要は、編集部の確認時に読めなかったため、設立年や資本関係は書いていません。

RTC-1030は、32.7Wのホットスワップバッテリーを2つ備えた10.1インチ機です。RTC-1020は第11世代のIntel Coreを積みます。日本語の製品ページは、英語の説明が中心です。

Pepperl+Fuchs K.K.

Pepperl+Fuchs K.K.は、ドイツの防爆機器・センサメーカーPepperl+Fuchsの日本拠点です。日本語の公式サイトに、横浜市西区花咲町の住所が載っています。公式の会社概要は読めなかったため、設立年や資本金は書いていません。

ecom Pad-Ex 01 P12は、日本の防爆認証を持つ11.6インチのWindows機です。Zone 2/22向けで、保護等級はIP64、周囲温度は-10〜55℃です。価格は公式サイトにありません。

07

産業用タブレットメーカーの提供元と社名の変遷

産業用タブレットでは、売却や合併で提供元が変わった例があります。ここでは、公式の発表や沿革で確認できた変更と、製品の世代交代を整理します。

Honeywellのモバイルコンピュータ事業はBradyへ

Honeywellは2026年4月20日に、PSS事業のBrady Corporationへの売却を発表しました。売却額は14億ドルで、全額現金の取引です。

PSSは、モバイルコンピュータやバーコードスキャナを手がける事業です。Honeywellは2026年8月3日に、売却の完了を公表しました。RT10Aの日本語製品ページは、2026年11月5日の確認時点でも「Honeywell Industrial Automation」の表示でした。売却後の窓口は、問い合わせで確かめてください。

合併や設立で現在の社名になった会社

デル・テクノロジーズ株式会社は、2020年8月1日にデル株式会社とEMCジャパン株式会社が合併して発足しました。パナソニック コネクト株式会社は、2022年4月に設立されています。前身は2017年4月に設立されたコネクティッドソリューションズ社です。

資料に旧社名やブランド名が出てきたときは、現行品の提供元を製品ページで確認してください。

同じ会社の中で世代が分かれる製品

ZebraのET401は、ET40とET45の後継に位置づけられています。AAEONには、第11世代Intel CoreのRTC-1020と、新しいRTC-1030があります。ユニテックのTB170 PlusはMIL-STD-810Gで、RT112はMIL-STD-810Hです。

同じ会社のタブレットでも、世代や規格の版が違えば仕様は変わります。型式まで確認して問い合わせると、食い違いを避けられます。

08

産業用タブレットメーカーが想定している企業規模

各社が想定する企業規模は、製品マスタの編集部評価から読み取れます。評価は5段階で、中堅・中小との相性を示す項目を、2026年10月時点で製品ごとに採点したものです。

小さく始めやすい会社

中堅・中小との相性を4と評価したのは、アイメックスの3製品だけです。RTC-M82/M102-JP、RTC-I81/I101-JP、RTC-I116-JPが該当します。

理由は、国内メーカーの窓口で相談でき、デモ機の無料貸出があることです。対象の企業規模は、M82/M102とI81/I101が小規模から中堅までです。I116は大手までとされています。

大手や特定の用途向けの会社

評価が最も低い1は、Pepperl+Fuchsのecom Pad-Ex 01 P12です。対象の企業規模は大手のみとされ、防爆エリアを持つ事業所が前提になります。

評価が2の6製品は、次のとおりです。TOUGHBOOK FZ-G2、ET6x、ET8x、LANEX-Tablet、RTC-1020、RT10Aが該当します。価格が見積もりを前提とする点や、用途の限定が理由に挙がっています。

差が小さい点

残る10製品は、中堅・中小との相性が3と評価されています。該当するのは次の製品です。Dellの2製品、サムスン、ゼブラのET401、アドバンテックの2製品、AAEONのRTC-1030、ユニテックの3製品です。

評価は編集部が公開情報から付けたもので、実際の使いやすさを保証するものではありません。会社をまたいだ順位づけにも使えないため、自社の規模と見比べる目安にとどめてください。

09

産業用タブレットメーカーを調べるときの注意点

産業用タブレットは、ブランド名と提供元の法人名が一致しない場合があります。価格の表示や、防爆の認証の考え方にも違いがあります。

ブランド名と提供元の法人名は一致しない

TOUGHBOOKはパナソニック コネクトのブランドです。LANEXは宮木電機製作所、ecomはPepperl+Fuchsのシリーズ名にあたります。ETシリーズはゼブラ、RTシリーズはユニテックとハネウェルの両方に存在します。

問い合わせや見積では、シリーズ名と型式、提供元の法人名をそろえて伝えてください。特にRT112とRT10Aは、名前が近くてもメーカーが異なります。

価格は構成と時期で変わる

デル・テクノロジーズは、公式オンラインストアに販売価格を掲載しています。金額は構成やキャンペーンで変わるため、本記事では書いていません。

Pro Rugged 10では、バーコードスキャナーが構成時の追加オプションです。他の10社は、金額を公式ページで確認できません。見積もりの際は、構成と時期をそろえて比べてください。

防爆の認証は規格と国が違う

Dell Pro Rugged 10と12の危険場所の認定は、北米のANSI/ISA規格です。国内の防爆検定の記載はありません。

宮木電機製作所のLANEX-Tabletは、国内の検定に合格したZone 2向けです。Pepperl+Fuchsのecom Pad-Ex 01 P12も、日本の防爆認証を持つZone 2/22向けです。防爆エリアで使う場合は、認証の名称と対象の区分を、設置場所の区分と照らして確認します。

10

まとめ|産業用タブレットメーカーの全体像

産業用タブレットの主要11社は、国内3社と海外発の8社に分かれます。母体は、情報端末が3社、業務用モバイル端末や自動認識機器が4社、産業用コンピュータや防爆機器が4社です。メーカー別のシェアは、確認できた範囲では公表されていません。JEITAのタブレット統計も、産業用の区分を持ちません。価格を公式に公開しているのはデルだけで、金額は構成で変わります。Honeywellのモバイルコンピュータ事業は売却が完了しており、RT10Aの窓口は確認が必要です。型式と提供元の法人名の両方で確認しましょう。

産業用タブレット比較表

ロゴ製品名ベンダー価格モデル特徴
ユニテック RT112 ロゴ
ユニテック RT112ユニテック・ジャパン株式会社要見積もり690gでIP67の産業用Androidタブレット詳細を見る
Dell Pro Rugged 12タブレット ロゴ
Dell Pro Rugged 12タブレットデル・テクノロジーズ株式会社オンプレミス12インチのフル堅牢Windowsタブレット詳細を見る
Zebra ET6xシリーズ ロゴ
Zebra ET6xシリーズゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社要見積もり冷凍庫対応もある10.1インチ堅牢タブレット詳細を見る
Dell Pro Rugged 10タブレット ロゴ
Dell Pro Rugged 10タブレットデル・テクノロジーズ株式会社オンプレミス10.1インチのフル堅牢Windowsタブレット詳細を見る
アイメックス RTC-I81/I101-JP ロゴ
アイメックス RTC-I81/I101-JPアイメックス株式会社要見積もりRS-232を備えた産業用堅牢タブレット詳細を見る
アイメックス RTC-I116-JP ロゴ
アイメックス RTC-I116-JPアイメックス株式会社要見積もりIP66の11.6インチ堅牢Windowsタブレット詳細を見る
ユニテック RT112 Windows ロゴ
ユニテック RT112 Windowsユニテック・ジャパン株式会社要見積もり690gの産業用Windowsタブレット詳細を見る
Zebra ET401シリーズ ロゴ
Zebra ET401シリーズゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社要見積もりIP68のAndroidビジネスタブレット詳細を見る
アイメックス RTC-M82/M102-JP ロゴ
アイメックス RTC-M82/M102-JPアイメックス株式会社要見積もり交換式バッテリーの産業用堅牢タブレット詳細を見る
パナソニック TOUGHBOOK FZ-G2シリーズ ロゴ
パナソニック TOUGHBOOK FZ-G2シリーズパナソニック コネクト株式会社要見積もり拡張できる10.1型堅牢タブレット詳細を見る
ユニテック TB170 Plus ロゴ
ユニテック TB170 Plusユニテック・ジャパン株式会社要見積もり端子が豊富な業務用Windowsタブレット詳細を見る
Honeywell RT10A ロゴ
Honeywell RT10A日本ハネウェル合同会社要見積もり遠距離も読めるイメージャー付きタブレット詳細を見る
Advantech AIM-68S ロゴ
Advantech AIM-68Sアドバンテック株式会社要見積もり10.1インチ産業用Windowsタブレット詳細を見る
Zebra ET8xシリーズ ロゴ
Zebra ET8xシリーズゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社要見積もり12インチの高堅牢2 in 1 Windowsタブレット詳細を見る
Samsung Galaxy Tab Active5 Pro ロゴ
Samsung Galaxy Tab Active5 Proサムスン電子ジャパン株式会社要見積もりIP68のタフネスAndroidタブレット詳細を見る
AAEON RTC-1030 ロゴ
AAEON RTC-1030AAEON Technology株式会社要見積もりバッテリー2つを備えた10.1インチ堅牢タブレット詳細を見る
AAEON RTC-1020 ロゴ
AAEON RTC-1020AAEON Technology株式会社要見積もり第11世代Core搭載の10.1インチ堅牢タブレット詳細を見る
Advantech AIM-76S ロゴ
Advantech AIM-76Sアドバンテック株式会社要見積もり5G対応の10.1インチ産業用Androidタブレット詳細を見る
宮木電機製作所 LANEX-Tabletシリーズ ロゴ
宮木電機製作所 LANEX-Tabletシリーズ株式会社宮木電機製作所要見積もりZone2向けの防爆タブレット詳細を見る
Pepperl+Fuchs ecom Pad-Ex 01 P12 ロゴ
Pepperl+Fuchs ecom Pad-Ex 01 P12Pepperl+Fuchs K.K.要見積もりZone 2/22向けの防爆タブレット詳細を見る

よくある質問

Q産業用タブレットの主要メーカーはどこですか?
A

本記事では11社を取り上げています。法人向けPCや情報端末が母体なのは、パナソニック コネクト、デル・テクノロジーズ、サムスン電子ジャパンです。業務用モバイル端末や自動認識機器が母体なのは、アイメックス、ゼブラ、ユニテック、ハネウェルです。産業用コンピュータや防爆機器が母体なのは、宮木電機製作所、アドバンテック、AAEON、Pepperl+Fuchsです。

Q産業用タブレットのメーカー別シェアはどこで分かりますか?
A

メーカー別シェアを示す公的データや業界団体のデータは、編集部が確認した範囲では見つかりませんでした(2026年11月5日時点)。電子情報技術産業協会(JEITA)はタブレット端末の国内出荷実績を公開していますが、参加は7社で、産業用の区分はなく、会社別の内訳もありません。出典、調査年、範囲、数えたものの4点が分からない数字は、順位として使わないほうがよいでしょう。

Q産業用タブレットの価格を公式サイトで公開しているメーカーはありますか?
A

本記事の11社では、デル・テクノロジーズが公式オンラインストアに販売価格を掲載しています。金額は構成やキャンペーンで変わるため、本記事では書いていません。パナソニック コネクトはオープン価格で、残る9社は公式ページに金額の掲載を確認できず、販売店や問い合わせで確認します。

Q提供元が変わった産業用タブレットはありますか?
A

米Honeywellは、モバイルコンピュータなどを手がけるProductivity Solutions and Services事業のBrady Corporationへの売却を、2026年8月3日に完了したと公表しました。RT10Aの日本語製品ページには、2026年11月5日時点でHoneywell Industrial Automationの表示がありますが、売却後の販売や保守の窓口は公式ページから読み取れません。問い合わせで確認してください。

Q産業用タブレットのメーカーを調べるときに取り違えやすい点は何ですか?
A

ブランド名と提供元の法人名が一致しない点です。例えば、TOUGHBOOKはパナソニック コネクト、LANEXは宮木電機製作所、ecomはPepperl+Fuchsのブランドやシリーズ名です。RT112はユニテック、RT10Aはハネウェルで、名前が近くても別の会社です。問い合わせでは、シリーズ名と型式、提供元の法人名をそろえて伝えましょう。

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