電気CADの最適な選び方を徹底解説!おすすめの製品も紹介
電気CADの選び方を、目的別・部門別・企業規模別の3つの切り口から解説。回路図特化の専用型など4種類の違い、部品データベースの型式連携の確かめ方、PLCや機械CADとの連携範囲の決め方、よくある4つの失敗と回避策までを整理します。

電気CADは製品名を知っていても、選ぶ段階で手が止まりがちです。理由は、自社の電装設計のどこを効率化したいかを測る物差しが決まっていないためです。検索しても用語解説か機能の羅列に行き着き、実務の判断材料が手に入りません。その結果、価格や知名度だけで契約し、後から部品型式の手入力が残ると気づく例が繰り返されています。この記事では、目的・部門・企業規模という3つの切り口から選び方を整理しました。製品名を覚える前に、まず測る軸を決めましょう。
- 設計対象(制御盤・装置/ワイヤーハーネス/プラント電気・計装)を先に決める
- 部品データベースの型式連携をどこまで自動化するかで系統が決まる
- PLC・機械CADとの連携範囲、帳票と規格対応、習得性とサポートの順に確認する
- 最後に3年単位の総額で稟議の数字を組み立てる
電気CADの選定では、設計対象と型式連携の2点を整理すると、候補のタイプを絞り込みやすくなります。そのうえで残りの軸を順に確認すれば、導入後に手作業が残る製品を見分けやすくなるでしょう。
この記事でわかること
電気CADの基礎知識
選び方に入る前に、電気CADが何を担うソフトなのかを押さえます。ここが曖昧なままだと、汎用CADで足りる作業に専用CADの費用を払うことになりかねません。3点に絞って確認しましょう。
電気CADが担う業務
電気CADは、制御盤や装置の回路図・配線図を描き、そこから各種の表を生み出すソフトウェアです。回路図上のシンボルにメーカー型式を紐づけると、端子表・部品表・ケーブルリストを自動で生成できます。線番や器具番号の自動採番も、標準の機能といえるでしょう。
設計変更があれば、図面と表が連動して更新されます。盤面レイアウト図と回路図の整合を管理できる製品もあります。作図の速さより、変更時に表の整合をどこまで機械が保つかが肝心です。
汎用CADとの違い
汎用CADは線や図形を描くためのソフトで、型式の連携や帳票の生成は手作業として残ります。電気CADは回路の接続情報をデータとして持つため、表の生成と整合チェックを機械が担う仕組みです。
同じ図面に見えても、設計変更が多い案件ほど差が開きます。汎用CADでは1か所の修正が、端子表や部品表への転記を連鎖的に生むからです。転記漏れはそのまま配線ミスにつながります。年に数枚しか回路図を描かない現場なら、汎用CADで足りる場合もあるでしょう。
選定でつまずきやすい理由
電気CADはカタログの機能一覧が似通っており、並べても差が読み取りにくいのが実情です。自動生成できる帳票の名前は、どの製品にもほぼ同じように並んでいます。
差が出るのは、自社が多用する部品メーカーの型式が入っているかどうかです。取引先が指定する様式で帳票を出力できるかも、同じように運用面の論点になります。この部分はカタログに載りません。だからこそ、選ぶ軸を先に決めてから製品を見る順序が要ります。
編集部コメント:製品を先に見ると、機能の多さで判断してしまいがちです。自社の回路図がどこから来てどの工程へ渡るのかを、先に書き出してみてください。それだけで必要な条件が絞り込まれます。
電気CADの種類
電気CADは、回路図を描く土台をどこに置くかで4つに分かれます。この分類を押さえておくと、候補を比較しやすくなります。まず全体像をつかみましょう。
- 回路図特化の専用型
- 汎用CADベース型
- 機械CAD連携型
- 盤・ハーネス統合型
回路図特化の専用型
回路図の作成を起点に、端子表・部品表・ケーブルリストを自動生成する製品群です。メーカー部品データベースとの型式連携を前提に作られており、型式から端子情報や定格が反映されます。
設計変更があっても図面と表が一括で連動します。盤設計の標準化と自動ドキュメント化を進めたい企業に適しているでしょう。一方で機能が多く、習熟と初期設定に一定の時間が要ります。年に数枚の回路図しか描かない用途では、投資を回収しにくくなります。
汎用CADベース型
AutoCADなどの汎用CADの上に、電気設計の機能を載せた製品群です。DWGを土台に扱うため、既存の図面資産をそのまま持ち込めます。
操作体系が汎用CADの延長にあるため、使い慣れた担当者なら立ち上がりが早いでしょう。電気シンボルの配置や線番の自動採番にも対応します。ただし専用型ほどの連動性はありません。製品によっては、ベースとなる汎用CADのライセンスを別途そろえる必要が出てきます。
機械CAD連携型
3D機械CADと同じ環境で電気設計を進める製品群です。回路図と盤・装置の3Dレイアウトを、同じデータとして整合させられます。
配線の干渉や部品の収まり不良を、設計段階で洗い出せる点が持ち味です。機械設計と電気設計を1つの環境に寄せたい企業に向いています。ただし前提となる3D CADを使っていないと、連携の恩恵は薄れるでしょう。電気設計だけに単独で使うには割高になりがちな点にも注意が要ります。
盤・ハーネス統合型
回路図から盤の外形図、ハーネスの接続情報までを1つのデータベースで扱う製品群です。国産製品が多く、JIS図記号や国内の設計慣習に沿った運用がしやすいでしょう。盤の製作工程までを同じシリーズでつなげられる製品もあります。
接続情報を軸に整合を取るため、配線ミスの抑制に効きます。日本語の窓口が近く、トラブル時に相談しやすい点も判断材料になるでしょう。一方で海外規格中心のグローバル案件では、参照できる情報が限られる場合があります。
【目的別】電気CADの選び方
同じ電気CADでも、何をしたいかで優先すべき軸が変わります。製造業でよくある3つの目的を取り上げました。自社に近いものから読んでください。
制御盤設計を標準化し帳票を自動生成したい
部品データベースの型式連携を優先して確認しましょう。型式から端子情報や定格が自動で反映されて初めて、帳票の自動生成が回るためです。
まずは回路図特化の専用型から検討すると比較しやすくなります。自社が多用する部品メーカーのデータがどこまで整備されているかを、見積もり前に確かめましょう。社内独自部品の登録ルールも、導入前に決めておきたい項目です。誰が登録し誰が承認するかを定めないと、同じ部品が別名で重複します。重複した部品は、部品表の集計を狂わせます。
ハーネスまで含めて接続情報を管理したい
接続情報をデータベースで扱えるかどうかで判断します。回路図だけを描ける製品では、ハーネスの構成や接続の整合を保てないためです。
盤・ハーネス統合型が主な候補になります。盤の外形図とハーネス図を同じデータから起こせると、二重入力が要らなくなるでしょう。接続情報が1か所に集まると、変更のたびの整合確認も軽くなります。プラントの電気・計装まで広げる計画があるなら、対象の範囲を先に決めます。ループ図や計装管理への対応可否もあわせて確認しておきたい点です。
既存のDWG図面資産を生かして効率化したい
操作体系と図面資産の引き継ぎを軸に選びます。現場に根付いた描き方を変えずに済めば、移行の負担が大きく下がるためです。
汎用CADベース型が主な候補です。DWGをそのまま扱えるため、過去図面や取引先とのやり取りを止めずに電気設計の機能を足せます。操作の習得が短くて済むぶん、立ち上がりも早くなるでしょう。ただしベースとなる汎用CADのライセンスが別途要る製品もあります。初期費用が二重にかかる点は、見積もりで必ず確かめてください。
【部門別】電気CADの選び方
担当する業務によって、重視したい機能は異なります。電気CADに関わる3つの部門で整理しました。複数部門で共有する場合は、条件の厳しいほうに合わせます。
設計部門
回路図を描く量が最も多く、帳票の自動化と部品ライブラリの充実度が影響する部門です。1件あたりの短縮が案件数だけ積み上がります。
端子表・部品表・ケーブルリストをどこまで自動で出せるかを確認してください。自社様式へのカスタマイズ可否も、この部門の手戻りを左右します。海外向け装置を扱うなら、納入先が求める図面様式に合わせられるかも確かめます。シンボル体系の対応範囲もあわせて見ておきましょう。
生産技術・製造部門
盤の製作や配線の実作業に図面を渡す部門です。回路図そのものより、そこから出る表と図の使いやすさが問われます。
端子台表やFrom-Toリスト、盤の外形図といった製造向けの出力に対応しているかを見てください。現場が読む帳票の様式を、そのまま出せると転記が消えます。読み取れない帳票は、結局は手書きの補足を生みます。配線の測長まで扱える製品もあり、盤製作を内製している企業では検討する価値があるでしょう。
情報システム部門
ライセンスの管理とデータの置き場所を担う部門です。図面と部品データベースを誰がどう共有するかを設計する立場になります。
ライセンス形態が単独利用かネットワーク共有かで、拠点をまたぐ運用のしやすさが変わります。部品マスタの保管場所とバックアップの方針も、導入前に決めておきたい項目です。ライセンスの棚卸しを年に1回行うと、無駄な本数に気づけます。PLCや機械CADとのデータ受け渡しの経路も、この部門が全体像を握ると滞りません。
【企業規模別】電気CADの選び方
企業規模そのものより、規模から来る制約が判断を分けます。専任担当の有無、拠点数、稟議の通し方の3点です。自社の体制に近いところを見てください。
中小企業
部品データベースやテンプレートを整える専任担当がいない前提で選びます。整備の工数を設計者自身が抱えることになるためです。
価格が公開されていて費用を先に確定できる製品なら、稟議も通しやすくなります。費用の見通しが立てば、投資判断そのものが速くなるでしょう。体験版で自社の代表機種を実際に描き、帳票が出るところまで試してください。初期設定や研修の支援を受けられるかも、あわせて確認したい条件です。
中堅企業
部門をまたいだ利用と、拠点間での図面・部品データの共有が課題になります。誰がどのバージョンの部品マスタを使うかを揃える必要が出てくるためです。
ライセンスを融通し合えるネットワーク形態が選択肢に入ります。使用頻度に差がある部門を抱える場合、必要本数を抑えられるでしょう。部品マスタの版が分かれると、同じ図面でも表の中身が食い違います。作図ルールと部品マスタの標準化は、この規模から重要性が増します。
大企業
既存資産の規模と、他システムとの連携が判断を左右します。過去図面と部品データの蓄積が大きく、乗り換えの影響範囲も広くなるためです。
PLCのI/Oリストや機械CADとの連携、海外拠点での規格対応まで含めて要件を固めます。移行の対象を過去何年分にするかも、早めに線引きしておきましょう。稟議では単価より数年分の総額と移行コストが問われます。全社一斉ではなく、事業部単位の段階展開で影響を抑える進め方も検討に値するでしょう。
自社に合った電気CADの選定ポイント
目的・部門・規模で方向が見えたら、具体的な条件に落とし込みます。ここからは順番が大切です。上から順に確認すると、後戻りのコストを抑えられます。
- 設計対象と図面の範囲を決める
- 部品データベースの型式連携を確かめる
- PLC・機械CADとの連携範囲を決める
- 帳票と規格対応を実データで検証する
- 習得性とサポートを確認して総額を出す
設計対象と図面の範囲を決める
最初に決めるのは、制御盤・装置か、ワイヤーハーネスか、プラント電気・計装かという対象です。ここがずれると、得意領域の外で使うことになり効率が出ません。
あわせて利用人数と使用年数も仮置きしてください。この2つが決まらないと総額を出せません。3〜5年で対象を広げる計画があるなら、拡張できる系統を最初から選びます。後から別製品へ乗り換えるより、負担が軽く済むためです。対象が当面固定されているなら、多機能な製品を無理に選ぶ必要はありません。
部品データベースの型式連携を確かめる
カタログ上の対応数ではなく、自社が実際に使う型式が入っているかで評価します。主要部品が手入力のままでは、どれだけ高機能でも標準化は進まないためです。
よく使う数十から数百の型式を一覧にし、体験版で検索してみてください。入っていない型式の登録を誰が担うかも、その場で決めておきましょう。登録の工数は見積もりに足しておきます。既存図面からの移行をどこまで行うかを先に線引きすると、運用開始後の混乱を防げます。
PLC・機械CADとの連携範囲を決める
電装設計は単独では完結せず、制御と機械設計に情報を渡します。連携を決めないまま導入すると、I/Oリストや盤レイアウトが二重管理になります。
データの流れる向きと、更新のタイミングまで具体化しておくことが大切です。I/Oリストは電気CAD側と制御側のどちらを正とするかも決めておきましょう。決めないまま運用に入ると、変更の優先順位で現場が混乱します。連携は可否だけでなく、日々の運用で使う頻度で重み付けすると過剰投資を避けられます。
帳票と規格対応を実データで検証する
自動生成できる帳票の種類だけでなく、自社や取引先の様式に合わせられるかを確かめます。様式をそろえられないと、結局は出力後の手直しが残るためです。
体験版で代表機種を描き、端子表と部品表を実際に出してみましょう。出した帳票を現場と取引先に見てもらうと、判断が早まります。海外向け案件があるなら、納入先が指定するシンボル体系と図面様式への対応も同時に見ます。様式の切り替えに追加モジュールが要る場合もあるので、標準機能の範囲を見積もり前に確認しましょう。
習得性とサポートを確認して総額を出す
電気CADは導入して終わりではなく、設計者が日常的に使って初めて効果が出ます。窓口が直販か代理店か、日本語で相談できるかを確認しておくと安心です。
導入時の初期設定支援と操作研修の有無も、定着を大きく左右します。研修の費用は、初年度の予算に入れておきましょう。費用は初期費だけで比べず、年額の保守やモジュール追加費まで含めた3年分の総額で並べます。価格が非公開の製品も多いため、構成を固めたうえで見積もりを取る流れになります。
【比較表】電気CADの主要製品
製品データとして数値化できる4項目を、製造業適合性スコアで横並びにしました。工程管理・品質管理・現場操作性・中小適合の4つを5段階で評価しています。並びは中小適合の高い順です。下へ向かうほど、想定する企業規模と導入の重さが上がります。
順位 | 製品 | 提供元 | 工程管理 | 品質管理 | 現場操作性 | 中小適合 | 価格の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | AutoCAD Electrical | オートデスク株式会社(Autodesk) | 4 | 3 | 4 | 3 | AutoCAD including specialized toolsets に収録。年間新規サブスクリプション 定価260,700円(税込・2026年時点) |
2 | E3.series | 株式会社図研 | 4 | 4 | 4 | 3 | 要問い合わせ(公式・カタログとも金額非公開) |
3 | SOLIDWORKS Electrical | ダッソー・システムズ(Dassault Systèmes) | 4 | 4 | 3 | 3 | 年間サブスクリプション Schematic Professional/3D 443,700円、Professional(2D+3D統合)729,500円(スタンドアロン・代理店公表価格) |
4 | EPLAN Electric P8 | EPLAN株式会社 | 5 | 4 | 3 | 2 | 商用有料。価格は公開されておらず要見積。体験版・オンラインデモあり |
5 | ECAD DCX | 株式会社ECADソリューションズ | 4 | 4 | 3 | 2 | 図研経由で個別見積もり |
製品ごとの詳しい比較は電気CADの比較記事で扱っています。価格の内訳は電気CADの費用の解説記事にまとめました。
電気CADの選び方で失敗しないための注意点
導入でつまずく組織には共通したパターンがあります。事前に知っておけば、稟議の段階で対策を示せるはずです。よくある4つを回避策とあわせて挙げます。
自動化の前提となる整備を後回しにする
高機能な電気CADを入れても、整備が追いつかない例があります。多くの場合、部品データベースとテンプレートを整えないまま使い始めています。型式の手入力と帳票の手修正が残り、自動化の効果は出ません。
回避策:導入計画に部品DB整備と標準テンプレート作成の工数を、明示して組み込んでください。最初は対象部品と対象機種を絞り、整備が回る形を作ります。範囲を広げるのはその後で構いません。
設計対象と製品の得意領域がずれる
制御盤設計が中心なのに、ハーネスやプラント計装向けの大規模な製品が選ばれることも珍しくありません。逆に、ハーネスまで扱うのに回路図しか描けない製品を選ぶ例もあります。
回避策:設計対象を最初に確定し、その対象を得意とする系統から候補を絞ってください。将来の拡張予定があるなら、その範囲まで含めて系統を選びます。候補を絞る前に、対象を1行で書き出しておきましょう。その1行が、後の判断すべての前提になります。
連携を軽視して二重管理になる
電気CADを単体で導入すると、他の設計情報との連携が途切れがちです。PLCのI/Oリストや機械設計の3Dレイアウトと、図面の情報が分かれてしまいます。同じ内容を両方で入力し直す状態が常態化します。
回避策:導入計画に、PLC・機械CADとの連携範囲を要件として含めてください。どの情報を自動連携し、どこは中間ファイルで割り切るかを要件定義の段階で決めます。どの情報を正とするかも、あわせて取り決めておきましょう。
教育を省いて属人化する
よく見られるのが、一部の担当者だけが使いこなし、設計ルールがテンプレート化されない状態です。描き方をそろえる基準がないと、検図の負担も増えます。担当者が異動するたびに、図面の品質が揺れる状態になります。
回避策:標準テンプレート・部品データベース・教育をセットで整備してください。日本語サポートを活用しながら、全設計者が同じ品質で描ける体制を作ります。定着の仕組みを最初から設計に含めることが大切です。
まとめ
電気CADの選定は、設計対象の確定と部品データベースの型式連携から始まります。この2点で必要な系統がほぼ決まるためです。種類は回路図特化の専用型・汎用CADベース型・機械CAD連携型・盤ハーネス統合型の4つに分かれます。
方向が定まったら、5つの条件を順に確認します。設計対象と図面の範囲、部品の型式連携、連携範囲の3つが前半です。後半は帳票と規格対応、習得性とサポートを見ます。費用は3年分の総額で並べてください。よくある失敗は、整備不足・対象のずれ・連携軽視・属人化の4つです。
用語から確認したい場合は電気CADの解説記事、製品ごとの比較は電気CADの比較記事で扱っています。
電気CAD(電気設計・電装設計)のおすすめ製品
IJCAD Electrical
システムメトリックス株式会社
税込価格を公開しているdwgベースの盤設計向け電気CAD
ACAD-DENKI
図研アルファテック株式会社
盤製造まで見据えた.dwgベースの電気・制御設計CAD
E3.series
株式会社図研
国産EDA大手の電気・電装設計CAD
EPLAN Electric P8
EPLAN株式会社
電装設計の標準化・自動化に強い電気CAD
UnidrafX
進和電機株式会社
汎用CADに依存しない制御盤設計専用CADの最上位モデル
AutoCAD Electrical
オートデスク株式会社(Autodesk)
AutoCADベースの電気設計ツールセット
電気CAD(電気設計・電装設計)比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| IJCAD Electrical | システムメトリックス株式会社 | サブスクリプション | 税込価格を公開しているdwgベースの盤設計向け電気CAD | 詳細を見る | |
| ACAD-DENKI | 図研アルファテック株式会社 | 要見積もり | 盤製造まで見据えた.dwgベースの電気・制御設計CAD | 詳細を見る | |
| E3.series | 株式会社図研 | 要見積もり | 国産EDA大手の電気・電装設計CAD | 詳細を見る | |
| EPLAN Electric P8 | EPLAN株式会社 | 要見積もり | 電装設計の標準化・自動化に強い電気CAD | 詳細を見る | |
| UnidrafX | 進和電機株式会社 | 要見積もり | 汎用CADに依存しない制御盤設計専用CADの最上位モデル | 詳細を見る | |
| AutoCAD Electrical | オートデスク株式会社(Autodesk) | サブスクリプション | AutoCADベースの電気設計ツールセット | 詳細を見る | |
| SOLIDWORKS Electrical | ダッソー・システムズ(Dassault Systèmes) | 要見積もり | 3D CADと連携する電気設計CAD | 詳細を見る | |
| ECAD DCX | 株式会社ECADソリューションズ | 要見積もり | 国内で定着した電気・盤・ハーネス設計CAD | 詳細を見る |
よくある質問
Q電気CADと汎用CAD(AutoCADなど)の違いは何ですか?
汎用CADは線や図形を描くツールで、電気設計に必要な型式連携や帳票生成は手作業になります。電気CADは回路図のシンボルにメーカー型式を紐づけ、端子表・部品表・ケーブルリストの自動生成や配線番号の自動採番、設計変更時の図面と表の連動に対応します。AutoCAD Electricalのように汎用CADへ電気設計機能を加えた製品もあり、既存のAutoCAD資産を生かしながら電気設計を効率化できます。
Q電気CADの導入で最初に決めるべきことは何ですか?
設計対象(制御盤・装置か、ワイヤーハーネスか、プラント電気・計装か)と、部品データベースの型式連携をどこまで自動化したいかの二点です。この二点を整理すると、自社に適した製品系統が見えてきます。そのうえでPLC/機械CAD連携・帳票出力・国際規格対応・習得性とサポート・コストを順に確認すると、設計業務に合う製品を比べやすくなります。
Q電気CADの効果を出すために導入時に注意すべき点はありますか?
高機能な製品でも、部品データベースの整備や自社様式に合わせた帳票テンプレートの整備が不十分だと、型式の手入力や帳票の手修正が残り自動化の効果が出ません。自社が多用する部品メーカーの型式データが整備されているかを選定段階で確認し、導入計画に部品DB整備・テンプレート作成・教育の工数を組み込むことが定着の鍵です。
