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比較#CMMS#EAM#設備保全

おすすめの設備保全管理システム(CMMS)を比較!基礎知識やできること、選び方までをわかりやすく解説!

設備保全管理システム(CMMS/EAM)の主要11製品を、保全管理・現場操作性・多拠点対応・中小適合のスコアで比較。無料枠のあるクラウド型から億円規模のEAMまで、自社の規模と保全課題から候補を絞る手順と、費用の内訳を整理しました。

製造業のシステム選定担当者ITトレンド編集部
おすすめの設備保全管理システム(CMMS)を比較!基礎知識やできること、選び方までをわかりやすく解説!

設備保全管理システム(CMMS)は、点検や修繕などの保全業務を一元管理するシステムです。点検計画、作業指示、故障履歴、予備品在庫までをまとめて扱います。価格の幅も大きく、無料枠のあるクラウド型から億円規模の大規模EAMまで開いています。知名度や機能の多さだけで選ぶと、現場に定着せず費用だけが残りかねません。この記事では主要11製品を同じ軸で並べ、自社の規模と保全課題から候補を絞る手順を整理しました。

  • 中小・単一拠点でまず保全をデジタル化するなら、無料枠や月額課金のクラウド型
  • 複数拠点・海外拠点の資産を本社で統合するなら、グローバル対応のEAM
  • SAPを基幹に据えているなら、保全から会計まで統合できる製品
  • 予知保全まで広げるなら、IoTセンサー連携やAI機能の拡張余地がある製品
  • 国産の実績とサポートを重視するなら、30年超の実績を持つ国産製品

保全機能そのものは多くの製品が高評価で、差がつくのは規模と運用体制への釣り合いです。最終判断の前に、実際に点検する担当者がデモで入力を試してください。


この記事でわかること

01

設備保全管理システムの基礎知識

設備保全管理システムは、工場設備の点検・修繕・予防保全を一元管理するシステムです。紙の点検表やExcel管理からの移行先として、クラウド型の採用が進んでいます。比較に入る前に、種類と保全方式を押さえておきましょう。

CMMSとEAMの違い

CMMSは、点検や修理といった日常保全の管理が中心です。EAMは、建屋・インフラ・車両を含む資産全体のライフサイクル管理までを扱います。

管理したい設備の範囲が広いほど、EAM寄りの製品が候補になります。一方で、生産設備の点検・保全に特化した製品も少なくありません。

保全方式との関係

保全方式は、壊れてから直す事後保全と、周期を決めて点検する時間基準保全(TBM)が基本です。その先に、設備の状態から判断する状態基準保全(CBM)や予知保全があります。

事後保全とTBMまでなら、多くの製品で対応可能です。CBMや予知保全に進むには、センサーデータの取り込みや傾向分析の機能が要ります。

システムでできること

中心になるのは、点検計画の作成、作業指示、故障履歴の蓄積、予備品在庫の管理です。タブレットやスマホで点検結果や写真を登録できる製品も増えています。

故障履歴が溜まると、設備ごとの傾向分析や予防保全計画の見直しに使えます。属人化しがちな保全ノウハウの標準化にもつながる仕組みです。

編集部メモ:保全の種類やCMMSとEAMの違いは、設備保全とはで詳しく整理しています。なおCMMSと予知保全システムは、保全の管理と兆候の検知を分担する補完関係にあります。


02

設備保全管理システムの基本的な選び方

設備保全管理システムを選ぶ際には、自社の保全課題から優先する軸を先に決めることが重要です。優先軸が決まれば、候補は2〜3製品まで絞れます。次の3段階で進めましょう。

今の課題と数年後の保全方式を決める

点検漏れや属人化が課題なのか、コストなのか、拠点間で情報がばらばらなのか。まず、今いちばん困っていることを1つに絞ります。

あわせて、数年後にCBMへ進む構想があるかも決めてください。構想があるなら、センサー連携の拡張余地がある製品を最初から選ぶと、後の乗り換えを避けられます。

点検する担当者がデモで試す

データの溜まり方を左右するのは、現場の作業者の入力です。PC前提で入力画面が複雑な製品は、現場で使われずデータが溜まらないおそれがあります。

選定段階で、点検を担う担当者にデモを操作してもらいましょう。導入を主導する情報システム部門と現場とで、評価がずれることも多いためです。

利用規模に当てはめた総額で比べる

表示価格だけでなく、課金の単位を確かめてください。ユーザー課金か設備数課金か拠点単位かで、規模が大きくなったときの総額が変わります。

大規模なEAMでは、導入設定やデータ移行を担うSI費用が初期費用の大半を占める例も珍しくありません。自社の利用規模に当てはめた総額で並べます。

編集部メモ:紙やExcelからの移行の進め方は、設備保全システムの選び方で解説しています。


03

設備保全管理システムの比較項目

製品を並べるときは、同じ物差しを当てる必要があります。設備保全管理システムで見るべき項目は次の6つです。まず一覧で全体像をつかみましょう。

比較項目

見るべきポイント

対象設備の範囲

生産設備に絞るか、建屋・インフラ・車両まで含む資産全般を扱うか

保全方式への対応

事後保全・TBMに加え、CBMや予知保全まで扱えるか

IoT・予知保全との連携

振動・温度などのセンサーデータを取り込み、異常の兆候を検知できるか

現場入力(モバイル)

タブレットやスマホで、QRコードの読み取りや写真付きの点検登録ができるか

規模と多拠点対応

複数拠点・海外拠点の保全情報を、本社で横断的に見られるか

価格と課金単位

ユーザー課金・設備数課金・拠点単位のどれか。導入時のSI費用がかかるか

対象設備の範囲

生産設備の点検・保全に特化した製品があります。一方で、建屋・インフラ・車両まで含む資産全般を扱える製品もあります。

管理したい設備の範囲が広いほど、資産全体のライフサイクルを扱うEAM寄りの製品が候補に入るでしょう。

保全方式とIoT・予知保全との連携

事後保全とTBMは、多くの製品でカバーされています。差が出るのは、CBMや予知保全に踏み込めるかどうかです。

振動・温度などのセンサーデータを取り込み、異常の兆候を検知する機能の有無を見ます。AIによる故障原因の推定や、保全手順の提案まで備える製品も出てきました。いずれもセンサーを取り付け、データを溜めてはじめて効く機能です。

現場入力(モバイル)

点検を実際に行うのは現場の作業者です。タブレットやスマホでQRコードを読み取り、点検結果や写真を登録できるかを見ます。

紙からの転記がなくなれば、入力は定着しやすいでしょう。専任の保全部門が点検するのか、ラインの作業者が兼任するのかで、この項目の重みは変わります。

規模と多拠点対応

単一工場で完結するか、複数拠点・海外拠点で資産情報を統合するかを見ます。

多拠点では、拠点ごとにばらばらだった保全情報を本社で横断的に見られるかが要点です。多言語・多通貨への対応や、拠点ごとの違いを許容しつつ全社で集計できる柔軟性も確かめます。

価格と課金単位

課金の単位は、ユーザー(ID)課金、設備数課金、拠点単位などに分かれます。作業者が多い現場ではユーザー課金が膨らみやすく、設備が多い現場では設備課金の負担が大きくなります。

提供形態がクラウドの月額課金か、オンプレミスのライセンス購入かも見ておく項目です。


04

自社に合った設備保全管理システムの選定ポイント

同じ比較項目でも、何を優先するかは企業によって異なります。自社の規模と保全の目標に当てはめて、優先順位を付け直しましょう。よくある4つの型で整理します。

中小・単一拠点でまず始めたい企業

現場入力と価格を最優先にしてください。中小企業では保全の専任担当が少なく、作業者が点検を兼ねることが多いためです。ITに不慣れな人でも迷わず入力できるかは、機能の多さよりも重視したい点になります。

始め方は、故障の多い設備や重要設備から登録する形が現実的です。無料枠のある製品なら、初期投資ゼロで現場の反応を確かめられます。

複数拠点・海外拠点を統合管理したい企業

拠点が増えても運用できるか、対応規模と多拠点対応を確かめます。拠点横断での標準化と、設備投資の意思決定までを見据えるかが選定軸です。

見落とされやすいのが、拠点ごとに異なる保全のやり方をどこまで統一するか。本社が点検項目や設備分類の標準を定め、各拠点へ展開する運用設計が欠かせません。SAPを基幹に据えているなら、会計まで統合できる製品が有利です。

予知保全・状態監視に踏み込みたい企業

まず、対応する保全方式とIoT連携の拡張性を確かめます。予知保全はセンサー設置とデータ蓄積が前提で、導入してすぐ効果が出るものではありません。

まずCMMSで点検・故障データをデジタル化し、その上にIoTやAIを段階的に載せるのが現実的です。今の蓄積機能と、将来の状態監視への拡張性の両方を見ておきましょう。

海外製品も候補に入れる企業

国内の販売・サポート体制を確かめてください。グローバル製品は、機能の充実度に強みがあります。一方で、日本語のマニュアルや窓口、日本の業務慣行への適合には製品ごとに差があります。

サポートが代理店経由か直接か、レスポンスの体制はどうかを契約前に確認しておきましょう。提供元の再編で、国内の窓口が見えにくくなっている製品もあります。


05

設備保全管理システムの費用相場

設備保全管理システムは、主要11製品のうち具体的な金額を公開しているのが5製品です。そのうち1製品は、試験導入(PoC)の価格にとどまります。見積もりを動かす内訳と、公開されている目安を整理しました。

費用の内訳

費用を左右する要因

公開されている目安(2026年時点)

クラウドの月額利用料

ユーザー(ID)課金か設備数課金か。利用する人数と登録する設備数

月額11,000円/ユーザー(税別・5ユーザーから)、月額100,000円〜(10ID込・追加1ID 10,000円)、20設備まで無料・50設備で月額15,000円

初期費用

プランの構成

200,000円(公開している製品の例)

オンプレミスのライセンス

エントリーかハイエンドか。ユーザー数や生成AI連携などの機能

エントリーモデル300万円〜(オンプレミスで価格を公開する唯一の製品)

試験導入(PoC)

対象とする設備・拠点の範囲

250万円〜(販売パートナーが提供するパッケージの例)

導入支援・データ移行・カスタマイズ

大規模なEAMほど大きい。既存のExcel台帳や紙の記録をどこまで移行するか

公開なし

基幹システムと一体の大規模導入

ERPなど基盤との統合範囲

基盤ライセンス込みで億円規模(案内している製品の例)

月額表示の安さだけで比べると、総額を見誤ります。点検する作業者が多い現場ほど、ユーザー課金は膨らみやすい傾向です。大規模なEAMでは、導入支援やカスタマイズのSI費用も加わります。


06

【比較表】設備保全管理システムのランキング

製品データとして数値化できる4項目を、製造業適合性スコア(5段階評価)で横並びにしました。対象は保全管理・現場操作性・多拠点対応・中小適合の4つです。並びは中小適合の高い順です。上から下へ向かうほど、想定する企業規模と価格帯が上がります。評価が設定されていない項目は「-」としています。

順位

製品

提供形態

保全管理

現場操作性

多拠点対応

中小適合

価格の目安

1

MENTENA

クラウド

5

5

4

5

初期費用200,000円+月額100,000円〜(ベーシック10ID込)

2

MONiPLAT

クラウド

4

4

3

5

20設備まで無料/50設備で月額15,000円

3

eServ

クラウド

5

5

5

4

月額11,000円/ユーザー(税別・5ユーザーから)

4

eMaint CMMS

クラウド

5

4

5

3

3プラン制(要問い合わせ)

5

COLMINA PLANTIA

オンプレミス中心

5

4

4

2

規模に応じた個別見積もり

6

SmartFAM

オンプレミス/クラウド

5

4

4

2

300万円〜(オンプレミスのエントリーモデル)

7

IFS Cloud EAM

クラウド

3

2

構成・モジュールで個別見積もり

8

IFS Ultimo

クラウド(SaaS)

3

2

ユーザー数・モジュールで見積もり

9

Octave Attune EAM(旧Infor EAM)

クラウド

3

2

ユーザー数・モジュールで見積もり

10

IBM Maximo Application Suite

クラウド/オンプレミス

5

3

5

1

PoC 250万円〜(パートナー提供パッケージ)/本体は要問い合わせ

11

SAP Intelligent Asset Management

クラウド/オンプレミス

5

3

5

1

SAP基盤ライセンス込みで億円規模

保全管理の評価は多くの製品が5に並び、機能の充実度だけでは差がつきません。IFS系の2製品とOctave Attune EAMは、保全管理と多拠点対応が未設定です。機能がないという意味ではなく、評価の登録がない項目にあたります。価格の目安は2026年時点の公開情報です。


07

設備保全管理システムの主要製品の詳細

ここからは表に挙げた11製品を、順位の並びのまま見ていきます。強みだけでなく、向かないケースもあわせて示しました。自社の規模と保全体制に照らしながら読み進めてください。

MENTENA

八千代ソリューションズのクラウドCMMSで、累計600社超・登録設備30万件の実績があります。複数名の保全担当を置く中小製造業向けの製品です。

タブレットでのQRコード点検や写真付き報告、故障履歴の自動集計、予備品管理を標準で備えます。価格は初期費用200,000円+月額100,000円〜です。ベーシック10IDを含む料金です(2026年7月時点)。

注意点:最小構成でも10ID分の料金がかかり、1〜2名で小さく試す段階には向きません。グローバル多拠点の統一管理も限定的です。

MONiPLAT

シール材大手のバルカーが提供する、フリーミアム型のクラウドCMMSです。20設備までは無料で使え、50設備なら月額15,000円です。無料で保全DXを試したい中小製造業に向きます。

TBMとCBMを統合管理でき、振動・温度センサーのデータ取り込みにも対応しています。2025年11月には、累計2,000社の突破が発表されました。

注意点:大規模プラントの統合保全には、機能が物足りない場合があります。グローバル多拠点の統一管理にも向きません。

eServ

横河電機ブランドのクラウドCMMSで、開発・運用は子会社の横河ソリューションサービスが担います。クラウドで多拠点の保全を標準化したい企業に向く製品です。

点検記録・故障履歴・予備品管理・作業指示・KPIダッシュボードを標準で提供します。価格は月額11,000円/ユーザー(税別・5ユーザーから、2026年7月時点)です。

注意点:オンプレミス版は提供されていません。非常に複雑な独自業務は、カスタム対応になります。

eMaint CMMS

米Fluke Corporation(Fortive傘下)が提供するクラウドCMMSです。多言語・多通貨に対応し、海外拠点を持つグローバル製造業に向きます。

Fluke計測機器とのネイティブ連携に強みがあります。プランはProfessional(3ユーザーから)とEnterprise(5ユーザーから)です。2026年7月時点の公式料金ページの案内です。

注意点:日本語サポート体制と、日本独自の業務習慣への適合は事前の確認が要ります。国内単一拠点の企業には、国産製品のほうが導入しやすい場合があります。

COLMINA PLANTIA

富士通ブランドの国産製品で、開発はグループ会社の富士通エンジニアリングテクノロジーズが担います。35年超・12,000ライセンス超の実績を持つ製品です。

PM優秀製品賞(現TPM優秀商品賞)を1999年・2008年に受賞しています。国内大手の化学・食品・電機メーカーでの採用が多く、TBMとCBMを統合管理できます。

注意点:オンプレミス中心で導入コストが高めです。中小には過剰になりやすく、短期間でSaaSを試したい企業にも向きません。

SmartFAM

日立産業制御ソリューションズの設備保全システムで、30年超の実績があります。2025年リリースのVer.4で、生成AI連携を搭載しました。

蓄積した保全データから類似の故障情報を示し、復旧策の検討を支える機能です。価格はオンプレミスのエントリーモデルで300万円〜、クラウド版は個別見積もりです。

注意点:生成AI連携と他システム連携は、オンプレミス版でしか使えません。生成AI連携は500ユーザー以上のハイエンドモデルの機能です(2026年7月時点)。

IFS Cloud EAM

IFSのクラウドEAMで、資産ライフサイクル全体をカバーします。資産集約型の中堅・大手製造業が主な対象です。

APM連携で予知保全と統合でき、モバイルでの現場保全にも対応しています。製造・公共・エネルギー領域で実績があります。価格は構成・モジュールによる個別見積もりです。

注意点:日本での導入事例の情報は限られ、導入はパートナーSIが前提になります。設備数が少ない中小工場には、機能が重い製品です。

IFS Ultimo

IFSの、保全と安全管理(EHS)を一体で提供するEAM/CMMSです。保全業務の効率化を急ぐ中堅製造業に向きます。

モバイルでの現場運用に最適化され、導入の立ち上がりが速い点も強みといえます。価格はユーザー数・モジュール構成によるSaaSのサブスクリプションです。

注意点:資産ライフサイクル全体の機能は、IFS Cloud EAMより軽めです。資産投資計画まで含む大規模なEAM要件には向きません。

Octave Attune EAM(旧Infor EAM)

旧Infor EAMは、2021年にHexagon ABへ売却されてHxGN EAMとなりました。2026年5月にHexagonのソフトウェア部門がOctaveとして分離し、現名称になりました。

提供元はOctave Intelligence plcです。業種特化テンプレートで短期間の立ち上げを狙え、IBM Maximoと比較される定番製品です。

注意点:日本国内の提供体制は、2026年7月時点で確認できていません。商談前に窓口を確かめてください。

IBM Maximo Application Suite

日本アイ・ビー・エムが提供するEAMで、石油化学・公共インフラなど大規模設備で豊富な実績があります。グローバル多拠点の資産管理を統合したい企業に向きます。

資産・保全・在庫・予算・作業計画を一元管理し、AIを活用した予知保全も統合済みです。PoC 250万円〜は、販売パートナーのパッケージ価格となります。本体は個別見積もりです(2026年7月時点)。

注意点:導入コストが大きく、中小や単一拠点のシンプルな保全には明確に過剰です。

SAP Intelligent Asset Management

SAP ERPを導入済みの大企業に向くEAMです。SAP S/4HANAと統合し、保全から原価・購買・会計までを一気通貫で管理できます。

単一製品ではなく、複数コンポーネントを束ねたポートフォリオ名です。資産性能管理はSAP Asset Performance Managementに統合されています。モバイル資産管理は、SAP Service and Asset Managerへ改称されました。

注意点:非SAP環境には不向きです。価格はSAP基盤ライセンス込みで億円規模になります。


08

設備保全管理システムの無料・有料でできることの違い

設備保全管理システムには、無料枠を用意している製品があります。主要11製品では1製品で、20設備までを無料で登録できます。無料で確かめられる範囲と、有料でないとできないことを整理しました。

項目

無料枠

有料プラン

登録できる設備

20設備までなど、一部の設備に限られる

設備数・ユーザー数に応じて広げられる

現場での入力

作業者が入力を続けられるかを、実際の設備で確かめられる

全設備の点検・故障履歴・予備品を一元管理できる

多拠点での横断管理

設備数の上限の範囲に限られる

複数拠点の保全情報を統合して集計できる

導入支援・データ移行

重要設備に絞り、自社で登録する

製品によっては導入支援やSIを受けられる(別費用)

用意している製品

主要11製品のうち1製品

すべての製品

無料枠を使うなら、故障の多い設備や重要設備を先に登録してください。現場が使い続けられるかを見極めてから本格運用へ広げると、失敗のリスクを抑えられます。


09

まとめ

設備保全管理システムは、保全機能の多さより、自社の規模と運用体制に釣り合うかで選ぶ分野です。主要製品の多くは保全管理の評価が高く、中小適合と現場操作性で差がつきます。中小・単一拠点なら、無料枠や月額課金のクラウド型が出発点です。多拠点・グローバルなら、EAM寄りの上位製品から検討します。

予知保全を目指す場合も、まずCMMSで保全データをデジタル化するところから始めましょう。候補を2〜3製品に絞ったら、点検する担当者がデモで入力を試してください。そのうえで、利用規模に当てはめた総額で比べます。製品は設備保全管理システム(CMMS/EAM)カテゴリで比較できます。

設備保全管理システム(CMMS/EAM)比較表

ロゴ製品名ベンダー価格モデル特徴
eServ ロゴ
eServ横河電機株式会社サブスクリプション月額1万円/ユーザー。360サイト・5,000ユーザーのクラウドCMMS詳細を見る
SAP Intelligent Asset Management ロゴ
SAP Intelligent Asset ManagementSAPジャパン株式会社要見積もりSAP ERP完全統合の大企業向けEAM詳細を見る
IFS Cloud EAM ロゴ
IFS Cloud EAMIFS要見積もり資産集約型産業向けクラウドEAM詳細を見る
Octave Attune EAM(旧Infor EAM) ロゴ
Octave Attune EAM(旧Infor EAM)Octave Intelligence plc(旧Infor→Hexagon)サブスクリプション業種特化型クラウドEAMの定番詳細を見る
IFS Ultimo ロゴ
IFS UltimoIFSサブスクリプション現場保全特化のEAM/CMMS詳細を見る
MENTENA ロゴ
MENTENA八千代ソリューションズ株式会社サブスクリプション月額5,000円〜/ID。累計600社超、登録設備30万件詳細を見る
eMaint CMMS ロゴ
eMaint CMMSFluke Corporationサブスクリプショングローバル展開のクラウドCMMS。多言語・多通貨対応詳細を見る
SmartFAM ロゴ
SmartFAM株式会社日立産業制御ソリューションズオンプレミス30年超の保全実績。2025年生成AI連携版リリース詳細を見る
COLMINA 設備保全管理 PLANTIA ロゴ
COLMINA 設備保全管理 PLANTIA富士通株式会社要見積もり35年超・12,000ライセンス超の国内トップクラス設備保全詳細を見る
IBM Maximo Application Suite ロゴ
IBM Maximo Application Suite日本アイ・ビー・エム株式会社要見積もりEAM世界No.1。ガートナーMQ 10年以上連続リーダー詳細を見る
MONiPLAT ロゴ
MONiPLAT株式会社バルカーサブスクリプション20設備まで無料。フリーミアムCMMSで1,500社詳細を見る

よくある質問

QCMMSは何を基準に選べばよいですか?
A

対象とする設備の種類と規模、対応したい保全方式(予防/予知)、現場でのモバイル入力のしやすさ、IoTや予知保全との連携、多拠点運用、価格の6つが主な比較軸です。自社の保全の現状(紙運用からの脱却か、予知保全への発展か)に合わせて優先順位をつけると絞り込めます。

Q中小規模の工場でも導入できるCMMSはありますか?
A

クラウド型で月額制・スモールスタートできる国産CMMSが増えており、特定ラインや重要設備に絞って始められます。一方でIBM MaximoやInfor EAMなどは大規模・多拠点・グローバル運用向けで導入規模が大きくなりがちなため、自社規模に合った製品タイプを選ぶことが重要です。

QCMMSと予知保全システムは何が違いますか?
A

CMMSは点検計画・作業指示・履歴・部品在庫など保全業務の「管理」が主目的です。予知保全システムはセンサーデータから故障の兆候を「検知・予測」するのが主目的で、両者は補完関係にあります。CMMSにIoT・予知保全の機能を連携できる製品も増えています。

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