無人搬送車(AGV・AMR)メーカー10社の特徴|シェアと補助金登録の状況
無人搬送車(AGV・AMR)の主要メーカー10社がどんな会社なのかを1社ずつ整理した記事。メーカー別シェアは公表データが存在しないため、中小企業省力化投資補助金カタログの登録状況(42件・20社)で各社の立ち位置を見る。母体となる事業ごとの違い、想定している企業規模、CarriRoのミラボットへの移管など社名変更の状況までまとめる。

無人搬送車のメーカーを調べると、オムロンやダイフクのような大手から、設立数年のスタートアップまで並びます。母体となる事業が違うため、提案してくる内容も規模も大きく変わります。
この記事では、主要10社がどんな会社なのかを1社ずつ見ていきます。よく検索されるシェアの実態、補助金カタログの登録状況、社名変更が続いている現状までを会社単位で整理します。
記載内容は、各社の公式サイトと中小企業省力化投資補助金のカタログを、編集部が2026年9月20日に確認したものです。社名や取扱製品は変わるため、検討時には最新の情報を確認してください。
- 無人搬送車のメーカー別シェアを示す公的・業界団体のデータは存在しない(2026年9月20日時点)
- 中小企業省力化投資補助金のカタログには、無人搬送車が42件・20社登録されている(2026年9月20日時点)
- CarriRoの現在の製造・販売元はミラボット株式会社で、ZMPはROBO-HI株式会社へ社名変更している
この記事でわかること
無人搬送車の主要メーカー10社【早見表】
無人搬送車を手がけているのは、FA機器や物流システムの大手から、設立数年のスタートアップまで幅があります。まずは全体像を一覧で押さえます。各社の公式サイトと補助金カタログで2026年9月20日に確認した内容です。
- 無人搬送車の主要10社のうち、国内に本社があるのは9社で、海外はMiRの1社
- 無人搬送車の主要10社には、1937年設立のロジスネクストから2023年設立のミラボットまで幅がある
- 無人搬送車の主要10社のうち、補助金カタログに登録があるのは4社である
メーカー | 本社 | 母体となる事業 | 主な製品 | 補助金カタログ |
|---|---|---|---|---|
オムロン株式会社 | 京都市下京区 | FA機器 | LD/MD/HD/OL-450S | 登録なし |
株式会社ダイフク | 大阪市西淀川区 | 物流システム | ソーティングトランスファーロボット | 登録なし |
村田機械株式会社 | 京都市伏見区 | 総合機械 | Premex XIO/SLX | 登録なし |
株式会社ロジスネクスト | 京都府長岡京市 | フォークリフト | ムジンカー/プラッターオート | AGFカテゴリに4件 |
ミラボット株式会社 | 東京都港区 | 搬送ロボット専業 | CarriRo | 2件 |
株式会社Doog | 茨城県つくば市 | 搬送ロボット専業 | サウザー(Thouzer) | 5件 |
株式会社LexxPluss | 東京都大田区 | 搬送ロボット専業 | Lexx500/LexxTug | 1件 |
愛知機械テクノシステム株式会社 | 名古屋市熱田区 | 搬送機器 | CarryBee(キャリビー) | 1件 |
株式会社ギークプラス | 東京都渋谷区 | 倉庫自動化 | Pシリーズ/RoboShuttle | 登録なし |
Mobile Industrial Robots A/S | デンマーク・オーデンセ | ロボット専業 | MiR250/600/1350 | 登録なし |
母体となる事業で提案が変わる
オムロンはFA機器、ダイフクは物流システム、ロジスネクストはフォークリフトが母体です。既存の設備や搬送機器と組み合わせた提案になりやすい会社です。
一方、Doog、ミラボット、LexxPlussは搬送ロボットの専業です。まず1台入れて効果を見る、という進め方に向いた会社です。
社名が変わったメーカーがある
CarriRoの現在の製造・販売元はミラボット株式会社です。株式会社ZMPは2025年4月1日にROBO-HI株式会社へ社名変更し、現行製品一覧にCarriRoは掲載されていません。
三菱ロジスネクスト株式会社は、2026年4月30日に株式会社ロジスネクストへ社名変更しました。古い社名のまま問い合わせ先を案内している資料は、更新が必要です。
本社の場所とサポートの距離
国内9社の本社は、京都に3社(オムロン・村田機械・ロジスネクスト)、東京に3社あります。残りは大阪・茨城・愛知に各1社です。
MiRは日本法人を置いておらず、東京都港区のMiR Japan Sales Officeが窓口です。立ち上げ時の立ち会いや故障時の訪問を想定するなら、拠点の距離も確認してください。
無人搬送車のメーカー別シェアと補助金カタログの登録状況
では、このなかでどこが最も使われているのか。順位を知りたくなるところですが、無人搬送車にはその根拠になるデータがありません。
- 無人搬送車のメーカー別シェアを示す公的・業界団体のデータは存在しない
- 中小企業省力化投資補助金のカタログには、無人搬送車が42件・20社登録されている(2026年9月20日時点)
- 登録件数はスギヤスが6件、Doogが5件、豊田自動織機が4件の順である
シェアの数値は公表されていない
無人搬送車には、メーカー別のシェアを示す公表データがありません。順位を付けた情報を見かけた場合は、どこの数字かを確かめてください。
代わりに、各社の登録製品数や対応できる可搬質量の幅など、公表されている情報で比べることになります。会社の規模感をつかむ材料にはなります。
補助金カタログの登録件数
中小企業省力化投資補助金のカタログ注文型で、無人搬送車のカテゴリの登録は42件・20社です(2026年9月20日時点)。件数が多い順に、スギヤスが6件、Doogが5件、豊田自動織機が4件です。
W&Nとシナノケンシが各3件、ミラボット、匠、リコーエレメックス、立山マシン、エクセディ、四恩システムが各2件です。ここで紹介していないメーカーも多数含まれます。
登録がないメーカーの位置づけ
オムロン、ダイフク、村田機械、ギークプラス、MiRは、無人搬送車のカテゴリに登録がありません。ロジスネクストは無人搬送車ではなく、無人フォークリフトのカテゴリに4件登録されています。
カタログ注文型の補助金は規格化された製品を前提としているため、個別設計の大規模システムほど登録になじみません。登録の有無は、その会社がどの規模を主戦場にしているかを表しています。
無人搬送車メーカーは得意な搬送方式で分かれる
シェアで絞れないなら、各社が何を運ぶのが得意かで見ていくことになります。無人搬送車では、運び方と誘導の仕組みに会社の性格が出ます。
- ギークプラスのピッキングPシリーズは、棚ごと搬送する方式で全機種が二次元コードによるナビゲーションである
- ロジスネクストはシリーズ名自体に「レーザー誘導方式」「磁気誘導方式」を使っている
- 村田機械はPremex SLXとSLX with SVSについて、公式に「SLAM誘導方式」と記載している
台車を引く方式に強いメーカー
Doogのサウザーは牽引の目安を公開し、ミニが150kg、スタンダードが300kg、ジャイアントが600kgです。ジャイアントは4モータ化で牽引1,000kgと2,000kgの構成もあります。
愛知機械テクノシステムのCarryBeeも台車牽引タイプが主力で、400kgから1,500kgまで対応します。既存の台車を活かしたい現場に向いた会社です。
棚やパレットごと運ぶ方式に強いメーカー
ギークプラスのPシリーズは棚ごと搬送する方式で、P500Rが600kg、P800Rが1,000kg、P1200Rが1,200kgです。倉庫全体の自動化を前提とした会社です。
ロジスネクストは無人フォークリフトが主力で、重量物用AGVは5t以上と公表しています。パレット単位の搬送では、この会社が候補になります。
床の工事が不要な方式に強いメーカー
村田機械はPremex SLXとSLX with SVSを「SLAM誘導方式」として打ち出しています。ダイフクのソーティングトランスファーロボットFもSLAM制御です。
オムロンは「環境のマッピングに基づきセーフティスキャニングレーザセンサで自己位置推定」と記載し、経路やマグネットテープが不要としています。レイアウト変更が多い現場を想定した製品群です。
国内の大手メーカー系の無人搬送車メーカー4社
ここからは10社を3つのグループに分けて、1社ずつ見ていきます。まずはFA機器や物流システムを本業とする大手4社で、既存の設備とまとめて設計したい場合の候補になります。
- オムロンのモバイルロボットは、LD-60の60kgからHD-1500の1,500kgまで7機種が公表されている
- ロジスネクストの重量物用AGVは5t以上で、ここで紹介する10社のなかで最も重い荷物に対応する
- ダイフクのソーティングトランスファーロボットFは、積載1,000kgでSLAM制御を採用している
オムロン株式会社
モバイルロボットは現行がLD、MD、HD、OL-450Sの4系統です。可搬質量はLD-60の60kgからHD-1500の1,500kgまで幅があり、荷物の重さで機種を選べます。
誘導は、作業環境のマッピングとセーフティスキャニングレーザセンサによる自己位置推定です。オムロンは「経路やマグネットテープ、ビーコンなどが不要」と打ち出しており、床面の工事なしで導入できます。
センサや制御機器を本業とする会社のため、既存のFA設備との組み合わせで相談しやすくなります。安全センサを自社で持つ点も、人と同じ空間を走らせる用途では効いてきます。
株式会社ダイフク
無人搬送車のカテゴリには、ソーティングトランスビークルとソーティングトランスファーロボットのL・M・Fが掲載されています。名前のとおり、仕分け工程での搬送を前提とした製品群です。
ソーティングトランスビークルはレール上を走る有軌道式で、決まった経路を高い頻度で往復する用途に向きます。ソーティングトランスファーロボットFは積載1,000kgで、SLAM制御を採用しています。
自動倉庫やコンベヤと組み合わせた全体設計が前提の製品群です。倉庫や工場をまるごと自動化する案件で候補になります。
村田機械株式会社
スマートAGVの「Premex XIO」と、無人フォークリフトの「Premex SLX」「Premex SLX with SVS」を展開しています。台車型とフォークリフト型の両方を1社でそろえている点が特徴です。
Premex XIOは最大荷重1トンで、荷台に載せて運ぶ型です。SLX系はSLAM誘導方式で、床面の工事なしで運用できます。
パレットを扱う工程と、台車で運ぶ工程が混在する現場では、同じ会社でまとめて設計できます。自動倉庫も手がけるため、保管と搬送を合わせた提案も可能です。
株式会社ロジスネクスト
フォークリフトが本業で、無人搬送車の「ムジンカー」「ムジンカーマルチ」のほか、無人フォークリフトの「プラッターオート」「ラックフォークオート」を展開しています。
重量物用AGVは5t以上に対応し、ここで紹介する10社のなかで最も重い荷物を運べます。パレットを高い位置の棚へ出し入れする用途では、この会社が候補になります。
プラッターオートはシリーズ名自体が誘導方式で分かれ、レーザー誘導方式と磁気誘導方式があります。冷蔵倉庫仕様やライダー型も用意されています。
専業・国内スタートアップ系の無人搬送車メーカー4社
続いて、搬送ロボットに特化した4社です。1台から導入でき、補助金カタログにも登録があるため、中小規模の現場で候補になります。
- Doogのサウザーは、ミニが積載60kg・牽引目安150kg、ジャイアントが積載300kg・牽引目安600kgである
- ミラボットのCarriRoは、牽引最大600kgと台車上200kg、またはパレット積載最大1トンに対応する
- 愛知機械テクノシステムのCarryBeeは、台車牽引タイプが400kgから1,500kgまで対応する
株式会社Doog
サウザー(Thouzer)シリーズを展開し、積載と牽引の目安を分けて公開しています。ミニが積載60kg・牽引目安150kg、スタンダードが120kg・300kg、ジャイアントが300kg・600kgです。
ジャイアントは4モータ化で牽引1,000kgと2,000kgの構成もあります。動かし方は自動追従、ライントレース、メモリトレースの3通りで、人の後ろを付いてくる使い方から始められます。
補助金カタログには5件登録されており、ここで紹介する10社のなかで最も多い会社です。既存の台車を活かして1台から試したい現場に向きます。
ミラボット株式会社
CarriRoを製造・販売する会社です。CarriRoは最大1トンに対応し、牽引最大600kgと台車上200kg、またはパレット積載最大1トンという構成になります。
動かし方は3通りあります。画像認識による自律移動モード、人が操作するドライブモード、ビーコンを持った人を追いかけるカルガモモードです。
ラインアップにはCarriRo Basicと防水仕様のCarriRo WPがあります。補助金カタログにもAD+パレットとAD+台車の2件が登録されています。
株式会社LexxPluss
Lexx500は、自律走行と軌道走行を組み合わせたハイブリッド方式です。人や物が行き交う場所は自律走行、経路が決まった区間は軌道走行と使い分けられます。
牽引ユニットのLexxTugは、同社の公式サイトによると牽引300kg(台車込み)、リフト時の実用最大が100kgです。牽引と積載で数値が分かれる点に注意してください。
このほか、LexxHub、車両を統合管理するLexxFleet、LexxMoMaを展開しています。複数台を同時に動かす運用まで見据えた構成です。
愛知機械テクノシステム株式会社
無人搬送車は「CarryBee(キャリビー)」のブランドで展開しています。台車牽引タイプ、低床リフター、屋外シリーズ、防水シリーズ、二次元コード式と、用途別のラインアップが広い会社です。
台車牽引タイプは400・500・750・1,000・1,500kgに対応し、低床リフターは積載300kgと500kgです。屋外シリーズのAvance Lは、補助金カタログの登録値で牽引3,000kgとされています。
誘導方式も磁気、光学、光学と磁気の併用と分かれます。DB LiDAR 15はSLAMと磁気式を切り替えられるため、レイアウト変更の有無が読みきれない現場でも選べます。
海外発の無人搬送車メーカー2社
最後に、海外に本社を置く2社です。倉庫全体の自動化を前提とした製品が中心で、日本での窓口の確認が必要になります。
- ギークプラスのピッキングPシリーズは、P500Rが600kg、P800Rが1,000kg、P1200Rが1,200kgに対応する
- ギークプラスのPシリーズは、全機種が二次元コードによるナビゲーションである
- MiRの現行ラインナップはMiR250、MiR600、MiR1350、MiR1200パレットジャッキである
株式会社ギークプラス
ピッキングのPシリーズが主力で、棚ごと持ち上げて作業者のところまで運ぶ方式です。作業者が棚まで歩く必要がなくなるため、ピッキングの歩行時間を減らせます。
可搬質量はP500Rが600kg、P800Rが1,000kg、P1200Rが1,200kgです。ナビゲーションは全機種が二次元コードで、床にコードを貼る前提になります。
このほか、PopPick、RoboShuttle、SkyCubeを展開しています。倉庫全体の自動化を設計する会社で、数台だけの導入には向きません。
Mobile Industrial Robots A/S(MiR)
現行ラインナップはMiR250が250kg、MiR600が600kg、MiR1350が1,350kg、MiR1200パレットジャッキが1,200kgです。MiR100、MiR200、MiR500は現行一覧に含まれていません。
本体の上に載せるトップモジュールを替えることで、棚の搬送、台車の牽引、パレットの扱いに対応します。1つの車体で用途を変えられる設計です。
デンマークのオーデンセに本社を置き、日本にはMiR Japan Sales Officeがあります。日本法人は置かれていないため、導入と保守をどの会社が担うかの確認が必要です。
海外メーカーを検討するときの確認点
ギークプラス、MiRとも補助金カタログには登録がありません。補助金を前提に検討する場合は、候補から外れることになります。
保守の窓口も確認が必要です。MiRは日本法人を置いていないため、どの会社と契約するかを早い段階で確かめてください。
無人搬送車メーカーが想定している企業規模
各社の得意分野が見えたところで、次は自社の規模に合うかどうかです。同じ無人搬送車のメーカーでも、想定している顧客の規模は大きく違います。
- 無人搬送車で中堅・中小製造業との相性が4点なのは、CarriRo・Doog・愛知機械テクノシステムの3製品
- ダイフク、村田機械、ロジスネクスト、ギークプラスは、中堅・中小製造業との相性が2点である
- 補助金カタログに登録がある4社のうち3社は、中堅・中小製造業との相性が4点である
中小規模を想定しているメーカー
中堅・中小製造業との相性は、予算・IT体制・導入難易度への適合度を見る軸です。CarriRo、Doogのサウザー、愛知機械テクノシステムのCarryBeeが4点です。
この3社はいずれも補助金カタログに登録があり、対象企業規模も小規模から中規模です。1台から導入できる構成が中心の会社です。
大規模を想定しているメーカー
ダイフク、村田機械、ロジスネクスト、ギークプラスは相性が2点です。ダイフクは対象企業規模が大手のみとなっています。
これらは倉庫全体や工場全体の搬送を設計する会社です。数台の搬送を自動化したい相談では、前提が合いません。
補助金の登録と会社の規模は連動する
補助金カタログに登録がある4社のうち、3社が中堅・中小製造業との相性4点でした。登録の有無と、小規模な現場への適合は連動しています。
カタログ注文型の補助金は規格化された製品を前提にしています。個別設計を主戦場とする会社ほど、登録になじまない構造です。
無人搬送車メーカーを調べるときの注意点
最後に、無人搬送車のメーカーを調べるときに引っかかりやすい点をまとめます。この分野は社名の変更が続いており、古い情報が残りやすくなっています。
- CarriRoをZMPの製品として探すと、現在の提供元にたどり着けない
- LexxPlussは公式サイトと補助金カタログで公表されている数値が違う
- オムロンは「SLAM」という言葉を使っていない
古い社名で探してしまう
CarriRoをZMPの製品として探すと、現在の提供元にたどり着けません。ZMPは2025年4月1日にROBO-HI株式会社へ社名変更し、現行製品一覧にCarriRoは掲載されていません。
三菱ロジスネクストも2026年4月30日に株式会社ロジスネクストへ社名変更しています。会社の情報は、いつ時点のものかを確認してください。
情報源によって数値が違う
LexxPlussの公式サイトによると、LexxTugの牽引は300kg(台車込み)、リフト時の実用最大は100kgです。一方、補助金カタログの登録値はけん引500kg・積載300kgです。
同じ製品でも情報源によって数値が異なります。社内資料に転記するときは、どちらの数値かを明示してください。
誘導方式を一般名詞で決めつけない
「SLAM対応かどうか」で候補を絞ると、各社の記載と食い違う場合があります。村田機械とダイフクはSLAMを明示していますが、オムロンはこの言葉を使っていません。
オムロンの表現は「環境のマッピングに基づきセーフティスキャニングレーザセンサで自己位置推定」です。床の工事が不要かどうかという実務の要件で確認してください。
まとめ|無人搬送車メーカーの全体像
無人搬送車は、1937年設立のロジスネクストから2023年設立のミラボットまで、母体も設立年もばらばらな会社が並ぶ分野です。母体となる事業の違いが、提案の規模の違いになります。
メーカー別のシェアは公表されていないため、ランキングで選ぶことはできません。代わりに、補助金カタログの登録状況が会社ごとに確認できます。
大手のFA・物流メーカー4社は工場全体の設計、専業・スタートアップ系4社は1台からの導入が主戦場です。自社が考えている規模に合う会社から声をかけてください。
なお本記事の各社の情報は、編集部が2026年9月20日に各社の公式サイトと補助金カタログで確認したものです。社名変更が続いているため、問い合わせ前に最新の社名と取扱製品を確認してください。
無人搬送車(AGV・AMR)のおすすめ製品
LexxPluss 搬送ロボット
株式会社LexxPluss
磁気誘導とSLAM自律を1台で切り替える国産ハイブリッドAMR
オムロン モバイルロボット LD/HDシリーズ
オムロン株式会社
レーザーSLAMで誘導体レス自律走行、最大100台を統合制御するAMR
MiR(Mobile Industrial Robots)AMR
Mobile Industrial Robots(MiR)
直感的な設定と豊富なモジュールで内部搬送を段階導入できる自律搬送ロボット
ZMP CarriRo(キャリロ)
株式会社ZMP
追従搬送から自律走行まで段階導入できる物流支援ロボット
Doog サウザー(Thouzer)
株式会社Doog
誘導体レスの追従・簡易自律で低コストに省人化する搬送ロボット
愛知機械テクノシステム Carry Bee
愛知機械テクノシステム株式会社
磁気テープを貼るだけで導入できる低コストAGV
無人搬送車(AGV・AMR)比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| LexxPluss 搬送ロボット | 株式会社LexxPluss | 要見積もり | 磁気誘導とSLAM自律を1台で切り替える国産ハイブリッドAMR | 詳細を見る | |
| オムロン モバイルロボット LD/HDシリーズ | オムロン株式会社 | 要見積もり | レーザーSLAMで誘導体レス自律走行、最大100台を統合制御するAMR | 詳細を見る | |
| MiR(Mobile Industrial Robots)AMR | Mobile Industrial Robots(MiR) | 要見積もり | 直感的な設定と豊富なモジュールで内部搬送を段階導入できる自律搬送ロボット | 詳細を見る | |
| ZMP CarriRo(キャリロ) | 株式会社ZMP | 要見積もり | 追従搬送から自律走行まで段階導入できる物流支援ロボット | 詳細を見る | |
| Doog サウザー(Thouzer) | 株式会社Doog | 要見積もり | 誘導体レスの追従・簡易自律で低コストに省人化する搬送ロボット | 詳細を見る | |
| 愛知機械テクノシステム Carry Bee | 愛知機械テクノシステム株式会社 | 要見積もり | 磁気テープを貼るだけで導入できる低コストAGV | 詳細を見る | |
| ダイフク 無人搬送車(AGV・AMR) | 株式会社ダイフク | 要見積もり | 自動倉庫・搬送システムと一体で構築できる物流最大手のAGV/AMR | 詳細を見る | |
| 村田機械 無人搬送車(AGV) | 村田機械株式会社 | 要見積もり | 自動倉庫・クリーン搬送と連携、医薬・食品・精密分野に実績 | 詳細を見る | |
| ギークプラス(Geek+)搬送ロボット | ギークプラス株式会社 | 要見積もり | 棚ごと運ぶGTP方式で出荷物流を自動化する世界シェア上位の搬送ロボット | 詳細を見る | |
| ロジスネクスト 無人フォークリフト・AGV | 株式会社ロジスネクスト | 要見積もり | 有人フォークの知見を生かした無人フォークリフト(AGF)と牽引/低床AGV | 詳細を見る |
よくある質問
Q無人搬送車(AGV)のメーカー一覧を教えてください
主要なメーカーは10社です。大手メーカー系がオムロン株式会社、株式会社ダイフク、村田機械株式会社、株式会社ロジスネクストの4社。搬送ロボット専業・スタートアップ系がミラボット株式会社(CarriRo)、株式会社Doog(サウザー)、株式会社LexxPluss、愛知機械テクノシステム株式会社(CarryBee)の4社。海外発が株式会社ギークプラスとMobile Industrial Robots A/S(MiR)です。設立年は1937年のロジスネクストから2023年のミラボットまで幅があります。
QAGVの日本シェアはどこが1位ですか?
メーカー別シェアを示す公的・業界団体のデータはありません。順位を付けた情報を見かけた場合は、どこの数字かを確かめてください。代わりに会社ごとの状況が分かる指標として、中小企業省力化投資補助金カタログの登録状況があります。無人搬送車のカテゴリには42件・20社が登録されており、件数が多い順にスギヤス6件、Doog 5件、豊田自動織機4件です。主要10社ではDoog 5件、ミラボット2件、LexxPlussと愛知機械テクノシステムが各1件で、オムロン・ダイフク・村田機械・ギークプラス・MiRは登録がありません。
QCarriRo(キャリロ)はどこの会社の製品ですか?
製造・販売元はミラボット株式会社(東京都港区・資本金500万円)です。同社は2023年3月28日にコラボット株式会社として設立され、2024年3月にCarriRoの事業を取得、2025年3月1日にミラボット株式会社へ改称しました。三浦工業の「ミウラグループ」の会社一覧にも掲載されています。一方、株式会社ZMPは2025年4月1日にROBO-HI株式会社へ社名変更しており、ROBO-HIの現行製品一覧にCarriRoは掲載されていません。CarriRoをZMPの製品として探すと、現在の提供元にたどり着けません。
Q無人搬送車のメーカーは何が違うのですか?
母体となる事業が違います。オムロンはFA機器、ダイフクは物流システム、ロジスネクストはフォークリフト、村田機械は総合機械が本業で、既存の設備や搬送機器と組み合わせた提案になりやすい会社です。一方、Doog、ミラボット、LexxPlussは搬送ロボットの専業で、まず1台入れて効果を見る進め方に向いています。ギークプラスとMiRは倉庫全体の自動化が前提です。当サイトの評価でも、中堅・中小製造業との相性はCarriRo・Doog・CarryBeeが4点、ダイフク・村田機械・ロジスネクスト・ギークプラスが2点と分かれます。
Q無人搬送車メーカーの社名で最近変わったものはありますか?
2社あります。株式会社ZMPは2025年4月1日にROBO-HI株式会社へ社名変更し、本社も中央区晴海へ移転しました。同社の現行製品一覧にCarriRoは掲載されておらず、CarriRoの提供元はミラボット株式会社です。また三菱ロジスネクスト株式会社は2026年4月30日に株式会社ロジスネクストへ社名変更し、日本産業パートナーズのもとで新体制となりました。三菱重工は2025年9月30日付のリリースで、非公開化契約の締結と連結子会社から外れる予定を公表しています。
