CAMソフトの費用|公式に価格が出ている1製品と、相場レンジが食い違う理由
CAMソフトの費用を、公式サイトの価格公開状況から整理した記事(2026年9月20日時点)。9製品のうち公式に日本円の価格を確認できたのはAutodesk Fusionのみで、年116,600円、Fusion for Manufacturingは年350,900円(税込)。ポストプロセッサ・年間保守・トレーニングの扱い、無償版の制約、相場ページ上位5本のうち2本が同一運営者である事実までまとめる。

CAMソフトの価格を調べると、公式サイトに金額を載せているメーカーがほとんどありません。機能モジュールの構成、ポストプロセッサ、保守契約の組み合わせで総額が変わるため、定価を置きにくい分野です。
この記事では、主要なCAMソフト9製品の価格公開状況を2026年9月20日時点で確認した結果をまとめます。そのうえで、公式に価格が出ているAutodesk Fusionの金額、ポストプロセッサの扱い、相場レンジが食い違う実態を整理します。
記載内容は、各社の公式サイトで公表されている情報を編集部が2026年9月20日に確認したものです。価格は改定されるため、検討時には各社の最新情報を確認してください。
- CAMソフトの9製品のうち、公式サイトで日本円の価格を確認できたのはAutodesk Fusionのみ(2026年9月20日時点)
- Autodesk Fusionは年116,600円、Fusion for Manufacturingは年350,900円(税込)
- CAMソフトのハイエンドの下限は、ページによって400万円と500万円で食い違っている
この記事でわかること
CAMソフトの価格は公式にほとんど公開されていない
まず、主要なCAMソフト9製品について、開発元・日本法人・総代理店の公式サイトに金額の記載があるかを確認しました。Autodesk Fusionを除いて、価格ページ自体が存在しませんでした。
- Mastercam、hyperMILL、ESPRIT CAM、SolidCAM、EDGECAM、NX CAM、Tebisなど8製品は公式に金額の記載がない
- Mastercamの日本での正規輸入元は、ゼネテックとジェービーエムの2社である
- hyperMILLは、openmind-tech.comの日本語・英語ページとも価格ページが存在せず、問い合わせとテストライセンスの導線のみである
問い合わせに一本化されている製品
Mastercamは、開発元のサイトにも日本語サイトにも金額の記載がありません。資料請求と無料トライアルの導線があるだけです。
ESPRIT CAM、ESPRIT EDGE、EDGECAMはいずれもヘキサゴンの製品で、問い合わせ導線のみです。SolidCAMも公式サイトは見積もり依頼の導線に一本化されています。
代理店が複数ある製品
Mastercamの日本での正規輸入元は、ゼネテックとジェービーエムの2社です。総代理店が1社であるという書き方は事実と異なります。
Tebisは、丸紅情報システムズが国内販売代理店です。CAMソフトは代理店経由の販売が一般的で、金額も代理店ごとの見積もりになります。
古い金額が残りやすい
Siemensの公式ブログには、NX CAMについて月額174ドルからという記載があります。ただしこれは2021年7月の記事で、現行価格の根拠にはできません。
CAMソフトの価格を調べると、こうした過去の記載が検索で上位に残ります。金額を見つけたら、必ず掲載日と現行製品かどうかを確認してください。
CAMソフトで公式に金額を確認できるAutodesk Fusion
公式サイトで日本円の価格を確認できたのは、9製品のうちAutodesk Fusionだけです。ここだけは事前に総額を計算できます。
- Autodesk Fusionは年116,600円(税込・オートデスクストア通常価格・1ユーザー)
- 加工機能を強化したFusion for Manufacturingは年350,900円(税込・同)
- Manufacturing Extensionは年251,900円、月間31,900円(税込・同)
製品・エディション | 年額(税込) | 月間(税込) |
|---|---|---|
Autodesk Fusion | 116,600円 | — |
Fusion for Manufacturing | 350,900円 | — |
Manufacturing Extension | 251,900円 | 31,900円 |
Mastercam/hyperMILL/ESPRIT CAM/SolidCAM/EDGECAM/NX CAM/Tebis/ESPRIT EDGE | 公式サイトに金額の記載なし | |
本体と拡張機能の関係
Autodesk Fusionの本体は年116,600円です。加工機能を強化したFusion for Manufacturingは年350,900円で、本体のおよそ3倍にあたります。
Manufacturing Extensionは年251,900円、月間31,900円です。同時4軸・5軸などの加工が必要かどうかで、CAMソフトの年間費用が大きく変わります。
代理店の価格と公式価格
Autodesk Fusionは、国内の販売パートナーのサイトにも116,600円という表示があります。金額は一致しますが、確認先は公式ページにしてください。
代理店価格は改定や販促の影響を受けます。CAMソフトの費用を社内資料に載せるときは、オートデスクストアの表示を確認先にしてください。
第三者プラットフォームに出ている金額
ソリッドキャムジャパンは、イプロスの出展ページで「SolidCAM Xpress 定価198,000円」を掲示しています。これは自社の公式サイトではなく、第三者プラットフォーム上の掲載です。
税表記と掲載日が読み取れないため、CAMソフトの価格として扱うときは慎重に扱ってください。SolidCAM本体の価格は公式に公開されていません。
CAMソフトの費用はソフト本体だけでは決まらない
CAMソフトの総額は、ライセンス料だけではありません。実際に加工するまでには、機械に合わせる作業と継続費用が発生します。
- CAMソフトは、ライセンス料のほかにポストプロセッサ・年間保守・トレーニングの費用が発生する
- SolidCAMの公式サブスクリプションページは、内容の説明のみで金額と料率を公開していない
- OPEN MIND(hyperMILL)の公式サイトにはトレーニング提供の記載があるが、金額は記載されていない
継続費用の扱い
SolidCAMの公式サブスクリプションページには、最新版の提供・サポート・モジュールの3か月無料評価という内容が書かれています。しかし金額も料率も公開されていません。
CAMソフトの保守は、一般に製品価格に対する料率で決まります。ただし公式に率を公開している製品は確認できなかったため、見積もり時に必ず確認してください。
トレーニングの費用
OPEN MINDは、hyperMILLのトレーニングを提供しています。ただし金額の記載はありません。
CAMソフトは操作の習熟に時間がかかります。導入初年度は、ライセンス料に加えて教育の工数を見込んでください。
確かめられない金額が出回っている例
当サイトのデータベースには、hyperMILLについて「2軸から3軸構成で約180万円(税別)から」という記載がありました。この金額は公式サイトには記載がありません。
出所と考えられるのは他社のメディア記事ですが、そこにも根拠は書かれていません。CAMソフトの金額は、確かめられないものを予算の根拠にしないでください。
CAMソフトのポストプロセッサにかかる費用
CAMソフトは、そのままでは工作機械を動かせません。機械ごとのポストプロセッサが必要で、ここが見積もりで差の出やすい項目です。
- ポストプロセッサの費用について、ゼネテック・オークマ・フアクトのいずれも公式サイトに金額の記載がない
- オークマは、CAMメーカーと共同開発したポストプロセッサを代理店経由で提供すると記載している
- ポストプロセッサは工作機械ごとに必要なため、機械の台数と種類が費用に直結する
ポストプロセッサとは何に対する費用か
ポストプロセッサは、CAMソフトが作った工具経路を、特定の工作機械が読めるNCプログラムに変換する部分です。機械の制御装置や機構が違えば、別のポストプロセッサが必要になります。
つまり、CAMソフトを1本買っても、機械が3種類あれば変換の準備は3通り必要です。ここを見落とすと、導入後に追加の費用が出ます。
提供の形態
ゼネテックは専用ポストの提案ページを持っていますが、金額の記載はありません。オークマは、CAMメーカーと共同開発したうえで代理店経由で提供します。
フアクトは作成サービスを案内しています。いずれも金額は公開されていないため、CAMソフトの見積もりでは機械の型式を伝えて個別に確認する必要があります。
見積もりで確認する項目
ポストプロセッサが標準で何台分含まれるか、追加は1台いくらかを確認してください。既存の機械を買い替えたときの作り直しが有償かどうかも論点です。
CAMソフトの比較では、ライセンス料が近くてもこの部分で総額が変わります。機械のリストを添えて見積もりを依頼するのが確実です。
CAMソフトの無償版・体験版でできることの範囲
価格が出ていない分、実際に試して判断する必要があります。ただし無償版には制約があり、そのままでは生産に使えないものもあります。
- MastercamのLearning Editionは無償だが、Gコードの出力ができず実生産には使えない
- MastercamのLearning EditionはEMCAM形式で、製品版とファイル形式に互換性がない
- hyperMILLはテストライセンスがあるが、公式に期間の記載がない
無償版の制約
MastercamのLearning Editionは無償で提供されています。ただしGコードの出力ができないため、実際の加工には使えません。
ファイル形式もEMCAMで、製品版とは互換性がありません。対象は業界の専門家・学生・教員とされており、期限の記載はありません。
問い合わせ制の体験版
hyperMILLはテストライセンスを提供していますが、期間の記載はありません。SolidCAMもトライアルとMaker版がありますが、期間や条件は公開されていません。
CAMソフトの体験は申し込みから開始まで時間がかかる場合があります。比較検討の日程を組むときは、余裕を見てください。
無償の記載がない製品
ESPRIT CAM、ESPRIT EDGE、EDGECAM、NX CAM、Tebisは、無償版や体験版を公開していません。試用を希望する場合は問い合わせが必要です。
Autodesk Fusionは個人用の無償利用がありますが、条件は公開されていません。業務で使う場合は、必ず公式の利用条件を確認してください。
CAMソフトに共通の相場は存在しない
CAMソフトの価格を調べると、ハイエンドは400万円以上、ローエンドは100万円以下といった区分が出てきます。ただし、この区分はページによって食い違います。
- CAMソフトのハイエンドの下限は、あるページで400万円、別のページで500万円とされている
- CAMソフトのローエンドの水準も、9万円・20万円・100万円以下とページごとに違う
- 同じレンジを載せている「キャド研」と「SEIZONET」は、いずれも株式会社VOSTが運営している
レンジがページごとに食い違う
ハイエンドCAMの下限は、あるページが400万円以上、別のページが500万円以上としています。ローエンドも9万円、20万円、100万円以下とばらついています。
年間契約が約97万円から180万円、3年契約が約29万円から55万円と、契約期間が長い方が安く見える書き方をしているページもあります。数字だけを拾うと判断を誤ります。
別々に見えて同じ運営者のページがある
同じレンジを載せている「キャド研」と「SEIZONET」は、いずれも株式会社VOSTが運営しています。2つのページで同じ数字を見ても、裏付けが2つあることにはなりません。
CAMソフトの相場を調べるときは、誰が書いているページかを確認してください。運営者が同じなら、内容も同じになります。
相場が定まらない理由
CAMソフトの総額は、必要な機能モジュール、工作機械の台数、ライセンスの本数で変わります。同じ製品でも、2軸加工だけの構成と同時5軸まで含む構成では金額が大きく違います。
つまり、CAMソフトには機種横断で成り立つ相場がありません。自社の機械構成を前提にした見積もりを2社以上から取るのが、唯一の実務的な方法です。
CAMソフトの見積もりで条件をそろえる
金額が公開されていないCAMソフトを比べるには、見積もりの条件をそろえるしかありません。伝える情報が足りないと、出てきた金額を並べても比較になりません。
- CAMソフトの見積もりでは、工作機械の型式リストを添えないとポストプロセッサの本数が確定しない
- CAMソフトのライセンスは、同時に使う人数と、端末に固定するか持ち回るかで金額が変わる
- CAMソフトの見積書は、初年度の総額と2年目以降の年額を分けて出してもらう
伝える情報
工作機械の型式と台数、加工する材質と形状、必要な軸数を先に整理してください。同時5軸や複合加工が必要かどうかで、提案されるエディションが変わります。
CADのデータ形式も伝えてください。既存のCADとの受け渡しで追加のモジュールが必要になる場合があります。
ライセンスの数え方をそろえる
CAMソフトのライセンスは、1人1本の固定か、社内で持ち回る方式かで金額が変わります。同時に使う最大人数を前提として示してください。
プログラム作成用と現場確認用で必要な機能が違う場合もあります。全員に同じエディションを配る前提だと、総額が過大になります。
初年度と2年目以降を分ける
CAMソフトの見積書は、初年度にポストプロセッサの作成費とトレーニング費が乗ります。2年目以降は保守または更新の費用が中心になります。
この2つを分けずに総額だけを比べると、継続費用の差が見えません。3年または5年の合計で並べると、製品ごとの差が把握できます。
CAMソフト主要製品の費用面での位置づけ
金額でほぼ比べられない以上、別の基準で候補を絞る必要があります。CAMソフトを製造業での使われ方から評価しています。
- Autodesk Fusionは、中堅・中小製造業との相性が5点で、主要9製品のなかで最も高い
- SolidCAMとEDGECAMは、現場利用しやすさが5点で主要9製品のなかで最も高い
- Siemens NX CAM、Tebis、ESPRIT EDGEは、中堅・中小製造業との相性が2点で最も低い
公式価格がある製品と評価
中堅・中小製造業との相性は、予算・IT体制・導入難易度への適合度を見る軸です。Autodesk Fusionが5点で最も高く、これは唯一公式価格が公開されている製品でもあります。
価格を公開しているかどうかと、中堅・中小での導入しやすさは連動する傾向があります。事前に総額を計算できることが、小規模な体制では実質的な差になります。
現場での使いやすさが高い製品
現場利用しやすさは、工場現場での端末操作やUIのしやすさを見る軸です。SolidCAMとEDGECAMがともに5点です。
この2製品はいずれも公式価格が非公開です。CAMソフトでは、使いやすさの評価と価格の見えやすさは一致しません。
高機能な製品ほど見積もりが必要になる
Siemens NX CAM、Tebis、ESPRIT EDGEは、工程管理適合性が4点から5点と高い一方、中堅・中小製造業との相性は2点です。いずれも価格は非公開です。
金型や複合加工まで含めた大規模な用途では、この層が候補になります。ただし総額は構成次第で大きく動くため、早い段階で見積もりを取ってください。
まとめ|CAMソフトの費用の調べ方
CAMソフトは、価格が公開されていないことが標準のカテゴリです。9製品のうち公式に日本円の価格を確認できたのは、2026年9月20日時点でAutodesk Fusionだけでした。
相場を示すページは複数ありますが、同じ会社が運営するページが含まれ、レンジもページごとに食い違っています。いずれも金額の根拠を示していないため、予算の根拠にはできません。
実務では、機械の型式リストを添えて2社以上から見積もりを取ってください。ポストプロセッサの標準本数と追加費用、年間保守の料率を、見積書の項目として明示的に求めるのが要点です。
なお本記事の金額は、編集部が2026年9月20日に各社の公式サイトで確認したものです。価格改定があるため、見積もりの際は必ず最新の金額を確認してください。
CAMソフト(CAMシステム)のおすすめ製品
SolidCAM
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SolidWorks完全統合のCAM。iMachiningで切削条件を自動最適化
EDGECAM
ヘキサゴン製造インテリジェンス(EDGECAM)
ルーティングから5軸加工まで、製造現場に特化したCAMソフト
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ヘキサゴン製造インテリジェンス(ESPRIT)
旋盤・複合加工機に強いナレッジベース型CAMシステム
Mastercam
CNCソフトウェア(Mastercam代理店網)
世界シェアNo.1のCAMソフト。旋盤・マシニングから5軸加工まで対応
hyperMILL
OPEN MIND Technologies AG
5軸・高速加工に特化した欧州発のハイエンドCAMシステム
Autodesk Fusion(CAM)
オートデスク株式会社
設計とCAMを一体化したクラウドベースの統合製造プラットフォーム
CAMソフト(CAMシステム)比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| SolidCAM | SolidCAM Japan株式会社 | 要見積もり | SolidWorks完全統合のCAM。iMachiningで切削条件を自動最適化 | 詳細を見る | |
| EDGECAM | ヘキサゴン製造インテリジェンス(EDGECAM) | 要見積もり | ルーティングから5軸加工まで、製造現場に特化したCAMソフト | 詳細を見る | |
| ESPRIT CAM | ヘキサゴン製造インテリジェンス(ESPRIT) | 要見積もり | 旋盤・複合加工機に強いナレッジベース型CAMシステム | 詳細を見る | |
| Mastercam | CNCソフトウェア(Mastercam代理店網) | 要見積もり | 世界シェアNo.1のCAMソフト。旋盤・マシニングから5軸加工まで対応 | 詳細を見る | |
| hyperMILL | OPEN MIND Technologies AG | 要見積もり | 5軸・高速加工に特化した欧州発のハイエンドCAMシステム | 詳細を見る | |
| Autodesk Fusion(CAM) | オートデスク株式会社 | サブスクリプション | 設計とCAMを一体化したクラウドベースの統合製造プラットフォーム | 詳細を見る | |
| Siemens NX CAM | シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア | 要見積もり | CADと統合されたハイエンドCAM | 詳細を見る | |
| ESPRIT EDGE | Hexagon AB(Manufacturing Intelligence) | 要見積もり | 5軸・複合加工に強い次世代CAM | 詳細を見る | |
| Tebis | Tebis Technische Informationssysteme | 要見積もり | 金型・多軸加工の高機能CAD/CAM | 詳細を見る |
よくある質問
QCAMソフトの価格はいくらですか?
2026年9月20日時点で、主なCAMソフト9製品のうち公式サイトで日本円の価格を確認できたのはAutodesk Fusionのみです。Autodesk Fusionは年116,600円、加工機能を強化したFusion for Manufacturingは年350,900円、Manufacturing Extensionは年251,900円(月間31,900円)で、いずれも税込・オートデスクストアの通常価格です。Mastercam、hyperMILL、ESPRIT CAM、SolidCAM、EDGECAM、NX CAM、Tebis、ESPRIT EDGEは公式サイトに金額の記載がありません。
QCAMソフトの相場はいくらくらいですか?
共通の相場と言える数字は存在しません。相場を示すページには同じ株式会社VOSTが運営するものが2つ含まれ、ハイエンドの下限も400万円と500万円で食い違います。ローエンドも9万円・20万円・100万円以下とばらつき、年間契約約97万〜180万円より3年契約約29万〜55万円が安いという内部矛盾を含むページもあります。いずれも金額の根拠を示していないため、自社の機械構成を前提にした見積もりを2社以上から取る方が確実です。
QCAMソフトはライセンス料のほかに何の費用がかかりますか?
ポストプロセッサ、年間保守、トレーニングの費用が発生します。ポストプロセッサはCAMが作った工具経路を各工作機械が読めるNCプログラムへ変換する部分で、機械の制御装置や機構が違えば別に必要です。ゼネテック・オークマ・フアクトのいずれも金額を公開しておらず、オークマはCAMメーカーと共同開発したものを代理店経由で提供します。見積もりでは、標準で何台分のポストプロセッサが含まれるか、追加は1台いくらか、年間保守の料率はいくらかを明示的に確認してください。
Q無料で使えるCAMソフトはありますか?
MastercamのLearning Editionが無償で提供されていますが、Gコードの出力ができないため実際の加工には使えません。ファイル形式もEMCAMで製品版と互換性がなく、対象は業界の専門家・学生・教員とされています。hyperMILLは問い合わせ制のテストライセンス、SolidCAMはトライアルとMaker版がありますが、いずれも期間や条件が公式に確認できません。Autodesk Fusionには個人用の無償利用がありますが、業務で使う場合は公式の利用条件を必ず確認してください。
QhyperMILLは約180万円からという情報は正しいですか?
公式サイトには記載がありません。openmind-tech.comの日本語ページ・英語ページとも価格ページが存在せず、問い合わせとテストライセンスの導線のみです。「2軸から3軸構成で約180万円(税別)から」という金額の出所と考えられるのは他社のメディア記事ですが、そこにも根拠は書かれていません。確かめられない金額は、CAMソフトの価格として扱わないでください。
