CAEモデラーのメーカー4社の特徴|8製品が4社に集約された事情
CAEモデラー(プリプロセッサ)の主要8製品を提供する4社がどんな会社なのかを1社ずつ整理した記事。メーカー別シェアを無償公開している公的機関・業界団体は確認できず、ソルバーとセットで契約されるため単体の本数としても数えられません。買収の結果として3社が同じ用途の製品を複数持つに至った事情を見ていきます。

CAEモデラーを調べると、8つの製品名が並びます。ところが提供元をたどると、たった4社に行き着きます。
この記事では、その4社がどんな会社なのかを1社ずつ見ていきます。よく検索されるシェアの実態と、買収の結果として同じ会社が似た製品を複数持つに至った事情を整理します。
記載内容は、各社の公式サイトと公式のプレスリリース、公式の製品ページを、編集部が2026年9月24日に確認したものです。確認できなかった項目は、そのまま確認できなかったと記載しています。
- CAEモデラーのメーカー別シェアを無償で公開している公的機関・業界団体は、編集部が確認した範囲では見つからなかった(2026年9月24日時点)
- 主要8製品の提供元は4社しかなく、うち3社が同じ用途の製品を複数持っている
- Ansys SpaceClaimは製品一覧から消え、残っているページの記述も現行のライセンス名と一致しない
この記事でわかること
CAEモデラーの主要メーカー4社【早見表】
CAEモデラーは、解析の前段でメッシュを切り、境界条件を設定する道具です。ソルバーとセットで語られることが多いのですが、実際には別の会社の製品を組み合わせて使う場面もあります。まずは全体像を一覧で押さえます。
- 主要8製品のうち7製品は、海外3社(Siemens、Cadence、Ansys)が提供している
- 主要8製品のうち、日本の会社が開発しているのはテクノスターのJupiter-Preだけ
- Siemensは3製品、CadenceとAnsysは各2製品を同じ分野に持つ
メーカー | 本社 | 製品 | 取得の経緯 | 資本関係 |
|---|---|---|---|---|
Siemens AG | ドイツ | Simcenter Hypermesh/Simcenter Femap/Simcenter 3D | Hypermeshは2025年3月にAltairから | 独立 |
Cadence Design Systems, Inc. | 米カリフォルニア州 | ANSA/Patran | ANSAは2024年5月、Patranは2026年2月に取得 | 独立 |
Ansys, Inc. | 米ペンシルベニア州 | Ansys Discovery/Ansys SpaceClaim | いずれも自社 | Synopsys傘下(2025年7月完了) |
株式会社テクノスター | 東京都港区 | Jupiter-Pre | 2002年から自社開発 | 未確認 |
公式の製品名が通称とずれている製品
Altair HyperMeshは、Siemensの対応表でSimcenter Hypermeshに改称されました。公式表記はMが小文字です。同じ規則でOptistruct、Radioss、Simlab、Fekoも先頭だけ大文字になっています。
MSC Patranも同様です。Cadenceの公式表記は接頭辞のないPatranで、ページタイトルもPatranです。一方でMSC Nastranのほうは、MSCを付けたままの表記が維持されています。
開発元の会社が別に残っている製品
ANSAを開発したBETA CAE Systems International AGは、スイスのルツェルンにある法人です。Cadenceによる買収は2024年5月30日に完了し、約12億4,000万ドルと公表されています。
ブランドはCadence BETA CAEとして展開され、製品名のANSAとMETAは維持されました。beta-cae.comも独立したドメインのまま稼働しています。
CAEモデラーのメーカー別シェアと市場規模
4社が並んだところで、どこが最も使われているのかが気になります。ただしCAEモデラーには、無償で確認できるメーカー別のシェアがありません。
- CAEモデラーのメーカー別シェアを無償公開している公的機関・業界団体は確認できなかった
- 各社ともモデラー単独の売上を開示しておらず、セグメント単位の数値にとどまる
- モデラーはソルバーとセットで契約されることが多く、単体の本数として分離できない
シェアの数値は公開されていない
SiemensとCadence、Ansysはいずれも上場企業または上場企業のグループですが、決算で示すのはセグメント単位の数値です。CAEモデラーだけを切り出した売上は開示されていません。
民間の調査会社がCAE市場のレポートを出していますが、メーカー別の数値は有料版に限られます。無償で確認できるのは調査の対象企業名までです。
ソルバーと分けて数えられない
モデラーは、ソルバーのライセンスに含まれたり、トークン制の中で呼び出されたりします。Simcenter 3Dはvalue-based token licensingと公式に記載されたトークン制です。
CadenceのMSCOneも同様のトークン制で、製品単位ではなくトークン数で契約します。この形だと、モデラーとして何本出ているかを外から数えられません。
CAEモデラーは8製品が4社に集約された
この分野で押さえておきたいのは、集約の進み方です。買収が続いた結果、主要な製品の大半が3社に集まりました。
- Siemensは2025年3月26日にAltairを取得し、HyperMeshが自社のFemapやSimcenter 3Dと並んだ
- Cadenceは2024年5月にBETA CAE、2026年2月にMSC Softwareを取得し、ANSAとPatranが並んだ
- Ansysは2025年7月17日にSynopsysの傘下に入ったが、モデラー製品の構成は自社内の世代交代による
Siemensは2025年3月にHyperMeshを取得した
SiemensによるAltairの買収は2024年10月30日に合意し、2025年3月26日に完了しました。1株113ドルの現金対価で、Nasdaqの上場は廃止されています。
金額は両社の発表で食い違います。Siemensは企業価値約100億ドル、Altairは米国証券取引委員会への提出書類で約106億ドルと記載しています。
Cadenceは2年で2社を取得した
CadenceはまずBETA CAEの買収を2024年5月30日に完了しました。約12億4,000万ドルで、対価は現金60%と株式40%です。
続いてHexagonの設計・エンジニアリング事業の取得を2025年9月4日に発表し、2026年2月23日に完了しました。約27億ユーロで、ここにMSC SoftwareのPatranが含まれます。
Ansysは2025年7月にSynopsys傘下へ
SynopsysとAnsysの合意発表は2024年1月16日、買収の完了は2025年7月17日です。企業価値は約350億ドルと公表されています。
ただしAnsysのモデラー2製品は、買収とは別の事情で並んでいます。SpaceClaimからDiscoveryへの世代交代が、公式サイト上で中途半端な状態のまま止まっているためです。
買収で製品が増えたCAEモデラーメーカー3社
ここからは会社ごとに見ていきます。まずは複数の製品を同じ分野に持つ海外3社です。
- 3社とも、同じ用途の製品を複数抱えた状態にある
- 3社とも公式サイトに価格の記載がない
- SiemensとCadenceはトークン制を公式に明示しており、必要なときだけ呼び出せる
Siemens AG(Simcenter Hypermesh/Femap/Simcenter 3D)
Simcenter Hypermeshは、CADの自動取込と分類、メッシングを行うプリポストです。Simcenter PhysicsAIの技術を使ったAI支援ワークフローや、縮退モデル、スケルトンモデリング、Python APIを備えます。
派生としてSimcenter Hypermesh CFDとSimcenter Hypermesh NVHがあります。流体や振動騒音に特化した構成です。
Simcenter Femapは現行が2512で、Simcenter Nastranを中心に複数のソルバーへ対応します。1Dの梁、薄肉のシェル、テトラとヘキサを主体とした3Dメッシュを扱い、無償トライアルが用意されています。
Simcenter 3Dは現行が2606です。プリポストだけでなく、構造や熱、音響、動力学、疲労までを同じ環境で扱うプラットフォームになります。
Cadence Design Systems, Inc.(ANSA/Patran)
ANSAは、BETA CAEが開発したプリプロセッサです。ポストのMETAと組み合わせて使い、現行はCadence BETA CAE 2026.1として提供されています。
同社の製品群にはEPILYSIS、SPDRM、KOMVOS、RETOMO、ANSERS、FATIQも含まれます。いずれも名称が維持されました。
もう一方のPatranは、構造、熱、疲労、流体、磁界の結果表示に対応するプリポストです。MSC Nastranとの組み合わせで長く使われてきました。
注意したいのは、Cadence自身がMSC ApexについてPatranと併用、またはPatranの置き換えとして使えると公式に記載している点です。後継の位置づけが示唆されています。
Ansys, Inc.(Ansys Discovery/Ansys SpaceClaim)
Ansys Discoveryは、3D設計とリアルタイム解析を組み合わせた製品です。構造、熱、流体、マルチフィジックスに対応し、GPUネイティブのライブソルバーを備えます。
読み込めるCADはAutoCAD、CATIA、SOLIDWORKSなどです。形状を動かしながら結果を確認する用途を想定しています。
もう一方のAnsys SpaceClaimは、製品トップの3D Designカテゴリから記載が消えています。掲載されているのはDiscoveryだけです。
製品ページ自体は残っています。ただし冒頭にSpaceClaimがDiscovery Modelingライセンスに含まれる旨が書かれ、掲載内容はAnsys 2021 R2時代のままです。扱いは後の注意点で改めて取り上げます。
国産で開発を続けるCAEモデラーメーカー
最後は国内の1社です。海外3社が買収で製品を増やしたのに対し、2002年から自社開発を続けている点が対照的です。
- Jupiter-Preは2002年から国産で自社開発が続いている
- 1億節点を超える大規模モデルへの対応が公式に示されている
- 解析手法の公式表記やライセンス形態、価格は確認できなかった
株式会社テクノスター(Jupiter-Pre)
Jupiter-Preは、正式には汎用CAEプリプロセッサーという位置づけです。1億節点を超える大規模モデルを扱え、高速の自動メッシュ作成と全自動メッシングを備えます。
作業面の特徴として、無制限のUndoとRedoに対応します。CADとFEMの双方向連携も備え、形状を直した結果をメッシュへ反映できます。
対応する解析は構造、伝熱、音響、設計支援と最適化です。他にJupiter-Post、Jupiter-CFD、SunShine-Solver、TechnoStar Web Viewerを展開しています。
会社は2002年4月30日設立、資本金1億円、代表取締役社長は岡森克高氏です。本社は東京都港区赤坂にあり、従業員数と親会社の有無は確認できませんでした。
同じ会社の中で用途が重なるCAEモデラー
集約が進んだ結果、他社どうしを比べる前に同じ会社の中で選ぶ必要が出てきました。この点は見積もりの前に整理しておきたいところです。
- CadenceはANSAとPatranという完全に同じ用途の製品を2つ持っている
- SiemensはSimcenter HypermeshとFemap、Simcenter 3Dの役割が一部重なる
- どちらを残すかの公式アナウンスは、いずれの会社についても確認できなかった
Cadenceの2製品は用途が完全に重なる
ANSAとPatranは、どちらもFEAのプリポストです。出自が違うだけで、担う役割は同じになります。
さらに同社はMSC ApexについてPatranの置き換えとして使えると記載しているため、社内に3つの選択肢がある状態です。統廃合の方針は公式に示されていません。
Siemensは3製品の役割が一部重なる
Simcenter Femapは自社が長く持ってきたプリポスト、Simcenter Hypermeshは旧Altairのプリポストです。Simcenter 3Dもプリポストの機能を含みます。
カタログ上はAI支援や対応ソルバーの範囲に差がありますが、実質的な使い分けの公式説明は確認できませんでした。長く使う前提なら、営業窓口で今後の扱いを確認してください。
他社製ソルバーへの対応が判断材料になる
モデラーを選ぶときに効くのが、どのソルバーへ出力できるかです。Simcenter FemapはSimcenter Nastranを中心に複数のソルバーへ対応します。
Simcenter 3DはANSYS、Abaqus、Nastran、LS-Dynaをサポートします。既存の解析資産を残したままモデラーだけ入れ替えたい場合は、この対応範囲が選択の基準になります。
CAEモデラーのメーカーが想定している企業規模
同じモデラーでも、導入の前提は会社ごとに違います。ソルバーとセットで使う前提の製品と、単体で入れ替える前提の製品が混在しています。
- すでにソルバーを持っているなら、同じ会社のモデラーがトークンの中で使える場合がある
- 設計者が形状を動かしながら確認する用途ならAnsys Discoveryが候補になる
- 大規模モデルを扱うならJupiter-Preが1億節点超への対応を公式に示している
すでにソルバーを使っている会社
Simcenter 3DやMSCOneのトークン制では、必要なときにモデラーを呼び出せます。モジュールを個別に買わずに済むため、使う頻度が読めない段階でも始めやすくなります。
ただしトークンを消費する以上、上限の設計は必要です。ソルバーの実行と合わせて、想定する使用量を窓口に伝えてください。
設計者が自分で確認したい会社
Ansys Discoveryは、形状を動かしながら結果を見る使い方を想定しています。GPUネイティブのライブソルバーを備え、設計の初期段階での検討に向きます。
メッシュを丁寧に切って精度を追い込む用途とは性格が違います。どちらの段階で使うのかを先に決めてください。
大規模モデルを扱う会社
Jupiter-Preは1億節点を超えるモデルに対応すると公式に記載しています。無制限のUndoとRedoも、大きなモデルを扱う場面では効いてきます。
国内で開発と窓口が完結する点も判断材料になります。仕様の相談や不具合の報告を日本語で直接行えます。
CAEモデラーを調べるときの注意点
最後に、調べる過程で引っかかりやすい点を整理します。この分野は買収と世代交代が重なり、公式サイトの記述が追いついていない箇所があります。
- Ansys SpaceClaimは製品一覧から消えているのに、残ったページの記述が現行のライセンス名と一致しない
- 公式の製品名が通称とずれており、検索しても正しいページに行き着かないことがある
- 同じ製品の情報が2つのサイトに分かれて掲載されている場合がある
Ansys SpaceClaimの扱いが公式内で食い違う
SpaceClaimの製品ページには、Discovery Modelingライセンスに含まれると書かれています。ところがそのDiscovery Modelingというライセンス名は、2025 R1でDiscovery Proへ改称されたとされています。
つまり公式ページの記述が、自社の現行ライセンス名と一致していません。掲載内容もAnsys 2021 R2時代のままで、更新が止まっています。
さらにAnsys Studentのバンドルには、今もAnsys SpaceClaimが同梱製品として記載されています。2027年に提供終了という情報もありますが、これはチャネルパートナー発信で、Ansys公式の告知は確認できませんでした。
公式の製品名が通称とずれる
HyperMeshで検索すると旧Altairのページが出てきますが、現行の公式名はSimcenter Hypermeshです。MSC Patranも、Cadenceの公式表記は接頭辞のないPatranになります。
社内資料や見積もり依頼に書く際は、公式の表記に合わせてください。旧称のままだと、窓口で製品を特定してもらう手間が増えます。
同じ製品の情報が2か所に分かれる
ANSAとMETAは、beta-cae.comとcadence.comの両方に製品ページがあります。beta-cae.comはリダイレクトされず独立して稼働しており、トップにCadenceの一員である旨が掲載されています。
両サイトで説明の粒度や更新のタイミングが異なります。仕様を確認する場合は、どちらの記載を根拠にしたかを控えておいてください。
まとめ|CAEモデラーメーカーの全体像
CAEモデラーのメーカー別シェアは、無償で確認できる公的な数値がありません。ソルバーとセットで契約されるため、単体の本数としても外から数えられない構造です。
主要8製品の提供元は4社しかありません。Siemensが3製品、CadenceとAnsysが各2製品、テクノスターが1製品という構成です。
海外3社はいずれも、同じ用途の製品を複数抱えています。どちらを残すかの公式アナウンスは確認できないため、他社比較の前に社内でどれを使うかを窓口に確認する必要があります。
Ansys SpaceClaimのように、製品一覧から消えているのにページだけが残り、記述が現行のライセンス名と合っていない例もあります。公式ページの更新日まで確認してから判断してください。
モデラー/モデリングソフト(CAEプリプロセッサ)のおすすめ製品
Ansys Discovery
Ansys, Inc.(Synopsys傘下)
設計初期の即時シミュレーション
Simcenter Femap
シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア
Parasolidカーネルで設計起点のモデル化に強い
Jupiter-Pre
株式会社テクノスター
1億節点超の大規模モデルに対応する国産CAEプリプロセッサ
Simcenter HyperMesh(旧 Altair HyperMesh)
シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア
多分野向けの汎用CAEプリプロセッサ
BETA CAE Systems ANSA
BETA CAE Systems(Cadence傘下)
自動車NVH・クラッシュで定番の統合プリプロセッサ
MSC Patran
Cadence Design Systems(日本: エムエスシーソフトウェア株式会社/株式会社ソフトウェアクレイドル)
汎用プリ/ポストの老舗。PCLで社内自動化
モデラー/モデリングソフト(CAEプリプロセッサ)比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| Ansys Discovery | Ansys, Inc.(Synopsys傘下) | サブスクリプション | 設計初期の即時シミュレーション | 詳細を見る | |
| Simcenter Femap | シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア | 要見積もり | Parasolidカーネルで設計起点のモデル化に強い | 詳細を見る | |
| Jupiter-Pre | 株式会社テクノスター | 要見積もり | 1億節点超の大規模モデルに対応する国産CAEプリプロセッサ | 詳細を見る | |
| Simcenter HyperMesh(旧 Altair HyperMesh) | シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア | 要見積もり | 多分野向けの汎用CAEプリプロセッサ | 詳細を見る | |
| BETA CAE Systems ANSA | BETA CAE Systems(Cadence傘下) | 要見積もり | 自動車NVH・クラッシュで定番の統合プリプロセッサ | 詳細を見る | |
| MSC Patran | Cadence Design Systems(日本: エムエスシーソフトウェア株式会社/株式会社ソフトウェアクレイドル) | 要見積もり | 汎用プリ/ポストの老舗。PCLで社内自動化 | 詳細を見る | |
| Simcenter 3D | シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア | 要見積もり | CAD-CAE統合の次世代マルチフィジクスプラットフォーム | 詳細を見る | |
| Ansys SpaceClaim | Ansys, Inc.(Synopsys傘下) | 要見積もり | ダイレクトモデリングでCAEモデルを整形 | 詳細を見る |
よくある質問
QCAEモデラーの主要メーカーはどこですか?
主要8製品の提供元は4社です。Siemens AGがSimcenter Hypermesh、Simcenter Femap、Simcenter 3Dの3製品、Cadence Design Systems, Inc.がANSAとPatranの2製品、Ansys, Inc.がAnsys DiscoveryとAnsys SpaceClaimの2製品を持ちます。国内では株式会社テクノスターがJupiter-Preを2002年から自社開発しています。
QCAEモデラーのメーカー別シェアはどこで分かりますか?
編集部が2026年9月24日に確認した範囲では、無償で公開している公的機関・業界団体は見つかりませんでした。上場各社も決算ではセグメント単位の数値しか示していません。さらにモデラーはソルバーのライセンスに含まれたりトークン制の中で呼び出されたりするため、単体で何本出ているかを外から数えられない構造になっています。
QAltair HyperMeshの現在の製品名は何ですか?
Simcenter Hypermeshです。Siemensが2026年6月16日に公開した対応表で改称が示されており、公式表記はMが小文字になります。同じ規則でOptistruct、Radioss、Simlab、Fekoも先頭だけ大文字です。SiemensによるAltairの買収は2024年10月30日に合意し、2025年3月26日に完了しています。
QMSC PatranとANSAはどちらもCadenceの製品ですか?
どちらもCadenceの製品です。ANSAは2024年5月30日に完了したBETA CAE買収(約12億4,000万ドル)で、Patranは2026年2月23日に完了したHexagonの設計・エンジニアリング事業の取得(約27億ユーロ)で傘下に入りました。用途は完全に重なりますが、統廃合の方針は公式に示されていません。なおCadenceの公式表記は接頭辞のない「Patran」です。
QAnsys SpaceClaimは今も使えますか?
製品ページは残っていますが、製品トップの3D Designカテゴリからは記載が消え、掲載されているのはDiscoveryだけです。残ったページには「Discovery Modelingライセンスに含まれる」と書かれていますが、そのライセンス名は2025 R1でDiscovery Proへ改称されたとされ、公式ページの記述が現行のライセンス名と一致していません。掲載内容もAnsys 2021 R2時代のままです。2027年提供終了という情報はチャネルパートナー発信で、Ansys公式の告知は確認できませんでした。
