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費用・価格#組み込みOS#RTOS#組み込みソフトウェア

組み込みOS(RTOS)の費用|μC3の公開価格とライセンス3種・保守費用の違い

組み込みOS(RTOS)の価格を、公式に公開されている金額(2026年9月15日時点)で整理した記事。イー・フォースのμC3はプロジェクトライセンスがCompact 800,000円・Standard 1,500,000円(税抜)、年間保守は定価の20%。無償のTOPPERS/ASPカーネルとFreeRTOSの条件、ミドルウェアで増える総額、見積もりの取り方までまとめる。

製造業のシステム選定担当者ITトレンド編集部
組み込みOS(RTOS)の費用|μC3の公開価格とライセンス3種・保守費用の違い

組み込みOS(RTOS)の価格を調べると、無償で使えるもの、公式サイトに価格表があるもの、見積もりでしか金額がわからないものが混在しています。同じ「組み込みOS」でも、費用の考え方がまったく違います。

この記事では、公式に価格を公開しているイー・フォースのμC3シリーズの金額(2026年9月15日時点・税抜)を軸に整理します。ライセンス3種の違い、保守費用、無償OSを使う場合の条件、見積もりの取り方まで扱います。

  • μC3/Compactはプロジェクトライセンス800,000円、μC3/Standardは1,500,000円(2026年9月15日時点・税抜)
  • μC3の年間保守費用は製品定価の20%で、ライセンスと1年保守の初回同時購入に限り15%になる
  • TOPPERS/ASPカーネルとFreeRTOSはライセンス費用なしで商用利用できるが、無保証で条件がある

この記事でわかること

01

組み込みOSの価格は「無償」「公開」「見積もり」の3つに分かれる

まず、組み込みOSの価格情報がどう出ているかを整理します。ここを押さえると、どの製品から比較を始めればよいかが見えてきます。

  • 組み込みOSには、TOPPERS/ASPカーネルやFreeRTOSのようにライセンス費用のかからない製品がある
  • 国産のμC3は公式サイトにライセンス価格と保守費用の表を公開している
  • VxWorks・QNX・INTEGRITY・eMCOSは、編集部が確認した情報では個別見積もり

無償で使える組み込みOS

TOPPERS/ASPカーネルは、TOPPERSライセンスのもとで使用・複製・改変・再配布が無償で認められています。FreeRTOSはMITライセンスで、商用利用・改変・再配布が可能です。

どちらもライセンス費用はかかりませんが、無保証で提供されています。不具合の調査や長期の保守を誰が担うかによって、実際にかかる費用は変わります。

価格を公開している組み込みOS

2026年9月時点で、編集部が掲載している組み込みOS 8製品のうち、公式サイトで価格表を確認できたのはイー・フォースのμC3シリーズです。ライセンス価格、年間保守費用、初回同時購入の割引まで表で公開しています。

導入前に金額を確認できるため、開発予算の申請や、無償OSとの費用比較を進めやすい製品です。

見積もりが必要な組み込みOS

ウインドリバーのVxWorks、BlackBerry QNXのQNX Neutrino RTOSは、編集部が確認した情報では公開価格がなく個別見積もりです。Green Hills SoftwareのINTEGRITY RTOSと、イーソルのeMCOS POSIXも同様です。

VxWorksは開発ライセンスとプロダクションライセンスの構成、INTEGRITY RTOSはライセンスとロイヤリティの構成です。構成や量産台数で金額が変わるため、価格は公式窓口に確認してください。

02

組み込みOSの公開価格一覧(μC3・μNet3)

公式サイトで確認できたμC3シリーズと、TCP/IPなどのミドルウェアの価格を並べます。いずれも2026年9月15日時点の税抜価格です。

  • μC3/Compactは研究・開発480,000円、プロジェクト800,000円、プラットフォーム2,000,000円(税抜)
  • μC3/Standard(シングルコア)は研究・開発900,000円、プロジェクト1,500,000円、プラットフォーム3,750,000円(税抜)
  • マルチコア対応のμC3/Standard+MとμC3+Linuxは、プロジェクト2,000,000円からの価格(税抜)

μC3本体の価格

製品

研究・開発

プロジェクト

プラットフォーム

μC3/Compact

480,000円

800,000円

2,000,000円

μC3/Standard(シングルコア対応)

900,000円

1,500,000円

3,750,000円

μC3/Standard+M(マルチコア対応)

1,200,000円〜

2,000,000円〜

5,000,000円〜

μC3+Linux(RTOSとLinuxを共存)

1,200,000円〜

2,000,000円〜

5,000,000円〜

価格は2026年9月15日時点、イー・フォース公式サイトの価格案内より(税抜)。価格は改定されることがあるため、導入前に必ず公式サイトで最新の価格をご確認ください。

ミドルウェアの価格

製品

研究・開発

プロジェクト

プラットフォーム

μNet3(TCP/IP)

480,000円

800,000円

2,000,000円

μNet3/Professional

1,080,000円

1,800,000円

4,500,000円

μNet3-TLS

900,000円

1,500,000円

3,750,000円

μNet3-IPv6/PPP/MQTT/WebSocket/Modbus

480,000円

800,000円

2,000,000円

μNet3-BOOTPc

240,000円

400,000円

1,000,000円

μC3-BLE Stack

480,000円

800,000円

2,000,000円

μC3-FileSystem(FAT16/FAT32)

480,000円

800,000円

2,000,000円

μC3-FileSystem/ex(exFAT対応)

720,000円

1,200,000円

3,000,000円

μC3-SDドライバ

480,000円

800,000円

2,000,000円

価格は2026年9月15日時点、イー・フォース公式サイトの価格案内より(税抜)。ファイルシステムは各種ドライバが別途必要と公式に記載されています。

03

組み込みOSのライセンス3種と費用の違い

μC3シリーズの価格は、同じ製品でもライセンスの種類で大きく変わります。開発の段階と、使うプロジェクトの数に合わせて選ぶ仕組みです。

  • μC3の研究・開発用ライセンスはプロジェクトライセンスの6割の価格で、量産に制限がある
  • μC3の開発・量産用プロジェクトライセンスは、製品化後の追加ライセンス費用が不要
  • μC3のプラットフォームライセンスはプロジェクトライセンスの2.5倍で、複数プロジェクトに使える

研究・開発用プロジェクトライセンス

研究・開発用ライセンスは、製品が確定していない要素開発や試作向けのライセンスで、量産に制限があります。μC3/Compactで480,000円、μC3/Standardで900,000円(税抜)と、プロジェクトライセンスの6割の価格です。

製品化が決まったら、開発・量産用プロジェクトライセンスにアップグレードできます。アップグレードの時点で保守サービスに加入していることが条件です。アップグレード費用の金額は価格案内に載っていないため、見積もりで確認してください。

開発・量産用プロジェクトライセンス

開発・量産用プロジェクトライセンスは、特定の開発プロジェクトを対象とした使用許諾です。製品化した後に追加のライセンス費用はかからず、生産台数に応じたロイヤリティも不要とされています。

ただし、適用範囲は同一の製品シリーズやCPUグループなどに限られます。別の製品に流用する場合は、ライセンスの範囲に収まるかを事前に確認する必要があります。

プラットフォームライセンス

プラットフォームライセンスは、単一のプロジェクトだけでなく複数のプロジェクトに幅広く使えるライセンスです。μC3/Compactで2,000,000円、μC3/Standardで3,750,000円(税抜)で、プロジェクトライセンスの2.5倍にあたります。

同じOSを使う製品を3つ以上開発する見込みがあれば、プロジェクトライセンスを個別に買うより総額が抑えられる計算です。具体的な適用条件は開発計画に応じて異なるため、見積もりの段階で確認してください。

04

組み込みOSの保守費用と初年度の支払額

μC3シリーズは、ライセンスを買った後も保守サービスの費用がかかります。保守に入っている間は、技術サポートやバージョンアップを利用できます。

  • μC3の各ライセンスには、契約日の翌月1日から6か月分の無償保守が含まれる
  • μC3の年間保守費用は製品定価の20%で、μC3/Compactのプロジェクトライセンスなら年160,000円(税抜)
  • プロジェクトライセンスと1年保守を初めて同時に買う場合は15%で、μC3/Compactなら120,000円(税抜)

保守費用の決まり方

イー・フォースの価格案内では、プロジェクトライセンスとプラットフォームライセンスの年間保守費用は製品定価の20%です。研究・開発用ライセンスの年間保守費用は、プロジェクトライセンスの定価の20%で計算されます。

そのためμC3/Compactの場合、研究・開発用でもプロジェクトでも年間保守の更新は160,000円(税抜)です。プラットフォームライセンスの更新は400,000円(税抜)になります。

製品

プロジェクト(更新)

プロジェクト(初回同時購入)

プラットフォーム(更新)

μC3/Compact

160,000円

120,000円

400,000円

μC3/Standard

300,000円

225,000円

750,000円

μC3/Standard+M

400,000円

300,000円

1,000,000円

μNet3

160,000円

120,000円

400,000円

μNet3-TLS

300,000円

225,000円

750,000円

価格は2026年9月15日時点、イー・フォース公式サイトの年間保守費用価格表より(税抜)。価格は改定されることがあるため、導入前に必ず公式サイトで最新の価格をご確認ください。

初年度に支払う金額の目安

μC3/Compactのプロジェクトライセンスと1年分の保守を同時に買うと、800,000円と120,000円で920,000円(税抜)です。μC3/Standardなら1,500,000円と225,000円で1,725,000円(税抜)になります。

2回目以降の保守更新は定価の20%に戻り、μC3/Compactで年160,000円、μC3/Standardで年300,000円(税抜)です。製品を何年保守するかを決めておくと、ライセンス代に上乗せされる費用を見積もれます。

05

組み込みOSを無償で使う場合の条件と自社の負担

ライセンス費用のかからない組み込みOSにも、守るべき条件と、自社で担う作業があります。価格が0円でも、費用が0円になるとは限りません。

  • TOPPERS/ASPカーネルは無償で商用利用できるが、機器に組み込む場合は利用形態の報告などの条件がある
  • FreeRTOSはMITライセンスで、著作権表示とライセンス文を含めることが条件
  • 無償の組み込みOSはどちらも無保証で、不具合対応や長期保守の体制は自社で用意する

TOPPERS/ASPカーネルの条件

TOPPERSライセンスは、TOPPERSプロジェクトのソフトウェアの使用・複製・改変・再配布を無償で許諾しています。ソースコードで使う場合は著作権表示を残す必要があります。

機器に組み込んで再配布する場合は、利用の形態をTOPPERSプロジェクトに報告するなど、定められた条件のいずれかを満たす必要があります。無保証で提供され、損害への責任を負わないことも明記されています。

FreeRTOSの条件

FreeRTOSのカーネルはMITライセンスで公開されており、商用利用・改変・再配布ができます。コピーに著作権表示とライセンス文を含めることが条件です。

MITライセンスも無保証です。編集部が確認した情報では、商用サポートはAWSの契約などで別途用意する形です。

無償OSで自社が担う作業

無償の組み込みOSでは、ライセンス費用の代わりに、CPUへの移植、ドライバやミドルウェアの用意、不具合の調査を自社の技術者が担います。長く出荷する製品ほど、この作業にかかる工数が積み上がります。

μC3/Compactのプロジェクトライセンスは800,000円(税抜)です。無償OSを選ぶ場合は、同じ期間に自社でかかる工数がこの金額を下回るかを比べると判断しやすくなります。

06

組み込みOSの費用を左右する構成

μC3シリーズでは、OS本体に加えて、ネットワークやファイルシステムのミドルウェアをライセンスごとに足していきます。必要な機能が増えるほど、総額は本体価格の数倍になります。

  • 組み込みOSの費用は、コア数(シングルかマルチか)とミドルウェアの数で大きく変わる
  • μC3/CompactにμNet3とμNet3-TLSを足すと、プロジェクトライセンスの単純合計は3,100,000円(税抜)
  • マルチコア対応のμC3/Standard+Mは、シングルコア版より少なくとも500,000円高い(税抜)

ネットワーク・通信機能

IoT機器のように組み込みOSでネットワークにつなぐ場合、TCP/IPのμNet3が必要です。μNet3のプロジェクトライセンスは800,000円、暗号化通信のμNet3-TLSは1,500,000円(税抜)です。

μC3/CompactとμNet3、μNet3-TLSのプロジェクトライセンスを単純に合計すると、3,100,000円(税抜)です。OS本体800,000円の約3.9倍になります。組み合わせの前提条件は、見積もりの段階で確認してください。

マルチコアとLinux共存

マルチコアのCPUで組み込みOSを動かす場合、μC3/Standard+Mのプロジェクトライセンスは2,000,000円から(税抜)です。シングルコア版のμC3/Standard 1,500,000円より、少なくとも500,000円高くなります。

RTOSとLinuxを1つのCPU上で共存させるμC3+Linuxも、プロジェクトライセンス2,000,000円から(税抜)です。「〜」の表記のとおり、CPUや構成で金額が上がる場合があります。

ファイルシステムと周辺機能

SDカードなどにデータを保存する場合は、ファイルシステムとドライバが必要です。μC3-FileSystemとμC3-SDドライバのプロジェクトライセンスは、それぞれ800,000円(税抜)です。

μC3-BLE StackやμNet3-Modbusも、プロジェクトライセンスは800,000円(税抜)です。必要な機能を先に洗い出しておくと、総額のぶれを抑えられます。

07

組み込みOSの見積もりの取り方

価格を公開していない組み込みOSや、μC3でも「〜」表記の製品は、見積もりで金額を確定させます。伝える情報が揃っているほど、比較できる見積もりが返ってきます。

  • 組み込みOSの見積もりでは、使うCPUとコア数を最初に伝える
  • 必要なミドルウェア、対象のプロジェクト数、量産台数も合わせて伝える
  • μC3には使用制限付きの無償評価版があり、見積もり前に動作を試せる

伝える情報

イー・フォースは、見積もりを依頼する際に希望のCPUを書き添えるよう案内しています。組み込みOSの対応状況や価格はCPUに左右されるため、型番まで伝えるのが確実です。

加えて、コア数、必要なミドルウェア、ライセンスを使うプロジェクトの数、量産台数、保守を続ける年数を伝えてください。ロイヤリティのある製品では、量産台数が総額を大きく左右します。

評価版で先に試す

μC3には使用制限付きの無償評価版が用意されており、評価版から製品版へ移行できます。対象のCPUや条件は製品ごとに異なります。

評価版で自社のボードに載るか、必要な性能が出るかを確かめてから見積もりを依頼すると、不要なミドルウェアを外した構成で金額を比べられます。

複数社を比べるときの注意

組み込みOSの見積もりは、ライセンスの単位が製品によって異なる場合があります。プロジェクト単位か、出荷台数に応じたロイヤリティがあるかを揃えないと、金額を正しく比べられません。

見積もりを並べる際は、初年度の支払額だけでなく、保守を続けた場合の年額と、製品を増やしたときの追加費用もあわせて確認してください。

08

組み込みOS主要製品と費用面での位置づけ

価格を公開していない製品もあるため、金額だけで横並びにはできません。編集部では各製品を製造業適合性スコア(工程管理適合性・品質管理適合性・中堅/中小製造業との相性などを5段階で評価)で採点しています。費用の観点では中小相性が手がかりになります。

  • 価格を公開しているμC3と、無償のTOPPERS/ASPカーネル・FreeRTOSは、いずれも中小相性4
  • 見積もり制のVxWorks・QNX Neutrino RTOS・INTEGRITY RTOS・eMCOS POSIXは、いずれも中小相性2
  • 組み込みOSでは、価格の公開の有無と中小規模への適合度がほぼ一致している

製品

中堅/中小との相性

品質管理適合性

価格の公開

イー・フォース μC3

4

3

公開(プロジェクト800,000円〜・税抜)

TOPPERS/ASPカーネル

4

3

無償(TOPPERSライセンス)

FreeRTOS

4

4

無償(MITライセンス)

ウインドリバー VxWorks

2

5

要問い合わせ

BlackBerry QNX Neutrino RTOS

2

5

要問い合わせ

Green Hills Software INTEGRITY RTOS

2

4

要問い合わせ

イーソル eMCOS POSIX

2

4

要問い合わせ

μC3・TOPPERS/ASPカーネル・FreeRTOSは2026年9月15日時点で各公式サイトを確認。要問い合わせの製品は編集部が確認した情報です。価格は変動するため、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

費用を抑えて始めるならμC3と無償OS

μC3、TOPPERS/ASPカーネル、FreeRTOSは中小相性4で、今回のスコアでは上位です。μC3は国産で価格表を公開しており、無償の2製品はライセンス費用なしで試作から始められます。

社内に組み込みOSの移植経験がある技術者がいれば無償OS、サポート込みで予算を確定させたい場合はμC3、という分け方が費用面では現実的です。

高い信頼性が必要なら見積もり制の製品

VxWorksとQNX Neutrino RTOSは品質管理適合性5、INTEGRITY RTOSとeMCOS POSIXは4です。中小相性は2ですが、品質管理の観点では高く評価しています。高い信頼性が求められる機器を想定した製品です。

製品が劣るという意味ではなく、量産台数や求める信頼性の水準に応じて個別に見積もる価格体系です。

スコアと総額の関係

スコアが高い製品が安いとは限りません。組み込みOSは量産台数や求める信頼性で総額が大きく変わるため、まず自社の製品に必要な信頼性の水準を決めることが、費用を抑える第一歩です。各製品のスコアと評価理由は組み込みソフトウェア(組込みOS・RTOS)のカテゴリページで確認できます。

09

まとめ|組み込みOSの費用の見極め方

組み込みOSの価格は、ライセンス費用のかからない無償OS、価格表を公開している国産OS、見積もり制の海外製OSに分かれます。2026年9月15日時点で、イー・フォースのμC3/Compactはプロジェクトライセンス800,000円(税抜)です。μC3/Standardは1,500,000円(税抜)です。TOPPERS/ASPカーネルとFreeRTOSはライセンス費用なしで商用利用できます。

μC3の年間保守費用は製品定価の20%で、ライセンスと1年保守の初回同時購入に限り15%です。μC3/Compactをプロジェクトライセンスと1年保守で買うと、初年度は920,000円(税抜)になります。ネットワークや暗号化通信のミドルウェアを足すと、総額は本体価格の数倍になります。

費用を左右するのは、CPUとコア数、必要なミドルウェア、プロジェクト数、量産台数、保守を続ける年数です。まず評価版や無償OSで自社のボードに載るかを試し、必要な構成を決めてから見積もりを依頼してください。製品ごとの違いを比べたい場合は組み込みソフトウェアの比較記事を、選定の軸から整理したい場合は組込みOS/RTOSの選び方をご覧ください。

組み込みソフトウェア(組込みOS・RTOS)比較表

ロゴ製品名ベンダー価格モデル特徴
QNX Neutrino RTOS ロゴ
QNX Neutrino RTOSBlackBerry QNX要見積もり高信頼マイクロカーネルの商用RTOS詳細を見る
FreeRTOS ロゴ
FreeRTOSAmazon Web Services (AWS)オンプレミス40超アーキテクチャ対応のオープンソースRTOS詳細を見る
VxWorks ロゴ
VxWorksウインドリバー(Wind River)要見積もり産業・航空で実績豊富な商用RTOS詳細を見る
TOPPERS/ASPカーネル ロゴ
TOPPERS/ASPカーネルNPO法人TOPPERSプロジェクトオンプレミス無償利用できるオープンソースRTOS詳細を見る
μC3(マイクロC3) ロゴ
μC3(マイクロC3)イー・フォース株式会社オンプレミス省メモリに強い国産組込みRTOS詳細を見る
eMCOS POSIX ロゴ
eMCOS POSIXイーソル株式会社要見積もり日本発のメニーコア対応RTOS詳細を見る
INTEGRITY RTOS ロゴ
INTEGRITY RTOSGreen Hills Software要見積もり高安全性領域で選ばれるハードリアルタイムRTOS詳細を見る
Nucleus RTOS(2023年11月に新規販売終了) ロゴ
Nucleus RTOS(2023年11月に新規販売終了)シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア要見積もり長い市場実績を持つ定番組み込みRTOS詳細を見る

よくある質問

Q組み込みOS(RTOS)の価格はいくらですか?
A

製品によって無償から個別見積もりまで分かれます。2026年9月15日時点で公式に価格を公開しているイー・フォースのμC3は、プロジェクトライセンスがμC3/Compactで800,000円、μC3/Standard(シングルコア)で1,500,000円です(いずれも税抜)。TOPPERS/ASPカーネルとFreeRTOSはライセンス費用なしで商用利用できます。VxWorksやQNX Neutrino RTOSなどは、編集部が確認した情報では個別見積もりです。

Q無料で使える組み込みOSはありますか?
A

あります。TOPPERS/ASPカーネルはTOPPERSライセンスで、使用・複製・改変・再配布が無償で認められています。ただし機器に組み込む場合は、利用形態の報告など定められた条件のいずれかを満たす必要があります。FreeRTOSはMITライセンスで、著作権表示とライセンス文を含めれば商用利用できます。どちらも無保証のため、不具合対応や長期保守の体制は自社で用意する必要があります。

Q組み込みOSに量産台数に応じたロイヤリティはかかりますか?
A

製品によって異なります。イー・フォースのμC3は、開発・量産用プロジェクトライセンスであれば生産台数に応じたロイヤリティは不要とされています。ただし適用範囲は同一の製品シリーズやCPUグループなどに限られます。INTEGRITY RTOSは、編集部が確認した情報ではライセンスとロイヤリティの構成で個別見積もりです。量産台数は見積もりの際に必ず伝えてください。

QμC3の研究・開発用ライセンスとプロジェクトライセンスの違いは何ですか?
A

研究・開発用プロジェクトライセンスは、製品が確定していない要素開発や試作向けで、量産に制限があります。価格はプロジェクトライセンスの6割で、μC3/Compactなら480,000円(税抜)です。開発・量産用プロジェクトライセンス(μC3/Compactで800,000円・税抜)は、製品化後の追加ライセンス費用が不要です。研究・開発用から製品化に進む場合はアップグレードでき、その際は保守サービスへの加入が条件です。

QμC3の保守費用はいくらですか?
A

2026年9月15日時点のイー・フォース公式の価格案内では、年間保守費用は製品定価の20%で、μC3/Compactのプロジェクトライセンスなら年160,000円、μC3/Standardなら年300,000円です(いずれも税抜)。各ライセンスには契約日の翌月1日から6か月分の無償保守が含まれます。プロジェクトライセンスと1年保守を初めて同時に購入する場合に限り15%で、μC3/Compactなら120,000円(税抜)です。

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