【2026年】無料で試せるピッキングシステムおすすめ6選|無料プラン・OSS・商用利用の可否を解説
無料で試せるピッキングシステムを6製品で整理。Zoho Inventoryの無料プラン、ZAICOの無料お試し、ロジクラのアプリ、Odoo・ERPNext・InvenTreeのオープンソースを、商用利用の可否、無料の上限、ハードの費用、有料版への切り替え目安から解説します。

ピッキングシステムには、無料プランやフリーソフトとして使えるものがあります。ただし、ハンディ端末やプリンタなどのハードは無料ではなく、別途の購入が必要です。この記事では、スマホやハンディで動くソフトと、WMS系のオープンソースを6製品で整理しました。無料の範囲と商用利用の条件を、2026年時点の公式情報で確認しています。
小さく始めるなら:Zoho Inventoryの無料プラン、ロジクラのiPhoneアプリ
自社でサーバーを用意できるなら:Odoo、ERPNext、InvenTree(いずれもオープンソース)
有料版を試したいなら:ZAICOの30日間、Zoho Inventoryの14日間の無料お試し
継続して使うなら:デジタルピッキングの比較やピッキングシステムのカテゴリページで検討
ピッキングの無料は、在庫管理や出荷検品のソフトが中心です。業務で使う場合は、無料プランの上限と利用規約を確認し、ハードの費用も含めて有料版と比べましょう。
この記事でわかること
無料のピッキングシステムの種類
無料のピッキングシステムは、専用機器を前提にしない、ソフト中心の選択肢が多い分野です。無料プラン、オープンソース(フリーソフト)、無料トライアル、スマホアプリ、Excelでの代用の5つです。ランプで作業者を誘導するハード中心の方式は、デジタルピッキングとはで解説しています。
種類 | 内容 | 商用利用 | 例 |
|---|---|---|---|
無料プラン(フリーミアム) | ユーザー数や登録件数、注文数に上限をつけて、クラウドで無料提供される | 上限の範囲で利用。規約は公式で確認 | Zoho Inventory |
オープンソース(WMS・在庫管理系) | フリーソフトとして、ソースコードが公開され、自社のサーバーに構築して使う | ライセンス条件に従えば可 | Odoo、ERPNext、InvenTree |
無料トライアル | 有料プランの機能を、期間を限って試せる | 評価用が前提 | ZAICO(30日間)、Zoho Inventory(14日間) |
スマホ・タブレットのアプリ | 専用のハンディがなくても、スマホで読み取って検品や棚卸ができる | アプリ提供元の規約による | ロジクラ(iOS)、Zoho Inventory、InvenTree |
Excelでの代用 | ピッキングリストや在庫表を、表計算で作る | 自社のライセンスの範囲 | Excel |
無料プランと無料お試しは上限や期間つき
Zoho Inventoryの無料プランは、注文数50、ユーザー1名、倉庫1つが上限です。ZAICOは無料プランではなく、30日間の無料お試しが公式で案内されています。
無料プランは、上限を超えると有料プランへの切り替えが前提です。登録する品目の数と、出荷の件数を先に見積もっておきましょう。
オープンソースは構築と保守を自社で担う
Odoo、ERPNext、InvenTreeは、ソースコードが公開されたフリーソフトです。ライセンス費用はかかりませんが、サーバーの用意、設定、バージョン更新は自社の仕事になります。
ピッキングの指示や進捗管理は、在庫アプリの機能として使う形です。現場の運用に合わせた画面や帳票は、設定や開発で整えます。
Excelで代用する方法と限界
出荷指示のデータをExcelに出力し、ピッキングリストとして印刷する方法があります。出荷が少なく、品目も限られた現場では、最初の一歩として使えます。
在庫数がリアルタイムで反映されず、誰がいつ何を取ったかの履歴も残りにくい点が課題です。担当者ごとにファイルが分かれると、属人化も進みます。
ピッキングシステムの無料版と有料版の違い
無料版と有料版の違いは、機能の数よりも、現場で毎日回すための条件にあります。現場機器との連携、帳票の出力、基幹システムとの連携、サポートが主な差です。次の表で全体像を確認してください。
観点 | 無料版(無料プラン・オープンソース・Excel) | 有料版 |
|---|---|---|
商用利用 | 無料プランは上限内。規約は公式で確認。オープンソースはライセンス条件に従う | 契約の範囲で業務に利用できる |
登録件数・ユーザー数 | Zoho Inventoryは注文数50まで。ZAICOなどの無料お試しは期間が限られる | プランごとに上限が広がる。ユーザーの追加も可能 |
入出庫・ピッキングの機能 | 入出荷の基本機能が中心。ロジクラのピッキング機能、Zoho Inventoryのピッキングリストは有料プランの機能 | ピッキングリスト、検品、棚卸などを備えるプランがある |
現場機器との連携 | スマホで読み取る運用が中心。専用のハンディやプリンタは別途購入 | 対応機器の相談や、導入支援を受けられるサービスがある |
基幹システムとの連携 | オープンソースは自社で設定・開発する | ZAICOは、基幹システムとの連携を個別見積もりで相談できる |
サポート | オープンソースは公式ドキュメントとコミュニティが中心 | メーカーの窓口に問い合わせられる |
価格 | 0円。ただしサーバーや設定の工数は自社が負担する | ZAICOのスターターは月額8,980円(税抜)から |
現場機器との連携は別途の費用がかかる
ピッキングの検品では、バーコードを読み取る機器が欠かせません。スマホのアプリで読み取る方法もあれば、専用のハンディ端末を使う方法もあります。
ソフトが無料でも、ハンディ端末やラベルプリンタは別途の購入です。端末の選び方はハンディターミナルの選び方で整理しています。
帳票・基幹システムとの連携が差になる
無料の範囲では、帳票の作成や基幹システムとの連携を使えない場合があります。ZAICOのスターターには、コードスキャンによる入出庫の記録が含まれる、という構成です。
基幹システムとの連携は、ZAICOのプロフェッショナルプランで相談できます。個別の見積もりが前提です。自社で連携を作るなら、オープンソースのAPIという選択肢もあります。
価格差の目安
ZAICOは、スターターが月額8,980円、ベーシックが月額49,800円です。どちらも2026年時点の税抜価格になります。Zoho Inventoryは、スタンダードが月額4,600円からになります。プロフェッショナルは月額11,680円からです。
Zoho Inventoryの価格は、年額請求時の月額で、税別です。ロジクラやオープンソースの有料サポートは、公式で確認してください。ハードの費用と導入の工数も、総額に含めて比べましょう。
無料のピッキングシステムを選ぶときのポイント
無料のピッキングシステムを選ぶときは、機能の多さよりも、自社の現場で回せるかを先に確認します。確認する項目は、商用利用、無料の範囲、現場機器、既存システムとの連携、サポートの5つです。
商用利用の可否
無料プランやお試しを業務でそのまま使えるかは、サービスごとの利用規約に定められています。業務で使う前に、商用利用の条件を確認しましょう。
オープンソースは、ライセンスの条件に従えば業務で使えます。三つのオープンソースのライセンスは、順にLGPLv3、GPLv3、MITです。
無料の範囲と上限
無料プランには、登録件数、ユーザー数、注文数などの上限があります。自社の品目数と、1か月の出荷件数、使う人数を数えて、上限に収まるかを確かめましょう。
ピッキング関連の機能が、有料プランに含まれる場合もあります。無料で使いたい機能が、無料の範囲に入っているかを確認してください。
連携する機器(バーコード・ハンディ)
読み取りの方法は、スマホのアプリか、専用のハンディ端末かに分かれます。倉庫が広く、読み取りの回数が多い現場では、専用端末のほうが扱いやすい傾向です。
端末とソフトの対応は、導入前に確認が必要です。機器の選び方は、バーコードリーダーやハンディターミナルのカテゴリページが参考になります。
既存システムとの連携
出荷の指示は、受注や販売管理のシステムから届くのが一般的です。CSVの取り込みで足りるのか、APIでの自動連携が要るのかを整理しておきましょう。
ロジクラのアプリは、CSVの取り込みと書き出しに対応しています。InvenTreeは、APIとプラグインで外部のシステムと連携できる設計です。
サポート・日本語・更新頻度
無料プランは、サポートの範囲が限られる場合があります。繁忙期に問い合わせられる窓口があるかを、確認しておくと安心です。
オープンソースは、日本語の情報が少ない場合があります。公式ドキュメントの更新状況と、導入を支援する事業者の有無も、選ぶ目安になります。
【比較表】無料で試せるピッキングシステム6選
無料の範囲、商用利用、上限、提供形態、ピッキングに関する機能、有料版の価格目安を6製品で並べました。上の3製品はクラウド型で、無料プラン、無料お試し、無料アプリのいずれかがあります。下の3製品はオープンソースです。サイトに製品ページがある製品はありません。条件は2026年時点の公式情報に基づきます。
製品名 | 無料の種類 | 商用利用 | 無料の上限 | 提供形態 | ピッキングに関する機能 | 有料版の価格目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
Zoho Inventory | 無料プラン | プランの上限内で利用。規約は公式で確認 | 注文数50、ユーザー1名、倉庫1つ | クラウド(iOS・Androidアプリあり) | ピッキングリストはプロフェッショナル以上 | スタンダード月額4,600円から(年額請求時・税別) |
ZAICO | 無料お試し(30日間) | 評価用。業務での継続利用は有料プラン | 期間限定(30日間) | クラウド(スマホ・PC) | コードスキャンによる入出庫の記録(スターター) | スターター月額8,980円(税抜)から |
ロジクラ | アプリは無料で入手可 | アプリ内の利用規約で確認 | 無料で使える範囲は公式で確認 | クラウド(iOS・iPadOSアプリ) | バーコードスキャン。ピッキング機能は有料プラン | 公式で確認 |
Odoo | オープンソース(LGPLv3) | 可(ライセンス条件に従う) | なし(構築は自社) | 自社サーバーに構築 | 在庫アプリ。バッチ・クラスター・ウェーブのピッキング | エディションごとに公式で確認 |
ERPNext | オープンソース(GPLv3) | 可(ライセンス条件に従う) | なし(構築は自社) | 自社サーバーに構築 | Pick List。受注から出荷の取りそろえを作成 | クラウド版の価格は公式で確認 |
InvenTree | オープンソース(MIT) | 可(ライセンス条件に従う) | なし(構築は自社) | 自社サーバーに構築。Android・iOSアプリあり | バーコード対応の在庫管理。入庫の受け入れ | 公式で確認 |
各製品の無料の範囲や条件は、導入前に公式サイトで最新の情報を確認してください。無料プランの条件は、提供元の都合で変更されることがあります。
【無料版】ピッキングシステムおすすめ6選
ここでは、クラウド型の3製品を先に紹介します。続いて、オープンソースの3製品を紹介します。各製品の冒頭に、無料の種類、商用利用、向いている企業、注意点をまとめました。
Zoho Inventory
- 無料の種類:無料プラン(注文数50、ユーザー1名、倉庫1つ)
- 商用利用:プランの上限内で利用。規約は公式で確認
- 向いている企業:出荷の件数が少なく、小さな倉庫で在庫と受注を管理したい企業
- 注意点:ピッキングリストはプロフェッショナル以上のプラン
Zoho Inventoryは、Zohoが提供するクラウド型の在庫管理ソフトです。公式の料金ページでは、無料プランと、14日間の無料トライアルが案内されています。iOSとAndroid向けのモバイルアプリもあります。
有料のスタンダードは月額4,600円で、注文数500、ユーザー2名です。ピッキングリスト、シリアル番号とバッチ番号の追跡は、プロフェッショナルから加わります。プロフェッショナルは月額11,680円で、いずれも年額請求時の月額・税別です。
編集部コメント:無料プランの注文数は50のため、出荷の多い現場では上限に達しやすい傾向です。ピッキングリストが必要なら、有料プランを試す前提で考えましょう。
ZAICO
- 無料の種類:無料お試し(30日間。有料オプション機能を除くすべての機能が使える)
- 商用利用:評価用のお試し。業務での継続利用は有料プラン
- 向いている企業:在庫の見える化を、スマホとコードスキャンで始めたい企業
- 注意点:無料プランはなく、お試しの後は有料プラン(月額8,980円〜)
ZAICOは、株式会社ZAICOが提供するクラウド型の在庫管理システムです。公式のトップページでは、30日間の無料お試しが案内されています。アカウント作成後すぐに、有料オプション機能を除くすべての機能が使えます。
スターターは月額8,980円(税抜)で、コードスキャンによる入出庫の記録などを備えた構成です。ベーシックは月額49,800円で、AIの活用と複数拠点の管理に対応する点が特徴です。お試しの日数は変更される場合があるため、申込時に公式で確認してください。
編集部コメント:無料プランがない点が、他の無料プランとの違いです。お試しの期間内に、自社の入出庫の運用を再現して確かめましょう。
ロジクラ
- 無料の種類:アプリは無料で入手可。無料で使える範囲は公式で確認
- 商用利用:アプリ内の利用規約で確認
- 向いている企業:iPhoneやiPadで、入出荷の検品を始めたい企業
- 注意点:ピッキングの表示、納品書の発行、宅配伝票の管理は有料プラン
ロジクラは、株式会社ロジクラが提供するクラウド型の在庫管理アプリです。App Storeでは、バーコードのスキャンで入出荷を効率化できるアプリとして案内されています。
機能は、商品画像を見ながらの入出荷、CSVの取り込みと書き出し、棚卸しなどです。誤出荷を検知するアラートも備えています。対応OSは、iOS 14.6以上とiPadOS 14.6以上です。Androidの対応は、App Storeの説明では確認できませんでした。
編集部コメント:無料で使える範囲は、公式の最新情報で確認が必要です。ピッキングの指示まで使うなら、有料プランの機能である点に注意しましょう。有料プランの価格も、公式で確認してください。
Odoo
- 無料の種類:オープンソース(LGPLv3)
- 商用利用:可(ライセンス条件に従う)
- 向いている企業:ERPの一部として、倉庫管理とピッキングを自社で構築できる企業
- 注意点:サーバーの用意と保守は自社。エディションごとの機能差は公式で確認
Odooは、Web型の業務アプリを提供するオープンソースのソフトウェアです。公式のGitHubでは、LGPLv3で公開されていると案内されています。倉庫管理(Warehouse Management)のアプリが含まれる点も特徴です。
公式のドキュメントには、バッチ、クラスター、ウェーブ移動の3つのピッキング方法が載っています。バーコードのアプリでは、スキャナーをつないで入出庫を処理できます。どの機能を使えるかは、エディションで異なる場合があるため、公式で確認してください。
編集部コメント:ピッキングの方式を選べるのが利点です。設定項目が多いため、導入を支援する事業者の有無も、あわせて確認しましょう。
ERPNext
- 無料の種類:オープンソース(GPLv3)
- 商用利用:可(ライセンス条件に従う)
- 向いている企業:受注、在庫、製造の管理をまとめて、ピッキングの指示も同じ仕組みで扱いたい企業
- 注意点:構築と保守は自社。日本語の情報は限られる場合がある
ERPNextは、Frappeが開発するオープンソースのERPです。公式のGitHubでは、在庫の管理、受注、出荷、製造などの機能が案内されています。
ピッキングは、Pick Listという書類で行う仕組みです。受注から取り出す品目を作ると、FIFOの順で倉庫が選ばれます。ロット管理の品目では、期限が近いロットの倉庫が選ばれる点が特徴です。作業指示から、製造用の原材料を取り出す使い方もできます。
編集部コメント:部品の払い出しにも使える点は、製造業に向く利点です。ERPの全体を導入する手間があるため、使う範囲を絞って始めましょう。
InvenTree
- 無料の種類:オープンソース(MIT)
- 商用利用:可(ライセンス条件に従う)
- 向いている企業:部品や資材の在庫を、バーコードとスマホアプリで管理したい企業
- 注意点:ピッキング指示の専用機能は、公式で確認できなかった
InvenTreeは、オープンソースの在庫管理システムです。公式サイトでは、部品の管理、在庫の管理、BOMの管理が柱とされています。MITライセンスで公開されています。
バーコードは、Webの画面、API、モバイルアプリのいずれでも扱える仕組みです。部品、在庫品、保管場所、販売注文などに割り当てられます。モバイルアプリはAndroidとiOSに対応し、購買の入荷を受け入れる操作もできます。
編集部コメント:ピッキングの指示というより、部品の在庫を正確に把握する用途に向く製品です。出荷の取りそろえが目的なら、他の製品との比較が必要になります。
ランプや表示器で誘導する方式はデジタルピッキングの比較記事をご覧ください。
無料で使えるピッキングシステムのメリットとデメリット・注意点
無料のピッキングシステムには、現場の運用を小さく試せるというメリットがあります。一方で、上限、ハードの費用、規約の確認など、見落としやすい注意点もあります。以下で整理しましょう。
小さく始めて、自社の運用を確かめられる
無料プランや無料トライアルを使えば、費用をかけずに、バーコードによる検品を試せます。紙の伝票や手書きのミスが、どれだけ減るかを確かめられます。
フリーソフトのオープンソースは、ライセンス費用がかかりません。自社の運用に合わせて、画面や項目を調整する自由度もあります。
上限を超えると課金や移行が必要になる
無料プランは、登録件数や注文数に上限があります。出荷が増えて上限を超えると、有料プランへの切り替えが必要です。
別のサービスへ乗り換える場合は、データの移行が課題になります。CSVで書き出せるかを、早めに確認しておきましょう。
ハード(ハンディ・プリンタ)は別途購入が必要
ソフトが無料でも、読み取りの機器やラベルプリンタの費用は別にかかります。スマホで代用する場合でも、現場で使う端末の用意と管理が必要です。
端末の費用は、ハンディターミナルの比較記事のハンディターミナルの比較が参考になります。ソフトの費用だけでなく、総額で判断しましょう。
無料プランやお試しを業務で使うリスク
無料トライアルや無料お試しは、評価用の位置づけです。無料プランにも、上限や利用条件があります。
こうした無償の範囲を、規約を確認せずに業務へ使うと、利用条件に反するおそれがあります。本番の運用では、規約を確認し、必要なら有料プランに切り替えましょう。
オープンソースの構築・保守と繁忙期のサポート
オープンソースは、サーバーの用意、設定、更新を自社で担います。障害が起きたときの窓口は、公式のコミュニティが中心です。
出荷の繁忙期に止まると、現場への影響が大きくなります。保守の担当者と、復旧の手順を、あらかじめ決めておきましょう。
編集部コメント:ピッキングの無料は、小さく試すには向いています。一方で、毎日の出荷を支える仕組みには、上限、ハード、サポートの3点で足りなくなる場面があります。無料の範囲で運用の型を作り、必要になった時点で有料版を検討する流れが現実的です。
無料のピッキングシステムから有料版に切り替える目安
無料の範囲で運用の型ができたら、毎日の出荷を支える仕組みへの切り替えを考えます。切り替えのサインを見逃さないことが、現場の混乱の防止につながります。以下に目安をまとめました。
無料の範囲で足りるケース | 有料版を検討すべきケース |
|---|---|
出荷の件数が少なく、1名で運用できる | 複数人で同時に作業し、進捗を共有したい |
登録する品目が、無料プランの上限に収まる | 品目や注文が増え、無料の上限を超えそうになった |
Excelの代わりに、在庫の見える化から始めたい | ピッキングリストや検品、帳票の出力が必要になった |
自社に、オープンソースを構築・保守する人員がいる | 基幹システムとの連携や、サポート窓口が必要になった |
切り替えを考えるサイン
切り替えを検討する主なサインは、次の4つです。
- 無料プランの上限に近づき、登録や出荷が止まるおそれが出てきた
- 複数の作業者が同時に使い、1名の無料枠では回らなくなった
- 誤出荷や検品漏れが目立ち、検品の仕組みを強化したくなった
- 基幹システムとのデータ連携を、自動化したくなった
有料版の価格帯
クラウド型の有料プランは、次のような価格帯です。ZAICOはスターターが月額8,980円、ベーシックが月額49,800円になります。Zoho Inventoryは、スタンダードが月額4,600円になります。プロフェッショナルは月額11,680円です。
ZAICOは税抜、Zoho Inventoryは年額請求時の月額で税別の価格です(2026年時点)。
表示器やハンディを組み合わせた、専用のピッキングシステムは、構成によって費用が変わります。方式ごとの費用はデジタルピッキングのカテゴリページから確認できます。
次に読む記事
有料のピッキングの方式を比べるなら、デジタルピッキングの比較記事が役立ちます。携帯端末の選び方はハンディターミナルの選び方をご覧ください。
製品の一覧から探したい場合は、ピッキングシステムのカテゴリページをご覧ください。
無料のピッキングシステムに関してよくある質問
無料のピッキングシステムについて、よくある疑問に答えます。無料ソフトの有無、スマホの利用、Excelとの違い、ハードの費用などです。
無料で使えるピッキングシステムはありますか?
ランプで誘導する専用のシステムに、無料の完成品やフリーソフトは多くありません。無料で使えるのは、Zoho Inventoryの無料プランと、オープンソースの在庫管理です。ZAICOの無料お試しや、ロジクラの無料アプリもあります。
これらは在庫管理や出荷検品のソフトです。ピッキングの指示の機能が、有料プランに含まれる場合もあります。
スマホのバーコードアプリを、現場で使ってよいですか?
アプリの提供元の規約で、業務利用が認められていれば使えます。無料プランや無料のお試しには、上限や利用条件があるため、規約の確認が欠かせません。
読み取りの回数が多い現場では、専用のハンディ端末が扱いやすい場合もあります。まず小さな範囲で試してから、判断しましょう。
Excelでピッキングリストを作るのと、何が違いますか?
Excelは手軽ですが、在庫数のリアルタイムな反映や、作業の履歴の記録は、標準では備わっていません。在庫管理のソフトは、入出庫のたびに在庫が更新されます。
出荷が少なければ、Excelで足りる場合もあります。複数人で作業する現場では、ソフトへの切り替えを検討しましょう。
ハンディ端末やプリンタも無料で使えますか?
いいえ、ハードは別途の購入が必要です。ソフトが無料でも、ハンディ端末、ラベルプリンタ、スキャナーの費用はかかります。
スマホで読み取る運用なら、端末の追加は抑えられます。機器の費用は、ソフトと合わせた総額で比べましょう。
まとめ
無料のピッキングシステムは、在庫管理や出荷検品のソフトが中心になります。ハードは別途の購入が必要です。小さく始めるなら、Zoho Inventoryの無料プランが候補になります。ZAICOやロジクラは、無料のお試しやアプリで試せます。サーバーを用意できるなら、Odoo、ERPNext、InvenTreeのオープンソースも候補です。
継続して使うなら、デジタルピッキングの比較やピッキングシステムのカテゴリページも参考になります。判断の要点は、無料の上限、規約、ハードの費用です。価格や条件は2026年時点の情報のため、導入前に公式サイトで最新の内容を確認してください。
ピッキングシステムのおすすめ製品
PS-900
株式会社B-STORM
PS-900
タカハタ電子のデジタルピッキングシステム
株式会社タカハタ電子
タカハタ電子のデジタルピッキングシステム
ピッキングシステム比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| PS-900 | 株式会社B-STORM | 要見積もり | PS-900 | 詳細を見る | |
| タカハタ電子のデジタルピッキングシステム | 株式会社タカハタ電子 | 要見積もり | タカハタ電子のデジタルピッキングシステム | 詳細を見る |
よくある質問
Q無料で使えるピッキングシステムはありますか?
ランプで誘導する専用システムに、無料の完成品やフリーソフトは多くありません。無料で使えるのは、Zoho Inventoryの無料プランと、Odoo、ERPNext、InvenTreeなどのオープンソースです。ZAICOの無料お試しや、ロジクラの無料アプリもあります。いずれも在庫管理や出荷検品が中心で、ピッキング指示の機能が有料プランに含まれる場合もあります。
Qスマホのバーコードアプリを、現場で使ってよいですか?
アプリ提供元の規約で業務利用が認められていれば使えます。無料プランや無料のお試しには、上限や利用条件があるため、規約の確認が欠かせません。読み取りの回数が多い現場では、専用のハンディ端末が扱いやすい場合もあります。まず小さな範囲で試してから判断しましょう。
QExcelでピッキングリストを作るのと、何が違いますか?
Excelは手軽ですが、在庫数のリアルタイムな反映や作業履歴の記録は、標準では備わっていません。在庫管理のソフトは、入出庫のたびに在庫が更新されます。出荷が少なければExcelで足りる場合もありますが、複数人で作業する現場では、ソフトへの切り替えを検討しましょう。
Qハンディ端末やプリンタも無料で使えますか?
いいえ、ハードは別途の購入が必要です。ソフトが無料でも、ハンディ端末、ラベルプリンタ、スキャナーの費用はかかります。スマホで読み取る運用なら、端末の追加は抑えられます。機器の費用は、ソフトと合わせた総額で比べましょう。
