おすすめのデジタルピッキングを比較!基礎知識やできること、選び方までをわかりやすく解説!
デジタルピッキング(DPS/DAS)の主要8製品を、方式・WMS/検品連携・配線と拡張性・処理能力・費用で比較。表示器の専業、物流システム一体、搬送ライン一体、音声、検品連動の5グループの違いと、自社の出荷の形に合う選び方を解説します。

デジタルピッキング(DPS/DAS)は、表示器のランプと数量表示で作業者を誘導する仕組みです。紙のリストで起きていた棚探しの時間や、数量の間違いを減らせます。誰が作業しても、一定の速度と精度を出せるようにするのが狙いです。候補は表示器の専業メーカーから搬送一体の物流大手、音声方式まで幅広い分野です。比べる軸を先に決めないと、規模感の違う製品を横並びにして判断を誤りやすくなります。この記事では主要8製品を同じ軸で並べ、どの現場に何が向くかを整理しました。
- 既存の棚に表示器を載せて小さく始めるなら、表示器DPS/DASの専業(アイオイ・システム、富士電機)
- 自動倉庫やWMS/WCSを含めてセンターを作るなら、物流システム一体型(ダイフク、村田機械)
- 組立ラインへの部品供給や搬送と一体で組むなら、搬送ライン一体型(ホクショー、中西金属工業)
- 表示器を置けない大空間・冷凍環境なら、音声ピッキング(Honeywell)
- 出荷前に誤出荷を確実に止めたいなら、検品連動型(サトー)
最初の分かれ目は、自社の出荷が摘み取り寄りか種まき寄りかです。何を・どれだけの品種で・どこへ・どの物量で出すかを先に決めると、候補は2〜3社に絞れます。
この記事でわかること
デジタルピッキングの基礎知識
デジタルピッキングは、表示器や音声で取り出す品目と数量を指示するシステムです。出荷・仕分け作業のミスと時間を減らし、新人教育の負担も下げられます。比較に入る前に、方式と指示の出し方の違いを押さえておきましょう。
摘み取り方式(DPS)
出荷先や注文ごとに作業者が棚を回り、点灯した間口から表示数量だけ取り出す方式です。注文単位で商品を集める「摘み取り」に当たります。
出荷先が多く、品種も多い小口出荷の現場で力を発揮します。1注文を1人で完結させるため、出荷先ごとの仕分けがその場で済むのが利点です。
種まき方式(DAS)
先に商品ごとの総数を集品し、点灯した出荷先のボックスへ表示数量を投入していく方式です。同じ商品を多数の出荷先へ振り分ける「仕分け」に向きます。
店舗別の方面仕分けや、小分け工程で使われる方式です。どちらが優れているかではなく、品種数や1出荷あたりの行数で選び分けます。前工程をDAS、後工程をDPSと組み合わせる現場もあります。
指示の出し方
最も一般的なのは、間口に表示器を取り付け、ランプと数字で指示する方式です。誰でも直感的に分かるのが強みになります。
ヘッドセットから音声で指示し、作業者が声で完了を返す音声ピッキングもあります。表示器を置きにくい広い空間や、冷凍環境で表示が見づらい現場向けです。搬送コンベヤの流れの中に指示を組み込む構成もあります。
製品は5つのグループに分かれる
主要8製品は、性格で5つのグループに分かれます。表示器DPS/DASの専業、物流システム一体、搬送ライン一体、音声、検品連動です。
想定する案件の規模や役割がグループごとに違うため、同じ表に並べても単純には比べられません。まず自社がどのグループを必要としているかを見極めましょう。
編集部メモ:比較の前に、自社のピッキングが摘み取り寄りか種まき寄りかを確認してください。あわせて、表示器を棚に物理的に取り付けられるレイアウトかも見ておきましょう。
デジタルピッキングの基本的な選び方
デジタルピッキングを選ぶ際には、製品名より先に自社の出荷・仕分けの形を決めることが重要です。方式が合わなければ、他の機能がどれほど優れていても省人効果は出ません。次の3段階で絞り込みましょう。
出荷の形に合う方式で絞る
取扱品種が限られ、同じ商品を多数の出荷先へ大量に振り分けるなら、種まきのDASが基本です。物量が大きければ、コンベヤ搬送や自動倉庫と組み合わせると処理能力が伸びます。
出荷先ごとに多種類を少量ずつ集める通販・小口出荷型なら、摘み取りのDPSが向きます。少品種大ロットでDPSを使うと、同じ棚を何度も往復して省人効果が薄れる点に注意しましょう。
表示器を置けるかで指示方式を決める
天井が高く間口の広い大型倉庫や、冷凍・冷蔵で手袋越しに表示が見づらい環境があります。こうした現場では、表示器の設置や視認そのものが障害になります。
その場合は、ヘッドセットで指示を受ける音声方式が現実的です。ただし、数字を一目で確かめる運用はできません。品種が密集した細かい間口では、向き不向きが分かれます。
上位システムとの連携範囲を確かめる
ピッキング指示の元データは、上位の倉庫管理(WMS)や生産管理のシステムから来ます。連携方式と既存システムとの接続実績を確かめないと、表示器を入れても運用が回りません。
連携の作り込みには、別途費用と期間がかかる場合もあります。見積もりの段階で、どこまでが範囲かを明確にしておきましょう。
デジタルピッキングの比較項目
製品を並べるときは、同じ物差しを当てる必要があります。デジタルピッキングで見るべき項目は次の5つです。まず一覧で全体像をつかみましょう。
比較項目 | 見るべきポイント |
|---|---|
方式 | 摘み取り(DPS)・種まき(DAS)の両対応か、音声や搬送一体に特化しているか |
WMS・検品連携 | 上位システムと指示データを受け渡せるか。出荷前のバーコード検品まで含められるか |
配線・拡張性 | 省配線・無線に対応し、間口の増設や棚の組み替えで工事負担を抑えられるか |
処理能力 | 1時間あたりの処理行数や物量にどこまで耐えるか |
費用と導入の重さ | 既存棚への後付けか、自動倉庫・搬送と一体の構築が前提か。保守の範囲 |
方式
自社の出荷の形に合う方式を持つかを見ます。摘み取りと種まきの両方に対応する製品もあれば、特定の方式や構成に特化した製品もあります。
表示器を使わない音声方式や、コンベヤと一体で動く構成も比較の対象です。方式の違いは、そのまま向く現場の違いになります。
WMS・検品連携
上位の倉庫管理システム(WMS)や生産管理・基幹システムと連携できるかを見ます。指示データを受け渡せるかが最初の確認点です。
ピッキング後のバーコード検品まで含めれば、誤出荷を出荷前に止められます。ラベル発行や履歴管理まで一体で扱えるかも差になります。
配線・拡張性
表示器の配線方式と、品種や間口を増やしたときの組み替えやすさが見どころです。間口ごとに表示器を付ける方式では、配線量が費用と工期に直結します。
省配線や無線に対応した製品なら、増設時の工事負担を抑えられます。その分の機器単価とのバランスもあわせて確かめましょう。
処理能力
1時間あたりの処理行数(ライン数)や、物量にどこまで耐えるかを見ます。大規模・高物量に振り切れる製品と、中小規模に手頃に収まる製品があり、性格がはっきり分かれる項目です。
ピーク時の物量や、将来の拡張まで見込んで比べる必要があります。
費用と導入の重さ
表示器の台数(間口数)に対する初期費用と、保守・サポートの考え方を見る項目です。表示器を既存棚に載せる構成と、搬送・自動倉庫まで含める構成では、投資規模が大きく変わります。
導入期間にも同じ差が出ます。表示器単体なら比較的短期間で立ち上がり、搬送一体の構築は設計から稼働まで長くかかる形です。
自社に合ったデジタルピッキングの選定ポイント
同じデジタルピッキングでも、出荷の形と現場の条件によって最適な選択は変わります。自社の現場に当てはめて、比較項目の優先順位を付け直しましょう。よくある5つの型で整理します。
既存の棚で段階的に始めたい現場
配線・拡張性と、導入にかかる負担を優先して比べるとよいでしょう。既存の棚に表示器を載せる構成なら、数十間口の規模から段階的に広げられます。
まず一部ラインで効果を検証し、その数値を横展開の根拠にする進め方が安全です。将来の品種数の伸びを見込み、間口あたりの単価と増設のしやすさを最初に押さえておきましょう。
物流センターを新設・刷新する大規模な現場
処理能力とWMS/WCSとの連携を優先してください。入出庫・保管・搬送まで含めて自動化するなら、自動倉庫と一体で設計できる物流システム大手が候補です。
その分、投資規模と設計・構築のリードタイムは大きくなります。センター全体を作る、または刷新するという意思決定とセットで検討しましょう。
組立ラインへの部品供給を効率化したい製造現場
方式のうち、搬送一体の構成を優先して見てください。組立ラインへの部品供給やライン端の仕分けは、搬送の流れに指示を組み込むほうが効果的です。
自動車・電機など、ライン供給の比重が大きい製造現場ほど適合します。構内の運搬まで減らしたいなら、無人搬送車(AGV・AMR)との組み合わせも検討できます。
表示器を置きにくい大空間・冷凍の現場
方式のうち、音声による指示を候補に入れてください。天井が高く間口の広い倉庫や冷凍・冷蔵では、表示器の設置や視認が障害になります。
音声方式は両手と視線が空くため、カートで広い動線を回る作業と相性が良好です。騒音環境での認識精度や作業者の慣れが前提になるので、実機で確かめてから展開しましょう。
誤出荷のクレームを減らしたい現場
比較の中心に置きたいのは、WMSや検品との連携です。ピッキング後のバーコード検品と連動させれば、出荷段階でスキャン照合して誤出荷を止められます。
ピッキングの省人化と、検品の確実化のどちらが主目的かを先に決めましょう。検品連動は、表示器と組み合わせて「最後の砦」として入れる手もあります。
デジタルピッキングの費用相場
デジタルピッキングは、主要8製品すべてが個別見積もりです。表示器の台数や搬送の有無で金額が大きく動くため、相場の金額は示せません。代わりに、何が見積もりを動かすのかを整理しました。
費用の内訳 | 費用を左右する要因 |
|---|---|
表示器 | 間口の数。品種数・出荷先数が増えるほど台数が積み上がる |
配線・設置工事 | 配線方式(省配線・無線か)と、既存棚に取り付けられるか |
WMS・上位システム連携 | 連携方式(API・ファイル連携など)と作り込みの範囲 |
搬送・自動倉庫 | コンベヤや自動倉庫まで含めるか。含めると投資規模が大きくなる |
音声端末・検品機器 | 音声方式なら端末とライセンスの構成。検品連動なら端末とラベルの運用構成 |
保守・運用 | 保守契約の範囲、消耗品の交換、障害時の代替運用、作業者教育 |
総額が見積もりより膨らみやすいのは、間口の増設、レイアウト変更、WMS連携の作り込みです。将来の品種数・出荷先数の伸びを見込み、増設時の単価まで含めて複数社の見積もりを比べてください。構成ごとの費用の考え方はデジタルピッキングの費用で解説しています。
【比較表】デジタルピッキングのランキング
製品データとして数値化できる4項目を、製造業適合性スコアで横並びにしました。在庫管理・工程管理・現場操作性・中小適合の4つを5段階で評価しています。並びは中小適合の高い順です。下へ向かうほど、想定する企業規模と導入の重さが上がります。評価が設定されていない項目は「-」としています。
順位 | 製品 | 提供元 | 在庫管理 | 工程管理 | 現場操作性 | 中小適合 | 価格の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | アイオイ・システム デジタルピッキング(DPS/DAS) | 株式会社アイオイ・システム | 4 | 4 | 5 | 4 | 表示器台数・WMS連携により個別見積 |
2 | 富士電機 デジタルピッキング/仕分け(DPS/DAS) | 富士電機株式会社 | 4 | 4 | 4 | 3 | 構成・上位連携により個別見積 |
3 | ホクショー デジタルピッキングライン | ホクショー株式会社 | 3 | 4 | 4 | 3 | 搬送・表示器構成により個別見積 |
4 | Honeywell 音声ピッキング(Voice/Vocollect) | 日本ハネウェル合同会社 | 3 | 4 | 4 | 3 | 端末・ライセンス構成により個別見積 |
5 | サトー ピッキング/検品(ラベル連携) | 株式会社サトー | 3 | 3 | 4 | 3 | 端末・ラベル・運用構成により個別見積 |
6 | ダイフク デジタルピッキング/仕分けシステム | 株式会社ダイフク | 4 | 4 | 3 | 2 | システム構築前提で個別見積。投資規模は大きい |
7 | 中西金属工業(NKC)ピッキング/搬送システム | 中西金属工業株式会社(NKC) | 3 | 4 | 4 | 2 | 搬送・施工構成により個別見積 |
8 | 村田機械 ピッキング/仕分けシステム | 村田機械株式会社 | 4 | 4 | 3 | 2 | システム構成により個別見積 |
提供体制の変化にも注意が必要です。Honeywell音声の国内提供元は、2025年8月の会社分割で日本ハネウェル合同会社となりました。親会社は2026年4月、音声ピッキングを含む生産性ソリューション事業の売却で合意しました。売却先はBrady Corporationで、2026年7月時点では完了していません。村田機械のデジタルピッキング専用ページは、現在公式サイトで確認できません。提供終了の告知も見当たらないため、検討時はメーカーへ直接確認してください。
デジタルピッキングの主要製品の詳細
ここからは表に挙げた8製品を、順位の並びのまま見ていきます。強みだけでなく、向かないケースもあわせて示しました。製品のグループにも触れているので、自社の出荷の形と照らしながら読み進めてください。
アイオイ・システム デジタルピッキング(DPS/DAS)
アイオイ・システムの、表示器DPS/DASの専業製品です。国産トップとされ、表示器の導入実績は世界73ヶ国・累計500万台超とされます。
摘み取りと種まきの両方に対応し、省配線のAI-NETで品種追加や棚の組み替えに強い構成です。数十間口の小規模から段階的に広げやすい点も利点になります。
注意点:自動倉庫やコンベヤまで含む大規模構築は、搬送系ベンダーと組む前提です。品種が非常に多いと、表示器の台数と費用が増えます。
富士電機 デジタルピッキング/仕分け(DPS/DAS)
富士電機の、DPS/DAS両対応のデジタルピッキングです。電機大手としての品質と保守体制、上位システム連携が強みになります。
生産管理や基幹システムとの連携を重視する製造業向けの選択肢です。富士電機系の設備・制御を導入済みの現場ほど、データ連携やサポートの親和性が高まります。
注意点:小規模の単独導入より中〜大規模向きで、レイアウト設計が前提です。表示器単体の価格・実績重視なら、専業メーカーと相見積もりを取りましょう。
ホクショー デジタルピッキングライン
ホクショーの、搬送コンベヤと連携したデジタルピッキングラインです。搬送ライン一体のグループに属する製品です。
商品を搬送で送りながらデジタル指示で仕分けるため、半自動のバラピッキングも組めます。歩行距離を抑えつつ一定のリズムで処理でき、出荷量が安定して多い現場で効きます。
注意点:搬送設備の動線設計が前提で、表示器だけの小規模導入には過剰です。搬送設備を増やせない現場では、表示器専業のほうが構成も費用もシンプルです。
Honeywell 音声ピッキング(Voice/Vocollect)
Honeywellの音声ピッキングで、ヘッドセットからの音声指示で作業者を誘導します。作業者は声で完了を返すため、両手と視線が空く方式です。
表示器が要らず、天井の高い大空間や冷凍・冷蔵で表示が見づらい環境に向きます。棚側の設置物と配線を減らせるのも利点です。
注意点:騒音環境での認識精度や、作業者の教育と慣れが前提になります。密集した細かい間口の摘み取りや、表示器DPSで足りる小規模な現場には向きません。
サトー ピッキング/検品(ラベル連携)
サトーの、ラベル・バーコード検品と連動したピッキング支援です。検品連動のグループに属する製品です。
集めた商品を出荷段階でスキャン照合し、ラベル発行やトレーサビリティまで一体で扱えます。小〜中規模から導入しやすく、表示器と組み合わせて「最後の砦」とする使い方も可能です。
注意点:表示器による高速摘み取りとは方式が異なります。大規模な搬送一体ラインでは、他社との併用や役割分担が前提です。
ダイフク デジタルピッキング/仕分けシステム
ダイフクの、自動倉庫・搬送と一体で構築するピッキング/仕分けシステムです。物流システム一体のグループで、同社は物流システムの最大手にあたります。
自動倉庫とWMS/WCSを一体で構築できるのが強みです。GTP(商品が人のもとへ届く方式)とDPS・DASを組み合わせられます。
注意点:投資規模が大きく、設計・構築のリードタイムも長くなります。表示器だけを低予算・短納期で入れたい現場には過大です。
中西金属工業(NKC)ピッキング/搬送システム
中西金属工業(NKC)の、搬送システムと一体で設計施工するピッキング/仕分けです。搬送ライン一体のグループに属します。
生産ラインへの部品供給やライン端の仕分けに強く、自動車・製造の構内物流に向きます。汎用の出荷ピッキング製品というより、搬送・供給システムの中に指示を組み込む発想です。
注意点:構築が前提で費用と期間がかかり、表示器だけの小規模導入には不向きです。出荷ピッキングの省人化だけが目的なら、専業や物流大手のほうが要件に直結します。
村田機械 ピッキング/仕分けシステム
村田機械の、自動倉庫と連携した摘み取り・仕分けシステムです。物流システム一体のグループに入ります。
医薬・食品・精密など、品質要求の厳しい分野での実績が特徴です。保管・搬送・ピッキングを一体で設計でき、温度帯やロットの管理が重い業種に向きます。
注意点:小規模・部分導入は割高で、設計・構築が前提です。デジタルピッキング専用ページが公式サイトで確認できないため、提供状況は直接確かめてください。
デジタルピッキングの無料・有料でできることの違い
デジタルピッキングは表示器や端末を伴うため、無料版だけで運用できる製品はありません。費用をかけずに確かめられるのは、デモや現地確認の範囲までと考えてください。導入前にどこまで確かめられるかを整理しました。
項目 | デモ・現地確認の段階 | 本導入 |
|---|---|---|
指示方式 | 実機で表示の見やすさや音声の認識精度を確かめられる | 全間口・全作業者で運用する |
棚への取り付け | 既存棚の構造や材質に付けられるかを現地で確かめる | 配線・設置工事を行う |
上位システム連携 | 連携方式と接続実績の確認まで | WMS・生産管理と本番で連携する |
効果の検証 | 一部ラインから段階的に始められる構成かを確かめる | 一部ラインで効果を測り、横展開の根拠にする |
サポート | メーカーや販売店の説明が中心 | 保守契約で消耗品の交換や障害対応、操作教育を受けられる |
音声方式は、騒音やヘッドセットの装用感まで含めて実機で確かめてから本格展開するのが安全です。多言語の作業者が多い現場では、表示や音声の言語対応もこの段階で確認しましょう。
まとめ
デジタルピッキングの選定は、製品名より自社の出荷・仕分けの形から入るのが近道です。摘み取り中心か種まき中心か、表示器を棚に付けられるか、搬送や自動倉庫まで含めるか。この前提が定まれば、候補は自然に絞れます。前提を曖昧にしたまま機能を比べると、規模感の違う製品を横並びにして判断を誤りがちです。
主要8製品はすべて個別見積もりです。間口数・品種数・物量を伝え、2〜3社から見積もりを取りましょう。そのうえで、配線工事・WMS連携・保守を含む総額と、増設時の単価で比べてください。製品はデジタルピッキングシステム(DPS/DAS)カテゴリで比較できます。
デジタルピッキングシステム(DPS/DAS)のおすすめ製品
アイオイ・システム デジタルピッキング(DPS/DAS)
株式会社アイオイ・システム
世界73ヶ国・累計500万台超、省配線AI-NETの国産DPSトップ
富士電機 デジタルピッキング/仕分け(DPS/DAS)
富士電機株式会社
DPS/DAS両対応で物流・製造の出荷を効率化する電機大手のシステム
ホクショー デジタルピッキングライン
ホクショー株式会社
搬送コンベヤと連携した仕分け・ピッキングをライン化
Honeywell 音声ピッキング(Voice/Vocollect)
日本ハネウェル合同会社
ハンズフリーの音声指示で目と手を空けて正確にピッキング
ダイフク デジタルピッキング/仕分けシステム
株式会社ダイフク
自動倉庫・搬送と一体で構築する物流最大手のピッキング
村田機械 ピッキング/仕分けシステム
村田機械株式会社
自動倉庫と連携した摘み取り・仕分けを構築
デジタルピッキングシステム(DPS/DAS)比較表
| ロゴ | 製品名 | ベンダー | 価格モデル | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| アイオイ・システム デジタルピッキング(DPS/DAS) | 株式会社アイオイ・システム | 要見積もり | 世界73ヶ国・累計500万台超、省配線AI-NETの国産DPSトップ | 詳細を見る | |
| 富士電機 デジタルピッキング/仕分け(DPS/DAS) | 富士電機株式会社 | 要見積もり | DPS/DAS両対応で物流・製造の出荷を効率化する電機大手のシステム | 詳細を見る | |
| ホクショー デジタルピッキングライン | ホクショー株式会社 | 要見積もり | 搬送コンベヤと連携した仕分け・ピッキングをライン化 | 詳細を見る | |
| Honeywell 音声ピッキング(Voice/Vocollect) | 日本ハネウェル合同会社 | 要見積もり | ハンズフリーの音声指示で目と手を空けて正確にピッキング | 詳細を見る | |
| ダイフク デジタルピッキング/仕分けシステム | 株式会社ダイフク | 要見積もり | 自動倉庫・搬送と一体で構築する物流最大手のピッキング | 詳細を見る | |
| 村田機械 ピッキング/仕分けシステム | 村田機械株式会社 | 要見積もり | 自動倉庫と連携した摘み取り・仕分けを構築 | 詳細を見る | |
| サトー ピッキング/検品(ラベル連携) | 株式会社サトー | 要見積もり | ラベル・バーコード検品と連動して誤出荷を防ぐピッキング支援 | 詳細を見る | |
| 中西金属工業(NKC)ピッキング/搬送システム | 中西金属工業株式会社(NKC) | 要見積もり | 搬送システムと一体でピッキング・仕分けを設計施工 | 詳細を見る |
よくある質問
QDPS(摘み取り)とDAS(種まき)はどちらを選べばよいですか?
注文・出荷先ごとに多種類の商品を集める通販・小口出荷型なら摘み取り方式のDPS、同じ商品を多数の出荷先へ振り分ける店舗別仕分け・小分け型なら種まき方式のDASが基本です。少品種大ロットはDAS+搬送、多品種少量はDPSが向きます。現場によっては両方を組み合わせ、アイオイ・システムや富士電機のように両方式対応の製品を選ぶ手もあります。
Q表示器のデジタルピッキングと音声ピッキングはどう使い分けますか?
ランプと数字で一目で確認できる表示器は、品種が密集した細かい摘み取りや据え置き棚の現場に向きます。一方、Honeywell音声(Vocollect)のような音声方式は、天井が高い大空間や冷凍・冷蔵で表示が見づらく両手を空けたい現場に向きます。表示器を物理的に設置・視認しづらい環境かどうかが分かれ目です。
Q中小規模の出荷現場でも導入できますか。費用はどのくらいですか?
表示器を既存棚に載せる構成なら、数十間口規模の中小現場でも段階的に導入できます。費用は表示器の台数(間口数)と配線方式に比例し、省配線・無線対応だと工事負担を抑えられます。誤出荷防止が主目的ならサトーのように検品連動から小さく始める選択肢もあります。自動倉庫や搬送まで含めると数千万〜億単位の投資規模になるため、まず一部ラインで効果検証してから広げるのが安全です。
