【2026年】無料で使えるRTOSおすすめ5選|商用利用の可否・有料版との違いも紹介
無料で使えるRTOS(リアルタイムOS)を5製品で比較。FreeRTOS、Zephyr、TOPPERS、Eclipse ThreadXなどのオープンソースと、QNXの非商用ライセンスの違いを、商用利用の可否、サポート、安全認証、有料版への切り替え目安まで整理します。

RTOS(リアルタイムOS)には、商用でも無料で使えるオープンソースが、いくつもあります。フリーのRTOSは、ライセンス費用がかからない一方で、サポートや安全認証の扱いが製品によって大きく異なります。この記事では、RTOS5製品の無料の範囲と制限を、ITトレンド for 製造業編集部が整理しました。
商用の製品に組み込むなら:FreeRTOS(MIT)、Zephyr(Apache 2.0)、TOPPERS/ASPカーネル(TOPPERSライセンス)
安全認証を重視するなら:Eclipse ThreadX(MITベース)
学習・個人の用途なら:QNX Neutrino RTOSの無償ライセンス(非商用)
継続して使うなら:有料の組込みOSの比較や組込みOS・RTOSのカテゴリページで検討
無料のRTOSは、ライセンス費用ではなく、サポート、安全認証、運用の体制で差が出ます。製品の出荷や保守の期間まで含めて、有料版と比べましょう。
この記事でわかること
無料のRTOSの種類
無料のRTOSは、他の製造業ソフトに比べて、商用利用できるオープンソースが充実した分野です。無料の中身は、商用利用できるオープンソースと、非商用の無償ライセンスの2つに整理できます。RTOSの定義は組込みOSとはで解説しています。
種類 | 内容 | 商用利用 | 例 |
|---|---|---|---|
オープンソース(商用利用可) | ソースコードが公開され、MITやApache 2.0などのライセンスで配布される | 可。ライセンス条件に従う | FreeRTOS、Zephyr、Eclipse ThreadX、TOPPERS |
非商用の無償ライセンス | 個人の学習や、収益を生まない用途に限って無償で提供される | 不可(商用目的の評価・開発は対象外) | QNX SDP 8.0(QNX Everywhere) |
商用でも無料で使えるオープンソース
FreeRTOSはMITライセンスで、商用でも無料で使えると公式が案内しています。ZephyrはApache 2.0で、商用と非商用の両方で自由に使えます。
Eclipse ThreadXは、MITをベースにした許諾で、商用利用も無料です。TOPPERSは、国内のプロジェクトで、TOPPERSライセンスのもと、商用も無償で使えます。
非商用の無償ライセンスは業務に使えない
QNXは、SDP 8.0を、個人の非商用の目的に限って無償で提供しています。教育や趣味、収益を生まない活動が対象です。
商用目的の評価や開発は、この無償ライセンスの対象外となっています。業務で使う場合は、商用ライセンスの契約が欠かせません。
RTOSの無料版と有料版の違い
無料版と有料版の違いは、機能の数よりも、製品の出荷と保守を支える条件にあります。サポート、安全認証、動作保証、供給の継続が主な差です。次の表で全体像を確認してください。
観点 | 無料版(オープンソース) | 有料版(商用RTOS) |
|---|---|---|
ライセンス費用 | 0円。ロイヤリティもかからない製品が多い | 開発ライセンスと量産ライセンスで構成される製品がある |
サポート | コミュニティが中心。有償のサポートを選べる製品もある | ベンダーの窓口に、不具合や設計の相談ができる |
安全認証 | 製品による。認証済みのものと、利用者が対応するものがある | 機能安全規格などの認証版を提供する製品が多い |
動作保証 | 対応ボードやドライバの検証は、利用者が担う場面が多い | 対応する機種やBSPを、ベンダーが整備する |
供給の継続 | コミュニティやプロジェクトの活動に依存する | サポート契約で、保守期間を確保できる |
価格 | 0円。ただし検証と保守の工数は自社が負担する | μC3/Compactは約80万円、Standardは約150万円が目安。VxWorksやQNXは要問い合わせ |
サポートと保守期間の確保
組込み製品は、出荷後も長く保守するのが一般的です。RTOSの不具合や脆弱性への対応が、いつまで続くかが重要になります。
FreeRTOSは、LTSリリースで、セキュリティ更新と重大な不具合の修正を2年間提供する方針です。有償の専門サポートも案内されています。有料版の費用は組込みOSの費用で整理しています。
安全認証への対応
機器の安全に関わる製品では、機能安全規格への対応が求められる場合があります。Eclipse ThreadXは、安全認証を受けたオープンソースのRTOSとして案内されている製品です。
他のオープンソースは、認証の取得を利用者が進める場面も見られます。必要な規格と、対応の範囲を先に確認しましょう。
価格差の目安
国産のμC3は、Compactが約80万円、Standardが約150万円です。Standardはシングルコア版で、2026年5月時点の目安となります。TOPPERSは無償で、商用サポート版は別途有償です。
VxWorks、QNX、INTEGRITYなどは、公開価格がなく、個別見積もりです。無料との差額は、サポートと認証、手戻りの削減で判断してください。
無料のRTOSを選ぶときのポイント
無料のRTOSを選ぶときは、ライセンス費用よりも、製品のライフサイクルを支えられるかを先に確認します。確認する項目は、ライセンス、プロセッサ、安全認証、サポート、運用の体制の5つです。選び方の全体像は組込みOSの選び方も参考になります。
ライセンスの条件
最初に確認するのは、商用の製品に組み込んでよいかどうかです。FreeRTOSはMIT、ZephyrはApache 2.0で、商用でも使えます。
ライセンスごとに、著作権表示の保持や、特許に関する条項などの条件が異なります。製品に同梱する場合の義務を、法務と確認しましょう。
対応するプロセッサとボード
自社が使うマイコンやSoCに、対応しているかが重要です。FreeRTOSは、40以上のプロセッサアーキテクチャに対応しています。
Zephyrの対応ボードは、1,000以上にのぼります。TOPPERSは、ESP32、STM32、Raspberry Pi向けのパッケージを公開しています。
安全認証とセキュリティ
製品の用途によって、必要な認証が変わります。ThreadXのように、認証を受けたRTOSを選ぶ方法が一案です。
Zephyrは、セキュリティを意識した開発で、脆弱性の対応チームも設けられています。脆弱性情報の入手方法も、確認しておきましょう。
サポートと日本語対応
無料の製品は、公式の窓口が限られます。日本語の情報や、国内のコミュニティの有無は、習得の早さを左右する要素です。
TOPPERSは、日本のプロジェクトです。会員向けのフォーラムや、実装のセミナーなどが用意されています。日本語で相談したい場合の候補です。
運用の体制と更新の追従
オープンソースは、新しい版への追従と、脆弱性への対応を、自社で行う形です。担当者が替わっても続くよう、手順を文書にしておきましょう。
LTSなどの、長期のサポートの方針がある製品は、保守の計画を立てやすくなります。製品の保守期間に合わせて、選びましょう。
【比較表】無料で使えるRTOS5選
無料の範囲、商用利用、制限、対応の特徴、有料版の価格目安を5製品で並べました。上の3製品は製品ページがあるもので、下の2製品は製品ページのないオープンソースです。条件は2026年時点の公開情報に基づきます。
製品名 | 無料の種類 | 商用利用 | 主な制限 | 提供元 | 特徴 | 有料版の価格目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
オープンソース(MIT) | 可 | サポートはコミュニティが中心。有償の専門サポートあり | AWS | 40以上のアーキテクチャ。LTSは2年 | 商用サポートはAWSなどのパートナー経由 | |
オープンソース(TOPPERSライセンス) | 可(無償) | 公式のサポートは会員向けの範囲 | NPO法人TOPPERSプロジェクト | 国産のRTOS。ASP3、HRP3、FMP3などのカーネル | 商用サポート版は別途有償 | |
非商用の無償ライセンス(QNX SDP 8.0) | 不可(商用目的の評価・開発は対象外) | 個人の非商用に限る。myQNXアカウントが必要 | BlackBerry QNX | マイクロカーネル。Armv8、Armv9、x86-64に対応 | 要問い合わせ(商用ライセンス) | |
Zephyr | オープンソース(Apache 2.0) | 可 | サポートはコミュニティが中心 | Linux Foundation | 1,000以上のボード、LTSあり | 有料版なし |
Eclipse ThreadX | オープンソース(MITベース) | 可 | 安全文書のライセンスはAllianceの参加者向け | Eclipse Foundation | 安全認証を受けたオープンソースのRTOS | 有料版なし(安全文書は参加者向け) |
各製品の無料範囲や条件は、導入前に公式サイトで最新の情報を確認してください。無償版の条件は、提供元の都合で変更されることがあります。
【無料版】RTOSおすすめ5選
ここでは、製品ページがあるFreeRTOS、TOPPERS/ASPカーネル、QNX Neutrinoを先に紹介します。続いて、Zephyrと、Eclipse ThreadXの順です。各製品の冒頭に、無料の種類、商用利用、向いている企業、注意点をまとめました。
FreeRTOS
- 無料の種類:オープンソース(MIT)
- 商用利用:可(公式が商用でも無料と案内)
- 向いている企業:小規模なマイコンで、実績の多いRTOSを使いたい企業
- 注意点:サポートはコミュニティが中心。有償は別契約
FreeRTOSは、マイコンや小型のマイクロプロセッサ向けのRTOSで、AWSが管理しています。40以上のプロセッサアーキテクチャと、15以上のツールチェーンに対応しています。
SMPや、IPv6対応のTCPスタックも備えた構成です。LTSリリースは、セキュリティ更新と重大な不具合の修正を、2年間にわたって提供します。商用のライセンスや専門のサポートは、パートナー経由で選べます。
編集部コメント:対応するプロセッサが広く、情報も多い定番の選択肢です。長期の保守には、LTSの方針と、有償サポートの要否を確認しましょう。
TOPPERS/ASPカーネル
- 無料の種類:オープンソース(TOPPERSライセンス)
- 商用利用:可(無償)
- 向いている企業:日本語の情報や、国内のコミュニティを重視する企業
- 注意点:商用サポート版は別途有償
TOPPERSは、日本のオープンソースのプロジェクトで、RTOSのカーネルなどを開発しています。主なカーネルは、ASP3、HRP3、FMP3です。
TOPPERSライセンスのもとで、非商用と商用のどちらでも、無償で使えます。2026年には、ESP32、STM32、Raspberry Pi向けのカーネルのパッケージも公開されました。
編集部コメント:国内の情報と教育の資料が豊富な点が利点です。製品に組み込む場合は、ライセンスの条文と、サポートの範囲を確認してください。
QNX Neutrino RTOS
- 無料の種類:非商用の無償ライセンス(QNX SDP 8.0)
- 商用利用:不可(商用目的の評価・開発は対象外)
- 向いている企業:企業向けではない。個人の学習や、収益を生まない用途
- 注意点:商用の開発には、商用ライセンスが必要
QNXは、SDP 8.0を、個人の非商用の用途に限って無償で提供しています。手順は、myQNXアカウントの作成から始まります。次に、無償ライセンスを取得し、QNX Software Centerから導入する流れです。
QNX OS 8.0は、マイクロカーネルで、Armv8、Armv9、x86-64に対応します。商用の開発や評価は無償ライセンスの対象外で、商用ライセンスは要問い合わせです。
編集部コメント:業務の開発には使えませんが、QNXの操作を学ぶ用途には向きます。商用での評価は、ベンダーに相談してください。
Zephyr
- 無料の種類:オープンソース(Apache 2.0)
- 商用利用:可
- 向いている企業:無線通信を含むIoT機器を、幅広いボードで開発したい企業
- 注意点:サポートはコミュニティが中心
Zephyrは、Linux Foundationが管理する、オープンソースのRTOSです。公式サイトでは、1,000以上のボードに対応し、1,000万台以上のデバイスで使われていると案内されています。
最新の版はZephyr 4.4です。通信は、Bluetooth Low Energy、Wi-Fi、Threadなどを扱える構成です。セキュリティを意識した開発で、脆弱性への対応チームもあります。
編集部コメント:対応ボードが多く、通信機能も充実しています。長期の保守には、LTSの方針を確認してください。
Eclipse ThreadX
- 無料の種類:オープンソース(MITベース)
- 商用利用:可
- 向いている企業:機能安全への対応が必要な機器を、開発する企業
- 注意点:安全関連の文書のライセンスは、Allianceの参加者向け
Eclipse ThreadXは、旧Azure RTOSです。Microsoftから、Eclipse Foundationに寄贈されました。公式では、安全認証を受けた初のオープンソースのRTOSと案内されています。
許諾はMITがベースで、商用でも無料です。2024年10月に、ThreadX Allianceが発足しました。参加者には、安全関連の文書のライセンスが提供されます。
編集部コメント:安全認証が必要な機器で、候補になるオープンソースです。認証に関わる文書の入手方法は、公式で確認してください。
有料の組込みOSの比較は組込みソフトウェアの比較記事もご覧ください。
無料で使えるRTOSのメリットとデメリット・注意点
無料のRTOSには、ライセンス費用やロイヤリティを抑えられるというメリットがあります。一方で、製品の出荷と保守を考えると、サポートや認証の扱いに注意が必要です。製造業の実務に即して、以下で整理しましょう。
ライセンス費用とロイヤリティを抑えられる
商用で無料のオープンソースは、量産の台数が増えても、ライセンス費用が増えません。製品の原価を、抑えやすくなります。
実績の多い製品は、情報も豊富で、学習の手間を減らせます。小規模なマイコンの機器でも、導入しやすい選択肢です。
サポートと保守の責任が自社に残る
オープンソースは、不具合や脆弱性への対応を、コミュニティの活動に頼る場面があります。自社の製品で起きた問題は、自社で原因を調べる形です。
製品の保守期間に合わせて、LTSや有償サポートの利用を検討しましょう。保守の責任の範囲を、契約で確認しておくと安心です。
安全認証は製品によって扱いが違う
安全に関わる機器では、機能安全規格への対応が必要な場合があります。認証を受けたRTOSと、そうでないRTOSでは、利用者の負担が変わる点に注意が必要です。
Eclipse ThreadXは、安全認証を受けていると案内されています。必要な規格と対応の範囲は、公式の情報で確認しましょう。
ライセンスの条件と非商用版のリスク
QNXの無償ライセンスは、個人の非商用に限られます。会社の業務で使うと、ライセンス違反になりかねません。
オープンソースも、ライセンスごとに、表示や公開の義務があります。製品に同梱する前に、条件を法務と確認しておきましょう。
ドライバや開発環境の整備
対応ボードやドライバの整備、ビルド環境の構築は、利用者が担う場面が多いのが実情です。製品開発の立ち上げに、時間を要する場合もあります。
商用のRTOSは、対応する機種の環境を、ベンダーが整える場合があります。立ち上げの期間と、費用のバランスで、比べましょう。
編集部コメント:無料のRTOSは、ライセンス費用を抑えたい製品開発に向いています。製品の保守期間が長い場合や、安全認証が必要な場合は、サポートと認証まで含めて、有料版を比較してください。
無料のRTOSから有料版に切り替える目安
無料のRTOSで始めても、製品の保守期間や求められる認証が変わると、有料版が必要になる時期が来ます。切り替えのサインを見逃さないことが、手戻りの防止につながります。以下に目安をまとめました。
無料版で足りるケース | 有料版を検討すべきケース |
|---|---|
コミュニティの情報で、自社で解決できる | 不具合時に、ベンダーへ相談できる窓口が必要 |
安全認証が求められない用途 | 機能安全規格の認証や、認証済みの文書が必要 |
対応ボードのドライバを、自社で整備できる | 複雑なSoCの環境を、ベンダーに整備してほしい |
切り替えを考えるサイン
切り替えを検討する主なサインは、次の4つです。
- 製品の保守期間が長くなり、RTOSの保守の責任が重くなった
- 機能安全や、サイバーセキュリティの認証が求められた
- 不具合の原因の調査に、時間がかかるようになった
- 複雑なSoCや、多コアへの対応が必要になった
有料版の価格帯
国産のμC3は、Compactが約80万円、Standardが約150万円です。Standardはシングルコア版で、2026年5月時点の目安となります。VxWorks、QNX、INTEGRITY、eMCOSなどは、個別見積もりです。
詳しい試算は組込みOSの費用で解説しています。見積もりは、必要な認証と、対応するプロセッサをそろえて依頼すると、比較しやすくなる傾向です。
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有料の製品を比べるなら、組込みソフトウェアの比較記事が役立ちます。選び方は組込みOSの選び方、メーカーの特徴は組込みソフトウェアのメーカーが参考になります。
製品の一覧から探したい場合は、組込みOS・RTOSのカテゴリページをご覧ください。
無料のRTOSに関してよくある質問
無料のRTOSについて、よくある疑問に答えます。商用利用の可否、オープンソースの実用性、有料版との違いなどです。
商用の製品に、無料のRTOSを使えますか?
使えます。FreeRTOSはMIT、ZephyrはApache 2.0のライセンスで、商用でも無料です。TOPPERSも、商用を含めて無償です。
一方、QNXの無償ライセンスは、個人の非商用に限られます。ライセンスの条件は、導入前に確認してください。
オープンソースのRTOSで、業務レベルの製品は作れますか?
可能です。Zephyrは、1,000万台以上のデバイスで使われていると案内されています。FreeRTOSは、AWSが管理し、広いパートナーの体制があります。
ただし、サポートや保守、認証の対応は、自社の責任です。製品の保守期間に合わせて、LTSや有償サポートを検討しましょう。
安全認証が必要な機器に、無料のRTOSは使えますか?
製品によって異なります。Eclipse ThreadXは、安全認証を受けたオープンソースのRTOSです。
他のオープンソースを使う場合は、認証の取得を自社で進める必要があります。必要な規格と、認証機関に確認しましょう。
無料のRTOSから、商用のRTOSへ移行できますか?
RTOSのAPIが異なるため、移行にはソースコードの修正が必要です。POSIX準拠のAPIを使うなど、移植しやすい設計にしておくと、負担を減らせます。
移行を見込む場合は、RTOSの機能に依存する部分を、薄い層にまとめておくと安心です。
まとめ
無料のRTOSは、商用でも使えるオープンソースが充実した分野です。商用の製品に組み込む候補は、FreeRTOS、Zephyr、TOPPERS/ASPカーネルです。安全認証を重視するなら、Eclipse ThreadXが選択肢に入ります。QNX Neutrino RTOSの無償ライセンスは、個人の非商用に限られる扱いです。
製品の保守が長い場合や、認証が必要な場合は、有料の組込みOSの比較やカテゴリページも参考になります。判断の要点は、サポート、安全認証、保守期間です。価格や条件は2026年時点の情報のため、導入前に公式サイトで最新の内容を確認してください。
組み込みソフトウェア(組込みOS・RTOS)のおすすめ製品
QNX Neutrino RTOS
BlackBerry QNX
高信頼マイクロカーネルの商用RTOS
FreeRTOS
Amazon Web Services (AWS)
40超アーキテクチャ対応のオープンソースRTOS
VxWorks
ウインドリバー(Wind River)
産業・航空で実績豊富な商用RTOS
μC3(マイクロ・シー・キューブ)
イー・フォース株式会社
省メモリに強い国産組込みRTOS
TOPPERS/ASPカーネル
NPO法人TOPPERSプロジェクト
無償利用できるオープンソースRTOS
Nucleus RTOS(2023年11月に新規販売終了)
シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア
長い市場実績を持つ定番組み込みRTOS
組み込みソフトウェア(組込みOS・RTOS)比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| QNX Neutrino RTOS | BlackBerry QNX | 要見積もり | 高信頼マイクロカーネルの商用RTOS | 詳細を見る | |
| FreeRTOS | Amazon Web Services (AWS) | オンプレミス | 40超アーキテクチャ対応のオープンソースRTOS | 詳細を見る | |
| VxWorks | ウインドリバー(Wind River) | 要見積もり | 産業・航空で実績豊富な商用RTOS | 詳細を見る | |
| μC3(マイクロ・シー・キューブ) | イー・フォース株式会社 | オンプレミス | 省メモリに強い国産組込みRTOS | 詳細を見る | |
| TOPPERS/ASPカーネル | NPO法人TOPPERSプロジェクト | オンプレミス | 無償利用できるオープンソースRTOS | 詳細を見る | |
| Nucleus RTOS(2023年11月に新規販売終了) | シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア | 要見積もり | 長い市場実績を持つ定番組み込みRTOS | 詳細を見る | |
| INTEGRITY RTOS | Green Hills Software | 要見積もり | 高安全性領域で選ばれるハードリアルタイムRTOS | 詳細を見る | |
| eMCOS POSIX | イーソル株式会社 | 要見積もり | 日本発のメニーコア対応RTOS | 詳細を見る |
よくある質問
Q商用の製品に、無料のRTOSを使えますか?
使えます。FreeRTOSはMIT、ZephyrはApache 2.0のライセンスで、商用でも無料です。TOPPERSも、商用を含めて無償です。一方、QNXの無償ライセンスは、個人の非商用に限られます。ライセンスの条件は、導入前に確認してください。
QオープンソースのRTOSで、業務レベルの製品は作れますか?
可能です。Zephyrは、1,000万台以上のデバイスで使われていると案内されています。FreeRTOSは、AWSが管理し、広いパートナーの体制があります。ただし、サポートや保守、認証の対応は、自社の責任です。製品の保守期間に合わせて、LTSや有償サポートを検討しましょう。
Q安全認証が必要な機器に、無料のRTOSは使えますか?
製品によって異なります。Eclipse ThreadXは、安全認証を受けたオープンソースのRTOSです。他のオープンソースを使う場合は、認証の取得を自社で進める必要があります。必要な規格と、認証機関に確認しましょう。
Q無料のRTOSから、商用のRTOSへ移行できますか?
RTOSのAPIが異なるため、移行にはソースコードの修正が必要です。POSIX準拠のAPIを使うなど、移植しやすい設計にしておくと、負担を減らせます。移行を見込む場合は、RTOSの機能に依存する部分を、薄い層にまとめておくと安心です。
